『ARGYLLE アーガイル』
ARGYLLE(2024年イギリス、アメリカ)
監督:マシュー・ボーン
脚本:ジェイソン・フュークス
出演:ブライス・ダラス・ハワード
サム・ロックウェル
ヘンリー・カヴィル
ブライアン・クランストン
キャサリン・オハラ
ジョン・シナ
サミュエル・L・ジャクソン
■ストーリー■
主人公アーガイルが活躍する冒険スパイ小説の「アーガイル」シリーズを書く作家のエリー・コンウェイは、列車に乗っているときに謎の集団に襲われるが不審な男エイダンに助けられるのだった。エイダンは自分はスパイで、エリーの書いた小説の内容が現実のスパイ組織のことを描いたような内容だったため狙われ始めたというのだった。
エリーは自分が想像するアーガイルの姿とエイダンの姿に被って見えてしまい混乱するのだが、、、。
■感想■
『キック・アス』(2010年)、『キングスマン』(2014年)のマシュー・ボーン監督の製作費2億ドルの超大作スパイ映画。
マシュー・ボーン監督は、スパイ映画『ペイド・バック』(2010年)の製作&脚本も書いています。『ペイド・バック』は、イスラエルのスパイ映画『ザ・デット~ナチスと女暗殺者~』(2007年)のリメイクです。
『ザ・デット~ナチスと女暗殺者~』は1965年戦犯を追い詰め英雄となったスパイを描いた作品で良くある時間軸が行ったり来たりする作品で少し重たい感じの作品でした。リメイク版の『ペイド・バック』はいかにもハリウッド的で観やすくなっていたんですが、どちらかというとオリジナル版の方が好きかも??
エンターテイメント度はリメイク版『ペイド・バック』の方が高いのかもしれないですがテーマがテーマだけに、、。
『ペイド・バック』の脚本、「キングスマン」シリーズと言い、マシュー・ボーン監督はスパイ映画が好きなんでしょうか??
マシュー・ボーン監督とか、クリストファー・ノーラン監督に面白い007映画撮って欲しいです!!
世界征服を企む誇大妄想と戦うMI6のエージェントの活躍を描く007映画が観たい、、。
話しがずれちゃいました、、。今作『ARGYLLE アーガイル』は、大作だけあって、すごく観やすくて面白いです!!
でも、さすがにランニングタイム139分は長いのかも??
見せ場、見せ場の連続で面白いから139分でも150分でも良いんですけど、、。
なぜかスパイの争いに巻き込まれる小説家エリーが、スパイ戦には場違いでもコメディだからしょうがないか??って思って観ていると、中盤からすごーーく面白くなります!!
作家がスパイ戦に巻き込まれて生き残れるはずがないッ!!
でも、巻き込まれたのではなく、ヒロインのエリーはスパイたちの争いの重要な人物でした、、。
二転三転するちょっとだけ複雑なストーリーも良い感じです。
こんな展開になるなんて、全然想像もつかなかったです、、。想像つくワケないですよねーー。
今作は、2025年の【サターン賞】のアクション・冒険映画作品賞にもノミネートされています!!
でも、同じく2025年の【ラジー賞】のワースト女優賞(ブライス・ダラス・ハワード)、ワースト助演女優賞(アリアナ・デボーズ)にノミネートされちゃいました、。
まぁ、【ラジー賞】も、メジャー作品で、それなりに面白い作品しか受賞できないですからね、、。
ところで、今作「アーガイル」シリーズの映画は当初3部作で考えていたらしいですけどアメリカでは全然ヒットしなかったので、、今作1作で終了でシリーズ化はないみたいですね。。
そんなに悪い作品とは思わないんですが、、。
自分的にはすごく楽しめたんですが、。
マシュー・ボーン監督のスパイ映画がもっともっと観たくなりました、。
マシュー・ボーンに007映画、監督して欲しい度 ★★★★★
二転三転しすぎかも度 ★★★
心臓の横の空間狙うの厳しい度 ★★★★★
マシュー・ボーン監督の『キングスマン』
マジメなスパイ映画。うそはつかないように、。
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