グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

2023年最終日

2023年12月31日 | ツアー
2023年最終日のブログは、一昨日のツアー報告です。

高校生、大学生のお子様&ご夫婦と、三原山半日ツアーに行ってきました。

奥様が「椿が見たい」というご希望だったので、この溶岩の横にある

野生の椿を紹介!

メジロが数匹、木の周りを飛び回り、花の蜜を吸っていました。
年々大きくなって花もたくさんつけるようになったので、鳥たちに人気みたいです。(頑張って、子孫残して〜)

お昼ご飯は、富士山と青空が超・快適なこの場所で。

お客様が持ってこられた和菓子アソートを、私にも選ばせてもらい、嬉しさ倍増🤣

(色々なお菓子から選ぶのって楽しいですよね)

三原神社の上の、富士山もクリアに見えて、幸せ気分💖

近くで、お客様が新たなゴジラを見つけて教えてくれました。

(私には口を開けて叫ぶゴリラに見えましたけれど…)

キラキラの海にも、みんなで、見惚れました。


この日は時間に余裕があったので、「溶岩トンネルの向こうの家族写真」を、粘って何枚も撮影!

(撮っている私からは、画面が良く見えないので「数打ちゃ当たる」なんです😅)

かつて火口から溢れた溶岩の凹凸が、はっきりわかる景色も、ツアー中に太陽の位置が低くなる今の時期ならでは。

「素敵すぎる〜」と思いつつ後ろを振り返ると…

お客様も、遠くの景色に見惚れているようでした💖

1年のうちでも珍しい風の弱い日だったので、お客様に協力してもらって、剣ヶ峰で「火口とシャボン玉」の写真を撮りました。

いつもは風が強くて、立っているのも大変なので、こんな写真をここで撮れるのは、私にとては超スペシャル!(たぶん私が一番、喜んでいたと思います)

淡い色の伊豆半島と噴気のコラボが、なんとも素敵!

帰るころには、人影が長く伸びていたので

37年前の噴火でできた丘(植物たちが緑化中)と一緒に、全員集合で写真を撮りました😊

下山後、ここで2回目のティータイム。

ススキの種子はほとんど旅立ったようで、キラキラは減ってしまいましたが

高いところから景色を見下ろす気分は最高💖(ライオンキングの気持ちがわかる?)
三原山だからこそ体験できる、素敵な時間を過ごしました。

歩き終わって、お客様の一言で振り返り、みんなで眺めた三原山は、オレンジ色に染まっていました。

この日も美しい三原山でした。

1年間たくさんのお客様と、かけがえのない時間を、共に過ごさせていただきました。
参加してくださったお客様に、無事に私たちを歩かせてくれた火山に、そしていつもブログをお読みいただいている読者の皆様に、心から感謝します。

新しい年が、皆様にとって素敵な1年になりますように!

(かな)
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オオシマハイネズにヒヨドリ

2023年12月30日 | 
一昨日、だいぶ前から気になっていた場所へ行ってみました。
車で近くを通る度にヒヨドリたちが群がっていた所です。
理由はだいたいわかっていたので確認のためです。

行ってみると・・・





ヒヨドリでない鳥もいますね。


ツグミさん。
思っていた通り植栽されたオオシマハイネズの実を食べていました。


ツバキの花粉を付けた子も。


パクリ。








オオシマハイネズは広範囲に植えられているのに実っているのはここだけなんでしょうか。
これからヒヨドリやツグミ以外の鳥もやって来るかもしれません。
観察しやすい場所なので楽しみです。

がんま
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京都から、植生遷移の現場を見に!

2023年12月29日 | 植物
昨日、京都在住の高校生物の先生が、噴火後の裸地からの植生遷移を見るために、ツアーを申し込んでくれました。

歩き始めてすぐ、「この木は何ですか?」と鋭い質問。

伊豆諸島の固有種ハチジョウイヌツゲですが、「他では、あまり見たことがない」とのことでした。

このあと、代表的な樹種を確認しながら森を抜けました。

草地が森に移り変わっていく様子が見られる「いつか森になる道」

これも他では見られない、貴重な景色だと思います😊

お客様から再び、「あれ何ですか?」という質問があった植物は…

溶岩から茎を延ばす、ハチジョウイタドリでした😊
ここでイタドリに注目していただいたので、同じ植物が裏砂漠で天下をとっている姿を紹介しました。

種子がいっぱい残っている株もありますが…、いつ旅立つのかな?


