秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
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芭蕉も巡った出羽三山

2016-07-18 | 旅・北海道&東北


羽黒山の出羽三山神社です。
今回のトレッキングツアーの最終日の鳥海山麓あがりこ大王から書き始め、やっと初日に。





大きな鳥居をバス車中から撮影。
ゆったりツアーだったので、羽黒山のあの2400を超える階段参道は通らず、上の駐車場までバスで上がりました。




駐車場にはこんな大きな除雪車が置いてありました。
雪が深い出羽三山のうちこの羽黒山だけが冬でも上がれるので、雪で閉ざされる月山と湯殿山の神様がここで一緒に祀られています。



杉参道を少し行くと、開山した蜂子皇子のお墓がありました。
聖徳太子のいとこ、えらい遠いとこまで逃げて来られたもんです。



菊御紋見られる東北地方唯一の皇族墓所ですって。








この本殿左側に







下から階段参道で登ってくるとこの鳥居をくぐります。



少しだけ階段を体験して



足を滑らせ事故に繋がらないよう自撮りして



ご利益ありそな絵馬奉納祈願して、集合時間に何とか間に合った。

芭蕉は奥の細道序文で、「松島の月先心にかゝりて」と書いてますがあっさり通り過ぎてます。

この出羽三山には6/5(新暦なら7/19)から10日まで滞在し、羽黒山、月山、湯殿山とお山めぐりで多くの句を残しています。


涼風や ほの三日月の羽黒山

元禄2年(1689)から、「月日は百代の過客にして」 やっぱりこの時代も三日月の季節に参拝できました。

夕方参拝終えて宿は、温海温泉のたちばなや。





ここの露天風呂で三日月と燦然と輝く星々を眺めることができました。




奥の細道より
「 五日、いよいよ三山参りのスタート。断食してシメを掛け、まず精進潔斎。羽黒権現に詣でる。「五日、権現に詣づ。当山開闢能除大師は、いづれの代の人といふことを知らず。延喜式に「羽州里山の神社」とあり、書写、「黒」の宇を「里山」となせるにや、羽州里山を中略して羽黒山といふにや。出羽といへるは、「鳥の毛羽をこの国の貢に献」と、風土記にはべるとやらん。月山・湯殿を合はせて三山とす。当時、歩江東叡に属して、天約止観の月明らかに、円頓融通の法の灯がかげそひて、僧坊棟を並べ、修験行法を励まし、霊山霊他の験効、人貴びかつ恐る。繁栄長にして、めでたき御山と謂つつべし。」



>出羽といへるは、「鳥の毛羽をこの国の貢に献」と、風土記にはべるとやらん

この部分に興味持ちました。
山形と秋田の境界にある鳥海山も鳥見山からきてるらしいし、鳥と関係しますね。