グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

ナイトツアー下見

2013年06月30日 | その他
本日2回目の投稿です。

いよいよ明日から7月。
夏休みが近づいて、ナイトツアーの予約が少しずつ入ってきました。

で、昨日ツアーコースの下見に行ってきました。

虫が苦手な辛島は、良く虫を見つけます(笑)

ライトの光に照らし出される花は、昼よりもいっそう鮮やかに見えます。
今が盛りのガクアジサイ。

この色のものは珍しいです。
(普通はブルー)

1cmぐらいの大きさのカエルが、葉の上に乗っていました。

ちょこんと出っ張った尻尾の残りがなんとも可愛いです。
ナイトツアーのスターになりそうな予感。

ところで昨日の下見の課題の1つは「お客様にどうやって夜光虫を楽しんでもらうか?」でした。

夜光虫は海の中にいるプランクトンで、動くものに反応して光ります。
光の色は蛍やキノコと同じような蛍光グリーンですが、光るのはほんの一瞬…

その光を見るため用意したのがこれ。竹箒です!
これで海水をかき混ぜて、光らせようという作戦です。

「魔女の宅急便だよ~って言って、こうやるとうけるよ。」という柳場の言葉を実践する辛島(笑)

凝り性の柳場はさらに、小型タンクを水中に沈め泡で夜光虫を発光させるという技を開発したようです。

確かにタンクから出る泡の周辺で、夜光虫がキラキラ光っています。
でもちょっとタンクが重いですねぇ…女性ガイドには無理かな。

このあと「あ~でもない」「こ~でもない」と、あれこれ方法を話し合い、2時間の下見は終了しました。

その結果、たどり着いた結論は…
夏のツアーのブログで報告します(笑)

どうぞ、お楽しみに~。

(カナ)











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第1回・ジオパーク研究会総会&懇親会

2013年06月30日 | 火山・ジオパーク
一昨日、ジオ研(伊豆大島ジオパーク研究会)の総会と懇親会が行われました。

参加者数は、新入会員2名を含め28名だったそうです。(事務局より)

1年半前の講習後36名でスタートしたこの会は「全員が運営に携わる」という方針を決め、4班に分かれて各班ごとに勉強会の企画運営を行ってきました。

月1回ペースで行われた勉強会の内容は、5回のフィールド学習会のほか、津波防災、国立公園とジオパーク、南三陸町津波体験などの室内講演会、火山博物館学習会など…。

この「全員が会の企画運営に携わる」という方針は多くの会員に好評だったようで、総会の事前アンケートでは9割以上が「今のままの班構成で続けてほしい」という意見だったようです。

総会のあとの懇親会は、参加費なんと100円!

参加費を払う側も、受け取る側も笑顔です!

懇親会の席では「皆で歩いて色々な話しができたフィールド学習が、とても楽しかった。」という意見が複数出ていました。そしてチョッピリ人生の語りもあり…笑いの絶えない和やかな雰囲気でした。

「素敵なメンバーだなぁ、この場にいられてうれしいなぁ」としみじみ思いました。

1年間みんなで活動を続けたことや、全員が企画運営に関わったことで、お互いに信頼や思いやりのようなものが育ってきたのかもしれません。

ジオ研は「伊豆大島ジオパークの価値と魅力を再発見し、ジオパークに関わることを多くの人と共有すること。」を目的とした会です。
プロのガイドが4分の1ぐらい混ざっていますが、年齢、職業など、実に様々な人が参加しています。

「それぞれ自分にできることをしてジオの楽しさを周囲の人に伝える。
そして何よりも、自分自身が仲間と一緒にジオを楽しむ。」
これってジオパークをつくっていく上で、最も大切な土台となる部分のような気がします。

そして!
「会の運営は全員で」とはいえ、5人の世話役の人たちは月1回定期的に集まり、ジオ研の“芯”となるものを作ってくれました。

とってもお疲れさまでした!!

伊豆大島ジオパーク、素敵です!
ジオ研、万歳~!

