グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

スタコラ

2021年04月30日 | ツアー
今日は2組のお客様と、三原山半日ツアーに行ってきました。


1週間ぶりに訪れた三原山は、ツツジがますます華やかに開花していました。


晴れの日限定のフデリンドウの花も、数が増えたような?


途中から風が強くなり、山を登るあたりで、手拭いを利用して帽子を固定😊

手拭い、役立ちますね^_−☆

白い雲が、猛スピードで移動していきます。

「雲がはや〜い!」というお客様の声に、何度も空を見上げました。

火口展望所は…いつもの強風(笑)


帰路は表砂漠へ下りました!


昨日1日降り続いた雨のおかげで、「幻の池」には水が溜まり…

シマタヌキランの花(茶色のフサフサ)が風に揺れる、この時期らしい風景😊

強風でできる小さな波が、キラキラ輝いて綺麗でした!


葉っぱの真ん中に花が咲く、ハナイカダの雄花。

もうすぐ全て散りそうです。

フワフワの毛が生えたシロダモの若葉に、光が当たって輝いていました😊


歩き終わりのころ、お客様がトカゲを見つけてくれました!
しかも2匹!!

1匹は、まだ尻尾が青い子どもでした。

大きい方は、石の影でじっとしていましたが、私があまりににじり寄ったため、ダッシュ!!

砂地の上をスタコラ逃げる姿に、みんなで笑いました。


良き1日でした(感謝)

(かな)
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音のない世界、光のない世界を体験してきました!

2021年04月29日 | その他
先日、大島からの船がつく竹芝桟橋から徒歩1〜2分の所にあるダイアログミュージアム「対話の森」で、音のない世界と、光のない世界を体験する2つのプログラムに参加してきました。


1つはダイアログ・イン・サイレンス。

聴覚障害者の方のアテンドで、言葉を介さず、身振り手振り表情で意思を伝え合い、コミニケーションをしました。
いくつかの部屋ごとに色々なプログラムが用意されていて、どれも楽しく、貴重な体験でした。
この経験を生かせば、日本語がわからないお客様とも充分コミニケーションができるかも!とちょっと自信(?)がつきました😊

もう一つは、ダイアログ・イン・ザ・ダーク

視覚障害者の人のアテンドで、真っ暗闇で電車に乗って田舎を訪ねる…という体験をしました。

実際に使われる「白杖」という杖1本を渡され、鉛筆のような持ち方をして杖で前方を探りながら、何があるかわからない部屋の中を移動するのは、かなりドキドキする冒険でした。
特に丸太橋のような所を歩くプログラムは、結構怖くて、座って休むと心からほっとして、もう立ちたくなくなりました(笑)

見える時は気にしたことのない“足の裏の感覚”を、意識したのも初めてでした。
真っ暗闇の中、芝生や砂利や木の橋などの環境の違いを、足の裏で感じながら歩きました。

汽笛の音、電車の振動、放送のアナウンスの声、人の話し声など音からは、いろいろな世界を想い描き、懐かしい昔も思い出しました。
そして“光”のない世界が、とても豊かであることに驚きました。

このミュージアムが大切にしているのは、単なる暗闇体験や音のない世界の体験だけではなく対話
聴覚や視覚に障害のあるアテンドスタッフの方たちと、フラットな気持ちでお話ができたのは、とても素敵な体験でした。
スタッフの方が、私の反応を上手に受け止めて返してくれるので、とても楽しかったのです。

体験終了後「また来たいな」と思いました。
「他の人もそう思うのでは?」と思ったので、アテンドの方に尋ねたところ、リピーターのお客様が多いとのこと。
フィールドのように自然環境が変化するわけではない室内の体験に、「また来たい」と思う人がたくさんいるのはなぜなのでしょう?
アテンドスタッフの方に、この疑問を投げかけたところ、「一期一会の体験だから」とという言葉が返ってきました。
アテンドの方も10人以上いるし(20数人だったかも??)、参加されるお客様も毎回違うので、1回たりとも同じ事は無いのだそうです。

人の話をきちんと受け止めて、やりとりをすることで、毎回違うものになる(一期一会の出会いになる)。
これは、私たちがガイドをする上でも、とても大切なことだと思いました。
そして私が行っている日頃のツアーの中に、まだまだ使いきれていない“楽しみ方”の豊かな可能性が、たくさんあることにも気づきました。

残念ながら緊急事態宣言中はお休みのようですが、コロナが落ち着いたら、また体験しに行きたいと思います😊

読者の皆さんも、機会があればぜひ体験してみてください。
超・オススメです!!

