グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

今さら知る

2015年10月31日 | 植物

コレ。
庭に植えてもう10年くらい経つんですがただ単に『グァバ』だと思っていました。
苗を頂いたのですがその方が「グァバだよ」と仰っていたので。

ブログに載せるにあたり調べてみると本当のグァバとはちょっと違うそうです。
正式名称は『キミノバンジロウ』(グァバの日本名をバンジロウというのです)
まったく手入れをしていないのに毎年この時期になると結構実を付けてくれます。
そしてこれがかなりウマイ!
果物好きの私にとってはかなり嬉しいです。
数日前から熟れたものから順に収穫して(そんな大袈裟なものじゃないけど・・・)楽しんでいます。
ありがたや~。



ツワブキも咲き始めました。



シロダモの実も赤くなっています。
これが食べられたらなぁ・・・(チャレンジしたことないけど。誰か食べたことある人いますか?)
ずんずん進む季節。
いやはや。



今日の午後、ジョウビタキ(オス)を確認しました。

家の中からガラス越しの証拠写真です。
                                     がんま
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JGN全国大会(霧島)報告第3回 がっつり火山学ツアー

2015年10月30日 | 火山・ジオパーク
霧島でのJGN全国大会最終日は、楽しみにしていたジオツアーの日。9コースあるツアーのうちで、私は迷わず表題のツアーを選びました。(がっつり火山学…というネーミングがたまりませんでした・笑)

このコースの案内役は、火山学の井村先生(鹿児島大学)。

一昨日16時過ぎに全国大会会場を後にし、大正噴火の溶岩流で桜島が大隅半島と桜島を陸続きになった現場を見たり、火山灰を観察したりしながら“道の駅たるみず”へ。

足湯につかりつつ、桜島のシルエットを皆で楽しみました。

そしてその後、夕食のお弁当を持って霧島市長さんのお家へ。

霧島市長さんの家は、約3万年前に姶良カルデラができた時の火砕流(入戸火砕流)が200m近く積もった“シラス大地”の中腹(一番上の面から少し下がったところ)にあります。

厚く積もった火山灰の壁をくりぬいて作られた部屋で、夕食をとりました。

何とも不思議な雰囲気に、参加者からは「おお~!」という声があがっていました。

外は少し寒かったけれど、部屋の中は暖かく快適でした。
地元でとれたキノコや山菜の美味しい煮物もいただきました(とても美味しかったです)。

井村先生が、部屋の壁を教材に火砕流について解説してくれます。
食事をしながら目の前で実物を見て話が聞けるなんて、さすが“がっつり火山学コース”です!

そして昨日は、雨の多い霧島では珍しい(らしい)快晴!
標高200mにある展望所からは、海に浮かぶ桜島や…


かつてはつながっていたシラス台地が見渡せました。
写真から、同じ高さの緑の壁が延々続いているのがわかるでしょうか?

向かいのシラス大地との間に低い平らな土地が広がっているのは、9000年前の氷河期に川が削り、7000年前の暖かだった時期に海が上がってきて、海底に土砂が積もって平らになったのだそうです。

火山は一度にスゴイパワーを発揮するけれど、時間をかけると水も火山に負けないパワーを発揮して、景色を変えていくのが興味深いです。

次に“上野縄文の森”へ。
9500年前の集落の再現や…


地下をくりぬいて作られた“地層観察館”を見学しました。

過去の巨大噴火の火砕流がこの地を襲った時、ここで生活していた人達のことを思い浮かべました。

昼食に立ち寄った高千穂牧場では、霧島の火山群が連なって見えました。

絶景です!

