グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

T学園高等部5年目のツアー・その2

2016年05月31日 | ツアー
一昨日、T学園の高校生達と三原山フルコースを歩いて来ました。

歩き始めは…霧!


白い~!(笑)

でも、これはこれで雰囲気ありますよね。

木イチゴはプリプリに熟し…


ウツギは白いカワイイ花を咲かせ始め…

季節はさらに夏に近づいていました(^_^)

歩きながら何人もキレイな声で歌うので「音楽付きツアーなんて初だなぁ。贅沢な気分~」と思っていたら、なんとピアノの音まで聞こえて来ました。

今はスマホアプリでピアノが弾けるのですって!
道具を使いこなしてますね~さすが高校生!!
(もしや、これって世間ではジョーシキですか?(^_^;)

さて、火口一周コースの眺めの良い場所でお弁当を食べていたら…雲が晴れました!
「しかし、あれ?なんだか人数が少ないような?」

辺りを見回したら…複数の生徒さんが、かなり下へ降りているのが見えました。(写真では1mmぐらいの点に見えますが、わかるでしょうか?)

「出発するぞ~」と担任の先生。

「生涯最初で最後の体験だ」という意味合いの言葉を発しながら(正確な言葉は忘れてしまいました(^_^;)斜面を走って上がってくる生徒さん達。

この展開も、ツアー始まって以来かもしれません。
みんな元気だなぁ(感心)

大きな岩を見るとすぐに登るし…

本当に、超・元気!(時々ハラハラしましたけど(^_^;)

霧が流れ去った後の青空には様々な形の雲が広がり、見ていてシアワセな気分になりました。


全員で火口~!


下山は、皆のコーラスつき(^▽^)


そして裏砂漠では…

寝転ぶよりも、ジャンプよりも、砂遊び系(?)が楽しかったようです。

完成(^▽^)


「みんなアクティブだなぁ」と感心していたら、実は「プロアクティブラーニングコース」で学んでいるのだそう。

プロアクティブとは「率先して行動する」「一歩先を見越して行動する」「次のことを考えて、事前に準備する」という意味でいろいろなことに興味・関心を持ち、自ら探究したいと思う人に最適なコース…とのこと。
(詳細は以下のページをご覧ください。
http://science.tamagawa.ed.jp/pl.htm

…それで生徒さんから質問が次々に出てくるのですね。
納得です(^▽^)

さて、山を下りた後は牧場でアイスを食べ、今年もここへ行きました。

5年間、連続で見学してもらっているこの場所は…30年前山腹の火口から森を焼いて流れ下った溶岩です。

3年前の台風で土砂がかぶり、そこに植物が生え始めました。

左が1年前、右が昨日。

1年間で、植物たちはどんどん成長していきます。

最後は砂防ダムへ。
みんな「火山島で人が暮らすために、どのような対策がとられているのか」を真剣に聞いていてくれました。

よく学び、よく遊べ…皆さんの将来が楽しみデス!

(カナ)



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富士山晴れました

2016年05月30日 | その他
富士山に行って来ました


新宿からバスにて富士山5合目へ
朝、天気は良好で幸先が良いな!と思っていたらデジカメが動かなくなってしまいました

今の富士山は勿論上に登るのではなく5合目を歩く“お中道”と言うコースを歩くものです。
その昔、富士登山を3回行った人がこのお中道を歩けたそうですが、途中には大沢崩れと言う難所が有ってそこを通り富士山を鉢巻状に回り戻るそうです。今、大沢崩れは沢崩れが進み完全に通れなくなってしまいましたので今では3分の一程度しか道が無いそうです
今回、その大沢崩れまで行くことが出来ないので見ることはできませんが(帰りバスの時間に間に合わないので)

大島三原山と同じ玄武岩の火山。植生も似ている物も有るのですがやはり標高が違うので明らかに違う

割れ目噴火口も沢山あり見どころ満載?

