A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

【本邦初インタビュー】THE HARDY ROCKS~灰野敬二とメンバー(川口雅巳、なるけしんご、片野利彦)に聞くリアルロックバンドの行き方

2020年11月24日 17時00分00秒 | 灰野敬二さんのこと


THE HARDY ROCKSインタビュー

THE HARDY ROCKSは2016年4月28日高円寺HIGHでの「SEE HARD ROCKS PLAY」というイベントでデビューした灰野敬二の現時点で最も新しいバンドである。灰野がヴォーカリストに徹し、自らの原点といえるロックンロール、R&B、ソウル、ジャズ、そして歌謡曲も英語で歌うという明確なコンセプトを打ち出している。ビートルズ、ローリング・ストーンズ、ドアーズなどの名曲が、徹底的に解体・再構築され、曲の“本性”がむき出しになった究極の歌に変わる様は灰野マジックとしか言いようがない。11月27日(金)に4年ぶりに開催される有観客ワンマンライヴを控えた灰野と3人のメンバーにTHE HARDY ROCKSとして初めてのインタビューを行った。
インタビュー:剛田武 Takeshi Goda
写真:船木和倖 Kazuyuki Funaki
2020年11月21日 吉祥寺GOK SOUNDにて



THE HARDY ROCKS:
灰野敬二 Keiji Haino : vo, harmonica
川口雅巳 Masami Kawaguchi : g
なるけしんご Shingo Naruke : b
片野利彦 Toshihiko Katano : ds

●灰野敬二インタビュー

ーまずはTHE HARDY ROCKS結成の意図やきっかけを教えてください。

灰野:90年代に哀秘謡(*)でカヴァーを始めた後くらいに、みんながカヴァーをやりだしたように感じた。あくまで俺の考えだけど、他の人たちはノスタルジックな意味で、昔好きだった曲をやりたいと思ってやってたんだと思う。

*哀秘謡:90年代後半に灰野が結成したカヴァーバンド。歌謡曲、フォーク、GS、そしてロックも日本語で歌う。

ー90年代終わりから2000年代初頭にトリビュート・ブームがありましたね。

灰野:そうそう。それでお前たちがそういうことをやるんなら、俺は日本語の曲を英語のロックにするぞ、というモヤモヤした気持ちが出てきた。しばらく経ってその気持ちがHARDY SOUL(**)になったんだと思う。で、もう少し俺にとってのタイト、もちろんR&Bとかソウルとかもタイトなんだけど、何ていうか、無駄なものをなくした、よりシンプルなものにしたいと思ってTHE HARDY ROCKSになったじゃないかな。

**HARDY SOUL:2013年末に結成したソウル、R&B中心のカヴァーバンド。2014年7月まで活動した。

ー2013年にHARDY SOULを始めた時は、灰野さんが10代の頃に好きだった曲で、当時やっていたR&Bバンドでやりたくても出来なかったことをやっていると話していましたね。

灰野:うん。この言い方が通じればいいけど、言い切ると俺がロックを一番好きなの。好き過ぎて好き過ぎて。変な形容するよ。好きなものって器に収まらないじゃない。そうするとはみ出てくるじゃない。例えばこのコップでコーヒーを飲みたいって言っても、ある程度入れたらこぼれちゃうでしょ。ロストアラーフとはそういうものだった。ロックが好き過ぎる奴がやったのがロストアラーフ。そして今は、俺がどういう物が好きだったか、どういう風に、なぜ?・・それこそ5W1Hだね、好きの5W1Hを自分の中で確認しているっていう感じだね、THE HARDY ROCKSは。言いようによっては、俺がこれを1960年後半にやったならば、みんなは「灰野敬二はロック好きなんだ」で終わっただろうね。そうじゃなくて、ロックが凄く「すごく好き」なんだっていう証明がロストアラーフだよね。で、ああいう風になっちゃった。