看板を前に、新燃岳の噴火について語る井村先生。

噴火の時にこの場所にいて噴火写真を撮ったという井村先生のリアルな描写に、皆さん聞き入っていました。

そして、約3万年前の火砕流と同じ名前がついているバス停に立ち寄り…


火砕流が溶け合って、再度固まった岩に集まり観察。

皆、岩があると寄っていく…このフツーじゃない雰囲気が楽しかったです(笑)

近くには小さな水力発電の装置がありました。

最近は、大きなダムを造らず、小さな物を複数作る傾向にあるのだそうです。

温泉地に行っても、温泉には入らず、山の植生が移り変わっていく様子や…


火砕流が再度溶けて固まった岩を観察。


天井部分が厚くなっている避難壕についても説明がありました。

霧島エリアには7つの避難壕があるが、大きな物が飛んで来る確率を考えて作成…画一的なものにならないようにしているのだそうです。

避難壕の目の前にあった看板です。

「火山を知り、学ぶことは防災やジオパークにも通じる!」というメッセージが看板に入っているのが素敵です。

傾斜計、地震計、GNSSなどの火山観測施設も見学しました。


そして最後に、新燃岳噴火で、3.2km離れた車道沿いに飛んできた1mぐらいの石が、地面に開けた凹地を見学。

今はかなり埋まってしまっていて写真ではわかりにくいですが、当時は2mぐらいの深さの穴が空いていたそうです。火口から3kmの所で立ち入り禁止の交通整理をしていた人が、頭上を超えていく大きな火山弾に気づき、これを見つけて山火事になりそうだったのを防いだそうです。

この他、標高による植生の変化の解説もありました。

歴史、暮らし、植物、水との関わり、防災…本当に盛り沢山なツアーでした。

(カナ)
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JGN全国大会(霧島)報告第2回「理想のガイド像」

2015年10月29日 | 火山・ジオパーク
2015年ジオパーク全国大会報告2回目はガイド分科会の報告です。

まず今年7月、ガイド分科会のコーディネーターを任された私が、福島大輔さん(錦江湾桜島GP)、蓮岡真さん(磐梯山GP)、田畑朝恵さん(伊豆半島GP)、大町由紀さん(島原半島GP)、福辻京子さん(南紀熊野GP)、古園俊男さん(霧島GP)、今井ひろこさん(山陰海岸GP)という8名のベテランガイドさんと一種に、「理想のガイド像」8カ条のたたき台を作成しました。

そして、各地のジオパーク協議会の事務局を通じて、全国のジオガイドさんに意見を聞くアンケートを実施。37ジオパークの144名の方々から回答をいただいて、8カ条の各項目ごとに担当分けをして、事前資料を作って臨みました。

霧島では、1日目の27日午後には、参加した187名が項目ごとに分かれて話し合いました。
2日目の28日午前は、各項目を担当した8名がパネラーとなって、1日目の議論の経過とそれぞれでまとめた文章案を発表。全員が参加して、「私たちのめざすガイド像2015 in 霧島」にまとめあげました。


日本ジオパークネットワーク霧島大会の分科会報告として、「私たちのめざすガイド像2015 in 霧島」と題した文章を、28日の全体会で発表しました。さまざまな議論がありましたが、全国のジオパークで活動するガイドさん、またこれからガイドをしていこうとしている皆さんらも含めて、全国の延べ331名の現時点での経験の結晶です。


ガイド自身が、ジオパークでのガイドのあり方について、日本で初めてまとめた文章。
さっそく、「地元のジオガイドの講習会で、活用する」という嬉しい声も聞きました。
日本ジオパークネットワークのホームページでも、目立つように掲載されることになっています。ぜひ、皆さん、以下の文章をご活用ください。

私たちのめざすガイド像2015 in 霧島

前文
ジオパークを多くの人に知ってもらうためにお客様に、目の前の風景の奥にある物語を楽しんでもらいます。
そのために、私たちは以下のことに留意してガイド活動を行います。

《理想のガイド像1》知識だけでなく物語風に伝える
 お客様は、専門的な知識のみでは忘れがちですが、感動や体験、物語などは覚えています。大地と人と自然のつながり(ジオストーリー)を自分の言葉で、楽しく、分かりやすく伝えます。また、それが語れるように、専門家や地域の人々の協力も得て、知識に裏付けされた引き出しを増やし、ガイド自身も楽しみながら伝えます。