島内のブログ読者の皆さん、ジオ研はいつでも入会可能ですので、ぜひお気軽にご参加ください。

みんなで一緒に、いっぱい笑いましょう~。


(カナ)
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見ごろです

2013年06月29日 | 植物
ハマカンゾウ、今年もたくさん咲いています。
大島に初夏を告げる花のひとつです。


ハマの名の通り海岸沿いを彩ります。


ひとつの花は一日花ですが次々に開花するのでしばらく楽しむことができます。




緑の中にオレンジの花。
毎年の風景がいつまでも続きますように。


今日、アブラゼミの初鳴きを確認しました(ワタクシ調べ)
ニイニイゼミは15日でした。

                              がんま

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ある一日

2013年06月28日 | その他
こんにちは。
少し晴れ間も見えて、少々暑い一日です。

普段は海の事務所のほうで仕事をしていますが、海のゲストの方も、陸のゲストの方もいない、そんな日。

明日が土曜日なので、掃除をしたり。
めでたくクッションカバーができたので(わたしは作れません)、それを取り付けてみたり。


古くなっていた店内の掲示をリニューアルしたり。


あとは、常日頃たまっていく一方の資料を整理したり。


これはスチレンボードでできている立体地図です。
カッターやハサミで等高線を切っていき、立体的な地図に仕上げます。
勉強熱心な伊豆大島の皆さんのことなので、すでに自慢の作品がいくつかあるかと思います。
わたしは手作りキットに頼って・・・。


ひたすら切り抜く。
「しまった!ここの崖少し切りすぎちゃった!!」
とかなんとか言いながら、せこせこ作りましたが、結局今日は完成せず。
まだ160mの等高線の面を切っている途中です。
40m毎にあるので、三原山山頂までまだまだ時間がかかります。

完成したら、店内やガイドのときに活用する予定です。

午後は郷土資料館に行ってきました。
つい最近から、外に展示してあった、昔の家を工事しているようだったので、中を覗けないかと思って見にきました。


すると、三宅島の保健所で働いているという方がいらっしゃっていて、いろいろと三宅島の話を聞かせていただくことができました。
三宅島には蛇がいないとか。
いいなあ。


中で働かれていた女性の方に無理を言って、屋根裏に上がらせてもらいました。


すごい!!
考えて結わえられている紐、木の組み方、なかなかお目にかかれません。
お忙しい中、大変失礼しました。
萱葺きを取り外して、トタン屋根に変えるそうです。
残念です。でも萱葺きはどこでも維持が大変です。
またカムバックすることを期待しています。
今度トタンになったら、また来ようと思います。


厩の前で、郷土資料館のTさんから質問されました。
「これはなんのためにあったでしょう?」

牛をつなぐため、だそうです。
自然に開いた穴のある石を利用しているようですが、よく見つけてきたなあと思いました。
おそらく海岸のものだと思いますが、これだけの穴を開けるのにどのくらいの年月がかかったのでしょう。


穴の一つを覗いてみると、中に気泡の跡が見えました。
どうやらもともとは玄武岩~安山岩だったようです。

火山とともに暮らしてきた知恵ですね。
そこにあるもので、生きる。
水の話を聞くたびに、決して楽な生活ではなかったと常々感じます。
それでも、そこで生きる。
すごいなあ、と思います。

火山と人の生活、もっともっと知りたいと思った一日でした。(ユカ)
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桜島の火山博士

2013年06月27日 | 火山・ジオパーク
一昨日行われたジオパークガイドセミナー講師の福島さん(桜島ミュージアム理事長)と2日間、大島を歩きました。

一昨日の辛島のブログでも報告があがっていましたが、初日は到着するなり三原山フルコースへ。

福島さんは,火山地質の専門家です。
火口一周コースの中で最も見晴らしの良い“剣が峰”での火山講義は、なんとも贅沢な気分でした。

そして昨日は雨の中、元町溶岩流、筆島、赤禿と回り、様々な「火山の見方」を教えてもらいました。

例えば海岸に落ちている赤茶色と黒の岩。私は今までこれを単純に「赤茶部分は溶岩が降り積もったもので、黒い部分は溶岩が液体のように流れたもの」と思っていました。ところが…

「黒い部分はもしかしたら“溶岩流”ではなく、降り積もったものかもしれませんよ。」と福島さん。
熱い溶岩が降り積もると互いが溶かしあい、再び流れ出すこともあるのだそうです。

