グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

ハチジョウススキ

2024年12月27日 | 植物
海が荒れ、高速船が全便欠航した今日の伊豆大島です。(明日も怪しい…)
元町港も

店の近くの海も

「欠航に納得!」の荒れっぷり(^^;;

でも今日の主役は、海の波ではなく、風にたなびくススキです!

ツアーに参加してくれたお客様からは、時々「これハチジョウススキですか?」と聞かれることがあるのですが、この質問が悩ましいのです。
なぜなら…、よくわからないからです!

「ハチジョウススキは、本州のススキに比べ葉が幅広く光沢があり、冬も枯れず、葉の縁にギザギザがなく、触っても痛くない」と言われています。

確かに海岸のススキは、青々として背が高く、葉の淵にギザギザがないものが多いですが…

でも少しだけギザギザがあり、触ると引っかかる感じがするものもあります。


一方、三原山のススキは、葉が細めで冬は枯れるものが多いけれど

葉の淵のギザギザが無くて触っても痛くないものから、少しだけ引っ掛かる感じがするものまで様々なのです。

これは、普通のススキ? それともハチジョウススキ??
(中間的な性質を持つエノシマススキである、という説もあります)

ちなみに横浜に住む友人にお願いして、近所のススキの葉を撮影してもらった写真も載せておきます。

触ると少し痛いそうです。

生きものは常に変化を続けていて、その途中のものも多い、というのが私の実感です。

一つ一つ個性が違うとしたら…あなたは誰?

わからないなぁ〜!
でも、だから面白い❣️…と、いつも思います😆

(かな)
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イソギク

2024年12月23日 | 植物

イソギクはこれからさむくなるぞ~!と言う頃に咲き始めます。葉は縁取りが白く隈取したようですぐにわかります。

 まだつるつるの蕾 

            もう少し咲いてきたところ

 そして、またまた、もう少し経つと花が開くのだけど今日はまだ咲いていない(咲いてからアップすればよかった)でも、いつも咲いているのを見ているのでこんな小さな花が珍しくて!

 黄色い花が咲くと咲き方は別としてミモザに似てる と 思っています(しま) 次回までに花盛りをお見せいたしますね

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オオシマハイネズ

2024年12月20日 | 植物
伊豆諸島と、房総半島から東海地方、沖縄や九州南部の島々に分布すると言われるオオシマハイネズ。(正式名称はオキナワハイネズと言うらしい)

普通のハイネズは、北海道、本州、四国及び九州など、日本中の海岸に分布するヒノキ科の低木で、葉先が尖っていて痛いらしいのですが、オオシマハイネズは葉先が丸く、触っても、あまり痛くありません。

オオシマハイネズは、他の植物が生えることができない、海水がかかるような溶岩の上を這ったり

噴火で積もった崩れやすい崖に、垂れ下がっているのを見かけます。

あんまり見事に垂れ下がっていると、ついついショールのように抱えてみたくなり

会いに行くのが楽しみだったりします☺️

一方、ハイネズかオオシマハイネズか見分けがつきいくい個体は、グランドカバーとして様々な場所に、人工的に植えられています。

たとえば、港の駐車場の脇とか

車道の脇。

一番見事なのは、空港の駐車場の周りかも!

あの有名な「地層切断面」の絵が描かれている壁面の上から、垂れ下がっています!

ボサボサの髪の毛みたいに長さに差があるのが、何ともカワイイです。

🤣

熟すと黒くなる実は、今日はまだ緑色でしたが、たわわに実って目立っていました。

(この実の香り、私にはジントニックの香りに感じられます)

場所ごとの葉先の写真を比べてみました。

赤ハゲの個体(オオシマハイネズ)

空港の個体。(少し葉先が尖っています)

港の個体。(これが一番尖っているような?)

植栽された時期がよくわからないのですが、空港の方が先だった気もします(要確認)
もしかしたら…島で暮らすうちに丸くなっていくとか??

さらに赤ハゲの葉先が丸い個体の枝を持ち上げて、裏から写真を撮ってみたら…

あれ? 枝から延びた小さな葉は、先が尖っているような…??

変化したのは表面だけ?
これってもしや「本気出せば、痛い葉も出せるんだぞ。いつでも痛くなれるぞ〜!」っていう意思の現れ??

常に変化する生きものたちは、不思議だらけです。

ちなみに、今日の記事を書くため、ネット上で色々調べていたら、なんと14年前、森林インストラクター東京会のブログに、自分で書いた記事を見つけました! 雄花、雌花の写真も載っています!(興味のある方は、こちらをご覧ください。)

当時のワクワクを思い出して、懐かしかったです。
ワクワクは続行中ですが❣️☺️

(かな)

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カラスザンショウ

2024年12月17日 | 植物
北海道を除く日本全土に分布しているとされるカラスザンショウ。

伊豆大島では、私が普段フィールドにしている三原山周辺や裏砂漠では姿を見かけないけれど、人が住むエリアには普通に生えています。

花はアゲハチョウの仲間たちに大人気で、今年7月には数種類の蝶が、花の周りを飛び交っているのを見ました。

まともな写真が撮れていないのは、高さが15mぐらいありそうな大木だから…

写真右側の木の高さと、人を比べてみてください。

カラスザンショウは、花が蝶に好まれるのみならず、葉は蝶の幼虫の、熟した実は鳥たちの、貴重な食糧となるようです。

先日、沢沿いを散歩していた時に、目の前にたわわに実ったカラスザンショウの実があるのに気がつきました。

沢の向かい側の木が、光を奪い合う競争相手がいない横に伸びてて、私の目の前に!

