グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

三原山と砂防ダム

2024年07月31日 | ツアー
7月29日は日帰りで、家族旅行のみなさん(お母さんと中学生と大学生)と、三原山に登ってきました。

風が弱くて太陽が照りつけるとても暑い日だったので、「途中にある全部の避難壕に入って、涼みながら水を飲もう!」と計画しました。
最初の避難壕

二つの目の避難壕。

「きっと見える景色も違うはず!」と思ったのですが、あまり変わらなかったので三つ目は飛ばし、四つ目の避難壕。

やっぱり、少し高い位置にあるここが、一番景色が良いです☺️

山の上のサクユリがまだ綺麗で

ジャノメチョウが花の中にスッポリ入っていたのが、嬉しかったです❣️


火口を見たあと、家族会議の結果、久しぶりに西側斜面を降りました。

伊豆諸島が空に浮かんでいるような景色が最高〜❣️

喜びのポーズ(?)その1

喜びのポーズ(?)その2


無事歩き終わったあとは、砂防ダムへ。

大学生の娘さんが土木を学んでいると聞いたので、帰りに少し寄ってみました。

こういう構造は見たことがないとのことで、興味を持たれているようでした。

娘さんは、ダム見学の機会などがあり、「人の命を救える仕事だ」と思って土木に興味を持ったとのことで、その気持ちに感激しました。

地球温暖化が進み、ますます自然災害と向かい合わなければならない人間の未来…。若い力を発揮して、活躍してくれたらいいなぁと願っています!

(かな)
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たくさんの発見と三原山の雲

2024年07月30日 | ツアー
7月27日は、お父さんと10歳の息子さんと一緒に、火口と裏砂漠を歩いてきました。
前半は霧が出ていて景色が見えなかったけれど、火口に着いた頃には少しずつ雲が途切れ始め

「大きな穴がある!」と、わかるぐらいには見えました☺️

三原山を下り、裏砂漠に向かって歩く頃には、青空が広がって

かっこいい地層も、クッキリ!☺️

三原山にかかる雲の動きが早くてダイナミックだったので、「雲をつかんでみよう」のポーズ。

そして、ジャンプ!

(お声かけしていないのに、自ら飛んでいました☺️)

ジオ・ロックガーデンでも、お客様自ら、形の良い岩を見つけて撮影場所選び☺️
お父さんが見つけた場所と…

息子さんが見つけた場所です。


森の中では、倒木の再生に関心を寄せてくれていました💕


息子さんは道中、たくさんのものを見つけてくれました。
せっかくなので、ここに綴っておきます。
まず「謎の虫」と呼んでいた、コイチャコガネ(?)のご遺体。

腹側は赤い色でした。

2回出てきたオオヒラタシデムシ幼虫。

チャバネアオカメムシ。

トノサマバッタと

その幼虫(たぶん)

アブラゼミいっぱい。

シモダマイマイも何匹か。

真っ赤なイタドリの若葉と

穴の形が違う溶岩。

いっぱい見つけてくれて楽しかったです🤣
ありがとう!

おまけ。
私が見つけた中で印象に残ったものも、記録として書いておきます。
クサギカメムシの幼虫と脱皮殻(たぶん)

5〜6月の花「ニオイウツギ」が2箇所で咲き残っていて、しかも花弁が透けていました!

綺麗で見惚れました💕

(かな)
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ひかげを捜して

2024年07月29日 | 植物

8月が近い山はこれで分かるのは

タマアジサイです。蕾が玉の様になります

よい香りがしているのはクサギ

 

 

日向の木は花盛りなので蝶が次からつぎにやってきていました。(しま)

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二つの講義と式根島からのお客様

2024年07月28日 | ツアー
7月25日は、午前中に2回の講義と、午後からのツアーで、1日が終わりました。

9時半〜10時半
温泉ホテルの部屋とプロジェクター&スクリーンをお借りして、東京のS学園中学校の生徒さん&先生に伊豆大島を紹介。
「火山博物館の映画がやっていないので、その代わりになるものを」ということで、私が作成した資料の映像を見ていただきながら、お話ししました。