福島さんは「そう考える根拠」を教えてくれます。

「降り積もったものの上下に溶岩流が流れたら、その境目は急冷されるのでガラガラ、ガサガサになるはずです。でも、これはそうじゃないでしょう?それに黒い部分には筋が入っている(上の写真の方が良くわかります)を見ると、これは重なって押しつぶされた溶岩のようにも思えます」

なるほど、そういう部分に着目するのですね。

以前から不思議だった崖の色の違いについて。

「黄色い部分(けっこう広範囲)は高温のガスによる変質の可能性があります。この黄色い部分全体がマグマや火山ガスの通り道だったのではないでしょうか?」

なあるほど~。
言われてみれば、黄色い崖と赤い崖の中間には、両方入り交じった色使いの崖があります。

ガスが抜けていった部分が黄色くなっているという考え方は、とてもイメージしやすいです。

ということは、この目の前の風景も…

なんだか推理小説の謎解きを楽しんでいる気分になってきます。

“黄色い崖”から“3色の崖”を経てさらに奥に歩いて行くと、やがてあたりは“赤と黒の崖”に変化します。

黒い部分は出口を求めて地下から上がってきたマグマが、冷えて固まったもの。もともと熱々の溶岩が降り積もって赤くなっていたところに、さらに下から板状のマグマが何本も上がって来たのだから、数10万年前のこの辺りは、想像を絶する風景だったことでしょう。

そんな中で…
「あ、これかわいい~。」と嶋田。

確かに、大迫力の景色の中の黒い小さな山…かわいいです。
(砂の下の部分は、もっと大きいのかもしれませんけれど…)

赤い崖には、白いクリスタルな塊(たぶん斜長石の結晶)がたくさん混ざっていました。
大きいものは、このサイズです。

結晶が大きくなるためには地下のマグマだまりなどで、ゆっくり時間をかけて成長する必要があるようです。

「と言うことは、この溶岩が出てくる前は噴火のない時期が長く続いて、地上の生き物達も平和に暮らしていたかもしれないなぁ。」目の前の崖から過去の風景を思い描く遊びは、とっても楽しいです。

知識がない時は訳が分からなかった風景も、何度か専門家の方達と歩くうちに少しずつ自分たちで楽しめるようになってきました。

以前だったら「この黒くて太い溶岩、なんだろう?」と思っていたはずのものが「これって板状の岩脈の真ん中が崩れたんだよね。」と、みんなで言い合えるようになりました。

ちょうど本を、表紙を手前にして壁に立てかけて真ん中をベリベリっと破いたように…見えませんか?(笑)

火山と海と風雨と太陽の合作の風景は…


短い周期で変わっていく風景でもあります。

崩れたり、砂が動いたり、地球が動いているから景色もどんどん変わっていきます。

大地を押し広げ、地上を目指したマグマの前で記念撮影。

人間に比べて、あまりにも大きな「噴火」という地球の営み。
その大きさを肌で感じられる景色の中で、普通なら見ることも触ることもできない“マグマ”と並んで記念写真が撮れるなんて…幸せです!

ところで福島さんは、今回のセミナーの中で「知識が増えると、より楽しめる」と語っていました。
これ、全くの同感です。

“桜島の火山の迫力”と“知識を増やして想像することの楽しさ”を語った福島さんのスピーチ(今回のセミナーとは違います)が、以下に公開されています。
http://tedxtalks.ted.com/video/Daisuke-Fukushima-at-TEDxSakura
とてもわかりやすく面白いので、ぜひ一度ご覧ください。

また福島さんは、国内でもっとも活発な火山である桜島全体をミュージアムに見立て、体験型観光&教育に10年以上尽力されて来た方でもあります。

地元の自然や歴史文化、人の暮らしの中から“宝物”を探し、それを多くの人に楽しんでもらって地域活性化を目指すという、ジオパークとほとんど同じに思えるエコミュージアムのコンセプト。

一昨日のセミナーの時、福島さんに「エコミュージアムとジオパークの違いは何ですか?」と聞いてみました。その回答は…

「エコミュージアムは様々な活動がバラバラな方向に向かうことがあるが、ジオパークは中心にジオがある点。また、エコミュージアムは進めていくとどんどん深く、マニアックになていくが、ジオパークは日本各地、そして世界とつながることができる点。」と2つの“違い”をあげてくれました。

10年以上におよぶ「まさにジオパーク」という活動を実践してきた方の言葉は、説得力がありました。
「ジオパークは、外とつながることができる」…これって、まさに!