《理想のガイド像2》「その土地ならでは」の物語を伝える
 


お客様が「参加する価値がある」と思うのは、その場所でしか触れられない感動的な体験や物語。日頃からフィールドを歩き、地元の人の話を聞き、集めた情報を整理し、お客様が興味を持って聞けるように自分の言葉で話せるようにします。

《理想のガイド像3》自分のジオパークだけでなく
地球全体を伝える 
 自分のジオパークだけでなく、出来る限り他のジオパークを学び、地球を語り、世界、日本そして地域を語ります。日本中がジオパークになる中で、各地のジオパークを時間軸の中に置き換え語ると、お客様に伝わりやすくなるでしょう。

《理想のガイド像4》正確な内容を、
わかりやすい言葉で伝える
 


伝える内容を正確にするために、専門家等と協力して適切な表現を考え、学んだ知識をお客様の知識や興味に応じて、理解できるようなわかりやすい言葉で伝えます。また他のガイド(ジオパーク)とも、情報を共有していきます。

《理想のガイド像5》お客様に応じた伝え方をする
 
お客様の情報を把握し関連づけて伝えます。お客様にあわせてジオパークをわかりやすく伝え、お客様が気づき、新しい発見をし、共感しあえるガイドをめざします

《理想のガイド像6》興味を持たせる工夫をしながら伝える
 
身振り手振りや写真•動画、その他の小道具、歌、クイズ等、様々な手法を用いて、お客様が楽しみながら理解できるように工夫します。景色を観察する際にも、音やにおい、肌で感じる触感など、五感を利用するとよいでしょう。

《理想のガイド像7》状況を的確に把握し、安全管理を行う
 

気象や自然現象,活動場所・地形,生物,お客様の状況等によって起こり得るリスクを予知予想し、リスクに応じた安全対策や、事故が発生した場合の対処方法について学び実践します。



《理想のガイド像8》常にガイド技術を高める努力を重ねる
 


常に安全に配慮し、お客様の関心を高め「楽しかった!」「また来ます」と言ってもらえるように、様々なガイド手法を学び、取り入れ、自らのガイド技術を高めます。ガイド自身がまずは楽しみ、自ら学びます。

各分科会報告は、制限時間が5分間。この文章を読み上げている途中で、霧島温泉大使「アヒル隊長」が、ステージの反対側からトコトコ、歩いて出て来ました。

時間オーバーを教えてくれるタイムキーパーだったのですが、いったい何事かとビックリしました(笑)。

ちなみにガイド分科会の様子は、山陰海岸ジオパークの今井ひろこさんも、くわしく報告されています。今井さんのブログはこちらです。http://imaihiroko.com/category/geopark/guide

さて、来年の全国大会は伊豆大島から最も近い「伊豆半島ジオパーク」で行われます。
最後に伊豆半島ジオパークの皆さんが、壇上に出てきて挨拶、今年の大会は終わりました。

来年の大会日程は10月9-12日とのことです。
皆さん、ぜひご参加して、いっぱい語りましょう~。

(カナ)
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ミサゴ、ハヤブサ、ノスリ

2015年10月28日 | 
10月も終わりが近付きミサゴの数が増えて来ました。
昨日の朝の撮影です。

ホバリング中。


もう朝食を済ませたあとなのか、そのうがふくらんでいます。


今朝は乳ヶ崎(ちがさき)でハヤブサを撮影。



なにか(たぶんメジロ)を捕まえて食べていました。
30分ほど見ていましたが1羽しか姿を現しませんでした。


それとノスリ。

気が付いたときにはもうハシブトガラスたちに追われていました。








ハシブトガラスは数に物を言わせてからかって楽しんでいるようでした。
まったくもう。
そろそろカシラダカやアオジ、ジョウビタキを目撃してもいいのですがまだ私は出会っていません。
その日が楽しみです。