小御岳神社があるが富士山の中に(近くで富士が噴火して小御岳山を飲み込んでしまった)小御岳山なるものが有るからでしょうか?

5合目は
観光バスが何十台も駐車していて韓国語や中国語、英語が飛び交っています(世界的富士山)



とても楽しみにしていた富士行きです。カメラが壊れてしまいブログに載せられないのが残念でした。その分自分の目で体感してきました。(しま)
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T学園高等部5年目のツアー・その1

2016年05月29日 | ツアー
昨日と今日、表題のツアーに行って来ました。

若い生徒さん達に『火山』をイメージしてもらうために、最初に店で話をしました。

火山噴火の動画や…

海と接していることで見られる景色…


土砂災害と、その後の景色の変化…


伊豆大島のジオパーク活動を…

35枚のスライドでさっくり説明。
その後「実際に見に行こう!」ということで、午後のツアーに出発しました。

赤くて穴だらけの石を観察に「赤はげ」へ。
地名が受けていました(笑)

みんな石や植物を熱心に観察しています。

続いて、回りが波に削られたことで、海に突き出た溶岩へ。


「この貝なんですか?」とか…

(タマキビという小さな貝を撮っています)

「なんでヒビ割れができるんですか?」とか…

どんどん質問が出て、嬉しい限り(^▽^)

神社を訪れ、巨木の森を見て…


マグマと水が出会って起こった爆発的な出来事が、作った風景を見に再び海岸へ。


ちょっと説明したらみんなすぐ覚えて、友達に目の前の景色の成り立ちを説明していました。

(素晴らしい!)

その後、皆の希望でタイヤキを購入。


波浮港の火口壁の上にある集落で、ミュージアムとして解放されている建物では、全員「かいこ」を飼っていたと言われる2階に行くための急階段を上り…


「タンジェントはいくつ?80度ぐらいかな?」と言いながら、階段の角度を測ってました。

今時ってスマホで角度を測れるんですね~。
知らなかった…。

港では、海洋国際高校の実習船「大島丸」が大人気で…

女子から「カッコいい~」の声が続出していました。

やはり同じ年代の高校生が、サイパンまで実習に行くと聞いたら「カッコいい」と思いますよね(^▽^)

地層大切断面も見て、最後に砂の浜へ。

裸足になって波と戯れたり、貝殻を探したり、記念撮影をしたり…

砂粒のクローズアップ写真を撮ったり…


コーラスしたり…

等々それぞれの方法で、本当に楽しそうに遊んでいました。

数人は「くさや」にもチャレンジしました。

「ここに1時間いたかった」という感想も聞かれました(^_^)

生徒さんの素敵な拾いもの。

「わ~い!」と喜んでいる溶岩です!(笑)

夜は皆で「光るキノコ」観察。
キノコ、まだ出始めですが、シッカリ光っていました~。

…と、こんな感じで1日目を終了しました。

2日目のツアーは、また後日報告します。

(カナ)
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ハシブトガラ       かなぁ・・・?

2016年05月28日 | 
北海道の生き物第2弾です(撮影日5月22日)
散策していると聴き慣れない鳴き声が聴こえて来ました。
明らかになんかカラ類なんだけど・・・しかも警戒してる?
声のするほうを探すと虫をくわえた小鳥が見えました。
おっと、子育て中でしたか。


巣の場所がわかったので充分離れて撮影しました。



この子です。
北海道にはコガラとハシブトガラが生息し、両者はとてもよく似ていてハシブトガラは北海道にしかいません。
むぅー。どっちだー!!





いろいろ調べた結果、コガラは巣穴を自分で掘るのに対してハシブトガラは樹洞やキツツキ類の古巣を使うという記述からこれはたぶんハシブトガラではないかと・・・
他の識別点であるアタマのテカリ具合とか、尾羽の形状とか、クチバシの合わせ目とか、この画像からはよくわかりません。
巣穴利用についてはもちろん例外もあるでしょう。
しかし「北海道でここでしか見られない鳥に出会えた!」と思いたいのです(笑)
無事に子育てが終わることを願います。

                                           がんま


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地球惑星科学連合大会「ジオパークへ行こう」報告その3

2016年05月27日 | 火山・ジオパーク
各地ジオパークの紹介、最終回です。

Mine秋吉台ジオパークは…

小原北士氏のプレゼン。

「空から見た景色に1カ所、色が違うところがある。なぜ?」という問いかけから…

近寄ってみると、さらに不思議が…という展開へ。

森と草原がキッパリ別れているし…


ロートのような穴がいっぱい開いているし…


白い岩がゴツゴツ。

この石はなに?

「森と草原が分かれている理由は人が野焼きをしているから」と、途中まで種明かしがありましたが…

それ以上は「現地へ来てくれたら答えを教えます。謎を解きに現地へ来てください」とのこと。

「ヒントは草地から出てくる弾です。」と写真を見せられ、謎は深まるばかり…。

「生きているうちに絶対、謎を解きに行かなくては!」という気持ちになりました~。

遠い昔のサンゴ礁がプレートの移動で陸にくっつき、盛り上がって今、目の前にあることを写真を使って説明してくれ…


地上の景色だけでなく地下も含めて全部石灰岩だと、絵を使ってわかりやすく教えてくれます。

地下がイメージできるような絵でした。

専門用語は覚えなくても理解できるように、最後にキーワードとして紹介。

この使い方、私の理想です(^▽^)

ドリーネというロート状の穴ぼこが集まった、大きい凹地がウバーレで、そこに集落が出来…

(石灰岩が壁になってる!)

その集落の説明看板の内容は…
「降った雨の行方」も「石垣」も「住民の方に聞いてみよう」

「聞いてみよう」って…初めて見る看板です!!

会場からも「オオオ~!」という驚きと賞賛の(だと思います!)声があがっていました。

とても面白かったです。

さて、最終回の講演は伊豆半島ジオパークの…

鈴木雄介氏

伊豆半島がフィリピン海プレートの上に乗っていて、本州に衝突中であること…


断層で景色がキッパリ別れていることも、こうして見ると良くわかります。


若い兄弟のような火山島、伊豆諸島の島々の景色を紹介しつつ…

「毎年4cmずつこちらに近づいてくるので、毎年違う景色が見られてお得です」と。
この一言、面白かったです!

鈴木さんは伊豆半島の紹介をしながら、他のジオパークとの関わりも教えてくれました。

他のジオパークを学び、知っておくことって大事ですよね。

森が海を豊かにすることも、解説されていました~。


この調子で毎年積み上げていったら、ジオパークってかなりオモシロい場所になるのではないでしょうか?

来年の『ジオパークへ行こう!」の展開やいかに?

(カナ)
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クロアゲハ

2016年05月26日 | 

今日はクロアゲハのお母さんの写真が撮れました


先週卵だった子も なんてトゲトゲしているのでしょ


ツインズ


今日も生みたて卵有ります


あれ?変な卵?誰の子? よーく見たら卵の殻。卵の殻は食べる物だと思っていたのに食べない子もいるのですね。殻をあまり見ないのは 食べてしまうのか?落ちてしまうので見ることが出来ないのか?


身長なんぞ計ってみます?


近頃ウロウロしているクロアゲハは同じ個体なのか違うものなのか分かりませんが、幼虫になったこの子たち元気に育ってくれることを期待しています。でも、アシナガバチが来ているのを確認しました。それに、いつもカマキリが居るのも見ています。負けるな幼虫(しま)
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地球惑星科学連合大会「ジオパークへ行こう!」報告その2&伊豆大島ジオパークガイド認定式

2016年05月25日 | 火山・ジオパーク
本日ブログの担当だった嶋田からPC不調の連絡が入り、ピンチヒッターで投稿しています。
まずは昨日の続きから…

各地ジオパークの紹介の後半の1番バッターは銚子ジオパークの…

小玉健次郎氏。
今回の発表者の中で唯一のガイドさんです。

地層と波と灯台をあしらった素敵な帽子をかぶって登場!

