
JazzTokyo No. 249が更新された。カバーストーリーはキャノンボール・アダレイ。他にジャズ史を著した2冊の本、R.I.P. ペリー・ロビンソン、My Pick2018。剛田武は以下の記事を寄稿した。
●Naoki Kasugai(春日井直樹)/ DADA1981

⇒このディスク2018(国内編)#01 『Naoki Kasugai(春日井直樹)/ DADA1981』
地下音楽の澱みの中から蘇る創造性の宝石
地下音楽の澱みの奥底で人知れず熟成された創造物が、40年近い時を経て初めて世の中に芽を出した奇跡と言って間違いない。
Naoki Kasugai(春日井直樹) – DADA1981 Commercial Video
●Fuji Yuki – Michel Henritzi – Harutaka Mochizuki / Shiroi Kao(白い顔)

⇒このディスク2018(海外編)#01 『Fuji Yuki – Michel Henritzi – Harutaka Mochizuki / Shiroi Kao(白い顔)』
地下音楽のネオジャポニズム
装丁も含め和テイストが溢れる作風は、現代版ジャポニズムであり、現代日本地下音楽のエキスをヨーロッパ視点で捉えたものである。
●ヒカシュー × ・・・・・・・・・ 2マンライブ『ヒカ・』

⇒このパフォーマンス2018(国内編)#02 ヒカシュー × ・・・・・・・・・ 2マンライブ『ヒカ・』
異形のロックバンドと異形の地下アイドルの異形のコラボレーション
「行き過ぎることを恐れない」という地下音楽のテーゼを今一番継承しているのは地下アイドルに違いない。
ヒカシュー × ・・・・・・・・・『ヒカ・ふしぎなセッション』20180525 at Otsuka Hearts+
●CPユニット @ メールス・フェスティバル2018

⇒このパフォーマンス2018(海外編)#02 CPユニット @ メールス・フェスティバル2018
リアルともバーチャルとも異なる同時代的ライヴ・エクスペリアンス
濃いコーヒーで眠気と闘いながらパソコンの画面で眺めた異物感たっぷりのパフォーマンスは、間違いなく今この瞬間の生のライヴ体験だった。
●Josh Sinton’s Predicate Trio / making bones

⇒CD/DVD Disks #1577 『Josh Sinton’s Predicate Trio / making bones』
知的好奇心を掻き立てる創造性トリオのデビュー作。
即興ジャズの熱気とも、クラシックの厳格さとも異なる、知的な遊び心に満ちた実験精神は、室内楽的ハードコアジャズとでも呼べばいいだろうか。
●Larry Ochs- Gerald Cleaver / Songs of the Wild Cave

⇒CD/DVD Disks #1576 『Larry Ochs- Gerald Cleaver / Songs of the Wild Cave』
<即興>対<沈黙>のフィールド・レコーディング。
サックスとパーカッションで太古の洞窟で演奏する試みは、命をかけた馬鹿げた挑戦などではないが、このレコーディング作品のキーワードが<生命>にあることは確かである。
●フローリアン・ヴァルター/直江実樹/橋本孝之/川島誠@東北沢OTOOTO

⇒Concerts/Live Shows #1050 フローリアン・ヴァルター/直江実樹/橋本孝之/川島誠@東北沢OTOOTO
様々な音楽要素を吸収するドイツ即興サックス奏者の2度目の来日公演
大阪を含めた全四回の公演は、何よりヴァルター本人がリラックス出来て、様々なアーティストと共演を楽しめて実りの多いものだった。
年忘れ
音楽忘れず
レコ買いに
CP Unit - at Record Shop - Red Hook, Brooklyn - November 7 2018