                                           がんま
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JGN全国大会(霧島)報告第1回

2015年10月27日 | 火山・ジオパーク
昨日から、ジオパーク全国大会に参加するため霧島に来ています。

昨日は13時~17時30分まで「JGN(日本ジオパークネットワーク)活性化部会」のミィーティングでした。

教育、ガイド、保全、国際化、審査、その他のワーキンググループのリーダーからの活動報告と、世界ジオパーク現地審査に審査員として参加した4名から、そのジオパークの紹介と審査状況などの報告がありました。

日本や世界のジオパークの「今」がわかる、貴重な時間でした。

そして本日午前中は、新規地域の事前相談会に参加。

ジオパーク活動の長い先輩達から新規地域に、本音のアドバイスが行われていました!

ポスターやブースでの展示も、かなりの賑わい。

通れないぐらい混んでいる場所もありました。

島原半島ジオパークと豊後大野ジオパークが、石の標本作りのブースを出していて大人気でした。

「その石がどうやってできたのか?」を考えることで、歴史や食べ物まで話がつながっていくのが面白いです。

霧島の中学生の手書きポスター。

中学生たちの感想が「いいなぁ」と思いました。

大島から比較的近い“銚子ジオパーク”のポスター。

地元企業にガイド講習講師をお願いしジオ活動に参加してもらっているそうで、そのことが書かれていました。

「ノコギリクワガタは幸屋火砕流を生きのびたか」

生物系の研究発表も出てきました。
これはジオパークが、様々な分野から関われる物だからこそ…ですね。

伊豆大島よりさらに、活発な火山の桜島からは「火山灰」を活用して観光に役立てようという試みが発表されていました。


スポ灰!


灰句!!

面白そうです!

伊豆大島からは、事務局が綺麗にまとめてくれたポスターです。

いずれ、島内で発表されると思います~。

さて、午後から私はガイド分科会の進行を担当ました。
今年のガイド分科会の参加者は188名。

実は、今年の全国大会ではジオパークのガイドが目指すべき「理想のガイド像」をみんなで文章化しようと考えたのが昨年の6月。全国GPで私が知っているガイドさんの中で、大会に参加する方達の協力を得て、ガイドワーキンググループが立ち上がったのは7月のことです。

それからずっと準備を進め、各地のガイドの皆さんにアンケートをとり、それをワーキンググループの皆でまとめたりしながら今日に至りました。(アンケートにご協力いただいた皆様、ありがとうございまいした)

今日は以下の8個のテーマについてグループワークを実施。
(  )内がグループワークワークのリーダーです。

1 テーマ知識ではなく物語を伝える 福島大輔(錦江湾桜島GP)
2「その土地ならでは」の物語を伝える 蓮岡真(磐梯山GP)
3自分のジオパークだけでなく地球全体を伝える 田畑朝恵(伊豆半島GP)
4正確な内容を、わかりやすい言葉で伝える 西谷香奈(伊豆大島GP)
5お客様に応じた伝え方をする 大町由紀(島原半島GP)
6興味を持たせる工夫をしながら伝える 福辻京子(南紀熊野GP)
7状況を的確に把握し、安全管理を行う 古園俊男(霧島GP)
8常にガイド技術を高める努力を重ねる 今井ひろこ(山陰海岸GP)

明日はパネルディスカッションで今日出た意見をまとめ
「ジオガイドが何を目指すのか?」の文章を作る予定です。

今日は、まだまだ明日の準備が続くので、この辺で…。

…明日も頑張ります!

(カナ)
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午前はジオで午後はやはりジオ!