こんなオシャレな帽子、私もほしいです(^▽^)

銚子は他のジオパークに比べ平らで、高い山のないジオパーク。

地震で地面が盛り上がるので、どうやらかなり年齢の違う地面が一度に見られるもよう。

利根川の水害を減らすために治水が行われ、港ができ…

重い醤油を水路を使って運ぶことができたため、銚子は醤油の一大産地となったのだそうです。

大島にはない“川”が生活や文化の中心にあるジオパーク…ゆっくり歩いてみたいなぁと思いました。

唯一「?」と思ったのが「高マグネシウム安山岩」の文字。

「なんで高マグネシウム安山岩ができるのか?」不思議でたまらずまたまた質問。

これ、触れるとものすごく話が長くなるツボだったらしく、小玉さんからは「とっても珍しい岩がなぜかここにある、地球は不思議ですね」という感じでなだめられ(?)質問終了。

小玉さんの笑顔がとても素敵だったので一瞬満足しましたが、やはり疑問は残りました(笑)

…で、調べてみました。

あるWEB上の記述。
「上部マントルの水を含んだカンラン岩が部分溶融してできたマグマが,直接上昇固結したためにできたとされる」
ううむ~、なんだか良くわかりません(^_^;(^_^;

いつか銚子に行く機会があったら、この「高マグネシウム安山岩」が「友人」に感じられるぐらいによく知ってから、岩に会ってみたいと思います。

さて、もう0時を回ったので今日のところはこれで…続きはまた報告します。

で、話は変わって…
本日は18時からジオガイド認定式、18時30分から21時まで今後のガイド組織の検討会でした。

22回の講習を終了した人で、ガイド組織を作ることになりました。
(写真はガイド以外に検討会メンバーも入っています)

全ての講習を修了した人を初級、30問のテスト80点以上を中級とし、あわせて35名のジオガイドが誕生しました。

講習参加者は延べ986名、1回の講習の平均参加者数44.8名、1回以上の参加者151名だったとのことです。

話し合いで出たキーワードは「住民総ガイド」「共有」「ガイドを育てる」等々…みんなで真剣に考え議論しました。

今後の展開が楽しみです。

(カナ)

翌日、新たなガイドとなった人達のfacebookに、素敵なコメントが沢山のっていましたので、少し紹介を…。

「毎回新しい目が開かれ好奇心がうまれ、気がつけば伊豆大島の自然や文化や火山や地球そのものの見え方がまるっきり変わっている自分に気づきました。
大島を、地球を愛するココロを、ガイドを通して表現できることは幸せなこと。
自然にLOVEが伝染していくようなガイドを目指したいです」

「3年ちょっと、月いちにど山で伊豆大島を語ってきました。そして4ヶ月以上もの今回の講座。ジオパークって地球の上での人の暮らしのすべてを含むから、これまでしてきたことでやりきれてないこと、やりたいことここに込められる気がしてます。
で、わかりやすくないとね。楽しかった、と言ってもらうと嬉しい。勉強になった、といわれると言いたい部分が届いたろうか話したことのどこかすこしでものこるんだろうか?と。考え方が変わった、と言ってもらったのが嬉しかった。人の考えを変えようとして大島やジオを語ってはいないけどだから逆に嬉しい」

「昨日、町役場にてジオガイド認定式が行われ、晴れて伊豆大島ジオパーク認定ガイドになりました。伊豆大島のダイナミックでかつ味わい深い大自然をフィールドに地球を丸ごと味わう体験を共有するアースナビゲーターとしてこれから精進して参りたいと思いを新たにしました。
私たちはこの素晴らしい地球という星に生き生かされていることに心から自信と信頼を抱いて、愛と感謝と調和の心持ちで日々を過ごしていきたいものです。
このような光栄なお役目いただきましたこと、さらに褌の紐を締めなおして、明るく楽しく元気よくいきま~す♪( ´θ`)ノ」

地球にワクワクできる仲間が増えて、本当~に嬉しいです!