美味しそう〜??

「どんな味がするんだろう?」と思ったので、かじってみました。
すると…

ひえ〜!
口の中がビリビリしびれ、しばらく(10分以上)それが取れませんでした。

調べたら、料理に使ったり、薬草として使ったりすることもあるようですが、弱い毒性を持つと書いてある文章も…。

本物の山椒みたいにピリってするだけなら良いけれど、しばらく口の中が痺れるようでは、「また食べたい」とは思わないような気がします。

でも今回の体験で、ちょっぴりカラスザンショウが身近な存在になりました(笑)

(かな)
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メギの実

2024年12月11日 | 植物
裏砂漠ツアーの始まりごろに通る「木漏れ日トンネル」で、今、メギの実が熟しています。

12月1日のツアーでこの場所を通った時、お客様から「かわいいわ〜! この形、まん丸でないのが、かわいい!」と言われ、写真を撮りました。


3日後、別のツアーでも、別のお客様がこの実を見て…

「かわいいわ〜! この形、まん丸でないのが、かわいい!」と、全く同じ感想を述べられたので、ちょっと驚きました。

“しずく”とか、"涙”に見えるからでしょうか?
見ているうちに、私にも普通の丸より可愛く見えてきました(笑)

この時、お客様が道から奥に入った藪の中にも、赤い小さなものが、ポツポツと、たくさんあるのを見つけて教えてくれたので、ツアー終了後に戻って見に行きました。

そこには、赤くてツヤツヤのメギの実が、たくさん。宙に浮かんでいるようでした。

緑の森の中の別世界…。しばし、幸せな時を過ごしました。
(枝が棘だらけで要注意ですが・笑)

(かな)
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イズノシマダイモンジソウ2

2024年12月09日 | 植物

一輪だけの花だったので 再チャレンジ!

 ほらほら沢山咲いていた!

              壁一面に

                   みんな見に来て今だけだよ!

 先週の葉花の終わりかけ。左下の雄しべが少し赤くぷっくり膨らんだのが咲き初め 受粉ががおわると?なくなってしまう。 よく見ると、大きな花びらが2枚小さな花びらが3枚 なのだけれど、小4 大1の花も有ったりして変化の大きいのがこの花の特徴?

  椿の前のササンカは花いっぱい椿もこんなに咲いたらいいのにね。

でも、そうなったら2週間くらいで椿の季節が終わってしまう。それはいやだ!後は寒い風が吹いているだけなんて悲しすぎる(しま)

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イズノシマダイモンジシウ

2024年12月02日 | 植物

この季節になりました、去年見に行った時は花の盛りだったので今年も見に行かなければ!

   山の中を行く。大島ではどこに行ってもこんな感じの所

                探しても一輪だけ?ここではね

 三原山は良い天気風が吹かなければ3倍暮らしやすい! けど!

イズノシマダイモンジシウは後どこに行ったら沢山咲いているのやら?海の崖、里のあそこ?それともあっちがいいかな?早く考えないと花が終わってしまう。(しま)

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火の用心

2024年11月18日 | 植物

久々の都内私のお友達に会いに来ました。

肩章は星三個有るから隊長?(しま)

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ススキがいっぱい いっぱい

2024年10月21日 | 植物

大島ウォーキングクラブの定例会の日です。(昨日のこと)

 暑いの翌日急に寒さが襲って  でも、歩くにはちょうど良い日でした。

近頃、裏砂漠に通い詰めですが、ススキの穂が出て花粉が出て これからはススキの穂先は種なってぽわぽわとするまで1か月ぐらいかかるでしょうか?

       裏砂漠と言ってもこんなにススキだらけ

 この中行きますか?

お昼ご飯は風が強くススキの風よけで小山の麓でしたが、あ~ぁ雨がパラパラと降ってきました。小1時間ほど降って止みましたが(天気予報では雨が降る予定はなかったのに!) 強い降りでなくて良かったです。前回は霧が出て土砂ぶりで車に戻った時はすっかり雨に濡れてしまったのでした。その前は暑かったので水を凍らせたペットボトルを手に持ったせいでポールをどこかに置いてきてしまい、次の日に回収に行ったのです見つかりませんでした。(何処に行ったのでしょうか)

 私のススキの原行きはまだまだつづくのかな?受けて立つぞ!(だれに?) (しま)

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オシロイバナ

2024年09月30日 | 植物

♪子狐こんこん山の中~~~草の実つぶしてお化粧したり~♪今よく見かけるオシロイバナの歌かな~と思ったのですが、とうでしょう?

この花よく見ると間咲いていない!(これは5時頃)

                       とっても綺麗だけどいつもの見慣れた花です

                         

行く朝8時

     花弁はしぼんでいく中に出た雄しべも雌しべも花弁の中に再格納?

夕方の開花を待つ 蕾たち

          

 

 咲始め長い雄しべと雌しべが花の中で出るのを待っています。(2枚目の写真と見比べて!)

 夜咲くってことは 夜、活躍する蛾に受粉を手伝わるつもりだな?昼間咲くとばかり思っていた花ですが観察が全然足りませんでした(しま)              

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