2015年10月26日 | その他

この本を執筆した田澤さんが現地で解説をして頂くことになりました


今回は地層大断面 通称バームクーヘン

そこから浜へ移動(アワイ浜)
ここには山から流れた物・山から降ってきた物・海から来た物


きれいな砂の層はどうやら海からやって来た様です


こちらは中間にきめ細やかな粘土質が一層作っています(山からの噴出物ですね)
このような層は場所によって水が流れていたりもします

何回もの噴火、何回もの台風や津波 そして海岸線の移動 いつも動かなと思っている大地は時間と共に形を変えていたのが分かります


午後は藍染のイベント

大島で育てた藍です(夏前から準備していたのですね)


源材料を発酵させると(私の作っている酵母と一緒です)


藍液の出来上がり
2年ほど前に私たちが作っていた時は大鍋で煮ていましたが、今回は本格的

では始めましょう

ハンカチも有りましたが、晒をチョイス 輪ゴムで巻いて絞り染め準備OK(どんな模様が現われるかドキドキ)


水洗いをした後(むらなく染まるように)、先ほどの藍液の中へ3分間


出して酸素に晒しばらく置きまた液の中へ3分 これを3回


水で洗って アイロンで乾燥したら出来上がり。私の作品ではないのですが、これは板染という手法

藍は比較的簡単に栽培出来るのですが、果たして大島で栽培していたのか?
大島で藍製品の染め直しをする店があったとは聞いていますが、それは藍玉を購入していたのか自分で栽培した物なのか?興味わいてきました(しま)
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ツアー楽しんでます!

2015年10月25日 | ツアー
一昨日~昨日、霧と遊びながらツアーに行ってきました。
2日分のツアー報告、またちょっと長いです(笑)。

10月23日(金)
高校時代の同級生という女性達と「三原山フルコース」を歩きました。

歩き始めは、気持ちの良い青空!

遊歩道沿いのアシタバは、もうほとんど花が咲き終わっていますが、中にはまだこんなに見事なものもあります。

お客様がアシタバの花に触れた時、周囲に甘い香りが漂いました。

「アシタバの花ってこんなに香りが強かったっけ?」

いくつかのアシタバを嗅ぎ比べてみたら「まさに満開」のものだけが、強い香りを放つことがわかりました。(これからは満開の花があったら香りを楽しもうっ!)

火口一周コースの歩き始め…
この日もススキがキラキラでした。

あ、ビートルズ!?(笑)

火口をグルリと回ったあたりで霧が出てきましたが…

大きな火口に動き回る雲…という風景は、晴れた日にはない迫力でした。

時々霧が薄くなると、月のような白い太陽が現れて…

光と影の不思議な世界を見せてくれました。

マユミの紅葉は、どんどん進み…

“紅葉越しの三原山”の姿を、楽しめるようになってきました。

そして、草原から森に変わるギリギリのタイミングで、太陽が一瞬だけ周囲を照らしてくれました。

「綺麗~」
「三原山に大事にされているなぁ~」と、この日も思いました(笑)。

3名のお客様とは、翌日の午前中も波浮港を一緒に歩き…


道中で「エビフライ定食」を作って遊びました。

美味しそう!(笑)

10月24日(土)午後
茅ヶ崎にある会社の社員旅行の方々の後の半日ツアーで裏砂漠へ。
晴れ予報だったし「裏砂漠でお弁当を食べましょう」と計画して出かけました。

しかし…

でた~!

裏砂漠の霧!!(笑)

風も強かったので、イタドリの陰で風をさけてのランチタイム。

ゴ~っと唸る風と、流れ去る白い霧に包まれながらお弁当を食べる…ツアー始まって以来の体験でした(笑)

食後は"最も風のあたる稜線"へ出て風体験。


時々目の前に開ける広大な景色に見とれ…

そして…

もちろん飛びました!

全員で、雲の中でジャンプ!←かなり特別な社員旅行ですよね(笑)

地層大切断面では、お客様の「テソウ…」の発言にひらめいて…

チソウの前でテソウを撮りました。

もちろん写真旅行なので全員で!