(カナ)

















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地球惑星科学連合大会「ジオパークへ行こう!」報告その1

2016年05月24日 | 火山・ジオパーク
一昨日のブログで簡単に報告しましたが、地球惑星科学連合大会のジオパークセッション「ジオパークへ行こう!」では、6つのジオパークの事務局やガイドの方から「どんなものが見られてどんな体験ができるのか?」の紹介がありました。

昨年までは各ジオパークの紹介だけだったのですが、今年はさらにそれにコメンテーターが意見を言う…という新企画でした。

前半のコメンテーターは、渡辺真人氏(産業総合研究所・元JGC事務局・APGN諮問委員)、目代邦康氏(元JGC委員=第四紀学会選出・JGC事務局)、柚洞一央氏(徳山大学経済学部・Mine秋吉台ジオパーク推進協議会委員・元室戸ジオパーク専門員)、福島大輔氏(NPO桜島ミュージアム理事長)と、素人代表としての私。

最初のプレゼンは…

室戸GPの白井孝明氏。

出てきた写真は…

ブリチャリ!(^▽^)

室戸流美味しいブリの採り方に必要なものは…

おお…昨年大感動したポンカンの作り方のブリ版!

昨年のポンカンの作り方の絵はオレンジでしたが、ブリの作り方の絵は海の色・青で描かれていました。


地震で地上に現れる室戸の大地の、海の中の形も興味深かったです。

室戸岬の東側は、垂直の崖なんですね…。

そしてプレゼン終了後の私の質問は…「ポンカンはレシピ付きで売っていたら買いたいと思いましたが、ブリはどうやって買えばよいのでしょう?」

「え…(しばし絶句の白井氏)ええと…(かなり困って)…僕が買って送ります」

「え?イヤイヤそんな…」←今度は私が慌てました~(笑)
スミマセン、変な質問して…(^_^;

2回目のプレゼンは…

アポイ岳ジオパークの加藤聡美氏。

最初は地形の説明からでした。

崖が凹んでいる場所は、大きな神様が座ったのでお尻の跡がついたと言われているそう…ここで私はまたまた疑問に取り憑かれました。
「なぜ、凹んでいるのだろう?昔、何があったんだろう??」

さらにマグマが冷えて固まった「ひん岩」という岩があると聞き、私の頭の中には貧相な岩(なんじゃそりゃ?(^_^;)の姿がグルグル。
 
アポイ岳は地下深くの「カンラン岩」という岩が、プレートの衝突で地上に出てきた貴重な場所ですが、なぜ他にもプレートがぶつかる場所は沢山あるのにアポイだけ地中深くの岩が地上に出てきたのかもわからなくなり、頭の中は「?」だらけに…

またまた質問しまくって、発表者を困らせてしまいました(^_^;(短時間の質疑応答で疑問をスッキリ解消するのは無理なので、6月にアポイに行って疑問を解いて来たいと思います)

3回目のプレゼンは、ゆざわジオパークの…

山崎由美子氏。

「ゆざわに移り住んで雪の深さに驚いた」というご自身の感想から、雪国の景色の紹介があり…

「何で豪雪地帯に人が住んだのか?」という投げかけから『見えない火山』の存在へ、そしてその火山が銀を作り、一大産業となったことなどを教えてくれます。

活火山はないけれど、昔の大きな火山があり、今も地下には多量のマグマが残っているそう…

(赤が火山由来の岩だそうです。)

そのおかげで、お湯の滝\(◎o◎)/!や…


地熱を利用した食べ物や…


地熱発電も行われているそうです。

「!」と思うことがいっぱいでした。

でも、ここでシンプルな疑問が…

噴火していないとマグマって冷えて固まってしまうんじゃないでしょうか?
いつまでも熱源として使い続けられるものなんでしょうか?