今回の一連の講習もそうですけれど、タフで好奇心旺盛で、まじめ(地球人として!)で楽しい、日本各地のジオパーク関係者と、ジオをベースに知り合えること自体がスゴイです。

福島さん、2日間ありがとうございました!

いつか桜島に行きますね~。

しかしジオパークやっていると,行きたい場所が増えすぎる…笑。

(カナ)







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カワラヒワ

2013年06月26日 | 
今朝、小雨が降る浜辺近くでカワラヒワを見つけました。
伊豆大島では繁殖していて一年中見ることができます。
ハマダイコンの種を食べています。

2羽でいましたが、

こちらの子、なにか変だと思いませんか?

よく見てください。

尾羽がありません。
でもわずかに生えてきているように見えます。
一体どうしたのでしょうか?



背中に雨粒が乗っています。



ハマダイコンの種は結構大きいのですがクチバシでくるくる回しながら器用に食べていました。
このときの仕草がとってもかわいいんですよね~。

しばらく見ていると連れ立って飛び立ちました。
ペアなのか今年生まれの兄弟なのか・・・
尾羽が早く生えてきますように。


                             がんま
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海ふるツアーと陸ガイドとジオガイドセミナー第4回

2013年06月25日 | 火山・ジオパーク
22日、海のふるさと村主催のジオツアーに、ガイドとして参加させていただきました。
島在住のご夫婦と、N先生、海のふるさと村のスタッフの方と、山頂まで行って表砂漠から戻ってくるコースを歩きました。


この土日、心配されていた台風はどこへやら。
いつもよりもきれいに伊豆半島が見えていました。
「緑色の大室山」を私は初めて見る事が出来ました!
なんてステキなコンディション!!


お二人は、今はほとんど使われていない道を散策する、という、まさに「開拓者」。
なかなか鋭い観察力をお持ちで、いつもながら私も発見がいっぱい!
「ポンポコお腹の音がする」パホイホイの場所で、「ここもこうつなげれば、もともとチューブだったのかな?」と、もっと大きな視野で見てくださいました。まさに!!全然気がつかなかった!!


「1986の噴火で降り積もった堆積物の崖」では、スコリアの堆積物の中に、なにやら怪しい物体を発見してくださいました。しかもいくつも!!なぜだ?!こんなの今までなかった!!あーでもない、こーでもない、みんなで散々推測して、考えてみた結果、「キノコ」と考えるのが一番しっくりくる、ということで落ち着きました。軸のないキノコなんて初めて!!一人で見ていたら、気がつかない、気がついても考えが固定されて進まないことも、みんなで考えると答えの幅が広がって、とても面白いです。やっぱりツアーはいいなあ。


「いつも歩いているのに、違う視点で見る事ができました」と別れ際におっしゃっていただきました。とてもうれしいお言葉でした。埋もれた道を開拓しているお二人。これからはぜひ、火山地質図をもって入ってください!!そして不思議な、疑問な、ワンダーなジオを見つけたら、ぜひぜひ教えてください!!!私もたくさんいろんな道を歩いてみたい!!海ふるさん、参加していただいた皆さん、どうもありがとうございました!!

その日は急きょ午後から別のツアーが入りました。
若い方お二人。
せっかくなので、裏砂漠と筆島に行こう!ということで行ってまいりました。


ハナイカダ。なんと実が3つ!!
「ふつうは葉っぱ1枚に1粒なんですよ、2個とか3個は珍しいんですよ」
と言っていた矢先、ゲストの方が発見してくださいました。
うぉ~!!すごいっ!!!!!と一人で感動していたら、
「珍しいのに、こんなにたくさん2~3個ついてるのをいきなり見ちゃったね」
と、私の極端すぎる感動に驚かれていました。すみません!!


しかし、この青空!!
1週間前に急きょ伊豆大島に決められたお二人。天気を心配されていたようですが、「きっと大丈夫に違いない!」という力強い信念で今日に至ったそうです。筆島は残念ながら下に少ししか降りることができませんでしたが、ぜひ、機会があればもう一度トライしてみてください!!