(かな)
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オオルリ

2021年04月28日 | 
今年も例年通りの到着です(私の初確認は24日)
撮影は昨日、毎年確認に行っている場所です(すべて同一個体)

これ、なんかちんまりしててかわいい~。


美しい声でさえずっていました。
スダジイが大島らしい。


これは・・・明らかに私に対して警戒してますね(汗)
スンマセン・・・もう少し撮らせて下さい。

ちょっと珍しい人工物止まり。



こんなに綺麗な瑠璃色ですが鳴いていなければ見つけるのはなかなか難しいです。
撮らせてくれてありがとう。

がんま
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コノサキ、ドウナルンダロウ?

2021年04月27日 | 
昨日、裏砂漠まで生きものたちのリサーチに行ってきました。

森の水たまりは、水の量がかなり減っていたので


アメンボが狭い範囲に集まっていました。

“密”を避けるためか?(笑)、水から出て歩いているものもいました〜
水が無くなったら、カレラハ、ドウスルンダロウ?

ユズリハの若葉が、元気に空に向かって伸びていました。

古い葉が若い葉に場を譲るユズリハ…、これから世代交代かな?

ただいま絶賛開花中のサルチリイバラ。

ゆっくり撮影できて嬉しかったです😊

昨日の目的の一つは、裏砂漠のシマヘクソカズラの状態を見にいくことでした。
2020年09月11日シマヘクソカズラ・続き
そろそろ若葉が出ているかな?と思ったのです。
すると…

期待通りでした!
昨年とは90度違う向きに伸びているけれど、ツルのあちらこちらから元気な若葉が出てきていました。

これから裏砂漠の太陽の光を独占して、たくさんの葉を広げていくのに違いありません。

タノシミダ〜!

帰りがけ、なんとなく気になった石がありました。

なんだか存在感があったのです。
で、手にとって裏側も観察しようとしたところ…
石に開いた小穴の中に、ハサミムシが隠れているのを見つけました!

なんて良い場所を見つけたのでしょう〜!!
あまりにも、ぴったりフィットしていたので笑えました。

全く動かないので、フッと息を吹きかけたら、慌てて出てきて違う石の下へ。

「もしや、他にもいるのでは?」と思って、周囲にある10cm以上の大きさの石をめくってみたところ…なんと、ほとんどの石の下にハサミムシが隠れていることがわかりました!!

2個体目。

砂に頭を突っ込んだまま、動きませんでした。
(人間に見えなくもない・笑)

3個体目。

石をどけられて、慌ててウロウロ(ごめんよ〜)

4個体目。

尻尾を上げてこちらを威嚇してきました。(強そう!)
どの石も、溶岩の滴った跡や気泡などで凹凸があり、彼らが隠れるのにちょうど良い場所を提供しているようでした。
(コノサキ、ドウナルンダロウ?…また観察に行きたいです😊)

帰り道、友達になった(定点観察をすることに決めた)植物群落の様子を、見にいきました。

イタドリの元気な緑の葉がワサワサ茂っていましたが、裏に回ると…
ここでも葉が枯れ始めていました!!

う〜ん…。コノサキ、ドウナルンダロウ??

そして毛虫の猛攻撃を受け、今年も葉をほとんど食べ尽くされてしまったオオシマザクラの木では…

毛虫たちが絶賛成長中でした!!

青空の下の毛虫たち!
普通この状態なら、鳥に見つかって食べ尽くされそうですが、大島は水捌けが良くて水場が少ないため、野鳥の数がそれほど多くないので、こんな生活をしているのではないかと思います。コノサキ、ドウナルンダロウ?

一度歩くと、次々に調べたいことが出てきて困ります(笑)。
ってことで、観察は続く!

(かな)
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また1週間たちました

2021年04月26日 | その他

私の1週間です(プラス1日)

日曜日

ジオパーク研究会での       Ⅽ火口巡りは34年も経ってしまい変化が激しい遊歩道も草にまみれてしまい下の道は車が入れないのでここまでは見学者が入っていないと見えて特に草の天下となっている。でも私はここが(Ⅽ6火口)一番火口らしいと思っているので最後まで頑張ってたるいてきて!

