『女神は二度微笑む』
KAHAANI(2012年インド)
監督 スジョイ・ゴーシュ
脚本 スジョイ・ゴーシュ
スレシュ・ネアー
ニキール・ヴィアス
原案 スジョイ・ゴーシェ
アドヴェイタ・カラ
ダイアローグ リテッシュ・シャー
出演 ヴィディヤ・バーラン
ポロムブロト・チョットバッダエ(パラムブラト・チャテルジー)
ナワーズッディーン・シッディーキー
■ストーリー■
ある日、インドのコルカタに、身重の女性ヴィディヤが、仕事でコルカタにやってきたものの突然連絡のとれなくなった夫アルナブを探しにやってくる。ヴィディヤは、遠くロンドンからやって来たのだった。地元の警官ラナは、ヴィディヤに協力しながらアルナブを探すのだが、手がかりは一向に見つかる気配がなかった…。
ネタバレあり。
今作は何も情報なしに観た方が面白く観れるので、観てから読んでください!
■感想■
美しい妊婦が、連絡の取れなくなった出張中の夫を探すヒロインを描くサスペンス調のドラマ。
「歌も踊りもないインド映画で、サスペンス的な女性映画なんだよねぇ」と、思って軽い気持ちで観ました。
映画の冒頭、何かの実験室で毒ガスを作る男が映し出されます。
「エーッ、何??何??」
そして次のシーンでは、テロが行われます!!
完全なサスペンス映画でした!女性映画だと思って観出したので、あまりのギャップに驚いちゃいました。
今作も予告も観ず、事前情報なしで観たので、超驚きのストーリー!!
行方不明の夫を探す映画で、驚きのオチだろうから、多分『ハネムーンクライシス新妻蒸発』(VHS題:『他人の向こう側私の家に見知らぬもう1人の妻がいる』)(1975年)的なストーリーを想像していたので、驚き度も大きかったです!!
ストーリーを少し知ってる人も驚くような作品なのに、自分はもっと驚いちゃいました!!
ヒロインを助ける警官ラナの上司のカーンを演じていたナワーズッディーン・シッディーキーの顔が怖すぎ!!
怖い!怖い!
街で見かけたら、目が合わないように気をつけちゃいますよ!!
ランニングタイム123分が、あっという間に過ぎていきます!
序盤から中盤にかけて、少しダラダラ系なところも本の少しありますが、それも観ている人をだますためにやっているとしか思えない!!
「面白すぎ!!」
ヒロインが探している夫が、テロリストとそっくりというので、中盤からクライマックスにかけて多くの映画ファンは、ヒロインの夫が犯人なんだと思ったはず。
自分も、そう思いました。
でも、ヒロインは妊娠しているから、夫が冒頭の事件の犯人だとしたらインドとロンドンを行ったり来たりしているんですよね~。
ちなみに冒頭の事件は2年前という設定です!!
でも、回想シーンとかで観る限り、そんな風にも見えないし、多分犯人と本当に瓜二つで別人なんていうオチなんだろうなぁ。とも思ったりして。
ところで今作はインドの映画賞【インドフィルムフェア賞】で、最優秀監督賞、主演女優賞他5部門受賞しました。ハリウッドにもリメイク化権が売れたようです。
とにかく、想像もしていなかった展開に、してやられた感が大きくて、ついつい笑っちゃいました!! 90点
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