グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

伊豆大島椿まつり

2011年01月31日 | 今日の大島
椿まつりが始まりました。
咲き初めが遅かった椿もたくさん咲いて来ました。

昨日は椿まつりオープニングを飾るパレード開催されました。


前日の土曜日、新潟の加茂市からパレード参加のお客様が来島されました。
ジェットホイルが着きました。


加茂市の市長さんです。え!わ私も  優しい気さくな市長さんでした
ミス雪椿、クィーンの方たちも来られましたよ


加茂の踊りの会の方
他にもライオンズクラブ、婦人会方々50人近くの団体です
(加茂市とのお付き合いは2010年4月19日、26日のブログも見てください)



さて、日曜日はよく晴れてパレード日和、風が無ければもっと良かったのに!寒かった

東京からもお神輿3基が参加


かわいい参加者でしょ?


粋なお父さん


地元からも
たくさんの団体参加がありました

代表でアンコキッズ
ちょっと遠いですがブログ配慮です、あしからず


もちろん

婦人会も出ました。“明日葉音頭”を踊っているところです


あれパレードの写真が無いじゃないの!って そうなんです。もケータイも持って出られませんでしたので大島の他のブログも見てくださいね。    (しま)

※大島公園の椿プラザではアンコさんによるて踊りも開催されていますので見に来てください
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小学校での講義と大きなヤブツバキ

2011年01月30日 | 火山・ジオパーク
昨日、さくら小学校の道徳授業地区公開講座で講演を行いました。  

講演テーマは「子どもたちに伝えたい大島の自然」&「ジオパーク」です。

実はこのテーマをいただいた時、紹介したい素材が多すぎて、資料作りがなかなか
進みませんでした(^_^;)

58枚のプレゼン資料を作ったのですが「何だか理屈っぽくて面白くできないな~」と思って、
いつも私の資料に対して的確な意見をくれる方に見てもらったところ、
「お勉強になってて、ワクワク感がないですよ。全体的にもっとやさしい言葉にしましょう」
というアドバイスをもらいました。

「やっぱり…(^_^;)」

…で、前日夜中まで資料とにらめっこをしながら、「私が伝えたいことって何だろう?」と考えました。

それは難しい理屈ではなくて、目の前の様々な景色や生き物たちの姿が伝えてくれる、
すごくシンプルなことのはずなのです。

スケールの大きな火山の風景は「地球が生きている」ということを素直に感じさせてくれます。

噴火の度に一粒のタネから森を再生する植物たちの姿や、環境に合わせて形を変える動植物の
暮らしぶりを見ると「生命ってたくましいなぁ、すごいなぁ」と、毎回思います。

そして「火山、森、海という様々な環境がギュッと詰まった大島の自然は宝物のようだな~」とも…。

それらを、説明するのではなく、私が感じたままの言葉で表現することにしました。

…で、昨日の講演風景です。

皆さん、熱心に話を聞いてくださいました(^O^)

終了後に私の所に来て「自然以外にも人間の暮らしとの関わりを、取り入れた方が良いのでは?」と
アドバイスくださった方もいました。

じつは人間の暮らしと自然との関わりを取り入れていくことは、私の今後の課題なのです。

このようなアドバイスをいただけるということは、講演での話を受け止めて
真剣に考えてくださったことの証ですから、とても嬉しかったです。

また今回は“教員の方向けの講演”ということもあって、全国で子どもたちに向けて行われている
取り組みを紹介しました。

その中のひとつ、“地震火山こどもサマースクール”は、
ジオパーク誕生前から行われている年1回の準恒例行事です。

火山学会、地震学会、地質学会、各地教員などの有志の方々が、専門家を軸に
室内での楽しい実験やフィールドワークを通して、子どもたちが楽しみながら
火山や地震について学べるように工夫を重ねています。

興味をもたれた方は、下記ページをご覧ください。
http://www.kodomoss.jp/
素晴らしい自然も、時として人に災害をもたらすことがある…。

火山の島で暮らす私たちは、自然の素晴らしさから様々なことを学ぶと同時に、
いざという時の災害を最小限にして火山と共に生きる方法も、学んでいかなければならないのですね。

ジオパーク、関われば関わるほど奥が深いです。

ぜひ多くの方にそれぞれの得意分野で参加していただいて、
伊豆大島ジオパークを中身のある、皆が誇れるようなものに育てていきたいです。

さて、今日は文章が多かったので(笑)、最後に満開のヤブツバキの写真を紹介します。

先週の日記でも登場した小清水のヤブツバキの大木です。
大きい木ってやっぱりそれだけで、多くの人を引き付けるものがありますよね。

人間と大きさを比べてみてください。

でっかいですよね~!(^^)! 
9倍ぐらい??

