グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

雪景色

2025年02月24日 | 今日の大島
本日14時ごろの三原山。

用事で山へ行った柳場が送ってくれました。
しっかり“冬”です。

(かな)

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「第70回椿まつり」と「椿を巡るツアー」

2025年02月14日 | 今日の大島
伊豆大島では、「第70回椿まつり」が開催中です。

今年から、会場を元町の船客待合所に移しての開催。
2日前に会場を見に行った時の様子です。

「椿とめぐる風土」っていう言葉、良い感じだなぁ〜と思います❤️

展示には、椿を育てる高校生たちの頑張りや


アシタバと椿油の搾りカスを利用して、ブタを育てている小坂さんの話や(カメリア豚、美味しいと評判です)


我が子のように椿に愛を注ぐ、山下さんの土づくりなど…

椿に関わる「人」が、取り上げられています。

本日「お店が開いているかな?」と思って、会場に行ってみました。
お昼前で、ちょうど人がいない時間帯でしたが、新たにデザインされた椿の金太郎飴が可愛い感じだったし

おみくじもあって、楽しそうでした!

😌

椿の灰を釉薬に使った陶芸作品などの、お土産物のコーナーには、

島の歴史や素材を大切にされてきた重鎮による、出店もありました❤️

椿油のお店も数軒出ていて、コーヒーも飲めるようになっていました。

椅子やテーブルも置いてあるので、お店の人たちに椿の話を聞きながら、お茶を飲むのも楽しそうです。

今までの椿まつりと形を変えての今年の椿まつり…。きっと色々と大変なこともあるかと思いますが、椿と人を繋ぐ試みは素敵だなぁ〜と思うので、応援&参加したいです!

椿まつりの特設Webサイトは、さまざまな情報が発信されているので、ぜひご覧ください。
こちらです

そして、私たちの店も「コラボ Shop」として、椿をメインテーマにしたツアーを始めてます。

活火山の島で生きる「椿と人の物語」をたどりながら、楽しい時間を過ごしたいと思います。
機会がありましたら、ぜひご参加ください!
(詳細は、椿まつりの特設サイトのなかのこちらをご覧ください!)

(かな)
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ブログ記事定休日

2025年01月20日 | 今日の大島
本日は、ブログ記事はお休みの日です。

写真は今日の元町港。
良い凪でした😌

先週月曜日の13日、ブログ担当者のパソコン不調により、16年間で初めてブログの更新をお休みしたのをきっかけに、毎週月曜日をブログ更新の定休日としました。そのお知らせを兼ねて写真1枚!

(かな)
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泉津海岸遊歩道

2024年12月26日 | 今日の大島
冬は西風が強いことが多い、伊豆大島。
そんな日におすすめの散歩コースが
島の北東に位置する泉津の海岸遊歩道です!

全長5kmほどの道ですが、先日は笠松〜大島公園までの片道1.5kmほどを歩いてきました。


舗装されている道を下ると


遊歩道の案内図がわかりやすく場所を伝えてくれます


右側(島の南側)を目指す前にちょっと海岸の方を下ると


江戸時代の1684年(Y2)の噴火で海まで流れた溶岩が
荒々しく削られていて、絶壁をかたどっています


目の前は大海原です


溶岩の上には海岸植物が植生しており、
「大島海浜植物群落」として国指定天然記念物となっています。



地面を覆っているのがオオシマハイネズ

時期的にクリスマスツリーに見えました🎄✨

マルバアキグミ




可愛く二つ並んだタイトゴメ


今が旬のイソギク


などなど、植物観察も楽しいです!

そのまま海岸沿いの風景を眺めながら大島公園の方まで歩くと
一緒に歩いていた8歳の息子が崖沿いに木が倒れているように生えているのに気づき

「海に入るための順番を待ってる」と物語をつくっていました😄

タイトル「木と海」8歳 男児 撮影


創作意欲をかきたてる散歩道ですね!