ロックの定義は人によって違うけど、自分にとってのハードロックの定義は、ある意味でリスクを自分が背負うこと。それは演奏形態に於いては、激しく演奏することだよね。前も言ったけど、ハードハードっていうけれど、歌詞がハード、日常での振る舞いがはハードっていう奴はいるけど、演奏が思いっきりハードって奴はいそうでいないんだよ。見た目とか社会に対しての自分たちの位置づけをハードという売り文句にしたバンドはいるけど、コマーシャルな意味合いを込めて「ハードロック」だったわけじゃない。そんなものじゃないハードロックってこうだろ、ということを示そうとしている。この年になってもね。当然17,18でやってれば悔しいけど声ももっと出ただろうね。ただね、上は出たけどロウ、低い声は今のほうが出ると思う。鍛えて鍛えて、声を出して声を出して得たのが低い声だね。それは明確に言える。若い頃は低い声を出しても自分には馴染めないというか。その頃のロストアラーフがまさにそれで。今となっては「うるさい」という言葉も使えるけど。それじゃ今度は「うるさい」と「ハード」がどう違うのかとか、じゃあ「うるさい」のは「ノイズ」なのかって引っかかってくる。違う方向から見れば、ノイズっていうのがどうして生まれたのか、の答えがロストアラーフだと思う。他にもそう呼ばれるバンドや個人がいるけど、彼らの多くはある種の憧れでやってるから。俺の場合は、声を出して声を出して、激しいっていうことがやるべきことだという自負が自分の中でずっとあり続けている。だからロストアラーフがその初めの表れ方だね。ただしロストアラーフもTHE HARDY ROCKSも不失者も俺の中では繋がっている。(テーブルのコップを指して)たまたまこれはちょっと入っている、これは入っていない、その違いだよね。言いようによっては。つまりこれ(コップ)は俺だよ。

ー英語で歌うことについて教えてください。ロストアラーフが活動していた70年代初期には、日本語ロック論争というのがありましたが?

灰野:そこに立ち返るのではなく、本物を見せている。それは言い切る。あの頃のバンドは外国のコピーばかりでとにかく面白くなかった。あの時俺は英語で歌う気は一切なかった。人とセッションするときは別だけどね。それで、この年になっても、自分で言うけど、ゆるぎないロック魂があるから、もしもスペイン語が出来たらスペイン語でも歌うだろうね。実際にHARDY SOULの時に「君が代」を10世紀の英語で歌ったじゃない。あんなことをやってる奴は他にはいないよ。

それから、海外へのアンサーでもある。ジョン・ケージにも『奇跡』(***)でアンサーをしたじゃない。今度はロックへのアンサーだね。俺はドアーズを聴いていまだにこうなっているわけじゃない?それを今度は海外のロックへの恩返しじゃないけどアンサーを伝えたいっていうのは確かにある。そのために英語っていうのも。

***奇跡:2015年10月に初演された灰野の初の作曲作品。ジョン・ケージ“4分33秒”への応答とされる。2017年11月にデンマークで再演された。

ー曲を選ぶ基準は?

灰野:歌詞にシンパシーを感じるとか、接点がある曲かな。あの時代の歌詞はくだらないラヴソングも多いけど、例えば今回やる予定のサム・クックの「A Change Is Gonna Come」は公民権運動の歌で、誰が歌っても物議を醸しそうな曲だけど、いくら差別があってもいつかは良くなる、いつかは時代が変わるだろう、というポジティブな歌なんだ。なるけ君がこの曲をやりたいって持って来るまで歌詞をちゃんと読んだことなかったけど、いい曲を選んでくれたと思う。だからみんなに好きな曲を見つけろって言っている。俺がリーダーではあるけど、バンドなんだから自由にって。

ーバンド・メンバーについてどう思いますか。

灰野:3人ともすごい練習するから、やる気があるのが伝わってきて、どんどん距離が近くなってる。ちょっと語弊があるかもしれないけれどファミリーっぽい感じがする、それは俺が望んでいることだから。リハーサルをすると、俺が知らないアレンジが随所に出てきて、練習してるっていうのがはっきり感じられる。ああ、なんかこれがいいなって感じだね。

ーどういう人に聴いてほしいですか?

灰野:昔から言ってるじゃない、すべて存在するものだよ。(テーブルの上のものを指して)これにも聴いてほしいし、これにも聴いてほしい。だからまた自負するって言葉を使うけど、とにかく俺から音楽が溢れちゃってるんだよ。誰っていうよりも、俺が歩いていれば、音楽なんだから草にも聴いてもらいたいし石ころにも聴いてもらいたいし、すべてだよ。

ーTHE HARDY ROCKSだから特にっていうことは?

灰野:全然ない。以前ロシアでのインタビューでも言ったけど、とりあえず息をしているもの全部と仲良くなりたい。それは息をしていないものと仲良くなるための修行だから。訓練であり前段階だよね。THE HARDY ROCKSは60年代後半から70年代の音ではあるけど、その時にはいなかったバンドでしょ。現代でも他にはいないバンドだよね。敢えて普遍的という言葉を使うけど、それは俺が目指しているものだからね。普遍とはあらゆるものと関係しようってことだから。

ー今のコロナ禍の状況が回復したらどういうことをやりたいと思いますか?