さらにその後、イタドリすら生えていない環境を歩き、「ここに植物が生えない理由」を、一緒に考えました。


風が弱く天気も良かったので、「いつもは風が強くて、のんびりできない裏砂漠で、お弁当を食べてみようか?」と思い立ちました。
で、丘の上へ行って、昼食を食べたのですが…

思ったより風が強くて、座っていたら寒くなってきました😅
天気予報では風速3mでしたが、この場所で風を測ったら13m超え!(さすが裏砂漠!)


お茶の入ったコップを持って草陰へ移動して

草陰で、2回目のお茶を飲みました😅

帰り道は再び、植生遷移のおさらい。

再生の1本道を歩き、行きで見てもらい忘れた「ニオイウツギ(今の時期はかなり地味です😅)」を紹介し


倒木によって森に光が入るようになった場所を観察しました。(生物の用語では「ギャップ」と言います)

最後に倒木の根と一緒に、記念撮影?

どれかの写真が生物の授業に使えたら良いのですけれど…

宿にお送りする道すがら、伊豆大島らしい「固有種」や「準固有種」と言われる植物たちも、見ていただきました。

溶岩の海岸を這うヒノキ科の植物「オオシマハイネズ」

茎や葉が毛深い「イズノシマダイモンジソウ」

そして、たわわに実った実が美しい「オオムラサキシキブ」

もう実が落ちているかと思いきや、まだ見応えのある状態で残っていてくれました!
良かった〜😊

お客様はツアーの終わりに、「今日のことを授業に生かして、生徒に伝えます」とおっしゃってくださいました。
何よりも嬉しい一言でした(感謝💖)

(かな)
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三鷹中等教育学校の4年生のみなさんと

2023年12月28日 | ツアー
26日の三鷹中等教育学校のみなさんとのツアーのようすを
おととい西谷もまとめてくれていますが、
わたし目線でも書かせていただきます😊

夜船で竹芝を出発し、早朝に来島されたみなさん、
「普段よりよく寝れた〜!」
「船旅が楽しかった」
「酔って、さらにバスに乗ってしんどかった〜」
などなど、みんなそれぞれの感想を聞いて、山頂口から出発しました!

2班に分かれ、わたしたちは最初にパホイホイ溶岩が見れる場所に

これを見て「縄状溶岩だ」とういうつぶやきが...先生から聞こえたのかな?


触って&登って、滑らかさを味わってもらいました。


集合写真を先生のカメラで撮った後の様子😆


歩いて5分のところで触って&登れるアア溶岩との比較が
明らかに違うのが面白い!

その後、山頂を目指して歩いていると、
山頂の方から他のグループが手を振っているのが見えました!
写真とればよかった😫

「けっこうキツイ坂がある」と念を押して歩き始めたので、
励まし合いながら、仲睦まじく歩いてくれました✨


いよいよお鉢巡りです!
舗装されていなくて、山登りっぽい雰囲気であることを強調して出発。

当日の午前中は風が穏やかでしたが、生徒さんは口々に「風が強い〜」と


バスにジャケットを忘れた?置いて来た?生徒さんもいて
ブルブル寒そうなので、説明はなるべく短めを心がけました

海と遠くに見える半島や島々を眺めて、
「地球ってやっぱ平らじゃない?」の声も😄


圧巻の中央火口にもみんな歓声を上げてくれました✨


噴気が勢いよく上がっているのが迫力満点でした!






でも、風ですぐ流れてしまい、思ったほど暖かさは感じられなかったという感想も💧


お鉢巡りの終盤で、ある生徒さんが、新・ゴジラ岩を発見!


確かにゴジラっぽい!写真で伝わりますか?


最後の下り坂は、生徒さんに個別に話しかけ、質問や感想などを聞きました。

「思ったより、大島が大きかった。もっと小さい島を想像していた!」

「なぜ、大島に移住したんですか?」などなど!

高校生ならではの、大島の進学のことも質問がありました。

今回の巡検は地学と地理の教科横断的に考えることも目的とされていたので、
大島の社会事情のこともお話しできてよかったです。

地学の先生のすすめで大島の地形図を購入している生徒さんもいたのが印象的でした。
三角点があるところで、先生が説明されていました😌

教科書に載っていることが、実物で観れる
本物を体感できる東京の島に、また来年も訪れていただけたら嬉しいです!



