『ドント・ストップ』
THE SHIFT(2021年ベルギー、イタリア)
監督:アレッサンドロ・トンダ
脚本:アレッサンドロ・トンダ
ダヴィデ・オルニーシ
フェデリコ・スペリンデイ
出演:クロチルド・エム
アダモ・ディオニージ
ヤン・ハムネカー
ジャメル・バレク
■ストーリー■
ベルギーの高校で少年アブデルとエデン2人組による無差別テロが起き、銃を乱射したあと犯人は自爆する事件が発生する。
夜勤明けの救急車ピ・ブル1のチーム、イザベルとアダモは現場へ駆けつける。現場で重症の少年を救急車に乗せ応急処置を病院の緊急センターに向かうが、少年の身体に爆弾が巻き付けられており、犯人の1人だと判明するのだった。しかし、少年が目覚め、救急車を乗っ取りベルケムへ向かわせるのだった。
一方、警察の対策班は少年たちを誘導したユーセフを追っていた。2人組の実行犯を特定した警察は、ユーセフがエデンがメンバーのサッカーチームを教えていたことに気づきユーセフの元へ特殊部隊を送るのだった、、。
■感想■
テロ現場で救出した青年が犯人の一味だったらというイタリア、ベルギーのスリラー映画。
言語がフランス語で、ロケーションもベルギーなので、なんかベルギー映画を観たような印象に、、。
本編、実質79分と短めの作品で、サッサカ進んでいくのですごーく観やすいですが、途中で主犯の犯人が射殺され、その後はちょっとひっぱりすぎで、あまりのあっけないオチに、、、。
ランニングタイムがこの長さなら90分枠の映画枠でもほとんどノーカットで観れちゃう!!
こういう作品を地上波で放送して映画ファンが増えると良いのに、、。
短い作品なのに、加害者の家族が延々と描かれていたり、エンターテイメント系の作品として観ると、少しシリアスすぎで現実的な描写の連続に暗い気持ちに、、。
犯人もあっという間に特殊部隊に殺されちゃうし、、。
最初の高校の事件以降は、救急車の中でドラマが展開して、現実はこんなものなんだろうなぁーと、、。
真面目にしっかり作られた作品なんで、少し記事が書きにくい、、。
記事書くのに苦労してるのは、毎回ですけど、、。
ヒロインのイザベルとアダモですが、トンネル事故の現場で救急車から降りれたんだから。あそこはアダモのいう通り逃げた方が良かったような気もしちゃいますねー。
ここで逃げたら、爆破が起きて犠牲者が出てしまうというヒロインの考えも正しい気もするんですが、、。
少なくとも、アダモにとっては、あの場で警察に通報して逃げた方が良かったですね。
サスペンス映画度 ★★★
マジメ度 ★★★★
現実的(リアル)度 ★★★★★
エンタメイタリア映画度 ★
短い度 ★★★
しっかり作られた作品なんで、サスペンス映画ファンは観ておいた方が良いかもです。
少なくとも、メジャーな大作よりも、低予算でも面白い作品が好きみたいな、こじんまりした作品が好きな映画ファンには必見!!