灰野:同じだよ。どうなるでしょうっていうのは愚問。興味があるなら見てろよと言いたい。いつ何時できなくなるか分からないんだから。ストップウォッチが押されてると思うから。どうなるってことは何にも言えないよ。

ー"今"を観に来い、ということですね。ありがとうございました




●川口雅巳(g)、なるけしんご(b)、片野利彦(ds)インタビュー

ー灰野さんとの出会いや、THE HARDY ROCKSに参加したきっかけを教えてください。

川口:僕は90年代の哀秘謡が灰野さんとバンドをやった最初です。その前にはスタッフをやっていましたが。

なるけ:大学生だった19歳の頃、ShowBoatで不失者のライヴを観て衝撃を受けて以来聴いていました。ある時、僕と片野が参加している山崎怠雅グループの対バンが灰野さんで、見てもらった翌日くらいに灰野さんから「一緒にスタジオに入ろう」と誘いがあったんです。

ーその時川口さんにも話があったのですか?

川:その前のHARDY SOULに僕も参加していて、灰野さんから「今度はロックのカヴァーバンドでギターを弾かない?」と言われて参加しました。

片野:僕は灰野さんのことは1~2枚CDを持ってる程度でそんなに深く知らなかったです。ただレジェンドだという認識はあって、その方から声をかけていただいて正直ビビりました。

ー皆さんが他にやっているバンドとTHE HARDY ROCKSとの違いはありますか?

川口:一言で言うとリハ(練習)が多いっていうのが一番ありますね。というかリハをやらないとできないことですし。一番の違いはそこですね。

なるけ:やっぱり即興性ですね、圧倒的に違うのは。他のバンドはどんどん研ぎすますことに集中していくのですが、THE HARDY ROCKSはもちろんそれもあるんですけど、同時にそこから離れることをやらなきゃいけないというバンドなので、脳の違う部分を使いますね。センスの違うところを。

片野:純粋な即興のパーカッション・セッションなんかをしているんですが、それとは違う即興が求められますね。即興なら練習しなくていいというんじゃなくて、川口さんが言うようにめちゃめちゃスタジオに入って練習を積まないとできないものがあるという感じです。

ーアレンジの仕方について教えてください。

川口:具体的に言うと、まず灰野さんの家で灰野さんと僕とで原曲通りに練習して、灰野さんが出したアレンジのアイデアを、僕が言われた通りのフレーズとか、こんな感じでどうですか、とかギターで弾いて、そこから作っていく。それを僕が持ちかえって二人にギターのリフを聴かせて、ドラムとベースをどうするか考える。灰野さんから具体的な指示がある事もあるし、こっちで勝手に考えるときもあります。三人で作って、今度は灰野さんと一緒にスタジオに入って、ここはもうちょっとこうしてとかアレンジしていきます。だからいくつかのステップを踏んでアレンジしていくわけです。

ー灰野さんは歌詞を大事にすると聞きましたが?

川口:曲選びの時に歌詞を読んで、この歌詞はちょっと・・・、となるときもあるから歌詞は重要です。アレンジをするときにこういう歌詞だからこうアレンジしようということもあります。
それと、原曲を聴いて、どうしてこの人たちはこういう曲をやってるのだろうということを考えて、だったら逆にこうしようとか、またはいい考えだから乗っていこう、とか考えることもあります。だから単にカヴァーするのではなくて、原曲の歌詞の内容や背景の意味、例えばどういう時代にどういう状況でやってた演奏なのか、ということを踏まえてアレンジをしているということです。

普通のバンドは一回アレンジを決めるとそのままやるパターンが多いと思いますが、一回アレンジして持ち帰って、逆側からやっぱりそこ違うよね、と変えていく、まあ練っていくというのは凄く面白いですね。ただ、そういう過程を2段階か3段階経ているので、ライヴで聴いた人は「なんでこの曲がこうなるの?」って驚くでしょう。アレンジしたものをさらにアレンジして、とやっているので。でもそれが面白いと思います。

ーどういう人にどのように聴いてほしいですか?