根っこもすごい迫力だし…


真下に立って見上げた時の、枝の張り方もすごいです!!

昨日から始まった“椿祭”にふさわしい咲きっぷり、ですよね(^O^)

メジロも何羽もやって来ます。…写ってないけど(^_^;)

皆さん機会があったらぜひ、小清水のヤブツバキをご鑑賞ください~(^O^)

(カナ)
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ヒレンジャク

2011年01月29日 | 
今日もいつものように朝から伊豆大島鳥探しに出掛けました。
期待していた場所で期待通りに出会えたりそうでなかったり、毎週土曜日の楽しみです。
あぁ~、鳥を探しているときって、どうしてこんなに楽しいんだろ!?(笑)

今日はちょっと期待していたヒレンジャクを見つけることができました。
先週の土曜日にチラリと見かけて、ずっと探していたのです。
まさか今日出会えるとは!!





こりゃまたなんとも味気ない電線止まりですが(汗)
全部で6羽、とても統率がとれた群のようでした。

ヒレンジャクは日本には冬鳥としてやってきますが世界中で極東のごく一部にしか生息していない珍しい鳥です。
学名が Bombycilla  japonica というくらいです。

この冬はたくさん来ているようであちこちでヒレンジャク出現のブログを拝見します。
年によっては日本にまったく来ないこともあるそうですよ。






尾羽の下の部分(下尾筒 かびとう)の色に濃い薄いがあるんだ・・・
オスメス?
若者と年寄り?

どっちにしろ美しい鳥です。
けど・・・ちょっと悪人顔かなー?(笑)



後姿はこんな~。
尾羽の紅が綺麗ですね。




下の2羽はスズメさん。
ヒレンジャクは奥のほうにいるのにかなり大きいです。

「チリチリチリ~」とか「ヒ~、ヒ~」というなんだか哀愁を誘う声で鳴きます。
そんなに大きな声ではないので風が強い日などは聴こえないかもしれません。




お、風で冠羽(かんう)がびゃーっと。




キリリ!






羽繕いをしてくれました。






仕上げの「伸び~~~」



このあと鳴き交わして6羽で元気に飛んでいきました。
またどこかで会えるといいな!


同じ仲間のキレンジャクは2009年4月にご紹介しています。
前の冬はレンジャク類を見かけなかったのでとてもうれしい出会いでした。



ここでニュースです!
明日から『第56回 伊豆大島椿祭り』が始まります。
3月21日(月・祝)までの約2ヶ月間様々な催し物が開催されます。
詳しくは(社)大島観光協会までお問い合わせください。
http://www.izu-oshima.or.jp/




今日出会った鳥たち(声のみを含む)
ウミウ、オオセグロカモメ、ウミネコ、ミツユビカモメ、クロサギ、ミサゴ、トビ、ノスリ、オオタカ、ハイタカ、チョウゲンボウ、コジュケイ、キジ、キジバト、ハクセキレイ、タヒバリ、ヒヨドリ、ヒレンジャク、ジョウビタキ、ルリビタキ、イソヒヨドリ、アカハラ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、シジュウカラ、ヤマガラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、クロジ、カワラヒワ、マヒワ、ウソ、シメ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

          がんま
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樹洞:じゅどう

2011年01月28日 | 植物
 いや~本当にスゴイですね!!!

 九州の霧島連山の噴煙が上がるシーンが、
テレビのニュースになっていました。
新燃岳(しんもえだけ)の噴煙だそうです。

 昨日の夕方から何度か爆発的噴火があったようです。
遠い場所で窓ガラスが揺れたりする空振現象も
起きているようです。
ニュースの画像でモウモウと上がる黒い噴煙から、
噴石がたくさん飛び出しているのが見えました。

 あの下では、大島の三原山火口の周辺のように、
スパター(溶岩餅)やスコリア(軽石)が
降り積もっているのでしょうね。

 今日は火口付近に数十メートルの
溶岩ドームが出来ているのも確認されたそうです。
小規模の火砕流も。

 生きている地球を感じますが、
周辺地域の皆さんに被害がこれ以上ありませんように・・・。


さて、今週は「ほこら」の話をひと休みして
「洞:ほら」について少し・・・


 見出しの写真は、フラッシュを使ってしまったので、もう一度。

 シロダモという木の幹に開いた小さな穴です。
穴の大きさは、短径3センチ、長径4.5センチ程でした。

 この木はクスノキ科ですが、クスノキの樹皮とは随分違いますね。
大島では、よく見られる樹木です。

 こんな具合に穴が開きやすいのかどうか・・・
今まで気づきませんでした。

(近くにあったヒメユズリハの幹も大きな空洞が出来ていました)



