A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

歴史の重み~ザ・ビートルズ BOX

2009年09月10日 00時03分10秒 | こんな音楽も聴くんです
やっぱり買ってしまった。ずっしりした重みにビートルズの偉大さを感じる。
3面見開きジャケットで未発表写真満載のブックレット。ただの紙ジャケじゃないところが別格。
HMVの初回特典の缶バッジ・セットもいい感じで久々にいい買い物をした気がする。

それじゃこれから聴くとしようか。

ビートルズ
45年昔の
宝物

素敵な気分になろう。

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横断歩道橋

2009年09月09日 00時22分40秒 | お気に入りの場所
些か子供じみているかもしれないが私は横断歩道橋が好きである。特に青山通りの国連大学の前にある歩道橋が大好きだ。

足の下を自動車がビュンビュン通り過ぎて行く。その上をのんびりと歩くのはある意味空中浮遊の快感である。「今ここから飛び降りたらどうなるかな」なんて考えたりする。

街中で初めての歩道橋を見つけると用事もないのについ渡ってしまう。独り歩きの密かな悦びである。

天国に
ひとつ近付く
歩道橋

いつか高速道路の上を渡るスリルを味わってみたいものである。

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The Milkees,その名はスペィド他@新宿JAM 2009.9.6(sun)

2009年09月08日 00時23分19秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界
「Girls Sazanami Beat! Vol.2」Release Partyが3夜連続でJAMで開催された。その最終日に行ってきた。
全国のライヴハウスで爆発するガールズ・パワーを実感させてくれるイベントだった。

最初はsixとDiesel Annのメンバーを中心とするスペシャル・バンドBuGRAZ ANN 。テキサスから来ました、と語る通り全オーバーオールのオールドアメリカン・スタイル。ロックンロールのカヴァー4曲の短いステージだったけどメンバー自身が楽しんで演奏しているのが伝わるリラックスしたライヴだった。

2番手は岐阜から来た4人組Velvet Go! Go!。肝っ玉母さんという感じのバワフルなvoと華奢なgとbの対比が面白い。しかし演奏は迫力があっていい。岐阜の鵜飼の話などご当地ネタのMCも楽しかった。

3番目はザ・トランプ。4人組の男性バンドにセクシーなお姉様vo。流石に演奏は上手い。女性voの魅惑的な佇まいが良かった。

4番目はサロメの唇。本来は女性voと男性bの二人組だが、この日のライヴでは女性ds、男性gに女性ダンサー二人を加えた編成で昭和歌謡の匂いタップリの演奏を聴かせる。

5番目はその名はスペィド。この日はDJの男性はステージではなくDJブースからの参加だった。DJのMCに乗って4人のダンサーとメイン・ヴォーカルが見せるショウは本当に面白い。

トリはお馴染み神戸のThe Milkees。今やサザナミ・レーベルの顔ともいえるガールズ・バンドだが、gのPECOちゃんが二人目の赤ちゃんを出産したため、今回は3人での出演。セカンド・アルバム「Lover Soul」の曲を中心に、現在レコーディング中のサード・アルバム用の新曲も2曲披露。The Milkeesらしい元気な女の子ロックでウキウキしてくる。アンコールも2度やってくれた。来春リリース予定ということで楽しみだ。

女の子
男の子より
力持ち

ガールズ・ガレージ・シーンは今とっても面白い。
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ヒステリックヴォイス~Masonna「Ultimate Collection Vol.1」

2009年09月07日 00時37分33秒 | 素晴らしき変態音楽
関西ノイズ・シーンの最右翼マゾンナの1989年のデビューLP「Masonna vs. Bananamara」と1996年のレア盤「Hyper Chaotic」のカップリングCD。アルケミー・ミュージック・ストアの半額セールで購入した。マゾンナはアナログで数点所有しているがCDは初めてである。

「Masonna vs. Bananamara」はアナログでも持っているが、全編オーヴァーダビングなしでモノラル録音された傑作である。ご承知のようにマゾンナのライヴは数分で終わってしまうことが多いが、その短いライヴを20数曲集めたものと考えれば分かり易い。ヒステリックなシャウトをエフェクターを通して「ギャ~グワ~ンジュワ~」っという感じで数分続きおしまい。展開などはない。これに長髪、ベルボトムの山崎マゾ氏がステージを駆け抜けジャンプする光景を想像すれば、それがマゾンナそのものだ。意味なんか何もない。表現衝動のもっとも原始的なスタイルなのである。