片野:決して驚かすためにやっているのではないですが、元曲と比べて驚いてもらえたら面白いと思います。純粋に面白いだろう!と思えるものをやっているので。その面白さがないと灰野さんも僕たちもやっていてもしょうがないというか。ずーっとその面白さを追求する過程が続いていて、良い意味で終わりが見えないというか。だからやっているんだと思います。

川口:もちろんみんなに聴いてほしいんですけど、灰野さんのお客さんに限って言えば、即興とかいわゆる現代音楽とかが好きで、そういうライヴにしか来ない人に聴いてほしいなと思います。たぶんそういう人はロックが面白くないと思って即興とか現代音楽を聴くようになって、それで灰野さんを観に来るのかもしれませんが、そういう人がTHE HARDY ROCKSを聴いて「ロックも面白いじゃん」ってもう一度ロックに戻ってきてもらえたらいいと思います。それから、ガレージとかサイケとかが好きな人にも聴いてほしいですね。現代のサイケデリックですから。

ー今のコロナ禍の状況が回復したら次はどういうことをやりたいとかありますか?フジロックに出たいとか(笑)

川口:まず音源を出したいです。音源を出したら東京だけでなく地方にもツアーで行きたいし、状況が許せば、灰野さんが英語で歌っていることもあるので、海外でもライヴをしたいです。

ー最後に11/27ワンマンライヴへの意気込みをお願いします。

なるけ:毎回ライヴでは全部出し切っています。コロナ禍でやりたいことが半分くらいしか出来なくて、ストレスが溜まっている人も多いと思いますが、僕たちが一気に発散させる気持ちが伝わってくれればいいなと思いますね。この音楽をやりながら、みんなに自由でいてほしいと思うので。音楽っていうのはジャンルではなく、「音楽は音楽」という原点をやっていると思ってます。もっと自由でいいんだ、音楽なんだからということを見てほしいですね。行き詰って面白いことがないな、と思っている人がこのバンドを観たら、一歩線を越えられるような気がします。

片野:僕はあまり他のバンドをやっていなくて、9月のTHE HARDY ROCKSの無観客配信ライブが久々のライヴでした。今回は単純に、お客さんがいることがデカいです。お客さんがいることが、明らかに、絶対的に違うので。配信ライヴを否定するわけではないですが、お客さんがいる状況下でやるのは、「この野郎!」って感じですね。

川口:今一番考えなければならないのは、コロナ禍でのライヴはリスクがあるということ。それは避けようのない事実だと思います。もちろんShowBoatも感染対策をしています。でもリスクはゼロにはならないと思うんですよ。責任をどうとればいいか分からないですが、それだけのリスクを背負っても観に来るだけの何かを絶対にするつもりなので、そこに共感できる人にはぜひ来てほしいと思います。勿論無理して来い、とか来ない人がダメというわけではありませんが。

ー楽しみにしています。ありがとうございました。



有観客、
配信ライヴ、
配信対談
ございます

【公演概要】
【有観客ワンマンライヴ(配信無し)】


2020年11月27日(金)
THE HARDY ROCKS
会場:東京・高円寺ShowBoat  https://www.showboat1993.com/
開場19:00/開演19:30

前売¥4,000/当日¥4,500(税込・別途ドリンク代¥600)

THE HARDY ROCKS:
灰野敬二 Keiji Haino : vo, harmonica
川口雅巳 Masami Kawaguchi : g
なるけしんご Shingo Naruke : b
片野利彦 Toshihiko Katano : ds

【チケット】
代引郵送販売、予約受付
【お問い合せ】
ShowBoat 
Tel 03-3337-5745(14:00~23:00)
Mail info@showboat.co.jp

※プレイガイド販売なし
※チケットの整理番号はご購入順になります。予約では整理番号がつきませんのでご注意ください。
※代引郵送にてご購入希望の方は、お電話かメールにて下記をお伝え下さい。
(別途発送手数料¥580)
《公演日・公演名・住所・氏名・電話番号・購入枚数》


【配信ライヴ】


SAVE THE GOK!!【GOK SOUND救済プロジェクト】
GOK SOUNDドネーションライブ-DAY3-

2020年12月10日(木)
開場 19:30 / 開演 20:00
チケット:¥3500
アーカイブ期間:12/10-12/24

出演者
THE HARDY ROCKS / 林栄一 / 水中、それは苦しい

チケットはこちら
https://twitcasting.tv/goksound/shopcart/37581


【配信対談】


近藤祥昭×ミュージシャン対談 - DAY2 - ゲスト:灰野敬二
視聴期限: 2021年1月1日(金) 23:59 まで

2020年12月18日(金)
開場 19:30 / 開演 20:00
当日:収録配信
チケット:¥2000
アーカイブ配信:2020.12/18 - 2020.1/1

