グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

ルリビタキ

2025年02月08日 | 
今季は今月4日にやっと、やっと撮影できました。
12月中頃には来ていて声も姿も確認していたのにカメラに収まるまで時間がかかりました。

美しい瑠璃色のオス成鳥。



まともに撮れたのはこのカットだけです。
この子を撮るために何度もこの場所に通いました。
かなり警戒心の強い個体で食べ物を見つけて地面に降りる間は一瞬、樹上にいても枝の込み入った所にいてなかなか撮影できませんでした。
この日は運が良かったです。

昨日はメスタイプに出会えました。



ルリビタキのオスは瑠璃色になるまで最低3年はかかると言われているのでこういう色味の個体はメスか若いオスかわからないのです。
どっちのタイプも美しくてかわいいですが瑠璃色のオスに出会うと嬉しさ倍増です。

がんま
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午前だけ動いた高速船で火山島来島!

2025年02月07日 | ツアー
このところ強風による高速船の欠航が続いていましたが、今日の午前中は久々に就航!

企業の経営者の方たちが来島し、「いつもと違うことをしたい!」と裏砂漠&樹海ツアーに参加してくれました。

でも、裏砂漠だけだと伊豆大島火山の全体像が掴めない気がして、少しだけ、この場所に立ち寄り。

38年前に火口から溢れ出た溶岩を紹介しました。

その後、クネクネ曲がった木々が作る「木漏れ日トンネル」からツアースタート。

個性的な木の姿に、写真を撮る方もいらっしゃいました。

38年前の噴火で森が焼かれ、草から再生を始めた場所も、時々足を止めて、景色を見ながら歩きました。

広大な景色に複数の方から、「すごい!」という声が上がっていました。

裏砂漠に到着したら、空に魚のような雲が!

「魚に食べられる人」という構図に挑戦しましたが、うまくいきませんでした(笑)

この後は、強風を避けた草陰でコーヒータイム。
皆さんに「うまい〜!」と大好評でしたが、人数が多かったので準備&片付けに手間取り、写真はありません😅

「再生の一本道」では、先に皆さんで歩いていただいて写真を撮りました。

「皆さんのお仕事も、苦難を乗り越え、成長していきますように!」という願いを込めての撮影です😌

そして最後は、リクエストの樹海へ!

荒地にいち早く生えるオオバヤシャブシの木は、幹のあちらこちらから細かい枝を出し、「生きよう!」としていました。

小枝の間には枯葉が溜まっていましたが、これも新しい枝の養分にもなるのでしょうか?
賢い作戦に思えますが、あまりこれらの枝が成長しているのは見ないような気がします…😅

1万歩を超えて歩いた強風の裏砂漠ツアー。
皆さんとても疲れたようですが、きっと終了後のビールの味は格別だったはず!

東京から船で2時間弱の活火山の島で、火山が作った風景や生きものたちの姿を、お楽しみいただけていたら嬉しいです❣️

ツアーご参加、ありがとうございました!!

(かな)
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見たかった裏砂漠へ

2025年02月06日 | ツアー
先週の金曜日に埼玉からお越しのお客様と三原山〜裏砂漠に行ってきました!
「裏砂漠が見たい!」ということで伊豆大島にお越しくださいました☺️

今年の冬は強風でジェット船の欠航が続くことが多い日々ですが、
この日は風も穏やかで絶好のトレッキング日和☀️


長年ママ友の仲のいいお二人とフレッシュな溶岩


三原神社に到着し、


絶景へと続く道を歩かれるお二人😊


ヒサカキがいつもどれほど風が強いか物語っていました


ゴジラ岩の頭には、最近、黄色いコケのようなものがつき始めました


伊豆諸島も美しく水面に浮かんでいるようでした✨


お鉢巡りでは、「まるで陶器のように見える!」とお客様と意気投合して足元を見たり


くっきりと見える火口も圧巻でした!