 角度を変えて穴を覗くと・・・こんなふうに向こう側が見えます。



 タネ明かしは、こちら↓



 幹の裏側にも、穴が開いているのでした。

 上の面の切り口から分かるように、幹の中は空洞です。

 冬には薪(まき)ストーブを使いますので、使った分の薪を新たに作って、
次の冬の薪を確保し、積んで乾燥させて置きます。

 晩秋から今頃の時季は、そんな作業に丁度良い季節です。
このところ、強い風も吹かず仕事がはかどります。

 割ってみると、この木は割りやすい木です。
特に空洞になった幹は、すぐに割れました。

 中には、ムカデの仲間やハリガネムシの仲間、
それからキセルガイの仲間なども棲んでいました。

 この木の直径は30センチ弱でした。穴の所で輪切りにしてみると、



 切り口は「こ」の字の形。
幹にはツル性の植物が這っていたこともあって、
こんなに幹の中が空っぽとは、切り倒すまで分かりませんでした。

 こんな穴を木の「うろ」と呼びますが、
樹洞(じゅどう)などとも言います。

 枝が折れた部分から腐って穴になったり、
鳥などの動物が穴を開けることもありますね。

 ずっと以前、神奈川県内の桑畑にあった古木に開いたウロを
覗くと、フクロウの雛が4羽いたことがありました。

 大島では、生息(棲息)が確認されていませんが、
本州には、樹洞に棲む樹洞棲コウモリ---
ヤマコウモリ、ヒナコウモリ、ウサギコウモリ
---などもいるそうです。



 空洞になった幹の輪切りを見ていたら、
割って薪にしてしまうのがもったいないような気もして・・・

・・・何か、オブジェになりそうな・・・



 こんなに色々な形の物がありまして・・・

 
 まだ他にも・・・

 


 幹の上の方では、今まさにトンネル工事、進行中の部分がありました。
幹の芯の部分が美味しいのでしょうか?!



 この↑部分には、幼虫が大小5匹も出てきました!

大きな幼虫は、4センチ~4.5センチ程です。



 カミキリムシの仲間の幼虫のようです。
しばらく調べましたが・・・



 種を特定するまでには至りませんでした。残念!

 
 どなたか、詳しい方がいらしたらご教示ください。


  (なるせ)



今夜のBGM♪
映画『ガンジー』のサントラ盤で、
ラビ・シャンカールのシタールを聞きたくなる時季です。
シタールとタブラの音が、
列車で旅して回るガンジーの姿と
インドの風景を思い出させてくれます。

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三原山雪化粧

2011年01月27日 | ツアー

雪の三原山にツアーに行ってきました!

 

3日前の夜に降った雪は、かなり溶けていましたが、

逆に黒い溶岩と白い雪の織りなす景色は、壮大な絵のようでした。

 

三原山の火口壁に描き出された、この複雑な模様をご覧ください。

まるで台風の雲を上空から撮影した写真のように見えるのは、私だけでしょうか?

雪と風と太陽が共同で作り上げた、1回限りの芸術作品です。

 

雪景色の山の間には、伊豆諸島がクッキリ見えていました。

これだって、黒と白と青の絵の具だけで塗り分けた日本画のようです。

 

今日は青空の下、三原山に描かれた世界でただ一枚の作品を鑑賞しながら、

 ほとんど風を感じずに歩けるという最高に恵まれたコンデジションでした!

 

もちろん遠くの景色だけではなく、足元の小さな発見も色々楽しみました。

 

たとえばコレ。

雪に囲まれた小さな若葉です。

 

降り積もった溶岩の壁のほんのわずかな隙間から、

これと同じ形、同じサイズの若葉がいくつも伸びていました。

 

どうやらハチジョウイヌツゲのようなのですが、いったいなぜこんな場所に?

ほぼ垂直な壁の凸凹に、鳥が糞をたくさん落としたのでしょうか??

 

不思議に思って壁に張り付いて観察していたら、さらにすごい物を見つけました。

氷に閉じ込められた葉っぱです!!