 

月曜日

南部には来てくれないのでお目にかかれなかった

ハクガン 『ねえ撮らせて』『ガア』 『もう少しアップで』『ガア』『もう1枚』『ガア』

日本語判るようで私の希望をかなえてくれました

 

火曜日

折紙教室は季節的に兜です。最後まで覚えるのに苦労しますが色を変えて楽しんで居ます

どれがいい!?

 

水曜日

ジャガイモ畑は間引きの時、その後は追肥

肥料は油粕と灰です

 

木曜日

“手のひら教室”で子供達と遊んでもらう

 

金曜日

そら豆到来致しました。何にしよう?天ぷら?煮物?王道の塩ゆで?今日は?

柔らかいベッドですやすや眠っていたのかな?

 

まだ、皮が有ります(茹でて食べる時にはそのまま)

もう一枚脱がします

これで最後にそら豆ごはん炊く

 

土曜日

すっかり葉桜になりその葉も虫に食われたものが多くなりました。

以前に採った桜の葉は塩漬けにしてありますが、そろそろ桜餅に出来るくらいになったでしょうか?

 

日曜日

さわやかな風の中 島を走る(私は座っているだけど)

 

島の私の日常は島の中を歩く、一人でも大丈夫なのでコロナの心配はなし。次は何処へ行こうかな… 雨の日はやっぱり折紙ですね(しま)

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2日目ツアー

2021年04月25日 | ツアー
昨日は、前日に1日ツアーをしたお客様たちと、山以外の場所を回ってきました。

最初の訪問先は「椿花ガーデン」。
園長の山下さんが案内してくれました。

皆さんが見ているのは、夏咲き椿の若葉です。
(前日に電話をして、見学をお願いしていました)

3月初旬に伺った時は、まだ小さな芽生だったのに、ずいぶん大きくなっていて感激しました!


その後、太鼓や踊りを披露してくれる大サービス!

(かっこよかった〜❤️)

椿の花はほぼ終わっているものの、小さなピンク色の椿を紹介してくれたり


まだ咲き残っている大きな花が「眉間が一尺もある大男の物語(中国)から来ている名前」であることを、教えてくれたり


三宅島で見つかったという紫陽花を教えてくれたり

花が少ない時期なのに、「一つ一つ丁寧に見ていくとこんなに楽しいのか!」と、そのことに感動しました。

お客様からも質問続出で、滞在時間の1時間はあっという間。

お茶を飲む計画は、後半に延期となりました(笑)

続いて立ち寄ったのが「泉津切り通し」

光の具合がちょうどよくて綺麗だったし

なんとイズノシマダイモンジソウがまだ咲いていて、とても驚きました。

晩秋の花がまだ見られるとは(植物に詳しいお客様も驚かれていました)

一部の葉は紅葉し、これもラブリ〜❤️でした😊


野菜の直売所と牧場に寄った後、最後は海岸でお茶を飲みました。

火山の島にいらした皆さんに、短時間でも海の景色を楽しんでいただきたかったのです。

石に座ってお茶を飲む人、遠くを眺める人、岩場を探索する人など、思い思いに時を過ごして午前のツアーは終了しました。

都会に戻れば人が多くて、緊張を強いられるお客様たち。
3日間お天気が良く、伊豆大島でのんびり過ごしていただけて本当に良かったです。

とはいえ、皆さんツアー中はずっと、しっかりマスクを着用されていました。
はやくマスクを外して、笑い合える日が訪れますように!!

(かな)
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ムナグロ

2021年04月24日 | 
一昨日朝の牧場で見つけました。

6羽の群れです。

メンバーを紹介しましょう。
個体1

もうほぼ夏羽になっています。

個体2

こちらも夏羽バージョン。

個体3

ぱっと見冬羽ですが胸やお腹が黒くなりつつあります。

個体4 

座っていてお腹部分はわかりませんが個体3よりは顔や頭が黒くなってますね。

個体5

これも座っているのでお腹部分はわかりません。
まだまだ冬羽か。

個体6

個体5の手前でボケてた子です。
かなり夏羽っぽいですが個体1に比べると顔やお腹部分はまだちょっと・・・って感じです。

昼にも見に行きましたがもういませんでした。
旅の無事を祈ります。

がんま
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1日のんびり

2021年04月23日 | ツアー
今日は、旅行社の企画ツアーのお客様たちと、火口〜裏砂漠〜樹海を歩いてきました。
1年以上前から何度もツアーを計画し、何度もコロナで中止になり、ようやく実現したツアーでした(明後日から3回目の緊急事態宣言が発令されますが💦)