これまた初企画~(笑)

立ち寄った海岸のあちこちで“マルバアキグミ”が美味しそうに色づいていていました。

で、みんなで味見。

「さっきのは酸っぱかったけれど、これは甘い。」
「なぜだろう?日当たりかな??」

パクパク…。

もしかしたら、微妙な地形の違いが、味に変化をもたらしているのかもしれません。
「グミの味からジオの不思議を探るツアー」なんて面白いかも!

ところで、皆さんが働く茅ヶ崎は「海はあるけれど夕陽は山に沈む」ということが話題になり…相談の結果「太陽が沈むのを見届ける」ことになりました。

15分ほど、思い思いの場所で海を見つめました。


残念ながら太陽は、水平線ギリギリで雲に隠れてしまいましたが…


ピンク色に染まった雲が、一期一会の景色を作っていました。

「バイバイ~(太陽)。また明日!」「67年生きてきて、太陽が海に沈むのを初めて見た」
…お客様の言葉で、夕景がますます美しく感じられました。

楽しい2日間でした。

ツアーにご参加いただいた皆様、ありがとうございました!

(カナ)
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季節ですね

2015年10月24日 | 

手乗りバチの(笑)


昨日はセグロアシナガバチでチャレンジしてみました。
激カワ!!

しかもカッコイイ!


この個体はちょっと雰囲気が違うけどセグロアシナガバチだと思います。



黒い部分が多いのか・・・?


別の場所にいた子。

ほら、怖くない(どっかで聞いたセリフだな・・・笑)と言ってもこのあと飛んで行ってしまいました。



この子もブ~ンと。
なかなか難しいんです。

3年前の手乗りはコチラです。

                             がんま
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つばき小学校『秋の校外学習』

2015年10月23日 | 火山・ジオパーク
昨日、つばき小学校5、6年生の『秋の校外学習』に、ガイドとして参加しました。

全員集合~の図です。

学校からジオパーク推進委員会にガイド依頼が来て、教育部会の山田先生が5年生を、ガイド部会の私が6年生を担当。

前半はビンゴクイズをしながら歩きました。

「外輪山にある黒い壁は何のための物か?」の質問では、「山の形を綺麗にするため」でも「溶岩が流れないようにするため」でもなく「進撃の巨人に襲われないため」を選んで「絶対コレだよな~」と、楽しそうに笑う子ども達…最初から遊び心タップリでした。

ゴツゴツ溶岩地帯では「溶岩の流れる速さ」や「噴火何年目に植物が生えたか?」のクイズをしました。

溶岩渋滞中~(笑)

子ども達は口では「疲れた」と言いながら、メチャメチャ元気でした。

暖かい地面に皆で触り…


火口一周コースでは…


先頭を切って、坂を駆け上った数名に続いて…


男の子達が、次々に走り出しました!

こんなに大人数が、この坂を駆け上るのを見たのは初めてかも!

そしてこの場所でも…

今まで、この斜面を歩いた人の中で、たぶん一番高い位置を歩いていました。
島の小学生って元気だなぁ~(感心)

子ども達は、歩きながら次々に質問をしてきます。

「火山はなんで噴火するの?」「割れ目噴火はどこからでも起こるの?」「溶岩が白くなっているのはなぜ?←地衣類のこと」「なんで煙の出る場所が変わったの?」等々…「よくぞ聞いてくれた!」と嬉しくなる質問ばかり(笑)

しかも私が一度説明したことを周りの友達に伝えてくれていました。(またまた感心~)

「今日学んだことを、1人10個書くように」という先生の指導のもと、真剣な表情で取り組みはじめた6年生達。


のぞかせてもらったら『三原山』を中心に『学んだこと』がいっぱい書かれていました。

私も「三原山から学んだこと」を書きだしてみようかなぁ…きっと10個では足りないかも。

そしてついに、子ども達待望のランチタイム。


「今日は本当に良い天気ですね」「こんな天気が良いのは初めてじゃないかな」「いつもはたいてい、風が強くて寒かったり、小石が飛んできて痛かったりするのに」と語り合う校長先生と山田先生(写真左の2人)。

「本土より雨が多く風も強い伊豆大島の先生ならではの会話だなぁ」と、しみじみ思いました。

それにしても、本当に気持ちの良い天気でした。
キラキラのススキの中で…

みんな笑顔でした。

のびやかな島の子ども達…素敵すぎる!