スタジオに所縁あるミュージシャンとエンジニア近藤祥昭との対談をアーカイブ付き有料配信。
スタジオで収録された作品についてのエピソードからライブの裏話まで!?
豪華な出演者をゲストにお招きしての貴重な対談。

チケットはこちら
https://twitcasting.tv/goksound/shopcart/37797


SAVE THE GOK!!【GOK SOUND救済プロジェクト】
吉祥寺で長きにわたり数多くの音楽作品を手がれてきたレコーディングスタジオ
GOK SOUNDが今、コロナ禍により危機的な状況に陥っています。
この危機から脱却する為に3つの企画を計画。

詳細はこちら
https://www.gok.jp/save-the-gok/
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【特報】盤魔殿レーベル Les Disques Du Daemonium 第2弾リリース~『Rie Fukuda / 狩赤夢 - Live at EdgeEnd Nov. 2020-』

2020年11月24日 02時49分17秒 | 素晴らしき変態音楽


盤魔殿レーベル"Les Disques Du Daemonium"の第2弾リリースが決定!
異端DJイベント『盤魔殿』の音楽レーベル"Les Disques Du Daemonium"。盤魔殿DJがセレクトするおススメアーティストやユニークなMIXをリリース。2020年9月27日に第1弾『Lower Than God / We Advance Masked』をリリース。盤魔殿関連イベントにて数量限定販売(ロスアプソン他で店舗販売もあり)。



第2弾リリース


Rie Fukuda / 狩赤夢 -Live at EdgeEnd Nov.2020-
Les Disques Du Daemonium CD-R:盤魔-002 定価500円(税込)
2020/11/29 Release ¥500(税込)

朗読とエレクトロニクスで幻惑・呪術の音世界をクリエイトする天獄の巫女Rie Fukudaの2020年11月9日渋谷EdgeEndに於ける最新ライヴ・レコーディング。沸々と湧き出す電子音の波のうねり、沈着な声で繰り返される童話のような詩編、熱のない炎となって水晶の夜に浮かび上がる言霊。ノイズともインダストリアルともポエトリーリーディングとも異なるRie Fukudaの独自のサウンドスケープが堪能できます。

三つの自作詩をカットアップして繋ぎ合わせての朗読、演奏はその時のムードに合わせた即興です。
敢えて勢いだけ、鳴らしっぱなしです。嵐に翻弄される心持ちになっていただければ幸いです。Rie Fukuda


★2020年11月29日(日) 盤魔殿 Disque Daemonium 圓盤を廻す會 リターンズ (vol.35)にて先行発売!

演目:
女の子は街へ狩に
赤い花とハチドリ
白く濁ったたくさんの夢

使用機材:
electribe EA-1, Volca drum, Volca FM & effects.

Recorded at Shibuya DJ Bar EdgeEnd November 9th, 2020.
Mastered by Takeshi Goda.
(c) 2020 Les Disques Du Daemonium

Rie Fukuda / 狩赤夢 KariAkaYume - Live at EdgeEnd -digest- (盤魔殿レーベル)


【Profile】
Rie Fukuda


2005年に朗読を開始、学生バンド時代から長いブランクを経てのステージ再開。
2009年より自主企画"騒音天獄"を主催、現在トータル26回。"好きな音でなければ何でも騒音である"をスローガンに掲げている。
デュオを組んでいたさるギタリストの病死をきっかけに、ハードシンセを鳴らしながら朗読をするスタイルを開始し、現在に至る。
田畑満とのコラボレーションアルバム"precog"をオースチンレコードより、またI,eternalとのスプリットシングルをスウェーデンskitnasteよりデジタルリリースしている。

ネオ盤魔
未体験の
音ゾーン



盤魔殿 Disque Daemonium 圓盤を廻す會 リターンズ (vol.35)

2020.11.29 sun 渋谷DJ Bar EdgeEnd
19:00 Open/Start
1000 Yen + 1 drink別 

盤魔殿レギュラーDJ’s:
DJ Qliphoth / DJ Necronomicon / DJ Bothis / DJ BEKATAROU / DJ Vaby / DJ Ipetam

2020年2月以来8ヵ月ぶりの『盤魔殿』。レギュラーDJ陣が自粛中に掘り起こした異端音楽の数々をたっぷりプレイします。アフター・コロナの異端音楽祭、祝いましょう。
【特報!】噂の異端音楽イベントがついに帰ってくる!~『盤魔殿 Disque Daemonium 圓盤を廻す會 リターンズ (vol.35)』11/29(いい肉の日?)に開催決定!!!
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