『キャリー』
CARRIE(2013年アメリカ)
監督 キンバリー・ピアース
脚本 ロベルト・アギーレ=サカサ
原作 スティーヴン・キング
出演 クロエ・グレース・モレッツ
ジュリアン・ムーア
ジュディ・グリア
ポーシャ・ダブルデイ
ガブリエラ・ワイルド
アンセイ・エルゴート
■ストーリー■
狂信的で変わり者と評判の母親のもとで育てられた高校生キャリーは、暗く地味で友達も出来ず孤独に生活を送っていた。ある日、生理がきてショックを受けているキャリーに、イジメっ子のクリスたちが生理用品を投げつけるのだった。キャリーは生理のコトを知らなかったのだった。
あまりのヒドイいじめに学校は、イジメの調査を始めるのだった。クリスたちは、面白がって、キャリーの動画をネット上にアップするのだった。
■感想■
スティーヴン・キング原作「キャリー」(新潮文庫)の映画化。
ブライアン・デ・パルマ監督が、シシー・スパイセク主演で1976年に傑作青春ホラーとして映画化しています!
2002年にTVムービーとして製作されていますので、3度目の映像化ということになりますね!TVムービー版は未見なので、何とも言えないですが、一言で言えば、
「なんでリメイクしちゃったんでしょうねぇ」
っていう感じのリメイクでした!
ブライアン・デ・パルマ監督の大傑作をリメイクするなんて、無謀すぎ!!自分が監督だったら、オファーが来ても、絶対に断わっちゃいますね。引き受けたら作品が完成しなくても大金が転がりこむなら、受けるかもしれないですけど。
それにしても、こんなリメイク受けちゃダメでしょ!!
1976年版よりも、面白く作れるワケが無い。
もし、オファー引き受けちゃうんだったら、もう、1976年の映画版も、原作も無視して、ハチャメチャな感じで、超能力者たちが大激突するSFアクションホラーにでもするならまだしも、1976年版をキレイになぞるようにリメイクして、どうするの??
あと、今作の主演が、クロエ・グレース・モレッツって、なぜ??映画ファン100人いたら、95人くらいの人は思うはず!
「クロエ・グレース・モレッツじゃ、かわいすぎ!!」
かわいくて、悲壮感もすごく少な目!!
1976年版で、パイパー・ローリーが演じたキャリーのお母さん役を、リメイク版の今作では、ジュリアン・ムーアが演じていますが、ジュリアン・ムーアの迫力ある雰囲気だけは良かったですが、あとは、もうすべてオリジナル版にかなわないです。
VFX、CGとか、そういうシーンだけは、さすがに2010年代の作品ということで、スゴイとは思いますが、そういうシーンもドラマがあって活きてくるもんですからね。
でも、1976年版をリメイクしたのが、功を奏したのか、1976年版を観ていない映画ファンには、それなりに楽しめる作品になっているかも??ブライアン・デ・パルマ監督のバージョンを観ていない人には。けっこうオススメな感じです!本当は、ブライアン・デ・パルマ監督の1976年の作品を観て欲しいですけどね~。 60点
キャリー(2013)+キャリー(1976)ブルーレイパック(2枚組)〔初回生産限定〕 [Blu-ray] | |
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン | |
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン |
今作を観る前にやはり、ブライアン・デ・パルマ監督版を!!
キャリー [DVD] | |
シシー・スペイセク,パイパー・ローリー,ジョン・トラボルタ | |
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン |
キャリー [Blu-ray] | |
シシー・スペイセク,パイパー・ローリー,エイミー・アーヴィング,ウィリアム・カット,ジョン・トラボルタ | |
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン |