図案1
夢眠ねむ (PVについて)どうしても見て欲しいポイントがあるんですけど、「バリ3共和国」でも、えいたそがさー"僕らの太陽!”って言うとこがあるじゃん。
成瀬瑛美 そうだねー、あれねぇ
夢眠 あそこ、逆光になるんですよ、一瞬
相沢梨紗 ハイ
夢眠 で実はね、「でんぱーりーナイト」でもえいたそのパートは・・・・逆光でした!
成瀬 はあぁぁ
夢眠 逆光に次ぐ
相沢 逆光!
成瀬 同じCDに収録されるヤツでどっちも。しかも監督さん同士も別の監督さんだから
夢眠 別の監督だねー
成瀬 だから話を示し合わせた訳ではないよ。だけど偶然にも同じでちょっと笑ってしまった
相沢 これ今後ヤバいね
夢眠 やっぱ逆光キャラだね、もはや。眩し過ぎて見えないみたいな
成瀬 正面からあててよ
夢眠 私がやってるUSTREAMの番組でも最近「えいたそさんが眩し過ぎて薄目で見ています」ってお便りが結構来ています
成瀬 あわわわわ
相沢 えいちゃん輝き過ぎちゃってるじゃん
成瀬 私もファンなのでその番組良く観ているんだけど
夢眠 でしょー。私「オレンジリウム」の時も「眩しい光 逆光の何処かに」と歌った時にえいたその顔がふとよぎるね
成瀬 うそぉ
夢眠 逆光の何処かにえいたそさんの残像を探してるよ、私は
成瀬 ホントかいな
(FM Fuji ビビッとでんぱジャックより)
図案2
全5章に亘って研究した『えいたそ文化論』は「成瀬瑛美(えいたそ)は天照(アマテラス)である。」という明解な結論を導き出した。しかし、理論とは時と共に論破され覆され刷新されるべきである。進化論然り、資本論然り、相対性理論然り、STAP細胞論文然り。そのうえ研究対象は「おれは季節を超えるスピード感を持ちたい」と語った昭和の前衛サックス奏者・阿部薫を超えるスピードで音楽シーンを突き進むでんぱ組.incの「太陽」「マキシマム」「イエロー」のえいたそ☆成瀬瑛美さんである。変幻の目紛しさは、得意とする電波ソング宛(さなが)らの支離滅裂さ。『えいたそ文化論』最終章を書き上げた時点で、既にイツカ、ハルカカナタを歩んでいたに違いない。
⇒【えいたそ文化論】最終章『えいたそ☆成瀬瑛美とは?』
そこで、えいその進化のスピードに追いつく為に、新たな研究テーマを『えいたそ進化論』と名付けて考察を続けることにした。英語にすればEitaso Evolution Theory(E.E.T.)である。先日『えいたそ進化論・試論』と題した一文を上程したが、実は当初は『でんぱ組現代用語解析』として、NYハードコア・ジャズ・トリオが提示した「マキシマリズム(最大主義)」を現代社会学的見地から分析する予定だったが、筆者が婚姻関係・血縁関係のない異性の中で、最も深く心を寄せる成瀬さんのマキシマム性(デッカさ)に心惑わされ、えいたそ学に帰結することになった。早くも序章で、えいたその辞書に新たに「千手観音」及び「ドラムを叩く渡り鳥」という属性が追記されたことが明らかになった。
⇒【えいたそ進化論】試論~でんぱ組.incに学ぶ『マキシマリズム(最大主義)』<現代キーワード解説>
論が進むにつれ更に数多くの概念・思想をアナライズする必要が生じるだろう。従って『進化論』は、『文化論』に比べ社会学・哲学・心理学的な専門用語が多用されることとなるだろうが、いちいち用語解説をする手間は省くこととする。インターネット時代はググれば何でも判るハズと言われているし、実在の政治家や官僚・財界・知識人などが世間一般に理解できない虚言を弄して主義主張(無理難題)を通そうとする風潮への皮肉を籠めたオマージュと考えていただいても構わない。
ではさっそく今回のテーマ『逆光』について分析を進めることとしよう。ジャケット写真を題材に、シチュエーション別に分類することが必要である。作品内容はさほど重要ではないので、amazon等の商品コメントのコピペで代用することとする(斜体)。
【野外で逆光】
●Thee Michelle Gun Elephant『太陽をつかんでしまった』
ユニバーサル移籍への第1弾シングル。前作から1年9か月ぶりのリリースとなるだけに、その気合の入りようがうかがえる。タイトル曲<1>はなんと8分26秒の大作。続く<2>は彼らが得意とする軽快なシャッフルナンバー、<3>にはファンにはおなじみのライヴナンバー、とマキシにしては豪華な内容となっている。どこへ行こうがスタイルを変えることなくストレートなロックを発信し続ける彼らの生き様を確認できる作品である。
何と『えいたそ文化論』その壱・太陽にも登場したロケンローバンドが再び登場。しかも同じ楽曲である。太陽を歌う為には、実際の太陽を背にして麦畑に立つ必要があったのだろう。ご丁寧にも限定盤の夕方バージョンに加えて、通常盤の昼バージョンもある。チバユウスケとえいたその間にいったい何があるのだろう?
【ステージで逆光】
●クイーン『ライヴ・キラーズ』
1979年1~3月に行なわれたヨーロッパ・コンサートの模様を収録した、初ライヴ・アルバム。「バイシクル・レース」「ボヘミアン・ラプソディ」などほとんどのヒットを収録。彼らの自信と誇りが伝わってくる会心の出来栄えだ。
11月24日が命日の伝説のシンガー、フレディ・マーキュリーを擁した英国の誇りクイーンは、大物ロックバンドに相応しく華やかなステージ照明で逆光ジャケ。逆光写真だけでライヴの興奮が甦る。また、フレディ没後にリリースされた『メイド・イン・ヘヴン(意訳:天国は冥土)』は、生前のフレディの逆光写真をフィーチャー。伝説に逆光は欠かせない。
【スタジオで逆光】
●ザ・ローリング・ストーンズ『ホット・ロックス1964-1971』
アメリカ編集の2枚組ベスト・アルバム。1970年設立のローリング・ストーンズ・レコード所有音源から「ブラウン・シュガー」と「ワイルド・ホース」の2曲が特別に収録された。チャートに4年以上も留まるロング・セラーとなった。(1972年1月発表・全米4位)
英国を代表するもうひとつのロックバンド、ローリング・ストーンズはスタジオ撮影による逆光横顔ポートレートを波紋状に重ねることで、バンドの栄光の歴史を象徴させた。伝統と共に、過ぎ去った年月へのノスタルジアを描き出した。逆光は人の記憶を刺激する。
【夜に逆光】
●ひめキュンフルーツ缶『アンダンテ』(初回限定盤)(DVD付)
愛媛発のご当地アイドル・ユニット、“ひめキュンフルーツ缶”の全国デビュー・シングル。タイトル曲「アンダンテ」は、“ひめキュン”らしいロック色の強いダンサブルな楽曲。
果物の産地出身のロコドル、ひめキュンが全国デビューにあたって逆光ジャケを使ったのは、全国的に知られていないことを逆手に取って、ミステリアスなイメージを武器にし、果物(フルーツ)に付随するほのぼの感を払拭し、大胆不敵なロックサウンドをアピールする為に違いない。作戦が功を奏し『電撃プリンセス』のロッキンアイドルとして人気上昇中。「逆光=ロック」の図式はチバユウスケも採用済み。
【馬で逆光】
●ベイブ・ルース『アーマー・キャバレロ』
ヘヴィなブルースを基盤とした、プログレッシヴ・ロック・バンド、ベーブ・ルースのハーヴェスト名盤3タイトルをリリース! プログレからハード・ロックへと音楽の変換を体験できる3タイトル! 紅一点の女傑ヴォーカリスト、ジェニー・ハーンの魂の叫び! (1974年作品)
70年代B級プログレ/ハードロックにありがちなのが「動物ジャケ」。恐らく本人の写真じゃアピールできない為に、物言わぬアニマルの愛くるしい表情で騙そうとしたのだろう。しかし、肝心なお馬さんの顔が判らない逆光ジャケの真意は図り難い。英国なのに、アメリカの野球の神さまをバンド名にする程の変わり者(気狂い)なので、凡人には理解不能かも。でも何となく寂しそうで、気になることは確か。
【芝生で逆光】
●NORTHERN BRIGHT『MY RISING SUN e.p.』
すごく器の大きさを感じさせるバンドだ。メロディの持つ拡がり,言葉ひとつひとつの染み渡り方。サウンドが奏でる大らかなビジョン。ブリティッシュ系の匂いを感じさせながらも我が道をゆく音楽。涙が出そうにじんとくる④のたたずまいなど感動もの。
1997年結成、2000年にオアシス日本公演のサポートを務めた3人組ギターロックバンド。バンド名の由来は恐らくNorther Light(北極光)。ブリットポップに憧れ、思春期丸出しなので、芝生はサッカーへの、逆光は次に紹介する英国ポップの伝統へのオマージュだと思われる。DVDも逆光ジャケの日本を代表する逆光ヲタ。
【林で逆光】
●フィラモア・リンカーン『ノースウィンド・ブリュー・サウス』
メリー・ホプキンのトップ10ヒット「夢みる港」の作者として知られる英国のシンガー・ソング・ライター、フィラモア・リンカーンのアメリカのみリリースされた作品。同じ英国のドノヴァンあたりを思わせるサイケ・ポップで、やはり目玉は「夢みる港」のセルフ・カヴァー。軽いボッサ・ビートにささやくようなヴォーカルが最高のサイケ・ポップの名曲です。ほかにもハープが夢心地の「プレインズ・オブ・ディライト」、パーカッションがグルーヴィーな「ユーア・ザ・ワン」など全体を包み込む英国の深い森のような神秘的でカラフルなムードが素晴らしい名盤です!
