A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

ヒカシュー+灰野敬二@渋谷 Club Quattro 2008.5.2(fri)

2008年05月03日 00時50分00秒 | 灰野敬二さんのこと
今年結成30年を迎えるヒカシューがニューアルバム「生きること」をリリース、大阪・東京でライヴを行なった。Special Guestは大阪はJOJO広重さん、東京は灰野さん。灰野さんは"灰野敬二 Experimental Mixture"とクレジットされている。DJをやるんだな、とピンときた。
渋谷クアトロは改装のため5/31で営業終了。これが見納めかと思うと感慨深い。8月には新装オープンするそうだが。
私はヒカシューの初期のアルバムは持っているがライヴを観るのはこれが初めて。見終わって予想通りの雰囲気のライヴだったな、と納得した。
今回初めてクアトロのカウンターに座ることが出来た。というのかお客が余り入っていない。6割くらいの入りだったのでは。ヒカシューも30年の間に15枚以上のアルバムを出してコンスタントに活動してきた割にはもう過去のバンドと捉えられがちだ。いつまでも付きまとう"テクノ"の呪縛から解放されていない。最近もPerfumeの活躍でテクノの元祖としてワイドショーなどでちょっとした脚光を浴びてしまった。テクノ脱皮以降もロックに演劇や民俗音楽、テレミンなどを取り入れてユニークな活動をしているのに勿体ないことだ。
開演時間丁度に灰野さんのパフォーマンスがスタート。予想通りCDプレイヤーを4台並べてのDJを聴かせる。唱名、鐘の音、電子音、クラシック、モンドミュージック、叫び声、ジャズ、民俗音楽などをランダムにミックスしていく。灰野さんにしては音楽的な演奏(?)だ。15分ほどしたところで「ようこそ」とMCが入りヒカシューのメンバーが登場。灰野さんはそのままDJとしてヒカシューと共演する。これは予想外、驚いた。でも今まで巻上公一さんやkbdの清水一登氏とは共演歴があるから、そんなに突飛なことでもないのかもしれない。しかし既成のバンドに灰野さんがゲストとしてステージ全編共演するのは珍しい。
ヒカシュー独特の異形のアヴァンロックに即興を加えてステージは進行する。テレミンやコルネット、むっくりを使った巻上さんの動きと表情がユーモラスで目が離せない。灰野さんも絶妙のタイミングで民俗楽器のフレーズやノイズを挿入する。
アンコールでは初期の曲「パイク」と「ぷよぷよ」をやってくれて大いに盛り上がった。
灰野さん参加のサプライズで楽しい夜を過ごした。

ヒカシューの
無類の明るさ
日本一

大阪ではJOJOさんと共演したのだろうか?



コメント
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