A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

【発売中】剛田武著『地下音楽への招待』特典CD曲目公開

2016年09月22日 02時25分00秒 | 書物について


パンクよりも自由な世界へ。70年代後半から80年代前半の日本に興った特異な音楽とその目撃者=体験者による遍歴の記録。書籍『地下音楽への招待』(剛田武・著)がロフトブックスから9月22日発売
amass「70〜80年代の日本に興った特異な音楽とその目撃者による遍歴の記録 書籍『地下音楽への招待』が発売」




『地下音楽への招待』
体裁:A5判、並製、424頁、特典CD付(18曲76分 未発表音源収録)
定価:3,000円+税
発売日:9月22日(木)
ISBN :978-4-907929-14-5
Cコード:0073
発売:LOFT BOOKS
著者:剛田武
編集:LOFT BOOKS

1978年、吉祥寺に開店した一軒のジャズ喫茶は、その一年後「Free Music Box」を名乗り、パンクよりもっと逸脱的(パンク)な音楽やパフォーマンスが繰り広げられる場となっていく──「Minor Cafe」として海外でも知られるようになったこのスペース、吉祥寺マイナーの“伝説"は近年とみにマニアたちの関心を惹くものとなった。しかし、そこには前史や後史、あるいは裏面史など時間的にも空間的にもさらなる広がりと深さを持った、さまざまな出来事と人物たちの「流れ」と「つながり」があったことは、あまり、否、あまりにも知られていないのではないか。本書は、そうした現場の一端に立ち会ってきた一人の目撃者=体験者が、ミュージシャンやパフォーマー、オーガナイザーたちとの再会や対話、またメディアの再検証を通じて、日本のメジャーな音楽シーンが80年代の多幸症に向かうなか、そのパラレルワールドのようなものとしてあった「地下音楽」の世界を描き出す、初めての試みである。

○列伝形式による人物の体験と記憶の紹介──園田佐登志/藤本和男/鳥井賀句/竹田賢一/白石民夫/工藤冬里/原田淳・増田直行/安井豊作/生悦住英夫/山崎尚洋/山崎春美etc.
○吉祥寺マイナー、高円寺ブラック・プール、横浜 夢音、法政大学学生会館、モダーンミュージックなど伝説のスペース、『ロック・マガジン』『フールズ・メイト』『ZOO』『マーキームーン』『HEAVEN』など伝説の音楽誌、サブカル誌にまつわるエピソードを多数掲載
○間章、阿部薫、高柳昌行ら今は亡き伝説的人物、灰野敬二、裸のラリーズなど今もなお地下音楽の世界に君臨するアーティスト、また若き日の坂本龍一、近藤等則、町田康らの活動と、その時代背景や文脈を詳細な註釈で解説紹介
○吉祥寺マイナーほかの秘蔵フライヤーを誌上公開
○CDは全18曲(うち14曲は未発表音源)・計76分を収録

*書店によっては入荷が遅れる場合があります。ご了承ください。



特典CD『Japanese Underground Music in the Late 70S and 80s』Special Sampler CD

①「Free Music Rev. vol.1」より
霜月〔岩永多旗夫(g)、皆川修(ds)、河野優彦(fl,tp)〕

1976年11月21日、明治大学駿河台校舎5号館地下踊り場

②「Free Music Rev. vol.2」より
芦川聡(syn)・服部達雄(vln)Duo

1977年4月30日、明治大学和泉校舎6番教室

③「インプロヴィゼーション」(overdubbed)
GALAPAGOS〔清水一登(p,b-cl)、桜井良行(bs,g)〕

『GALAPAGOS TAPES(’73.12~’78.7)』SideA-4(1977年10月)より抜粋

④「INTERVIEW; NEXT QUESTION PLEASE」
Anode/Cathode

『PUNKANACHROCK』(ピナコテカレコード、1981年2月)より

⑤「ファースト・ライヴ」
白石民夫とダメなあたし〔白石民夫(as,g)、篠崎順子(vo)、南條麻人(g)、緒巻健一(ds)〕

1981年8月21日、横浜・ミッキー

⑥「釜山港へ帰れ」
A-Musik〔竹田賢一(大正琴)、工藤冬里(vo, kbd)、西村卓也(b)、箕輪攻機(ds)〕

1983年11月12日、大阪・スタジオあひる

⑦「阿頼耶の世界から」より
GAP〔佐野清彦(p)、多田正美(p, org)、曽我傑(b)〕、三浦崇史(as)、火地風水(ds etc.)

1978年6月18日、吉祥寺マイナー

⑧「まり」
工藤冬里(kbd)、大村礼子(vo)

1979年5月12日、吉祥寺武蔵野ビリヤード

⑨「マイナー・セッション」
渡辺敏子(ds)、佐藤隆史(b)、工藤冬里(syn)、園田佐登志(g, tape, monkey toy)

1979年6月20日、吉祥寺マイナー

⑩「Flying Baby Festival」より
大木公一(g)、曽我傑(b)、秋葉裕子(kbd)、ベンソン富塚(tp)ほか

1979年6月24日、東京・明大前・キッド・アイラック・ホール

⑪「妥協せず」
陰猟腐厭〔増田直行(g)、大山正道(kbd)、原田淳(ds)〕

『妥協せず』(クラゲイル・レコード、1981年3月)より

⑫「Turn You Cry 1986 PSF Alternate Mix Version」
ハイライズ〔南條麻人(vo,b)、成田宗弘(g)、Dr.Euro(ds)〕

1986年、東京・JAM STUDIO プロデュース:南條麻人

⑬「LACRYMOSA」
ラクリモーザ〔Chihiro S.(Aria Pro II RSB 9000 bass)、佐々木政博(ds, perc)、山崎尚洋(p)、Ash(vln)、中川つよし(recorder)、山崎慎一郎(as)、小山景子(vo)〕

1985年7月、9月、東京・四谷STUDIO DIG 作曲:山崎尚洋 編曲:Chihiro S. プロデュース:Chihiro S.、高沢悟 エンジニア:ササキ・ミチアキ 『LACRYMOSA』(LLE、1985年)より

⑭「アンヘドニア 」
VEL〔園田佐登志(g)、中村わかめ(vo)、上中恭(vln)、西村卓也(bs)、篠田昌已(as)、中尾勘二(tb)、高橋幾郎(ds)、ひろ新子(vo,vln)〕

1986年2月2日、東京・スーパー・ロフトKINDO「<鳥の歌 1986 → 山谷> 山谷(やま)やられたらやりかえせ」より

⑮「山谷越年越冬わっしょいデモ」
山谷争議団

1984年12月〜1985年1月、台東区・玉姫公園周辺

⑯「ウェーベリアン小骨」
園田佐登志(tapes, sampling "toy" keyboard)

1988年、Narihira Plant

⑰「テン・ミニッツ・ソロ・インプロヴィゼイション・フェスティバル」より
山崎春美

1981年9月6日、東京・豊島公会堂(フェスティバルのカセット・テープより)

⑱「遠い部屋」
Other Room〔Takashima(g)、Goda(s)、Miyawaki(ds)〕

1982年11月11日、渋谷・ラ・ママ

こんな本
読んでくれれば
ありがたす



「地下音楽への招待」刊行記念イベント

日程:2016/10/16
会場:新宿ネイキッドロフト
出演:剛田武、加藤彰
ゲスト:山崎春美、宮沢章夫(劇作家)
時間:OP 19:00 ST 20:00
料金:前売り¥2500 当日¥3000
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