「Hyper Chaotic」でもスタイル的には全く変わっていない。多少スペーシーなエコー処理がなされているだけである。

山崎マゾ氏はその後、サイケデリックなChristine23Onnaと、電子音楽ユニットSpace Machineでも活動し音楽性の幅を広げるが、最近ではChristine23Onnaを発展させたサイケデリック・ガレージ・ロックのAcid Eaterのヴォーカルとしても活躍している。勿論マゾンナとしての活動も続いている。活動歴20数年を誇る日本のアンダーグラウンド・ロックの至宝である。

スクリーム
ブレインストーム
マゾ女

「Ultimate Collection Vol.2」(1990年「Shinsen Na Clitoris」と1998年「Tripsy Sunshine」のカップリング)も買ったので聴くのが楽しみだ。


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宴会パンク~ほぶらきん「ゴースンの一生・ライヴ」

2009年09月06日 01時04分53秒 | 素晴らしき変態音楽
1970年代終わりに滋賀県で活動を開始したほぶらきんは童謡のようなメロディーと単純な歌詞、凄まじくローファイなサウンドで関西ニューウェイヴ・シーンで異彩を放った希有の存在である。4枚のEPと1作の2枚組ソノシートをリリースしたが、アルケミー・レコードの尽力のおかげで全てCD化され、謎に満ちた活動史が明らかになった。

このCDは1982年12月29日、大阪・道頓堀のライブハウス「Studio One」(旧・創造道場)で行われた『今年の締めくくり的フェスティバル』での ほぶらきん・森下太郎ソロによる「ゴースンの一生」ライブを本編+アンコールまで完全収録したもの。

「ゴースン」とは1972~73年に放映されたテレビの特撮時代劇「怪傑ライオン丸」に登場する悪役の名前で、恐らく森下氏は放映時には小学生だった筈。なぜ10年後に「ライオン丸」の物語を音楽化したのか不明だが、ほぶらきん周辺に再評価のブームがあったのかもしれない。

ソロ・ステージということでスライドを映写してのライヴだったとのことだが、それに対する観客の反応が凄まじい。大笑いの渦なのである。物語の荒唐無稽さ、森下氏のディストーション・ヴォイスの破壊力以上に観客がこのライヴCDの主役である。まるで忘年会の宴会芸を収録したかのようなパーソナルな作品。それでもただの悪ふざけに終わっていないところが森下氏の才能の発露なのである。

私は学生時代、音楽サークルの合宿でほぶらきんのコピー・バンドをやったことがある。観客を巻き込み盛り上がるほぶらきんの楽曲のパワーが遺憾なく発揮されたのを覚えている。

コンパニオン
馬は東へ
仏は西へ

こんな音源、アルケミー・レコード以外ではリリースされないだろうな。

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東京JAZZ 2009 "Gala Night"@国際フォーラムA 2009.9.5(fri)

2009年09月05日 01時37分56秒 | こんな音楽も聴くんです
毎年恒例の東京ジャズの初日に行ってきた。フォーラムAは超満員。

NHK交響楽団が最初に登場しワルツやガーシュウィン「ラプソディー・イン・ブルー」を演奏。気持ちよく眠れた。

次にオランダの若手男性シンガー、ウーター・ヘメルが甘いマスクとヴォーカルで軽快な演奏を聴かせる。サックス奏者もゲスト出演。ルックスも音楽性もオールディーズ風でなかなか良かった。

最後に今日のお目当て矢野顕子さんと上原ひろみちゃんのデュオ。数年前に一度共演しているのだが見逃していたので、柔らかなタッチのピアノと猫のようなヴォーカルの矢野さんと超絶技巧の男性的なひろみちゃんのプレイの対比が見物だったが、意外に息のあった演奏。それでもスリリングなひろみちゃんのピアノは凄い。矢野さんも持ち味を出しきった濃密なステージだった。
ひろみちゃんのニュー・ヘアスタイルも可愛い。

他にない
顕子とひろみの
アンサンブル

それにしても矢野顕子さんはいつまでも若い。

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猫とテルミン

2009年09月04日 00時19分02秒 | 素晴らしき変態音楽
MySpaceのブログで紹介されていた「テルミンを弾く猫」が余りにカワイ面白かったので、他にも猫とテルミンの動画を集めてみた。このアヴァンギャルドな演奏は人間には出来るものではない。悪戯好きの猫だからこそテルミンに興味を持つのであろう。

可愛い電子音楽をお楽しみあれ。







テルミンは
猫も惹かれる
魅力あり

「大人の科学」は「猫の科学」か?
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工藤冬里、灰野敬二、早川義夫@新宿JAM 2009.9.1(tue)

2009年09月03日 00時30分26秒 | 灰野敬二さんのこと
毎年9月1日に新宿JAMで開催されている裏窓の創立記念ライヴ、6年目の今年は「三羽の侍」と題して、これまた強力な面子が揃った。早川さんと灰野さんは4月12日にやはり裏窓企画で競演しているので若干新鮮味は無かったが。