大島公園で折り返して

一周道路を歩いて車まで戻り、
全行程70分くらいの散歩でした。

ヤブツバキがちらほら咲き始めていました。


泉津海岸遊歩道はところどころ一周道路に戻れる道があるので、
時間に合わせて行程を決められるおすすめの散歩コースです❣️

(ユリカ)
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元町さんぽ

2024年12月19日 | 今日の大島
大島にいると車移動が多く、普段の生活では歩くことが少ないのが気になっている日々です。
そこで、元町の郵便局に行った際に、海まで散歩に出かけました〜!

西風が強く、出帆港は岡田港だったので、
元町港は車も少なく、空いていました。


桟橋が波をバシャバシャ浴びていました!


港から弘法浜の方に向かって歩きます〜

道中、大島町指定の文化財「ハマンカー」も見物し、


昔の島の暮らしに思いを馳せ😌


海岸沿いの植物たちのたわわな実が目立っていました。

大きいブルーベリーのような実のシャリンバイ


色が目立つトベラの実


赤い種がビビッドです!


どちらも美味しくないようです😅

この辺りは、海抜6.6m!
津波の注意報・警報が発令した際は、高台に避難しなくてはですね


すぐに、弘法浜に到着です


誰もいない海!
左方向には伊豆諸島


右方向には富士山もくっきりです


どこからか流れ着いた軽石、
この大きさでも不安定な場所に置くと風でコロコロ飛ばされていました。


元町の大地を作った1338年の割れ目噴火の溶岩流の南端

海岸沿いでも火山の島だということを物語っています

2013年の土砂災害の後に改修された大金沢流路を通って戻ります


車がたまに通るので、歩道を歩きます!

ぐんぐん進んでいくと、

一箇所、急に狭いところが...

きっと、流路を拡張したので車道幅の関係でこうならざるを得なかったのでしょう...

あっという間に一周道路に到着です。
ここは、海抜25.1mです!津波避難の際は、ここまで逃げ流必要がありますね


ここから先も流路は続いています。


そのまま一周道路沿いを歩いて駐車場に到着です。
歩いたのは40分くらい。
とってもいい散歩コースでした。
何より、自然景観・火山・文化・防災など
いろんな要素がぎゅっと詰まっています!

夏は賑わいをみせる弘法浜も、冬は静かな雰囲気で
ゆっくり散歩するのに、おすすめです😊

(ユリカ)
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秋を求めて

2024年09月05日 | 今日の大島
9月に入り、過ごしやすい気候になりました!
また暑さがぶり返すようなので、まだまだ油断はできませんが💦

ということで、昨日、秋を求めに温泉ホテルコースを散策してきました!

早速、可愛いお花を発見✨

小花柄の縁取りになりそうなヤマノイモの花

秋の散策日和で森林浴も気持ちいい日です


これから色づくのが楽しみなオオムラサキシキブや


サルトリイバラの実


トンネルを出ても清々しい秋空


低木林で存在感を放っていたのが、


仙人草の白い花


そして、ハチジョウイタドリの花々です!


白と赤のおめでたい紅白色も🎉


健気に咲いていたのは、
シマヘクソカズラや


ノコンギク


足元をじっくり観察しながら歩いていたので、
トノサマバッタ
→正しくは「ヤマトフキバッタ」と教えてもらいました(後日、訂正)


ショウリョウバッタにも出会いました


こちらのバッタは見事な擬態で飛んでいなければ、気づきませんでした!


どこにいるかわかりますか?


視点を変えるといろいろな発見が広がりますね!

夏休みに他の各地に訪れましたが、この景色を見て
「愛する大島」という言葉が浮かびました✨


ダイナミックな噴火と生命の再生を感じる伊豆大島。
広大なカルデラ内の景色は唯一無二だなと改めて実感しました。

やっぱり大島は最高です!

(ユリカ)
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モーニング ウォーク

2024年08月08日 | 今日の大島
8月17日の山の日のイベントツアーの下見に行ってきました!


早めに出発して、6時半ごろ歩き始めたので、静かな山を貸し切りです😉


ゆっくり足元を観察しながら歩くと、遊歩道沿いに溶岩の上では見慣れない植物が...