 

こんなの、生まれて初めて見ました!

全身を氷に包まれて、光を反射してキラキラ輝いていました。

 

しばらくずっと見ていたくなるような美しさでした。

(たぶん葉っぱは、とても困っているでしょうが・笑)

 

氷の芸術を楽しんだ後は、自分達で作品作りにチャレンジです。

周囲に残った雪を集めて、何やら制作中。

 

 

出来上がった全員の作品を展示してみました。

右から2番目の、かなり動物っぽいのが私の作品です(^_^;)

目をつける時、ギュッと握ったら崩れました(-_-;)

 

展示会場の背景が、1986年の割れ目噴火の溶岩流…というところがすごいでしょう?

 

一番左の子が寂しそうなので、正面から撮ってみました。

雲の帽子をかぶっています(^^)

 

ところで、今まで何度も見ている景色の中から、お客様に別の視点で

新しい物を発見していただくことは良くあるのですが、今回もそうでした!

 

見つけていただいたのは“お祈りする犬”です。

皆さんも、この画面の中で探してみてください!(^^)!

 

 

見つからなかった方のために、アンチョコです。

いかがでしょう~?

ちゃんと、尻尾まであったんですよ~(^。^)

 

さて、様々な発見をしながらの楽しいツアー。

その中でも今日一番感動したのが、下山後に三原山を振り返った時の風景です。

 

青空に浮かぶ太陽の光が、白い山の斜面に反射して、山全体が光っていました!

「うわ~!ススキじゃなくても山が丸ごとキラキラすることってあるんだ~!」

「太陽が大きい~!」

 

皆で思い思いの感想を語りながら、黒いゴツゴツした溶岩の奥に浮かび上がる

雪化粧の三原山の景色を、目いっぱい楽しみました。

 

TVでは、鹿児島の新燃岳噴火のニュースが報道されています。

圧倒的な力を見せつける、火山の噴火。

 

そんなパワーを内に秘めていることが信じられないような、

静かにたたずむ三原山でした。

 

(カナ)

 

 

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水中生物の名前 3

2011年01月26日 | 海の生物

今回も水中生物の名前について書いてみたいと思います。


まずは『フリソデエビ』です、写真には大小2匹写っています。大きい方で体長4cm位の小型のエビですが、私達ダイバーには大人気なのです。

名前の由来であろう大きなハサミは、初詣に出かける振袖をイメージさせてくれます。これをユラユラさせながらいるのですが、伊豆近海では秋から冬に掛けて時折観察できます。

ただこのエビ見かけからは想像も出来ないくらい残虐なんです、何を食べるかと言うとヒトデの内臓なんです。大きなハサミで引きちぎって内臓を食べるらしいのですが、どうも私はスプラッター系は苦手です。


次は『アケボノハゼ』です、大きさは4~5cmの小さなハゼです。身体後半の色合いが曙色のようなイメージなのでしょう、美しく上品な名前ですよね。

ただこの名前を付けたのが学者ではなく、かの皇后陛下の美智子さまなんです。天皇陛下はハゼを研究されていますが、その過程で美智子さまが名前を付けたそうです。何となく神々しく見えてきませんか?


最後は『ミノカサゴ』です、大きさは20~30cmほどのカサゴの仲間になります。大きな鰭がミノをイメージさせますが、それより英名の方がカッコイイのです。名前を『ライオンフィッシュ』と呼び、大きな鰭はライオンのたてがみをイメージしたのでしょう。

所変われば見方も違いますが、この仲間外国人の方には大人気。以前外国で潜っていた時欧米系のダイバーの方は皆大喜びで写真を撮っていました、日本でも人気が無いわけではないですが・・・。


このように別の側面から魚の名前をみるのも面白いかも?


担当 石田

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雪山!

2011年01月25日 | 今日の大島
 昨夜、9時頃から雨が降り出しました。
久しぶりの雨ですね!
乾燥して静電気も出てくるので、雨は恵です^^

そして一晩明けると島内の防災放送で聞こえてくるのは「通行止め」のお知らせ。
という事は、山には雪が積もっているという事です!!

通行止めなので、それが落ち着くまでは一般的には雪山に近寄れないような気がしますね。
ところが・・!

温泉ホテルに車を停めて歩いていけば、結構雪のつもったエリアまで進出出来るのです^^

という事で、今までずっと実行したかった「裏砂漠で雪遊び」を実行すべく、行って参りました!!
背中にビッグフット(滑る道具)担いで^^


裏砂漠はすっかり雪化粧をしていて、綺麗な山の線を見せてくれました♪

時々石が出ているものの、そこは気にせず、とにかく滑ってみました。

ひゃ~~!!!
意外と滑りますっ・・・
スッテンコロリン。怖かったなぁ~^-^
でもこんなに手軽に大人の雪遊びが出来ちゃうなんて、驚きでした^^

大島でも冬はスキーが出来ますよ、なんて、そんな時代が来るかもしれませんね。

傾いた夕日が足を長く映し出してくれました♪

(友)





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波浮港散策

2011年01月24日 | 今日の大島
今日は波浮港でも歩いてみましょう。



水蒸気爆発の跡である波浮港はこんな岩の壁を見る事が出来ます。長い間に周囲は木々が茂ってしまいました。
この壁は見晴らし台を下から見たところです。よく見ると岩の色が赤く変わっているところが見えるのですがなぜだかさっぱり分からないので次回火山の専門家が来たときになぞ解きをしてもらおうかと手ぐすねを引いています。



こんな階段を登ると息が切れるので足元の観察
何だか奇妙な椿が沢山散っています。



花弁が1か所無くなっています
たぶんヒヨドリなんかが花の蜜を吸いに来たのでしょう(でもめじろでは無いです)


ここにも ん?

中に…


わ!ヤスデが寝ている?  ぞわっとしたので大ボケになってしまいました。


寝ていると言えば
こんなところに


蛇が冬眠しているのかな

ちょっと寝込みを襲いたい と思っていますが
でもまだ寒いからかわいそう
ここは南向きなので石の中は結構温かなのではないでしょうか?


海の方にもやってきました。
沖には潜りの船も出ていました。


鳥居が並んでいますが、奥の方はかなり小さいですが遠近法で参道が長~く見えるように作ったのだとか。
善兵衛神様と言われています。この付近から波浮港にかけては昔から難破船などが多く塔婆下と呼ばれている所だそうで、そうした難破船を祀ったようです。

そういえば10年に一度ぐらいは船が…  前回は大島在住の方はみなさんなら記憶に有りますよね。  (しま)
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7時間ツアーと山頂ジオパーク展勉強会

2011年01月23日 | ツアー
昨日は7時間ツアーのリクエストで火山、森、海と回りました。

山へ行く道すがら、まず目についたのは、小清水の椿の大木でした。

樹齢250~300年と推定される大きな木が、真っ赤な椿の花を
枝いっぱいにつけていました。
その見事な姿に、思わず車を止めて観賞しました。


木の真下に立って見上げた、頭上高くを覆うヤブツバキの天井です。

ツアー開始から楽しくなってきました(^O^)

三原山も風が弱く、山頂口~火口一周~裏砂漠~樹海とフルコース回れる
絶好のコンデジション。

たまに雲が太陽を隠すと肌寒く感じましたが、その分
火口から立ち上る煙が雲に溶け込んでいく風景を楽しむことができました。

煙と雲の区別がつかない~(^O^)

ランチタイムは久々に、中央火口から飛んできた1滴のスベスベ溶岩の上で(^。^)

玄武岩の黒い岩は太陽の光を受け止めてホンワカとした暖かさです。

このコースで山を下ると右手に見える冬色のスコリア斜面。

ここに来ると、ついつい、秋にはススキの穂がキラキラ輝き、全山が光る山になることや、
春には赤いイタドリの新芽とすがすがしい緑の草が、山肌にモザイク模様を描き出す事等を、
熱く語ってしまいます(笑)。

ところで7時間という時間の余裕がある時に、私が紹介したな~と思うことの一つに
カルデラの中と外の森の雰囲気の違いがあります。

カルデラの中の森は、土の薄い栄養分の少ない場所で、根を横に張ってでも生きていける
とても強い植物達の世界です。

キビシイ環境の中で生きられる樹種が限られるため、数種類の樹木だけで成り立つ
かなり個性的な森が広がっています。

一方、カルデラの外の森は、様々な種類の植物が生きています。
多くの人を厳粛な気分にさせてくれる巨木たちも、この森の住人(?)です。

木漏れ日の差し込む濃い緑の森の、心が落ち着くような静かさ。

荒涼とした火山の景色と全く違う環境が、1時間も経たないうちに両方味わえるなんて
本当にすごいですよね。

さらに大島には、溶岩が流れこんでできた黒い岩場の海岸や砂浜だってあるのです!(^^)!