前回同様早川さんの意向で録音、撮影禁止(録音はしたが)。前回は寿司詰め状態の満員だったが、今回はド平日ということもあり、ちょっと寂しい入り。でも前の方で座ってゆっくり観れたので良かった。

最初は工藤冬里氏。ギターとエレピで全曲ボーカルを聴かせる。マヘルの曲もやり、冬里氏としては至極真面目なパフォーマンス。ほのぼのとして自然に音が外れていく楽器と歌が冬里氏らしい。物販で「Unify My Heart」というCDRを1000円で買った。70分以上収録、ヴォーカル中心のお得盤だった。

続いて灰野さんの登場。SGをジャズコーラスとツインリバーヴにぶち込んで轟音ギター爆撃の始まり。冬里氏のつくった和やかな空気が一気に張りつめたものに変る。ひとしきりギターで暴走した後、突然静かになり荘厳なヴォイス・パフォーマンス。灰野さんの声は天使のファルセットから超低音の読経を思わせる声まで驚異の音域を持つ。サンプラーを使って声を重ねていく。至上の美しさだ。徐々にギター、そして怒気を含んだヴォーカルを聴かせる。しかし最初の轟音ギターに悲鳴を上げたアンプの調子が悪く、ギターの音が途切れがちになってきた。これじゃ演奏にならない。最後はギター・アンプを蹴飛ばして演奏途中で引っ込んでしまった。後で話を聞くと、最初からモニターの調子が悪くてキレかけていたそうだ。スタッフは一生懸命やってくれたのだが機材トラブルはどうにもならなかった。ライヴはまだ続きがあったのに残念だ、とのこと。

灰野さんの突然の中断への戸惑いが薄れた頃、最後の早川義夫さんとジャックスのオリジナル・ギタリスト水橋春夫さんのデュオが登場。「マリアンヌ」「からっぽの世界」「墮天使ロック」などジャックスの曲が次々披露される。早川さんの声は40年前の張りのある声と違って枯れてドスの利いた声に変ってしまったが、心が震えた。特に水橋さんが歌った「時計を止めて」は素晴らしかった。二人とも60歳を超えているとは思えない力強い演奏に感動した。

暗闇に
侍三羽
揺らめいて

裏窓企画もややマンネリ気味になってきた気もするがこれからも期待していこう。

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Alchemy Music Store廃業

2009年09月02日 00時52分35秒 | 素晴らしき変態音楽
大阪のアルケミー・ミュージック・ストアは昨年に実店舗を閉め、インターネット通販だけを行ってきたが、9月一杯で通販も終了するそうだ。

今世界的にCDが売れなくなっており、音楽業界は不況にあえいでいる。そんな中でアヴァンギャルド系に突出した品揃えで営業するのもきつかったに違いない。

けれど今回の閉店は経済的理由だけではない気がする。JOJO広重さんが占い師として本格的に活動を始め、CDショップ経営への熱意を失ってしまったのではないか。売るのは他店に任せて自分はプロデューサー、ミュージシャン、占い師として自由な活動をしたくなったのではないだろうか。

そんなアルケミー・ミュージック・ストアでは現在半額セールを実施中である。この機会に関西の変態音楽に触れてみるのもいい。
AMS 半額セール

関西の
名物ストア
無くなって

ストアは無くなるが、アルケミー・レコードは存続するから安心していい。
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黒いワンピースの女 第4話 夢

2009年09月01日 00時15分25秒 | 連載小説
それは遥かな記憶の果て。彼がまだ少年だった頃、うたかたの夢の中に彼女は現れた。彼と同じで彼女もいたいけな少女だった。

彼と彼女は何をするでもなく並んで座っていた。 「ここは寒いわ」と彼女が言ったが彼にはどうしてよいか分からなかった。彼女の黒いワンピースの肩に、自分の着ているジャンパーを掛けてやる、なんていう発想は浮かびもしなかった。
彼女とは初対面であるはずなのにどことなく懐かしい薫りがする。一緒にいて安心するようでいて、彼は緊張もしていた。

そのうちに場面が変わり彼は数人の友人達と遊んでいる。彼女は少し離れてそれを視ていた。彼は彼女の視線を強く感じた。彼女の目の前でヘマをする訳にはいかない。そう思ったとたん 馬跳びに失敗して地面に顔面から転げ落ちたところで目が覚めた。

彼の股間は粘着質の白い液体で汚れていた。 初めて味わう甘美な快感だった。

夢の中
二人が初めて
出会う場所

禁断の果実を味わってしまった彼の上に更なる試練が襲いかかる。急展開するはずの次回をお楽しみに。

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