ですます調のコメントで判るように、素性不明の幻の英国産良質ポップス。ドノヴァンを「思わせる」のではなく「真似っこ」であろう。英語ではAlso Runs(後追い)。ソングライターとして才能あることは確かだが、才能だけでは売れないのが芸能界。生まれ育った英国で発売されず、本人はさぞや落胆したことだろう。逆光ジャケの黒い影にはそんな悲哀が籠められている気がする。逆光=哀愁。
【水辺で逆光】
●エコー&ザ・バニーメン『ヘヴン・アップ・ヒア』
結成35周年(2013年時)を記念した、エコー&ザ・バニーメンの紙ジャケット&SHM-CDコレクション。本作は、1981年発表のセカンド・アルバム。気高いヴォーカル、シンプルなリズム・セクション、陰影に富んだメロディの絶妙な融合によりネオ・サイケデリアの境地に達したクールで繊細な問題作。
逆光ジャケというよりシルエット・ジャケと呼ぶべきかもしれない。しかし、80年代ネオサイケはダークで耽美的イメージを表す為に、影の多いジャケが多かった。結構ルックスのいいバンドだが、敢て影にする戦略は、逆に女子の心を惹き付けたのかもしれない。前髪が長いのも特徴で、床屋で「前髪は余り切らないで」と言ったのに短くされてガッカリした経験がある者は多いに違いない。ベスト盤も恐らく同じ日の水辺フォトセッション。
【真夏に逆光】
●ラヴ・タンバリンズ「アライヴ」
Love Tambourines唯一のフルアルバム。「Cherish Our Love」「Call Me Call Me」などのシングル曲はアルバム向けにアレンジ。メロウ~アッパーなナンバーまでELLIEの歌声が光る1枚。
小山田圭吾のトラットリアと並ぶ渋谷系の代表レーベルCrue-Lレコード所属。ヴォーカルのELLIEはカヒミ・カリィと共に「渋谷系の歌姫」と呼ばれた。フレンチロリータの小悪魔的なカヒミに比べ、ELLIEはダイナマイトボディのソウル系ディーヴァ。健康的なエロスで、草食系レコ好き少年をR&Bクラブやビーチパーティへと誘(いざな)った。唯一のアルバムは真夏の太陽にむちむちボディが透けるエロジャケ。逆光=エロ。
【真夜中に逆光】
●浅川マキ『黒い空間~大晦日公演 文芸坐ル・ピリエ1992』
92年大晦日の文芸座ル・ピリエでのライヴ録音に94年のスタジオ新録を加えた1枚。3,6などのジャズのスタンダード,シャンソンの8など,彼女自身の翻案詞の楽曲がオリジナル以上にリアル。ジャズのサウンドを装飾でなく身にまとえる希有の存在だ。
都会の闇に生きるアングラ女子の権化・浅川マキのジャケは殆どすべてモノクロ調で、光度が低いものばかり。本人のポートレイトも顔の大部分が影だったりする。影に居れば逆光になることは有り得ないと思ってしまうが、深夜の都会は実は光に溢れている。街灯、ネオン看板、タクシーのヘッドライトなどに照らされて逆光の女の影は、そのまま光と闇に溶けて行きそうだ。逆光=闇。シングル盤では逆光の中にほんのり光る。
それぞれの逆光ジャケに籠められた意味や理由は多種多様。ではえいたその逆光がいずれに当たるのか、と考えて見ると、実は当てはまる物がない。えいたそ逆光にはふたつの重要なポイントがある。
ポイント1. 背景が宇宙。つまり【宇宙で逆光】シチュエーションは上記逆光ジャケにはない
ポイント2. こちらの方が重要。逆光だと当然被写体(本人または馬)は表情が判らないくらい暗くなる筈。しかしえいたその場合は、図案2のように本人は普通に見える。図案1でも薄暗い程度で表情は判別可能。えいたそはでんぱ組の太陽なので、自ら光を発して、逆光に負けずに輝いている訳だ。
上記のポイントを参考に、当てはまるジャケを探すと、何と!ここでもかつて我々が辿り着いた、えいたそ☆成瀬瑛美さんと切っても切れぬ関係にある伝説的音楽家が登場することになった。その名は....
ヽ(*´∀`*)ノ
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サン・ラ SUN RA
【宇宙で逆光】
●サン・ラ『サン・ラの太陽中心世界』
ジャズ作曲家、バンドリーダー、ピアノ、シンセサイザー奏者、詩人、思想家であり、独自の「宇宙哲学」と作曲、パフォーマンスで知られるピアニストのサン・ラがアーケストラを率いて前衛ジャズレーベルESPに吹き込んだ代表作。1965年リリース。このジャケットは英国盤オリジナル。
何と何と!『えいたそ文化論』はもちろん、その後の考察でも何度もえいたその血の繋がらない祖父として登場した木星生まれの太陽神=サン・ラ SUN RAのジャケが、イラストながらまさに「宇宙に立ち」「太陽(発光体)をバックに自らの姿がハッキリ見える」状態。色もえいたそカラーのイエローで同じ。その他のジャケでも逆光でも姿が見えて宇宙が背景。となると、新たに「サン・ラ&えいたそ同一人物説」を唱えるべきかもしれない。
逆光は
色んな意味が
あるんだね
▼この2枚の写真が真実の証明である