わたしにとっても、年内最後のツアーとなりました。
ご一緒いただいたみなさま、
2023の締めくくりの学びとワクワクをありがとうございました✨

大島での体験がみなさんの学びに生かされることを願っています✨✨

(ユリカ)
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「真冬にカタツムリはどこで眠る?」

2023年12月27日 | 哺乳類、爬虫類、他
今日、伊豆大島ジオパーク推進委員会の「冬が来た☆伊豆大島ジオパークを楽しもう!」企画の一つ、生き物探し歩き「真冬にカタツムリはどこで眠る?」に参加してきました。

講師は、ジオパーク専門員の伊藤舜さん(カタツムリの専門家)。

伊藤さんは、始まってすぐに、枯れ草をかき分けながら、「あ〜!いたいた!」と、めちゃくちゃ小さい貝殻を見つけてくれました。

これは「トクサオカチョウジガイ」という名前の貝の殻らしいです。

「人工物の下に枯れ葉が積もっているような所に、見つかるんですよね」と、探すコツを伝授してくれたので

みんなで捜索しました。

参加していた男の子が、高い木の上の方にいるカタツムリを見つけたので、伊藤さんが木登りして取りに行き…

「シモダマイマイの生後1年半の子供です。 秋に生まれたチビもいました」と、並べて見せてくれました。

小さ!😅(この時期、越冬のため枯れ草の下にいるものが多く、木の上にいるのは珍しいそうです)

「これ、カタツムリ食のコウガイビルです」と言って、枯れ草の中のヌメヌメした生き物も、教えてくれました。

私が知っているコウガイビルは、紐のように細長いものだけだったので、初めて見る短くて太いヘンテコな形に驚きました。

写真はないのですが、冬眠中にネズミに食べられたと思われるシモダマイマイもいました。
アカネズミは、カタツムリを食べるんだそうです。

「カタツムリ(シモダマイマイのことだけだったかも?)の行動範囲は、20m以内のことが多いため、ガードレールに這った跡が見つかったら、近くを探すと見つかることが多い」と教えてくれました。

確かに、ナメクジやカタツムリの這った跡が、たくさんついていました。

椿のようなツルツルの樹皮の樹木も、這い跡を見つけやすいそうです。

あとは木の洞の中も、好きな場所とのこと。


あれこれ発見しながら、みんなで道脇の枯れ葉の中を大捜索!(私は何も見つけられませんでしたが😅)

男の子が、色の濃いハコネギセルを発見しました。

若くて綺麗なハコネギセルは、この色なのだそうで…

少し年取った(?)同個体(左)と並べてもらい、納得しました。

私は石の下から、見たことのない毛虫の集団を見つけて驚きました。

縞模様に、太くてまばらな毛が生えていました…いったい誰でしょ?
(後で伊藤さんが調べてくれ「ケバエの一種の幼虫でした!集団越冬しているところのようです。」と教えてくれました)

男の子はさらに熱心に探し、こんなものを発見。

「おおお! エンスイマイマイがこんなとこにいるとは!」と伊藤さん。
少し標高の高い所にいるものらしいです。

極小サイズは…

シタラガイの一種。
本当に小さくて「虫眼鏡が欲しい〜」と何度も思いました。

こちらも…。
左がオカチョウジガイ(ざらざらしていて口が細い) 
右がトクサオカチョウジガイ(艶々していて口がやや大きい??) 

う〜む…、見分けられる自信ないです💦

本日の成果。
上段左から ナメクジ トクサオカチョウジ オカチョウジ ハコネギセル ヒクギセル
下段左から シモダマイマイ ニッポンマイマイ ウラジロベッコウ エンスイマイマイ シタラガイ ヤマナメクジ 

11種類、予想をはるかに上回り、大島にいるカタツムリの3分の1が見つかったとのこと。
あとは、畑や三原山周辺、海岸など、異なる環境ごとに違うものがいるとのこと。

観察後、同じ道を引き返しながら、生きている貝を元の場所に戻して行きました。

「カタツムリが温かい場所で越冬できるように、良い場所に返そうね」と声をかける伊藤さん。

親子参加したお母さんが、「予想以上に面白かった。何より伊藤さんのカタツムリ愛が感じられてそれが楽しかった」とおっしゃっていました。
私も同感で、とても楽しい2時間を過ごしました。

企画運営をしてくださった推進委員会の皆様、ありがとうございました!!

(かな)
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三鷹中等教育学校の4年生と歩きました。

2023年12月26日 | ツアー
今日は、三鷹中等教育学校の4年生40人の火口一周ツアーを、田中と2人でガイドしました。

夜行船利用での朝8時スタートだったため、日の出が遅いこの時期、ここは完全なる逆光💦

眩しいし、溶岩が流れた黒い筋もよく見えないので、集合写真は帰りに回して、まずは出発!

生徒さんたちが、歩き始めてすぐに注目した植物は、小さなマツボックリのような実が目立つオオバヤシャブシ。

ようやく落葉して、冬らしい姿になりました。

ゴツゴツのアア溶岩に登った時は

最後の方に歩いていた生徒さんが、足元の溶岩に“霜”を発見!