1日のツアーの最後に、海になじみがないとおっしゃるW様達に光る海を見ていただきたくて
西側の海岸に立ち寄りました。

キラキラ輝く銀色の帯が、海を照らしていました。

こういう景色を見ると「やっぱり大島は宝物のような島だよな~」って思います(^。^)

さて、楽しかったツアー報告はこれぐらいにして、少しだけ今日の報告です。

今日は観光協会で山頂ジオパーク展の勉強会を行いました。
先週の説明会の後、ボランティアガイド、ウォーキングクラブ、ネイチャーガイドクラブ、
ガイド部会から合計18名が、ガイドとして参加してくれる事になりました。

今日はジオパーク申請のころからアドバイザーとして関わってくださっている、
矢島道子先生の参加もあって、活発な意見交換が行われました。


皆さんからは、「こうしたらどうかしら?」という様々な意見が出され、
順番にガイドの練習も行いました。

「大島の魅力をできる限り伝えていこう。」という皆さんの心意気を感じて、
とても嬉しかったです。

パソコン操作に不慣れな方も、人前で話すのが得意ではないとおっしゃる方も、
とても前向きに参加してくれていました。

こんなふうに、今まで知りあうことのなかった方たちと協力して、
一つの事に取り組んでいけることは、すごく嬉しいです。

ジオパークは、とっても忙しくて大変なのですけど(笑)、
その分に見合うだけの価値のあるものを、与えてくれているのだな~と、
この日記をまとめながら、シミジミ感じています。

(カナ)

PS.昨日ツアーご参加いただいたW様へ
日記に載せられなかった写真、掲示板に貼っておきますのでご覧ください~。
http://9214.teacup.com/gscriku1966/bbs


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ウソ

2011年01月22日 | 
伊豆大島には冬になるとやって来ます。

各地の天神様で鷽替神事(うそかえしんじ)なるものがあるのでこの鳥をご存知の方も多いのではないでしょうか。
亀戸天神社では今月24日、25日にあります。
前年にあった災厄・凶事などを嘘とし、この1年は吉となることを願って行われる行事です。
本当にそうなればなんともうれしいことですね(笑)


スズメよりもちょっと大きいくらい、丸っこくて可愛らしい小鳥です。

これはオス。絶妙な色合い。
なんといっても素晴らしいのがその鳴き声です。
オスもメスも「フィ、フィ・・・」ととっても優しい声で鳴きます。
よく飛びながら鳴くのでその声で存在を知ることが多いです。

先週から突然増えたような気がします。
寒波に乗ってやってきたの?
見かけるのはアカウソばかりです。
♪鳥くんが雑誌に書いていた通りなのでしょう。

写真は13日と昨日、一昨日のものです。


サクラやその他の木の芽を食べてしまうのでサクラの名所では嫌われたりしています。
こんなに可愛いのに!

証拠写真(笑)オオシマザクラの芽を食べています。
これはメス。とってもしぶ~いシックな装いですね。



こちらが食べているのはガクアジサイの種。





下の2枚はほんのり色が付いているので若いオスだと思いますけど・・・
メスかもしれません。



ハチジョウイボタの実も食べます。



食べでがありそうですね。



ニオイウツギの種も大好物!





オスの羽色は一見派手ですが野外ではまったく目立ちません。
声が聴こえても探すのに苦労します。



だいたい3~5羽くらいの小さな群で行動しています。
鳴き声が素晴らしい!と書きましたが、エサを食べているときは無言です。
なのでいるとは気付かずに近寄ってしまい、目の前で飛ばれてしまうことがよくあります(涙)


こうしてはるばる越冬にやって来る鳥たち。
本人たちは生きるのに必死でしょうが季節の移ろいと自然の雄大さを教えてくれます。




今日出会った鳥たち(声のみを含む)
ウミウ、シノリガモ、コアホウドリ、オオセグロカモメ、ミツユビカモメ、クロサギ、イソシギ、ミサゴ、トビ、ノスリ、ハイタカ、コジュケイ、キジ、カラスバト、キジバト、ハクセキレイ、タヒバリ、ヒヨドリ、モズ、ヒレンジャク、ジョウビタキ、ルリビタキ、イソヒヨドリ、アカハラ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、セッカ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、クロジ、カワラヒワ、マヒワ、ウソ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバト

             がんま




おっと、オマケを忘れていました!



大島公園で早咲き品種のサクラを見つけました。
この樹のまわりだけ、もう春でした。
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