話す内容は、生徒さんが事前学習で作成した資料を深掘りし、伊豆大島滞在中に体験したこと、これから体験することに触れるものにしました。

こんな感じ。
  ↓

所々に質問を入れ、生徒さんたちの意見を聞いたのですが、今の科学で言われていることに、ほぼピッタリの回答をする生徒さんもいて「すごいなぁ〜」と感心しました☺️

11時半〜12時半
今度は、自宅からオンラインで、10月にくる学校の5人の生徒さんからの質問に答えました。
「人口7000人でどうやって島の経済を回しているのか?」、「どうやって生計を立てているのか」、「なぜ火山があるところに住んでいるのか」、「火山が噴火した時に対応できるように準備してある道具は?」など、面白い質問がたくさんありました。
答え切れたかどうかは分かりませんが、この日のやりとりを生かして、10月に来島予定のリアルツアーをより充実したものにしてくれることを願っています!

14時半〜17時半
式根島で先生をされていた方の紹介で、式根島の栄養士さんが、お母さんと来島。
「島の植物を見たい」と、裏砂漠ツアーをリクエストしてくれました。

歩き始めは濃霧でしたが、涼しくて歩きやすいので、のんびり植物を見るには、ちょうど良いぐらいでした。

お客様が「かわいい!」と注目されていたのは、こちら。

マユミの実。(式根島にはないとか・・・)
シマヘクソカズラの開花も始まっていました。


のんびり歩いていたら、雲に隙間ができ…

青空が広がって、房総半島まで見渡せました!

しかしこの後、雲がやってきて周囲はあっという間に霧に包まれ、サクユリ群生地は幻想的な雰囲気になりました。

「わ〜、天国みたい!」とお客様。(まさにピッタリな表現だなぁ…と共感しました)
で、キレイな咲きっぷりのユリと一緒に記念撮影💕☺️


驚いたことに、お客様は、式根島ではサクユリを見たことがないとのこと。
標高100mぐらいの式根島には、海岸に咲くオレンジのユリしかないのだそうです。
サクユリは伊豆諸島ならどこにもあると思っていたので驚きました。

で「サクユリ、式根島」でネット検索していたら、なんと、2014年に自分で書いた、過去のブログが出てきたので、こちらにリンク を貼っておきます(笑)

ハチジョウイタドリとススキしか生えていないような環境の、裏砂漠の北側が折り返し地点。

草陰でお茶を飲んでいたら、イタドリのタネからの芽生えが、地面からたくさん伸びているのに気がつきました!

草の塊(パッチともいう)の風上側には、芽生えは無いのに…

風下側にはたくさんの芽生え!

この場所に吹く風の様子が、想像できる景色でした。

最後に霧の中でシャボン玉をやったら、これまた幻想的で

「シャボン玉を手から繰り出している」風の写真が撮れたので、1枚だけ貼っておきます。

式根島と伊豆大島の違いを楽しみながら、楽しい時間を過ごしました。
ご参加いただいた皆様、ご紹介いただいたS様、ありがとうございました!!

(かな)
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イイジマムシクイ

2024年07月27日 | 
私が大島でその姿を見るのは実に14年振りとなりました(さえずりは去年聴いています)
先週のことです。
5月に散々歩き回って探したのに見つからなくて、車で走っていてさえずりで気付きました。
それもそんなに山奥じゃなく、私がよく通る道です。

運良く写真に撮れたのでご覧下さい。





見つけたときはさえずりながら移動していましたが少しの間留まって羽繕いをしました。





なんとか全身が写りました。
しかもカメラ目線(?)ありがとう。

しきりにさえずり、遠くの方でもう1羽も鳴いているようでした。
大島で子育てしてくれているなら嬉しいです。

がんま
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バレエと火山キノコと利島!

2024年07月26日 | ツアー
ツアー報告が溜まってきましたが、お客様と過ごした大切な時間の記録なので、掲載をご了解いただいたお客様分を、少しずつ綴っていきます。

7月24日(水)は、休日を利用してノルウェーから帰国した娘さんとご両親の、溶岩体験ツアー。
霧で三原山は見えませんでしたが、お母さんがこの溶岩と同じ年とのことで、この場所で記念写真。

この時、娘さんの立ち方がシュッとしていて素敵だったので、「かっこいい立ち方ですね!」と声をかけたところ、「バレエをやっているので」と教えてくれました。

お母さんも「最近習い始めた」とのことで、オオバヤシャブシの実で染めたスカーフを、「最近この色のバレエのレオタードが流行っているんです」と教えてくれました!

草木染めの渋〜い色のレオタードが流行っているとは、かなり意外で面白かったので…

記念に(?)、そばにあったオオバヤシャブシの実も撮影(笑)

そして溶岩が流れ出た丘に登り、このポーズ!

さすが、素晴らしいバランス感覚💕

バレエを始めたばかりというお母さんも…

体幹かなり鍛えられていますね〜!(私も見習わなければ💦)

天然のミストと、程よい風の中でティータイム💕

アイスコーヒーやお菓子が、フツーより美味しく感じます☺️

少し歩いたところには、白くて大きなキノコと、紫色の小さなヒメヤブランの花。

キノコの中央には、まるで火口みたいな凹みがあって「火山だ!」って思いました。

🤣

山を歩き終わった後は、地層切断面へ。

向かい側の海には、雲を被った利島が見えました。

この日の伊豆大島と同じ、山の上に雲がかかる「島曇り(通称)」です。

お客様たちはイルカと泳ぎたくて利島に行ったのですが、海が荒れたので泳ぎは断念。
その後、伊豆大島に来島されたそう。
なので、最後に前日までいた利島と一緒に記念写真を撮りました。

笑顔が素敵な皆様と、楽しい時間を過ごしました。
感謝❣️

(かな)
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お孫さんとのふたり旅

2024年07月25日 | ツアー
今日、横浜から来島されたお祖母様とお孫さんのお二人と三原山に行ってきました!

今朝一番は雲がなかったのですが、時間の経過と共に山に雲が集まってきて、
歩き始める頃にはあたりが白い世界に...


暑さ対策のために水で冷やしたタオルや予備の水をご用意してくださっていたのですが、
涼しくて逆にお孫さんは長袖を着たくらいで...
山の天気は読めません😖

溶岩の上も幻想的な風景で


サクユリもベールに包まれながら、凛と咲いていました✨


Sくんは足元の石が気に入ったようで、積み上げたりして遊んでいました😊


このまま山頂を目指して歩いても景色は見えないので、
ご相談の上、地層大切断面をご案内させていただくことにしました。
「巨大バームクーヘン」というキャッチに
一気にSくんも元気に!

山を下るとあたりは夏空で、まるで別の季節のよう!


バームクーヘンを見てSくんは
「チョコレートバームクーヘン・ブロッコリー乗せ」と
ドンピシャなネーミングをしてくれました!


美味しいかは別として、素敵な想像力にうれしくなりました😆

その後、船の時間まで余裕があることから、日の出浜で泳ぐお二人とお別れしました。
すてきな夏休みになったに違いありません!

「子どもは何が起こるかわからないから」といろいろ想定して荷造りや準備をされている
お祖母様にわたしも見習わせていただきたいことがたくさんでした!

アクティブなお祖母様とのふたり旅でお孫さんも幸せですね✨

お二人の伊豆大島の旅に加わらせていただき光栄です。
ご一緒させていただき、ありがとうございました😌

(ユリカ)
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クールチームとホットチーム

2024年07月24日 | ツアー
一昨日、東洋大学京北中学校の3年生たちの夏休み合宿を、ガイド2名で案内しました。
(もう1名のガイドは、ジオガイド3期生の菊地真一さん)

生徒さんの体力差によって、ガシガシ歩いて火口一周をする「ホットチーム」と、ややのんびり歩いて火口西展望所に行く「クールチーム」の2チームに分かれ、私は「クールチーム」を担当しました。

が、クールチームと言いながらみんな元気で、溶岩の丘も登るし…

男子は坂道を駆け上がるしで

「暑くて歩けない」という生徒さんが一人もいないので、驚きました。

ホットチームが先に歩いていたので、山の上から「お〜い!」と言って手を振ってくれ

我々も、「お〜い!」と言って手を振りかえしました。

上の写真にケシ粒のように写っているのが私たちです。

この“点のような人影を見つけて、互いに遠くから呼び合う”というイベントは、なかなか楽しく、火口近くでも一周コースを歩いているホットチームと

火口西展望所に向かうクールチームで叫び合いました。

(電話もかかってきました)

クールチーム&火口!

ホットチーム&火口!

両チーム共通していたのは、空に浮かぶ雲に注目したことでしょうか?

綺麗な形のきのこみたいな雲が、とても存在感がありました。(雲は「かなとこ雲」で下は激しい雨かも)

私たちは、黒いバッタを見つけたり

もう夏なのに、まるで春のように赤い若葉を次々に出すイタドリを、「たくましい〜」と言って眺めたりしながら歩きました。


そして、裏砂漠で全員集合写真!

学校の先生方は、ツアー前の打ち合わせで「熱中症対策を徹底するので、歩ける生徒が火口一周して『火山すごいな』って思ってもらいたい」とおっしゃって、2年連続でガイドをリクエストしてくれました。

一人2リットルの水と、エネルギーをチャージできる行動食を持ち、クールタオルや携帯扇風機など、生徒さんそれぞれが準備してきていました。

クールチームには「すごく疲れました」と言っていた生徒さんもいましたが、「楽しかったです」と声をかけてくれた生徒さんもいました。

何よりも、だれも熱中症にならず歩き通せて、本当に良かったです。

咲き誇る旬のサクユリが、「頑張ったね〜!」と言っているような気がしました。

皆さん、お疲れ様でした&ありがとうございました!

(かな)

※本日の写真横長のサイズのものは、菊地さんからいただきました。
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猛暑を乗り切るために

2024年07月23日 | ツアー
一昨日、東京からいたした親子のお客様と、三原山ツアーに行ってきました。

猛暑が始まり「最高気温32度」の予報が出ていた日だったので、溶岩まで歩いて、あとは他を回ることにして出発。

ゴツゴツの溶岩と…

滑らかな形の溶岩を体験してもらいました。

この溶岩の丘の上で、冷たい飲み物で休憩したのですが…

リュックにつけた温度計が42度を示していたので驚きました!(それでも去年の8月より5度低い)

ってことは、太陽光が直接当たる頭などは、外気温よりもさらに高温にさらされているということですよね…。
日傘か帽子は、命を守る絶対必要なアイテムだと、温度計の数字を見て実感しました💦(お客様にご準備いただく物には入っていますが、これからは根拠を持って伝えられそうです😅)

あとは、暑さを忘れるために、昨年思いついた遊びが…

シャボン玉vs水鉄砲❣️

娘さんは頑張って撃ち落としていましたが、水の出がいまひとつ…😅

お客様から、「ネットで買った水鉄砲を、家でもよく使っている」と聞いたので、私も帰宅後に調べて、さらによく飛ぶ水鉄砲を注文しました。

楽しく遊んで、暑さを忘れるぞ〜!
ただ、飲み水もいっぱい持って歩くので、水鉄砲の水すら重いのですよね😢

悩ましい猛暑のツアーが、これから2ヶ月続くと思われますが、なんとか無事に楽しく歩きたいと思います。

あと、ついつい長くなるブログを短くして、睡眠時間を確保したいと思います〜(何度目の宣言?🤣)

(かな)




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崖です

2024年07月22日 | 火山・ジオパーク

みんなで集まって

 出かけた先は?

 海?海岸?

      なのですが 本命はここです

 砂に大小の石 なにが目的?

 

                   大地に入った溶岩 その溶岩(白っぽい物)に又々入った溶岩(黒っぽい)

                    

 水が流れている所のシマシマがあるのは 謎がある!

  

ゆるく曲がった蛇の尻尾? 

 むかしは山の中だった海岸で 今から過去を想像して感動したり。ダイナミックな大地を目いっぱい楽しんだ一日でした。

 今回2名の先生が駆け付けて頂いたので詳細に解説してもらえました(しま)

 

 

    

 

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