A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

中原昌也 お誕生会@六本木 SuperDeluxe 2008.6.3 (tue)

2008年06月04日 23時36分14秒 | 素晴らしき変態音楽
中原正也氏38歳の誕生記念ライヴ。本当は翌日6月4日が誕生日なので一日早い誕生パーティーだ。
出演は中原氏+ジム・オルーク+五木田智央氏(新鋭の画家として評価が高いアーティスト)のセッションと湯浅湾。
ステージ上にはドラムスやアンプの前にエレクトロニクス機材を大量に並べたテーブルが3台セッティングしてある。
最初にノイズ・セッション。ジム+五木田氏、中原氏+ジム=Suicidal 10cc、中原氏+五木田氏=Upcassetters、最後に3人のセッション。中原氏はホラー映画のTシャツに毎度の青にオレンジのラインのアディダスのジャージ姿。リングモジュレーターを延々といじったり、灰野さんばりにエアシンセを鳴らしたり、様々なエフェクターを操作したり、ヴァラエティのあるノイズを創り出す。ジムは小型のスティールギター、五木田氏はカセットレコーダーも使用。先日のインキャパシタンツの攻撃的なノイズではなく、よりリスナー・フレンドリーな"聴かせる"ノイズをクリエイトするあたり、同じノイジシャンでも表現の違いが面白い。個人的にはやはり3人のセッションが起伏に富んでいて楽しめた。セッションは全部で100分を超える長いものだったが全く飽きなかった。
次に音楽評論家、湯浅学氏率いる4人組ロックバンド湯浅湾の演奏。裸のラリーズと外道を合わせたような曲調のまっとうなロック。
最後に中原氏がドラムを叩いて「ルイルイ」をセッション。なし崩し的な終わり方だったが中原氏は"忘れられない誕生日でした"と満足した様子だった。

誕生日
ノイズでお祝い
嬉しいな

会場を出たら霧雨が降っていた。ノイズのシャワーのように私の身体を包んだ。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サンヘドリン、インキャパシタンツ@東高円寺UFO CLUB (2008.6.1)

2008年06月02日 23時54分28秒 | 灰野敬二さんのこと
UFO CLUBのコンピレーションCDシリーズ「U.F.O.CLUB TOKYO JAPAN vol.4&vol.5」のレコ発ライブ。個性的な4組が出演。
一番手はsax,kbd(女性),g,b,dsの5人組インストバンドOWKMJ(俺はこんなもんじゃない)。変拍子多様のプログレッシヴ・ジャズ・ロックを聴かせる。最近何故かこの手のバンドが増えている。このバンドは女性がひとり参加しているため華やかさもありいい感じ。
次は茨城出身の女性版"突然ダンボール"トリオ、おにんこ!(茨城弁で"おにぎり"の意味。鬼ん子ではない)。観るのは2回目だが前よりノイジーなギターを前面に出し、ビート感も強くなった気がする。それでも飄々とした歌詞や佇まいは変わらない。
次に今回のお楽しみの凸凹ノイズ・ユニット、インキャパシタンツ。美川氏はライヴ前に焼酎を煽って景気づけをしていたようだ。毎度のことだが。左に巨漢の小堺氏、右に小柄な美川氏。それぞれテーブルの上にセットされた機材をいじり耳を圧するノイズを放出する。PAの横だったので右耳がやられる。次第に二人の痙攣のような動きが激しくなり、小堺氏はギター・アンプを抱えて会場へ乱入。騒然となった。ステージがもっと高ければステージ・ダイヴしているところだ。うるさいことこの上ないけど、後味爽やかなライヴだった。
トリはサンヘドリン。あれだけうるさかったインキャパシタンツのあとでも輪郭のはっきりとした轟音の演奏。ナスノミツル氏と吉田達也氏のリズムセクションは次々と曲の表情を変えていく。灰野さんもそれに合わせてフルート、轟音ギター(今回もSG)、ヴォイス・パフォーマンスと形態を変え飽きさせない。今一番強力で柔軟性のあるロック・バンドではなかろうか。1時間たっぷり聴かせてくれた。吉田氏のAcid Mother GongのTシャツが蝸牛みたいで可愛かった。灰野さんは珍しくエフェクターを6個しか繋いでいなかった。
東京アンダーグラウンド・シーンの縮図を見るようなイベントだった。
Incapacitants HP

アングラの
総本山だ
UFO CLUB

このレコ発シリーズは6日(金)にもあり、そこでは灰野さんはラップ/ヒップホップのECD&ILLICIT TSUBOIと共演する。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お詫び:石原志保氏映像について

2008年06月02日 00時54分39秒 | Weblog
昨年11月7日に中野Plan Bにて開催された石原志保氏(音楽:灰野敬二氏)の舞踏公演の映像をご本人および関係者の方々に無断でYouTubeにアップロードし公開したことにより、ご本人および関係者に方々に多大なご迷惑をおかけしました。ここに慎んでお詫び申し上げます。YouTubeの映像は既に削除済みです。
誠に申し訳ありませんでした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

素敵な名前のシューゲイザー・バンド~Asobi Seksu

2008年06月01日 00時53分10秒 | 素晴らしき変態音楽
最近のシューゲイザー・リバイバルの中で注目されているのが日本人女性vo,Yukiを中心とするNYブルックリン出身のAsobi Seksu。バンド名は日本語で"遊びセックス"。なかなか素敵なネーミングじゃないか。バイオグラフィーを見るとメンバーはYuki(vo.kbd)、James Hanna(g,vo)の二人になっているから他のメンバーは流動的なようだ。
クリスタルなYukiのヴォーカルにドリーミーな美メロ、轟音フィードバック・ギターが重なるところはかつてのMy Bloody ValentineやLushなどを彷彿とさせるが、Asobi Seksuの方が曲のヴァラエティーに富んでおり、一言でシューゲイザーとは言えないような気がする。彼ら自身は自らの世界を"ドリームポップワールド"と呼んでいる。日本語の曲もあり我々日本人には親しみ易いと思う。
2004年にデビュー作「Asobi Seksu」を、2006年に2nd「Citrus」をリリース。待望の新作は今秋リリース予定。
マイブラも復活し盛り上がるネオ・シューゲイザー・シーンに一石を投じる存在である。
Asobi Seksu HP

遊びなの?
訊かれて困った
夜もある

フィンランドにはKaroshi Lovers(過労死の愛人)というオルタナ・バンドがいる。変な日本語名のバンドが増えてきた。



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする