グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

新しい移動法

2023年07月31日 | その他

三原山へ行こう! 裏砂漠へ行きたい!
希望があっても行けない人が残念ながらいる。体力的に難しい人 足の不自由な方 そんな方のためレンタルの電動車椅子を用意しての株式会社椿さん主催のモニターツアーに参加してきました。

どこまで車椅子が行けるのか? 私としては興味津々。(国立公園の特別保護地区ですが、車椅子は通行可能ということを確認済みとのことです)

先ずは 舗装道路です。  急勾配はきつい後ろに倒れる可能性もありました

 

 

さて、ここからは 本格的な未舗装道路です

 

ここは雨水が溜まって居ることが多いい所 この日は少し歩きやすい。水が溜まった時がよかったのに

 

この方は足が不自由です。足を置く所が低いので石や道から出ている溶岩などがあると辛いですね

 

砂の貯まった所はかなり苦戦しました

山の方に行くときは上りなので、アシスタントは大変ですが、下り坂でも安心はできません

“いつか森になる道”往復しました

 

裏砂漠にも行ってきました。 やはり地面の柔らかいところは通行し難いですが座っている私は快適でした。サポートは大変でしょうが

 

普通の車椅子で三原山の舗装道路へ行ったのは10年前かな?(車いすで行きたいと言う希望がなかった)

その時の気づきも 今回もどれでだけサポート出来るかどれだけ一緒にガイドできるか楽しみです(しま)

※大島でのレンタルは9月頃から始まるそうです

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広島からいらしたお客様と

2023年07月30日 | ツアー
7月27日と28日に半日ずつ、広島から来られたご夫婦と歩いてきました。

1日目は、午後から裏砂漠へ。

この日も晴天で、木漏れ日の森で体慣らしをしてから(?)、眩しい太陽の元へ!

お二人はサルトリイバラの葉を見て立ち止まり、「広島では、お餅を包むのにこの葉を使う」と教えてくれました。

でも「小さい葉が多いので、半分に折るのではなく2枚で挟む」のだそうで、「大島の葉は大きい!」とおっしゃっていました。

なので、お二人の手とサルトリイバラの葉っぱで記念写真!😊

お二人とも、元・小学校の教員をされていたとのことで、ジオロックガーデンの岩を見ながら

「カバが口開けているところに〇〇が出てきて…」とか、「あそこに、空から石が飛んできて…」とか、物語を語ってくれました!

普通は「〇〇に見える」という“形”を見つける人がほとんどなのに、岩から“物語”が語れるのが「すごいなあ」と思いました。(小学校の先生だったから?)

お客様が特に気に入られていたのが、指で指し示す方向にある岩たち。

「大きな鳥が、色々な方向を向いているように見える」とのことでした!

なるほど〜。

サクユリの最盛期は過ぎていましたが、緑の中に白い花が点在する景色は見応えがあり

中には「今が旬です!」という風情のユリもありました!

もちろん、みんなで堪能しました😊

まだ咲いていてくれて、ありがとう〜!

ユリ鑑賞の後は、黒い砂漠へ!

日傘で日陰を作ってコーヒータイム!

冷たいアイスコーヒーが火照った体に染みて、

誰もいない広い景色の中で、幸せな時間を過ごしました😊

翌日、お二人は午前中に自力で火口一周コースを歩き、私とは昼食先で合流しました。

上の写真は、なぜか食堂の窓枠に止まって鳴くアブラゼミです。
樹液ないのに(笑)

お二人曰く「火口一周コースのロープや杭に、セミがいっぱい止まっていた」とのこと。
例年は8月初旬に見られる現象が、今年は7月28日に起こっている様子…。アブラゼミの羽化は、地中の温度に影響を受けるのでしょうか?

2日間、色々なお話をしながら歩き、とても楽しい時間を過ごしました。
ありがとうございました!!

(かな)
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オジロワシ

2023年07月29日 | 
先月北海道へ行った時の鳥シリーズ、まだ続きます。

木道で鳥を探しているとハシボソガラスの声がするので空を見上げると。

おお。
オジロワシが追いかけられています。








ハシボソガラスは近くに巣があるのでしょうか。
かなりしつこく追いかけ回し、オジロワシは視界から消えていきました。

それから1時間後。
ふと空を見ると2羽のオジロワシが。

さっき追いかけられていた個体かどうかはわかりませんが・・・


2羽で仲良さげに旋回していたのでペアかもしれません。
繁殖していたら嬉しいです。

またオジロワシに出会えました。
この時の願いが通じたのかもしれません。

そして昨日。

海岸でキアシシギを見つけました。
もう秋の渡りが始まっています。

がんま
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ハマナタマメ

2023年07月28日 | 植物
一昨日、南部の海岸にハマナタマメの花が咲いていました。

私が知る限り、伊豆大島では、限られた海岸でしか見ることができない花です。

緑の中に埋もれるように咲いていて、一見目立たない感じですが

近づいてよく見ると、ピンク色の可愛い花です!

それに花の下には、まるでパイナップルのような形に蕾が並んで、なかなかカッコイイ!

そして、アリやら

カメムシやらの

虫たちに人気でした!

花数は多くないけれど、葉っぱは元気に広がっていました。

じつは、7月半に桜島のジオガイドさんから「桜島ビジターセンターの敷地内に咲いている」と教えてもらい、伊豆大島のハマナタマメの存在を思い出しました。

で、一昨日近くに行った時に探しに行ったら、咲き始めの美しい花を見ることができました。

嬉しかったです😊

(かな)

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夏の探検

2023年07月27日 | ツアー
連日、暑い日が続いていますね。
火曜日に東京からお越しのご家族のお客様と裏砂漠に行ってきました。

熱中症対策は必須です!


空の青と生い茂る緑
今しか見れない、伊豆大島ならではの景色です✨


絶賛、花盛りのサクユリがカルデラ内を花畑に!


見事な大輪の花が良い香りを届けてくれています


ジオロックガーデンでは、犬に見える岩がたくさんありましたが、
中でもお客様が発見した、これは満場一致でNo.1

『お座りする犬』です!

5年生の息子さんが暑い中歩くのが大変そうだったので、
裏砂漠の滞在は最小限にして、
樹海へ〜!


木陰が火照った体を癒してくれ、
しみじみと木々の恩恵を感じました。

樹海では息子さんが元気に歩いていたので、探検風に!
目印を探しながら歩くのを楽しみました☺️


木々が生い茂るエリアではアブラゼミが飛び交う季節となりました。
夏の風物詩ですね🎐


樹海の探検、お子さんがいてくれたおかげで、盛り上がりました!


おかげさまで、あらたな樹海の楽しみ方を発見しました😊

ご一緒いただいたお客様、
夏の思い出に伊豆大島を選んでくださり、ありがとうございました!

(ユリカ)
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ウバユリ

2023年07月26日 | 植物
ウミガメの保護活動をしている成瀬氏から「ウバユリが咲いていた」という情報をもらい、見に行ってきました。

ウバユリは陸のガイドを始める前、自然愛好会会長のO氏に群生地を教えてもらい、何回か見に行ったことがあります。
ただ場所が、枯れた沢の薄暗い森の中で、ツアーで行く場所ではなかったため、もう10年以上、花を見ていませんでした。

成瀬氏に教えてもらった場所に行ったら、すぐに目に入りました!

花弁が長く、あまり開かないので、サクユリのような華やかさはありませんが

花を正面から覗くと、なかなかカワイイです💖

虫にも人気があるらしく、ハチと思われる虫が中に入っていました。
(ピント合っていませんが😅)

こちらは、開花したて?

葉は花が咲くと枯れるようで、観察した個体は、全て黒くなっていました。


ウバユリの花は、比較的狭い範囲に合計33個見つかりました!(見落としがあるかもですが…)

確認したものは全て、茎に1個ずつしか花がついていなかったので、全部が今年開花したものかもしれません。

花が咲くのに5年以上かかるというネット情報が多いので、群生地から数年前の同じ年に風で飛んできたのでしょうか?
それとも??

何はともあれ、来年以降も見られたら嬉しいです😊

(かな)

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ネジバナの謎

2023年07月25日 | 植物
先日のツアー中に、噴火後に再生した植物たちのパッチ状群落の中に、ネジバナがたくさん生えているのを見つけました。

ネジバナは、わりと多くの人に身近なランだと思いますが、噴火後の裸地に生えてくることはありません。
なので裏砂漠などで見かけると、「おお!」と思うのですが…
周辺には全く生えておらず、パッチ状群落だけに生えてたので、不思議に思いました。

ランは単独では発芽できず、ラン菌と出会って初めて発芽できると言われています。
このパッチに特別な何か(何?)が、あるのでしょうか?

7月22日に調べに行き、探し回って、ようやく場所を見つけました。

数を数えたら、このパッチだけで25本も生えていました!!

一番背丈が長いのは、29cmもありました!

ほかには、ヒョロヒョロ伸びた頼りなげなものから

ドッシリして、空に向かって真っ直ぐに生えているものなど…、さまざまでした。

なんだか、たくましいネジバナですよね?