マルバグミでしょうか?

久しぶりに1986年の溶岩流先端の横の道を通ります。


草が生い茂るこの季節でも、メンテナンスされていて歩きやすかったです。


もう季節は終わりですが、日陰の場所にはところどころガクアジサイ残っていて、
ひとりで「ガクアジサイ探し」を😄

全行程で8つ見つけました✌️

草木が生い茂るところでは、アブラゼミの激突が激しいながらも、
ジャノメチョウに出会ったり


お亡くなりになったキョンや


オナガミズアオにも出会いました。


15分ほどで外輪山の麓に到着です。


つきあたると、この看板があるので、わかりやすいです。


いざ、赤ダレへ〜!

しばらく雨が降っていないので、幻の池あたりの地面もカラカラです。


ちょっと寄り道して、ここだからこそ見られる伊豆諸島の島々を♪


赤ダレまでもう少しです!


看板ができて、霧が出てても迷わなそうですね😉


目印のゴリラ岩と解説看板がすぐそこです!


いざ、赤ダレの絶景を!!!
と期待を込めて崖をのぞいたら....


チーン😓


半分、影に隠れていました😓😓😓


時間は、朝の8:00くらいです。
暑すぎず、歩きやすいけど、半分見えないのは、残念です...

代わりに凛々しいゴリラ岩がなぐさめてくれました😆


帰りは、外輪山の脇を通るルートです。


サクユリもまだ、美しさを放っていました✨


植物が生い茂るコースの中では、
クサギの花を求めるアサギマダラに出会ったり


ぶどうのようにたわわに実るオオバエゴノギの蕾を眺めたり


観察が楽しめます✨✨

9時ごろに戻ると、多くの観光客の方にすれ違いました。

親子やサッカーキャンプの団体さんなど、夏休みだなーと実感しました。

8月17日は、9時スタートなので、暑さ対策をバッチリして歩きたいと思います!
みなさまのご参加をお待ちしています😊

(ユリカ)
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2つの港と木の根っことヒモミノガ

2024年03月03日 | 今日の大島
今日は、昨日1日ツアーに参加してくれた、伊豆半島ジオパークの伊東ビジターセンター(ジオテラス伊東)で活動するガイドさんと、お昼ご飯を元町で食べました。(午前中は半日火山博物館で過ごし、とても「楽しかった」とのこと。このツアー報告は、スペシャルな景色すぎて長くなりそうなので、明後日に回します・笑)

“天気JP”の天気予報では、「南西の風10m」の予報が出ていた、13時過ぎの元町港の風景です。

台風ほどではないけれど、それなりに波がありました。

ドド〜ン!!

過去に山腹の割れ目噴火で流れた幅の広〜い溶岩の上にできた島の中心地の元町港は、もろに風の影響を受けるので、桟橋が波を被ることが多いのです。

一方、15時過ぎの岡田港。

この時間の“天気JP”の天気予報は、「南西の風11m」の予報でしたが、数10万年前の古い火山の残骸が、70〜100mの高い崖を作り(左側の崖です)、風を防いでくれる岡田港は静かでした!
乗船者は、難なく船に乗り込み…

無事、出航して行きました!
天然の良港を作ってくれている古い火山に感謝〜❤️

ちなみに2つの港の写真を撮るのに2時間の差ができたのは、寄り道をしていたからです。

椿の根に、たくさんの“ヒモミノガ”が、ついているのを見つけ、思わず車を降りて観察してしまったのでした。

いや〜、もう、たくさんユラユラしていて面白かったです😀
それに…根っこに寄って空を見上げると、根っこの存在感が増すことを発見!

ヤブツバキは巨大なサツマイモに見えるし…

スダジイもこの角度で見ると、巨大なタコみたいに見えて迫力ありました。

色々なジオなお話をしながら、取材もできて楽しい時間でした😀(感謝)
私もいつか、ジオテラス伊東に遊びに行きたいです☺️

(かな)
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出帆港

2023年12月14日 | 今日の大島
大島の旅客船の玄関口は2つ
元町港と岡田港です!

