「中原昌也 作業日誌 2004→2007」発売記念イベント。実は「スタジオボイス」連載<月刊 中原昌也>の公開インタビュー。中原氏と音楽評論家の湯浅学氏の対談。渋谷タワレコ7Fタワーブックスに100人近い観客が集まった。
「スタジオボイス」誌では今まで中原氏が音楽ライターに会う企画や各界の社長に会う企画を行なっている。
中原氏はボロボロのフレアジーンズに青地にオレンジのラインが3本入ったジャージ姿。昔見た時よりも痩せて精悍な顔つきになっている。
湯浅氏も相当の音楽&雑学マニアで中原氏とは旧知の間柄。話は本やCDのことを超えていろんなところへ飛ぶ。
毎月CDをリリースするMonthly Hair Stylisticsの企画は、文章を書くのが嫌だから毎月音楽を作ることでステップアップを図ろうと中原氏のアイデアで始まったという。録って出しによる新鮮さを大切にしたいという。といいながらもう第4弾まで出来ていると。強烈なリリースラッシュで知られるMerzbowに影響も大きいようだ。
湯浅氏も湯浅湾というバンドで活動しているので、音楽の制作にも話が及ぶ。中原氏は5歳までエレクトーンを習っていたそうだが、その後はエレクトーンでノイズを出すことに興味が移り、演奏法を忘れてしまったそうだ。その後ギターにも挑戦するが未だにコードが判らないという。またギターの良い音悪い音が判らない。
音楽は機材運びからすべて自分一人で行なう。一生自分の奴隷だ、という言葉が印象的だった。人を使うことが出来ないのだという。今は一人暮らしのマンションで音作りを行なっているが、周囲に気を使って思い切り轟音を出せないのが悩みの種。昔実家にいた頃は犬が鳴いても姉にはうるさい!と怒鳴り込まれても平気で自室で絶叫していたので、暴力温泉芸者時代の方が音が良かったと湯浅氏。最近中原氏の部屋の外に"騒音注意"の張り紙が貼られたそうだ。
最近ジム・オルークとSuicide 10ccというバンドを結成したのだが飲み会ばかりで練習してない。中原氏はスラッシュ・メタルをやりたいのだが、なかなかジムに言い出せない。音楽的なバンドにしたいらしい。
Hair Stylisticsで目標とするサウンドは何も作為のない音、鳴っているけど鳴っていないような音。
「作業日誌」については、日記をつけるようになって明るくなったという。自らの活動史を記す充実感。曽我部恵一氏も読んでいたよと湯浅氏。
他にも猫アレルギーの話、中原氏が小学校の頃スキーの達人だった話、DVD「TVパーティー」の話、ツェッペリンやビートルズの話(中原氏はオノ・ヨーコの作品はすべて持っているのだがビートルズは一枚も持っていないそうだ)、クラス会の話、葬式の音楽の話、音楽ライター論など興味の尽きない1時間強のトークだった。
Monthly Hair Stylisticsではそれを音源にした3分間の動画を募集するそうだ。
その後50人くらいに名前入りのサインをする中原氏の飾らない正直な生き様を感じられるイベントだった。
日記付け
癒されるのは
私も同じ
GW最後に相応しい肩肘の張らない楽しいイベントだった。終わってからタワレコでヘアスタの持っていなかった2枚組CD、山下洋輔&佐藤允彦デュオCDを買った。
「スタジオボイス」誌では今まで中原氏が音楽ライターに会う企画や各界の社長に会う企画を行なっている。
中原氏はボロボロのフレアジーンズに青地にオレンジのラインが3本入ったジャージ姿。昔見た時よりも痩せて精悍な顔つきになっている。
湯浅氏も相当の音楽&雑学マニアで中原氏とは旧知の間柄。話は本やCDのことを超えていろんなところへ飛ぶ。
毎月CDをリリースするMonthly Hair Stylisticsの企画は、文章を書くのが嫌だから毎月音楽を作ることでステップアップを図ろうと中原氏のアイデアで始まったという。録って出しによる新鮮さを大切にしたいという。といいながらもう第4弾まで出来ていると。強烈なリリースラッシュで知られるMerzbowに影響も大きいようだ。
湯浅氏も湯浅湾というバンドで活動しているので、音楽の制作にも話が及ぶ。中原氏は5歳までエレクトーンを習っていたそうだが、その後はエレクトーンでノイズを出すことに興味が移り、演奏法を忘れてしまったそうだ。その後ギターにも挑戦するが未だにコードが判らないという。またギターの良い音悪い音が判らない。
音楽は機材運びからすべて自分一人で行なう。一生自分の奴隷だ、という言葉が印象的だった。人を使うことが出来ないのだという。今は一人暮らしのマンションで音作りを行なっているが、周囲に気を使って思い切り轟音を出せないのが悩みの種。昔実家にいた頃は犬が鳴いても姉にはうるさい!と怒鳴り込まれても平気で自室で絶叫していたので、暴力温泉芸者時代の方が音が良かったと湯浅氏。最近中原氏の部屋の外に"騒音注意"の張り紙が貼られたそうだ。
最近ジム・オルークとSuicide 10ccというバンドを結成したのだが飲み会ばかりで練習してない。中原氏はスラッシュ・メタルをやりたいのだが、なかなかジムに言い出せない。音楽的なバンドにしたいらしい。
Hair Stylisticsで目標とするサウンドは何も作為のない音、鳴っているけど鳴っていないような音。
「作業日誌」については、日記をつけるようになって明るくなったという。自らの活動史を記す充実感。曽我部恵一氏も読んでいたよと湯浅氏。
他にも猫アレルギーの話、中原氏が小学校の頃スキーの達人だった話、DVD「TVパーティー」の話、ツェッペリンやビートルズの話(中原氏はオノ・ヨーコの作品はすべて持っているのだがビートルズは一枚も持っていないそうだ)、クラス会の話、葬式の音楽の話、音楽ライター論など興味の尽きない1時間強のトークだった。
Monthly Hair Stylisticsではそれを音源にした3分間の動画を募集するそうだ。
その後50人くらいに名前入りのサインをする中原氏の飾らない正直な生き様を感じられるイベントだった。
日記付け
癒されるのは
私も同じ
GW最後に相応しい肩肘の張らない楽しいイベントだった。終わってからタワレコでヘアスタの持っていなかった2枚組CD、山下洋輔&佐藤允彦デュオCDを買った。