地衣類と、苔と、霜が一緒に撮れるのは、私にとっては非日常💖

でも、陽が当たる溶岩の上に登ったら霜は全くなく…

太陽の暖かさを感じました!

朝の光に照らされるハチジョウイタドリの種子が、綺麗でした〜。


登山道を登りながら、眼下に見える別チームに「ヤッホー!」と言って、手を振る皆さん。

米粒のような人たちが、手を振り返してくれていました(2チームで登ると、これが楽しいのですよね😊)

三原神社で「かっこいいポーズ」を決める男子と、それを撮る友達。

仲が良いですねぇ〜💖

今日は、理科のフィールドワークなので、普段は使わない「カルデラ」や「スコリア」などの説明をしながら歩きました。
噴火の時に、マグマのしぶき(スコリア)が降ってくるのを再現するため、いつもの…

噴火再現実験!…笑

人数が多かったため、より噴火らしかったかも??
この実験で、皆さんにとって、「スコリア」が身近な存在になったら良いなぁ〜、と思いますが…どうかな?

低い位置の灰色の雲が、西側の空を覆い

南側は、青空+白い雲でした。

この景色を見た時、生徒さんからは、「地球〜!」「雲の模様がある!」などの声。
私も、同じように感じていたので、嬉しくなりました😊

この後は、火口展望所で自撮りをしたり

噴気を浴びて、温まったり(?)

元気に歩いて、火口一周コンプリートしました!!

ヤッタ〜!!

下山後は、パホイホイ溶岩の丘に立ち寄り、全員で記念写真!

少し離れたところにある小高い丘に登る希望者を募ったら、20人中15人ぐらいが丘の上へ!

みんなの元気さが素敵だったので、シャボン玉をプレゼントしました。

…え??🤣

最後は2チーム合同で、集合写真!…の写真を載せようと思いましたが、たぶん明後日のブログで田中が、私よりも良い写真を投稿してくれると思うので、私は、皆さんが乗って帰った今日の大型船の写真を最後に載せます。

甲板で手を振ってくれる皆さんを乗せた船が、富士山に向かって進んでいきました。

三鷹中等教育学校は、昨年12月に同じコースに参加。
さらに、今年2月の教育旅行モニターツアーに先生が参加した上で、今回のツアーを企画してくれました。
海を越え、活火山の島を訪ねてくれた先生の熱意と、頑張って歩いてくれた生徒さんたちに感謝です!

皆さん、どうぞ良いお年をお迎えください〜💖
(今回のツアーは、学校のHPにもまとめられています。ご覧になりたい方はこちら
(かな)


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通る道は

2023年12月25日 | その他

先日都内に入院の付き添いに行って来ました。

車椅子の酸素ボンベ付きです、 船に乗る時は5人の大人の人たちで載せてもらいました。 (都内はリフトでしたが)

帰り、車椅子は医療センター・東海汽船をお借りしたのですぐに返却できました。残ってのは

  これ酸素ボンベ これが中々重いすいていた

それに道には中々の難所があった

渋谷ホームは2Fで階段は重くて持ち上げられないエレベーター・エスカレーターもない 駅員さんは自分で運んでくださいと冷たい!大回りしてホームへ電車はラッシュとは反対なのか比較的すいていた。

 道を歩いての困った所、段差は勿論 

 

点示ブロックです。これに引っかかってしまいます。道路のあちこちにあるのです。でもこれは仕方のないものだと思っています。

目の不自由な人の為の物ですから分かっているのですが事実引っかかります。私の後ろを歩いた方流れに乗れずごめんなさい。

    こんなのも辛いです

いつも歩いている山道ですが、都内も何もなければ歩きやすいが キャスターやベビーカー等が有ると、一日車椅子で回って見たらまたどんな困ったことに出会うのかな?事実困った人がいるのだろう。(しま)

 

 

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引き込まれた展示・シリーズ1(葛西臨海水族園)

2023年12月24日 | その他
博物館などでの展示の仕方について、考えたり学んだりする機会が、最近、何度かありました。
それで改めて、過去に見た「楽しくて、興味を引かれて、心に残る展示にはどんなものがあったか?」を、思い出してみました。

いくつかの展示はブログで報告していますが、調べてみたら「とても印象に残ったのに、まとめていない展示」もあることに気がつき、このまま私の記憶の中だけに埋もれてしまうのはもったいないので、ここに書いておくことにしました。

今回は、1年以上前に立ち寄った「葛西臨海水族園」の展示の紹介です。

まず、入ってすぐ目についたのが、深海の展示!