そして本日。
ジオガイドセミナー第4回の講師は、桜島ミュージアムの福島大輔氏が来島されました。
到着後すぐ、フルコースを歩くという弾丸ツアー。


今まで全然気がつかなかったのですが、山頂口を山に向かって下る途中の側溝の中に、アジサイが咲いています!!
こんな薄い側溝の土の中で育つの?と思ったところ、側溝の壁から太い根が出ていて、そこから生えていました。
すごい!!根性!!


安永溶岩の向こう側に、嶋田さん御用達の場所があるというので行ってみました。
お食事中の方、すみません!!!!!


お土産にいただいた「かりんとう饅頭」の色が、スコリアの色とそっくりだったので火口をバックに撮ってみました。こういうパッケージいかがですか?


一滴の溶岩の上で大地を感じる、の図。
おや?一人はさりげなくポーズをとっています。
福島さん!寝ていると置いていきますよ!!


樹海の中で、ど根性植物になりきっていただきました。
少しの割れ目にも根を伸ばす木々。
わたしも逞しくありたい。
ここに来ると、植物たちから元気をたくさんもらえる気がします。


第4回目のセミナーは、本日も盛況で、約30名の方が参加されました。
本日のテーマは「桜島の地域遺産を活かす試み」。
なんとこのスライド、10年前から変わっていないということで、それはつまりコンセプトが10年前と今とでも変わっていないとのこと。それってすごいことだと思います。10年前といえば、私は・・・、大学生で、あ、伊豆大島に初めて訪れた年です!!私も変わっていないかも。

地域全体をまるごとミュージアムとしてとらえて、現地で「本物」を保存・展示し、実際に体験できるシステム、これをエコミュージアムというそうです。それに「本物」を体験するエコツアーを加えて、活動してきたのが桜島ミュージアム。
そう、ジオパークとすごく似ているのです。

これは土石流がぶつかった橋の写真だそうです。
「土石流」と聞いても、口頭で説明されても、ネットで調べて文面だけ読んでいても、なかなかこの「すさまじさ」は伝わってきません。これを「現地」で、「本物」を「実際に見る」ことで「生々しいすさまじさ」を体全体で理解できる、ということでした。
確かに。
確かにそうなんです。
「体験」って、とっても大切だなあ、と改めて感じました。


現在、ジオパークに申請中の桜島。
エコミュージアムとして、基礎がしっかりできているだけに、どんなジオパークになってゆくのか、興味シンシンです!

今回さまざまな地域から講師の方々に来ていただいていますが、ひとつでも活かして、伊豆大島ジオパークももっと地域に根ざせるように頑張ろう、と思った一日でした。
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ツチアケビ

2013年06月24日 | 植物
大島は高さが有るので家の周りで咲き終わってしまった花が その後、山に行くと咲いています。今日はツチアケビの花について聞いてください。(今回本やネットであえて調べ無いで自分の見たまま考えたままを書いてみます)

ツチアケビの花はこんなの

全体は

こんな枝です(蕾)。枝と言っても草ですが。少し前、土からニョキニョキ出て来たようです。
20センチから1メートル近い物まで高さは様々。
しかし、葉はありません。花が終わっても葉は見たことが無いのです。植物って光合成によって大きく育つのに…   大島で花だけ咲いている物に寄生植物にタイワンギセルが有ります。これと同じようなのでしょうか?

ツチアケビを今年初めて見たのは大島公園で6月8日。都道より下標高20から30メートルぐらい。花が咲いていました。

翌日、湯場より15分ほど歩いて下ったところ。標高約400メートル 花はまだ蕾。

そして、昨日

内輪、外輪山(約500~550メートル)で沢山の蕾を見つけたのですが、一つも花が有りませんでした

では2週間前の花が気になって湯場下に
一番初めの花の写真が湯場の写真です。

ツチアケビこの植物が一番目立つのが赤い莢。去年花も莢も見たがその中間 何処が莢になるのか?またまた気になって大島公園下に




莢らしきものが出来ていますね。う~ん花の付け根が莢になるのか!