😊

小さいのは背丈5cmぐらいで、草に埋もれていましたが

花の色は鮮やかで、一番綺麗でした。

周囲に生えているのは、イタドリ、ススキなどお馴染みのメンバーばかり…。なのになぜ、ここはネジバナが集まる場所になったのでしょうか?

見に行けば何かヒントが見つかるかもと思ったのですが、いつもの如く、何ひとつわかりませんでした(笑)

謎解きは続く!!

(かな)
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食べるだけではない

2023年07月24日 | その他

 わ~い 夏休みだ! 宿題がないのがいちばんうれしいかな。何年この様に夏休みが始まると心躍る日を過ごしているのか?(私)

子供たちの親は大変な夏を過ごすのでしょう。頑張れ母さん。

 コロナが下火になって”てのひら”では流しそうめんが3年?4年?かで実施出来ました。

取るのが楽しくてお椀いっぱい救い上げ中々食べない子もいました。

そうめんなので皆スルスルと胃袋に収まりました。私は夕食が食べられませんでした。

来年もできるといいね!

 

カルデラ内で百合の観察会に出たのですがですが、ただその辺をウロウロ  してひっかけたのは

 

バラバラの骨 キョンのほねかな?

 

謎の三角? 水掻き?ならば水鳥かしら?

頭骨が無いな オスだったら角も出てきたら良いのだが 歯は確認しましたが頭は確認できませんでした

綺麗にならべた?

 

溶岩の上にも   新しい溶岩です。といっても36年前ですが

        

 4~5mあるのです

 

 

 

            

こちらは年代不詳 どこから流れてきたのか どこから湧き出た(噴火)のかわからないが、今の三原山ではないでしょう(側噴火?)

 

急勾配で雨が降ったら滝のようになるのだろうね、見たいのですが雨の日にここへは来られない

 

遠く伊豆の山並みが

 日陰でそよ風が吹いている所 島では最高に良いところの一つです(しま)

 

 

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ユリに埋もれて、大地に寝転ぶ

2023年07月23日 | ツアー
今日は、東京からいらしたご夫婦と、裏砂漠ツアーに行ってきました。

木漏れ日が美しく、木陰が涼しい森をスタートし

いざ、ギラギラ太陽の元へ!

風が弱い日だったので、日傘と、首の後ろに垂らす濡れタオルと、塩タブレットと水を準備して、歩いています。

日傘は3年ほど前から使い始めましたが、年々暑さが厳しくなり、もはや夏のツアーの必需品になっています。
それに…

なんとなく、メルヘン写真も撮れるし!!😁

昨日、同じ場所を歩いてサクユリが満開だったので、今日もユリの群生地でのんびり過ごすつもりで歩きました。

たくさんの大きな白いユリと、甘い香りに包まれて幸せ気分💖

歩いていたら「これは写真撮影向きだ!」と思う1本に出会いました!

予想通り、めちゃくちゃゴージャス!!

奥様のお母さんの名前が「ユリコ」で、ユリが好きとのことなので、写真を見て喜んでもらえるかも?

そしてこのところ、私が最も気に入っている群生地。

まるで、花の中に埋もれているようですよね?

噴火後の植物の再生途中のススキの時期。夏の一瞬。本当に、「今だけ、ここだけ」の一期一会の風景です!

旦那様が、裏砂漠のハチジョウイタドリたちの生命力にも感動してくれたので

イタドリたちとも記念写真!☺️

その後、小さなハチジョウイタドリを見つけて撮影されていました。

いいですね〜💖

この風景に一緒に感動できて、とても、うれしかったです☺️

旦那様は、お名前が「大地」さん、なのだそう。
「おお〜!! それはぜひ、大地に大の字になって寝てみなくては!!」ということになり

見事な「大の字」を

決めてくれました〜!!

帰りは、ご夫婦で溶岩顔ハメ!

ここ最近、穴が広がってしまって(自然に崩れたのか、人為的なのか不明)うまく顔が収まらなくなってしまったのですが、2人で撮るのにはピッタリですね!

とても素敵な雰囲気のお二人だったので、帰りは「再生の一本道」で、並んで歩いていただきました。

そして最後は、噴火後再生した森の、木々のたくましさを褒め称えあいながらツアーを終えました。

かけがえのない時間を、共に過ごしてくださった、お客様に感謝です💖

ありがとうございました!!

(かな)
コメント (2)
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ベニマシコ

2023年07月22日 | 
北海道の鳥シリーズ続きます。
ベニマシコは去年もUPしていますね。

湿原の中の木道での出会いでした。



真っ赤なオス!
去年よりもだいぶ近いです。

すぐ近くにはメスもいました。



これも近い!
きっとペアでもう巣も完成しているかもしれません。
邪魔にならないようにその場を離れました。

がんま
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