歩きはじめは、やや風が強かったものの、爽やかな青空が広がりました。

皆さんが注目されていたのは…やっぱり富士山!(笑)

お客様が、岩に向かって写真を撮られていたので、「何を撮っているのですか?」と聞いたところ…

「溶岩と富士山」との答え。

「な〜るほど!」と、思ったので、私もマネして撮ってみました(笑)

なかなか良いかも〜😊

富士山が空に浮かんでいるような風景が、まるで絵画のようでした。

この後も、のんびり景色を楽しみながら火口一周。

お客様は「風の谷のナウシカの王蟲みたいな岩」や


「おはぎみたいな岩」


そして「オニギリみたいな石」など、色々見つけてくれました。

あまりにもオニギリそっくりだったので…

「梅干」を乗せてみました(笑)


別のお客様が景色に見惚れていたので、何をみているのか聞いたところ

植物の根が長く伸びて、地面が崩れるのを防いでいることを実感されていたようです😊

時間の余裕があったので、裏砂漠では、みんなで昼寝しました。

久しぶりに、ゆっくり空を見上げました❣️


個人的に気に入ったのは、今が旬の、ブーケのようなサルトリイバラの花と

元気色の若葉たちでした!

葉に映る影も様々で

個性豊かで面白かったです😊


火口一周コースの一部で、わりと広範囲にイタドリが枯れていたり

(私が気にしていたら、お客様も気にして教えてくれました)


葉の真ん中に花が咲いたハナイカダが何者か(たぶんキョン?)に食べられてなくなっていたりなど

ちょっぴり心配なことはありましたが、とても楽しい1日でした😊

一緒に歩いて、いっぱい発見をしてくれた、お客様に感謝❣️😊

(かな)
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2時間半ツアー

2021年04月22日 | ツアー
今日は、2人のお客様と「溶岩体験ツアー」に行ってきました。
三原山には登らず、裾野の溶岩流までのんびり往復し、お茶を飲んで戻ってくるツアーです。

スタート地点の山頂口駐車場からの眺め。


クッキリした富士山がとてもキレイで、お客様が大絶賛されていました😊


新緑が美しい今の時期は、葉っぱを見るのも楽しみです。

シマシマがナイスな、オオバヤシャブシの葉っぱ。
私が「素敵だな」と思っているものを、お客様も「素敵」と言ってくださるのが嬉しかったです😊

オオシマツツジが華やかに開花していました。

私が知る限り、こんなに早くツツジの開花が始まった年は無かったと思います。
(この先ものすごく暑い夏とか、大型台風が来ないことを祈ります💦)

前回「花のようだ」と思っていたツツジの若葉は、縦に葉が伸びて、ちょっと大人っぽく(?)なっていました(笑)


日当たりの良い荒れ地は得意だけれど、噴火後の焼け野原はあまり得意ではないと思われる「アカメガシワ」が、元気に赤い若葉を伸ばしていました。

きっと年々土の中に、アカメガシワの成長に必要な養分が補われてきているのでしょうね!

ところで一昨日のブログで、三原山の南〜東にかけてイタドリが枯れていた話を書きましたが…全然場所が違う、この場所も枯れていました!

う〜ん…

一体、なにが起きているのでしょう??

さて、のんびり散歩をした後は、私のお気に入りの溶岩に座ってのティータイム。

ここでもツツジの花が、彩りを添えてくれていました。

お客様に「サッカーボールのような模様の岩」を教えてもらったり、

楽しくいろいろなことをおしゃべりしていたら、あっという間に2時間経過!
12時のチャイムの放送に、名残惜しい気持ちで溶岩を後にしました。

山頂口に戻ってきたら、富士山が霞んでいました!

わずか2時間で、ずいぶん違いますね。
美しい景色は「その時」見なければ…ですね!

それにしても、この、あまり歩かない2時間半のツアー、気持ちに余裕ができてかなり楽しいです。(私には合っている気がします)
リクエストしてくださったお客様に感謝!😊

(かな)
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ノビたんキター!

2021年04月21日 | 

ノビタキです。
ヌタノハマ(野田浜)に1羽でいました。


大島は春と秋に通過するだけなので一瞬の出会いです。
今年も会えてうれしいです。

それにしてもやっぱり暖かいんでしょうね。
オオバエゴノキがもう満開です。



いろんなところで咲いています。

がんま
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