暗いところに入ってすぐに、光に照らされた暗黒の世界が浮かび上がったので、インパクトがありました。

スタッフのコメントの書き方も、見ている側が身近に感じられて、ほっこりしました😊

次に印象に残ったのは、「海はつながっている?」という言葉。

「海はつながっているのに決まっているのでは?」と思って、下の文章を読んでみたら、「海の中には見えない壁がある」と書いてあるではありませんか!
意外な展開に読み進むと…、温度の壁!

ふむふむ、それぞれの生き物に適した水温があるので、海水温が壁になるのか。
そして「広い海も壁になる」って?

沿岸にしかエサがない生き物にとって、広い場所が壁になるとの説明に、納得!!

「あっちにも、こっちにもいる魚 そこにしかいない魚」という言葉も、続きが読みたくなりました。


「口はどこ?」の後の展示には、

色々な口が、絵で紹介されていましたが、

さらに、本物の骨格標本は説得力がありました。

😊

生きものたちの繁殖戦略という難しい話を、「ふえる ふえる」「それが大事」「でもどうやって?」との問いかけで、その先まで読みたいという気持ちにさせてくれます。

この素敵な「問い」は、どうやって生まれたのでしょう?

水槽が明るい理由から、サンゴ礁の生きものの生態を

水槽が暗い理由から、マングローブで暮らす生きものの様子を、思い描けるようになっていました。

😊

自分で探す楽しさへ、誘ってくれるパネルもありました。

見つけるためのコツが書かれていて

見つけた時は、「本当に居た〜!」っていう感じで、嬉しくなりました。

😊

華やかな魚たちが泳ぐ美しい水槽は、今も人気があるようです。
でも昔の展示って、上に魚の名前と生息地、学名が書いてあるだけだった気がします。

それが、ここでは…、「体の形は似ていても、泳ぎ方は?」という文章の後に、泳ぎ方を観察するコツが書いてありました。

😊

特別、魚が好きな人でなくても、興味が持てて続きを読みたくなる絶妙な「問い」。
楽しく読んでいきながら、知らないうちに色々な生きものの生態に詳しくなれる構成。
自分で探したり、観察して考えたりしていくことで、どんどん楽しくなるしかけ。

室内展示も、屋外のガイドも、大切なことは同じだなぁ〜と感動した展示でした。
またいつか時間ができたら「大切なこと」を思い出すために、訪ねたいと思います。

(かな)
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アリスイ

2023年12月23日 | 
撮影は10月28日とだいぶ前ですがワタクシ史上サイコーの至近距離で撮れたので!!
ぜひご覧下さい。

朝の牧場で鳥見をしているといつの間にか近くにいました。

くぅ~っ!
いつ見ても何度見てもスバラシイ羽の模様です。ダイスキ。
トリミングしてますが私との距離は4~5メートルといったところでしょうか。


反転して背中を見せてくれました。


朝陽の加減で1枚目とは少し色味が違います。


伸びたー。
このあともしばらくモデルになってくれて似たような画像が量産されました(笑)
ありがとう!また会おう!

がんま

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「裏砂漠」吹き流し!

2023年12月22日 | その他
強風が吹き続き、昨日の高速船は全便欠航。
今日も、午後から欠航した伊豆大島です。(大型客船は動いていました)

海沿いよりも、さらに強い風が吹く三原山や裏砂漠のツアーでは、見えない風を表現するため、首に巻いている手拭いを吹き流しにしたり

5月には、鯉のぼりを泳がせたりして、風と遊んでいるのですが

「せっかくなら『裏砂漠』と書いてある手拭いを使ったら、楽しいのではないか?」と思い、実は密かに布と布ペンを買って準備していました。

そうしたら、なんと、一昨日、届いたいのです!

白い布に毛筆で「伊豆大島 裏砂漠」と書かれた素晴らしいものが!!

う、う、うれしい〜!!

送ってくれたのは、プロの書道家で、英語の先生で、マラソンランナーで、植物の専門家の藤井さん。

大島にも、マラソンで走るために2回来島し、その度にツアーに参加してくれました(上の写真はツアーの時のもの)
先日、伊豆大島ジオパーク主催の植物セミナーを聞きに来島されたので、夕食をご一緒しました。
その時、私が吹き流しのことを話したのを覚えていて、送ってくれたのです!

一昨日届いたので、さっそく海で、風になびかせてみました😊

いや〜、もう、最高です!!
裏砂漠でお披露目する日が、楽しみです❣️😊

(かな)
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