沢山の株を見つけて以前聞いたこと“昨年咲いた所には花が咲かない(株が出来ない)”
これは違っていて幾つかの株では去年の枝が枯れて残っていました

ここには6本(たしか?)枯れ枝が2本(写真は1本見える)

気持ちとしては土の中を掘ってみたいのですが、その代わり内輪の莢が赤くなる1カ月ぐらい経った頃調べてみることにします   (しま)
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2回目のジオパークツアー

2013年06月23日 | ツアー
毎年この時期に、新入生の体験ダイビングで大島の海に潜りに来てくれるG大学のダイビングサークル(ネプチューン)の皆さんが、2日目のフリータイムに“ジオパークツアー”をリクエストしてくれました。昨年に引き続き、2回目のリクエストです。

今年のツアー参加者は26名。
辛島と2人で案内しました。

移動時間を入れて3時間のツアーリクエストなので、歩く時間は2時間半ぐらいです。

1986年溶岩流先端に、今年も登りました。
昨年は霧で山が見えなかったのですが,今日はクッキリ!

「溶岩が流れたぞ~」ということを実感できる景色に、昨年のツアー参加者からも歓声が上がっていました。

で、今年も…

アア溶岩の上を裸足で歩いて「アア痛い」を体感。

「俺にとってこれは、パホイホイ溶岩だな」←あまり痛くないという意味。
これ昨年と全く同じ発言です!なつかし~。

でも…「痛て!」

一部アア溶岩だったようです(笑)

避難壕の中では寸劇開始。

「素敵なお住まいですね。」「おいくらぐらいですか?」と、確かこんな会話でした。
そう言われてみると、立派に住めそう(?)

山の上の大きな岩ではいつもの「この岩がどうしてここにある?」クイズ。

辛島チームに「大正解!」が出たようです。
うちのチームも、いい線いってました~。

2回目のジオツアーで初・火口!
「でっかい~」の声があがっていました。

朝はうっすら霧がかかっていて少し心配したけれど、無事火口を見てもらえて本当に良かったです。

「この景色いいよね!」「いい~!」

溶岩原の中に伸びた1本道を、数人がダッシュしていました。(走りたくなる気持ちわかります)

縄模様の溶岩の上で「縄の真似して~」という私からの注文に、一瞬考え込む…の図。

難しい注文で失礼~(笑)

山を下りたら、雨のあとだけ現れる「幻の湖」に今日は水がいっぱい溜まっていました。

「逆さ三原山が写るかな?」「写るんじゃない?向こうの山(外輪山)も写ってるし」
水の中に山の景色を見つけようとするところ、私と同じ感性です。楽し~。

そして水に映っていたのは、山だけではありませんでした。
歩いて行く人の姿…まるでどこかの湿原に来たみたいです。

水はけの良い大島では、めったに見ることができない景色…素敵です。

外輪山の砂の斜面にのこる足跡を見つけ、同じルートを登っていく2人。

2人を目で追っていたら、空の模様に気づきました。

キレイな空だなぁ…。

カッコいい。

ところで、今日一緒に歩いた学生さん達は教員志望が多く、東京都の教員採用試験を間近に控えた人もいたようです。

大島の海に潜り、山を歩いた経験を持つ先生って、いいですよね。
きっと教える子ども達に、リアルな自然の魅力を伝えてくれるような気がします。

みんな2回目のジオツアーのリクエストを、ありがとう!
また来年も、“ジオ”を体験しに来てね~。

(カナ)








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今年も

2013年06月22日 | 
近所に甘えん坊ハシブトガラスの幼鳥が出現しました(昨年は7月11日に記事にしています)
今年は3羽の兄弟です。
↑クチを開けている左の2羽が子供ちゃん。
撮影は今朝です。



アンテナにもう1羽。
この3羽はうちから50メートルほど離れたところにある大きなスダジイから巣立ったのだと思われます。
10日くらい前に巣に3羽がいるのを見つけていました。

アンテナの子が騒ぎ始めました。


もう1羽の親鳥がやってきたのです。

・・・ちょっと育児疲れのご様子?

隣の家の屋根に移って食べ物をねだっています。



このときの声はかなり大きいので遠くにいてもよく聞こえます。


本日のオマケ。

今朝の富士山。
晴れて世界遺産に登録されましたね。

                            がんま
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