(カナ)



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「地元ガイドと歩く 三原山樹海と裏砂漠」ツアー

2015年10月22日 | ツアー
昨日は、東海汽船主催ツアー「地元ガイドと歩く 三原山樹海と裏砂漠」の案内で、山に行ってきました。

木漏れ日の森を抜け…


「イズホソバテンナンショウの実がツヤツヤで綺麗だなぁ~」と見とれながら…


フト足元を見たら…

誰かが見ていました!
誰が見ていたか、写真からわかるでしょうか?

見ていたのは、この「顔」でした。

「ガイコツみたいだ」とお客様(笑)

天気が良いので、昼食は「裏砂漠でとろう」と決めていました。

で、ススキのキラキラを楽しみながら裏砂漠へ。

お、またまた顔!

え?
無理やりすぎますか?(笑)

風が強かったけれど、イタドリやススキが風を防いでくれました。

お弁当が飛ばされることもなく寒くもなく、快適です!

それぞれに好きな場所を見つけて、ランチタイム&昼寝タイム。


もちろんその後、広い景色も楽しみました!

交互にジャンプ写真撮影中です。

溶岩の下では、毎秋華やかな色を楽しませてくれる“マユミ”の葉が色づいていました。

ささやかな紅葉を求めて、皆ででヤブに分け入り激写!

“マユミ”の実も、かわいいピンク色になっていました。

つい最近まで緑色だったのに…秋も本番ですね。

白いキクの花“ノコンギク”も咲き誇り…

溶岩の周りを飾っていました。

森では皆さん、美しいコケに注目。

「コケが大好き」「モリゾーみたいだ」等々、感想も様々です。

さて…予定より少し早めに裏砂漠を歩き終え、またまた「特等席」へ向かいました。
太陽の光が雲に遮られないうちに、急いでここへ。

見渡す限りのススキ野原が、昨日も見事に輝いていました!
しばらく皆で見とれていましたが…

6年生の男の子に「あの丘から溶岩が流れ出たらしいよ」と知らせたところ…
すぐに岩を登り「ぴょん!」と言って、ジャンプしました。

ひ~!
この丘の上でジャンプした人は、はじめてです。

「危ないよ~」とハラハラする私。
「いや、結構平らなんじゃないですか?」と落ち着いて分析するお母さん。

その後、親子で…

ぴょん!
(タイミングがあわなかったけれど、お母さんもこの後飛んでいました)

最後に、ゴツゴツ溶岩の上に登りました。
そしてここでも6年生の男の子が、ステキな物を見つけました。

何を見つけたか?
それはこの“長イス”です。

なんとまあ、体にピッタリなこと!
首を置く台まであります。

今まで何度も訪れているこの場所に、こんな長イスがあるなんて全く気づきませんでした。

今度寝てみなければ!(笑)

…と言うことで、昨日も楽しい時間を過ごしました。
ツアーにご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

ちなみに「地元ガイドと歩く 三原山樹海と裏砂漠」のツアーは、10月31日も実施されます。
http://www.tokaikisen.jp/tour/tour_inf.php?tour_code=20150715

また、12月19日(土)~20日(日)の2日間で、島ガールツアーの募集が始まりました。
http://www.shimagirl.com/tour/2015/1219_osm.html
1日目が裏砂漠ツアー、2日目がバードウォッチングとビーチコーミング&小物作りです。

お時間の取れそうな方は、ぜひご参加ください~。

(カナ)
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