昨夕の岡田港


無事、今日の役目を終えた後なので、誰もいません!



昨夕の元町港

(強風のせいか、本日の出帆港の看板が壊れている?!)


島の西側にあり、夕日がキレイです😌


朝に出帆港が決まるので、
船を利用する人もそうでない人も、大島に住んでいると
気になるのが、「今日の港はどっちか?」

このように、伊豆諸島では天候により出帆港が変わるのは「あたりまえ」になっていますが、
この「あたりまえ」、
つまり出帆港が天候によって変わるという場所は日本にどれくらいあるのでしょうか?

ネットで検索してみても、伊豆諸島のページしか出てこず...
そうだあの本を見てみよう!ということで図書館で借りて来ました!

ジャーン✨


日本の島情報が詰まっている「シマダス」です!

有人・無人を合わせおよそ1700島を超える島々の情報が収録されている、
圧巻の離島の辞典です。

それぞれの島の交通情報が書いてある欄をスキミングして、
調べました。

大島の場合は、「天候や海況などによって大島の入出港地は元町港か岡田港のどちらかになる」と
書いてあるので、そのような文言を探して...

半日以上かかりました...😣

天候によって港が変わるという文言が全然なく、
諦めかけてきたとき、ようやく見つけたのが、

沖縄の南大東島と北大東島です!




週1-2便のフェリーのようですが、ありました!

こんなに日本には島があるのに、やっと探せたのは、この2つの島だけ?!

伊豆諸島ではあたりまえの「出帆港」というワードが
他の島では珍しい、という結論に行き着きそうです。

でも、このリサーチの方法では、見落としているだけかもしれません。
もし、ご存知の方がいたら教えてください〜!


最後に、昨日12月13日の新月の日の夕日です!


今日も一日ゆたかな日をありがとうございました。
明日もみなさまにとって良い一日でありますように。

(ユリカ)
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元町・岡田 まち歩き下見

2023年10月12日 | 今日の大島
今月末に開催されるジオパーク全国大会ポストジオツアーの
健脚者向けの外周コースを担当させていただくことになり、準備に励んでいます!

昨日は、出帆港周辺のまち歩きの下見にかなさんと行ってきました。
元町港から出発です!


限られた時間の中、どこをご案内するか吟味するため、いろいろ考えながら歩きました。

象徴的な朱色の赤門!

赤ダレ, 赤禿に並び大島の3大「赤」ですね!!

ホテル赤門さんの中を通り、為朝神社に行く途中に立派なスダジイの木が!


貫禄のある枝ぶりです


茅葺き屋根の為朝神社は大切にメンテナンスされているのが伝わってきます


幹の一部が土になって他の植物たちの住処を提供している木をみて、
懐の広い木だなぁと感心♡


秘密の抜け穴発見!

赤門のご主人が小さいころ、このトンネルで遊んでいたそうですが、
その後の地震や噴火で中に入れなくなったそうです。

潮音寺にも寄りました。

こちらでは大島ならではの「あるもの」をご紹介したいんです!


ところ変わって、岡田港です。

急な階段を上がって


龍王神社にお参り


坂が急であることを象徴するような、
こんな写真が撮れました。

(不快に感じる方がいたら、申し訳ありません)

続いて、八幡神社です。




この石を持ち上げられたら一人前と、若者の力試しに使われていた、力石もありました。


マメヅタをきれいにまとった天然のデコレーションも✨



こうして振り返ってみると、少し歩いただけで神社やお寺がこんなにもたくさんあるなんて、
島の暮らしにとって、神社仏閣が欠かせないものだというのがよくわかりました。

まち歩きの時間も限られていて、
当日の出帆港により、
元町を歩くか、岡田を歩くか、朝までわからないのですが、
火山の島で人々が工夫しながら暮らしてきた様子を少しでもご覧いただければと思っています!

(ユリカ)
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