質問への回答は「大きなマグマの固まりは、冷えるのに数10万年かかると言われている」というものでした。

「へ~!」←以前聞いたはずなのに、忘れてしまうので何度でも驚ける(^_^;

伊豆大島の30年前の噴火では元町の地下にマグマが入り、地下水が60度の温泉になりましたが、今は40度ぐらいに冷えて来ているようなのです。

それが大きなマグマ溜まりは数10万年もの間、ずっと熱いなんて…
「火山って多様だなぁ、大きいなぁ~\(◎o◎)/!」とあらためて思いました。

さて前半のプレゼン報告はこのぐらいにして…続きは、明後日を乞うご期待。

話は全く変わりますが、大会で集まった機会を利用して、全国GPのガイド有志で、今年の10月10~12日に伊豆半島GPで行われる全国大会のガイド分科会について話しあいました。

話し合いの結果、今年は以下の3つの分科会を実施する予定となりました。
1.ガイドスキルを上げるための情報交換会
2.ガイドの養成と組織のマネジメント
3.ビジネスを実践するための観光マネジメント

それぞれ担当も決まり、準備の進行状況をお知らせするfacebookページも立ち上がりました。
https://www.facebook.com/gp.guide.meeting2016/?notif_t=page_fan%3C!--%3Crdf:RDF%20xmlns:rdf=
全国大会に向けて皆で情報を共有しながら、ガイド分科会を作っていくことになっています。

応援していただける方は「いいね」をお願いします~。

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コサメビタキ

2016年05月23日 | 
昨日北海道に行ってきたので何回かに分けて出会った生き物をご紹介したいと思います。
北海道での滞在時間は7時間ほどだったのでたいした数ではありませんがお付き合いください。

第1弾はタイトル通りのコサメビタキです。
頭上から聴き慣れないさえずりが聴こえてくるので懸命に枝葉を透かして見上げてやっと見つけました。

小さい体に見合った控え目な声量ですがとても美しいさえずりです。
小鳥ってどうしてこんなに上手に歌えるんでしょうか。





同じような写真だな・・・(汗)
でもコサメビタキのかわいさと健気さは充分に伝わると思います。

                                         がんま
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地球惑星科学連合大会報告(ちょっとだけ)

2016年05月22日 | 火山・ジオパーク
昨日から地球惑星科学連合大会出席のため幕張に来ています。

昨日は新規申請地域のプレゼンテーションと日本ジオパークネットワークの運営会議が行われました。

今年私は新規申請地域ののプレゼンテーションには参加していませんが、山陰海岸の今井さんが上手にまとめてくれていますので、内容を知りたい方は以下のブログをお訪ねください。
http://imaihiroko.com/9520

運営会議では…

6つのワーキンググループ(審査 、教育、 保全 、 ユネスコ、ガイド 、国際化 )の活動報告、運営会議の役割、今年の全国大会について等々の討論が行われました。

そして今日です。

私は午前中、山陰海岸や桜島錦江湾GPの方達と、今年の全国大会ガイド分科会の打ち合わせ。
同時刻にポスター発表も行われていました。

広い会場の奥2列に、ジオパークのポスターが貼られました。


今年の伊豆大島のポスターは「土砂災害による崩壊斜面植生回復モニタリング調査の試み」


環境省の服部さんがまとめてくれました!


17時15分から18時30分がコアタイムで、見学に来てくれた方達に発表者が説明しました。

熱気に溢れていました~。

昼休みの時間を利用して行われたのは「ジオパークの専門員ってどんな仕事?」
私は専門員ではありませんが、聞いておきたくて出席しました。
これについても山陰海岸の今井さんがブログにまとめてくれているので紹介します。
http://imaihiroko.com/9532

また、午後からは「ジオパークに行こう」というフリーセッションがあり、以下の6地域から発表がありました。

私は発表に対しての感想を言うコメンテーターとして出席しました。

ポスターも口頭もたくさんの興味深い発表があったのですが、今日はこのへんで…。

内容は次回のブログでお伝えします~。

(カナ)
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