ブロック塀から白い花がチラッと見えました。
昔、ギズモと出逢ったのはこの塀の前だった。
その低い塀内覗き込んで写真撮った。
ハナノナアプリで確かめる
これがハマユウかぁ。
念のためGoogleレンズでは
家に帰って確かめた。
ハマユウ
- 名の由来は、花が木綿(ゆう)のように白く垂れることからきている。
木綿(ゆう)というのは、神事のとき榊につけ垂れ下げたもののことである。
別名を浜万年青(ハマオモト)という。
これは、葉が厚く万年青(オモト)に似ているところからきている。
宮崎県の県花に指定されている。 俳句の季語は夏である。
万葉集にもでてきます。
柿本人麿の歌
み熊野の浦の浜木綿百重なす
心はおもへど直に逢はぬかも
海岸沿いの砂地に生息し日本原産。
人麿は熊野へ行ったことあったんですね。
Googleレンズで出てきたインドハマユウは
インド原産のハマユウはユリのようにみえます。
日本のハマユウは繊細な花びらで
ずいぶん趣き異なります。
まさに神道の白いひらひらたれる布のよう。
ゆふは、コウゾなどの樹皮を細く裂いてつくり、古代から神事に用いられました。
女優浜木綿子さん、香川照之さんのお母さんですが
子供の頃に「はまもめんこ」と読んでました(^^)
人麿については、故梅原猛さんの「水底の歌」だったかな、人麿は罪を得て水死させられたという説で、和歌の由来も含めて、ユニークな論を展開されてました。昔は愛読してたのですが、母の没後は弟一家に家をだんだん整理するよう言われて、大きな本棚も多数の書物も整理処分されてしまいました。その時、「水底の歌」も処分しましたので、今は中身はうろ覚えです。世間では断捨離が勧められてますが、寂しいものです。
柿本人麻呂は、古代史のミステリー追いかけてると、いろんな地で人麻呂歌碑に出くわします。
人麻呂は古代史の秘密知ってた不思議な存在だと思ってました。
『水底の歌』は読んだことないのです。
政治犯として石見の国に流刑になり水死したのではないか、という梅原仮説ですよね。
有名なので断片的に知ってましたが、今改めてWikipediaみると、
「柿本人麿は柿本猨(さる、別名:猿丸大夫)と同一人物であり、地位も春宮大夫で天皇の側近くにある立場であった説」
猿丸太夫、知りませんでした。
出雲に熊野大社ありますよね。
その神社ある熊野が石見の国に含まれるのかしら?
「み熊野の浦の浜木綿百重なす…」
この歌に出てくる熊野は、紀国かなと勝手に想像してました。
石見国と紀の国では、白いハマユウのもつイメージがずいぶん違ってきますね。
人麿の有名な「石見のや 高角山の木の間より 我が振る袖を 妹見つらむか」という、赴任先の石見の国(現在の島根県の西半分)から大和へ戻る際に石見の現地妻を思って詠んだ長歌の反歌(長歌は省略します)という解釈も、実は罪を得て石見の国に流されて、罪を得て生きて帰れない人麿の辞世の歌だと思ってました。
島根県の熊野大社も古式ゆかしい神社ですし、ここの浜木綿の花との関連があれば面白いですが、島根県の方は海岸近くではないのでは…調べてなくてわからなくてすみません。紀伊國のほうが情緒ありますが。
今はタブレットとかで拡大して見れる時代となり、老眼鏡かけて本読むのが苦痛になりました。
以前から、猿丸は気になってまして、
蝉丸と一緒に記事にしました。
https://blog.goo.ne.jp/goo3820/e/59c8ff588d8df08e161b761482c72fe1
蝉も猿も、名前を出せないで貶めるように命名。
けれど見た人の心に残り調べたくなる、これが狙いでしょうか。
歌に「み熊野」とあるからには、すでに神社が創建されてなければならないでしょうね。とすれば、素人考えでは「み熊野」は紀州の公算が強いかな。
人麻呂が石見国で死んだというのが虚構だとするのならば、なぜ人麻呂が石見国に結び付けられたのか(または人麻呂自身がなぜ石見国について取り上げたのか)、その理由について説得力のある説明は未だない。
謎は謎として、平城京遷都までには無くなってる可能性に一票!
和歌山の熊野を旅してこのブログで記録残す際に、よく参考にさせてもらうサイトが、「み熊野ねっと」
なんで「み」が付いてるのか。
「み」にはその土地に対する畏敬や憧憬の念が込められ「み」は神のものを表わす接頭語。
「み」が冠された地名は古代では「み熊野」「み吉野」「み越路」。
うちの亡くなった母も、よく冗談で浜木綿子さんを「はまもめんこ」と言ってました。
この後の記事の「理」さんのお料理、すごくおいしそうで、食べに行きたいです!
不思議だな何でかなと思う心を大事に育みますわ。
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さて、十割蕎麦「理」さんは、京阪守口市駅から徒歩数分。
線路沿いで電車の中から次の土居駅までの間に見えます。
県をまたいでの移動解除になりましたからぜひご一緒しましょう。
月曜は定休日です。
疫病退散で、密にならぬよう工夫してやってほしかったですね。
蕎麦は、大阪へ来られるついでで、いつでもどうぞ。
お昼の日替わり蕎麦ランチは千円でお手頃ですよ。