そして、念願の裏砂漠へ


黒と青の景色をご堪能いただきました☺️


日が西に傾き始めた頃、ジオロックガーデンを歩くと


マグマのしぶきの芸術にさらに自然のマジックがかかっているかのよう✨


トレッキングを終えると見頃を迎えたヤブツバキが迎えてくれました😊


「ガイドなしでは、ただ歩くだけだったからいろいろ知れてよかった」と
嬉しいご感想をいただきました❣️
風景の奥にあるストーリーをお楽しみいただけて何よりでした。

ご参加いただいたお客様どうもありがとうございました😌

(ユリカ)
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北大東島のインタープリテーション講習、無事終了

2025年02月05日 | その他
北大東島の講習無事終了しました。

北大東島は、全部が石灰岩でできていて、ゴツゴツした壁で覆われている島が、広い太平洋の真ん中に浮かぶように存在します。

大島とは違う景色や、人々の暮らしが満載でした。

島の歴史はたった110年ほど。八丈島の人が島に開拓に入り、人が住むようになったそうです。

今回の集まりに参加されていたのは、南北の役場の方、観光協会の方、宿の経営者、漁師さん、ガイドなどの多様なメンバー。
「おじゃりやれプロジェクト」と題して、南北の大東島でアドベンチャーツーリズムを推進しようとされている皆さんです。


観光協会の職員がガイド、漁師さんがガイド、宿をやりながらガイドなど、多くの方が1人何役もやっている皆さん。チャレンジとバイタリティーが感じられて、刺激をもらいました。

大島と同じような島寿司もありました。サトウキビの島だからか、少し甘さが強かったような。


まったいらな島に、上空からさよならして、戻ってきました。

いっぱい、ビックリしたことがあったので、また、報告します。

(かな)


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北大東島に来ました!

2025年02月04日 | その他
本日、とても久しぶりに飛行機に乗り、北大東島にやってきました。

南と北がある大東島で、観光に関わる方々に、TORE理論に基づくインタープリテーションについて、お話しするためです。

那覇を飛び立って約1時間。
島影が見えてきて、「着いた!」と思ったら

すぐに島全体が見えてきました。

平らな地面の上に、きれいに整地された畑が広がる見慣れない風景!

田んぼの間に、いくつもの池が見えることに驚いていたら、飛行機はあっという間に島を離れて再び海へ!

今度は、海の上に車輪が出てきて驚きました💦

「あれ? 今のは南大東島だったのかな?」と思ったらすぐに、再び、陸地が見えてきました。

「これが北大東島か〜!」

那覇から飛行機で1時間の「絶海の孤島」北大東島に到着した時は、なんだか感無量でした。

溶岩と火山灰の島・伊豆大島とは異なる“石灰岩”の島!

少し見どころをご案内いただいた後、リアルとオンラインで島の観光について様々な話をしました。

たくさん考えたり、感動したりしたのですが、今日はもう頭が働かないので💦、詳細は明日以降にまた!

(かな)
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ブログ記事定休日

2025年02月03日 | 植物
今日はブログ記事はお休みです。

今まさに花盛りとなった椿の花。
一昨日の撮影です。

(かな)
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カワイイもの、素敵なもの、心トキメクものがいっぱい!

2025年02月02日 | ツアー
昨日、3回目リピートのお客様から、「泉津海岸遊歩道を歩いてみたい」とリクエストがあり、一緒に散策してきました。(以前は、火口一周や裏砂漠のツアーに参加されたので、今回はまだ歩いたことのない場所を選んでくださったとのこと)

スタート地点は、まるで門のように巨木の根が広がる「泉津切り通し」

進んでいくと廃園になった保育園や畑が現れるのですが、お客様が特に驚かれたのは、ヒョロヒョロと、高く伸びたヤブツバキの木!

「こんなに高くなる椿は、見たことがない!」とのことでした😌
確かに…、自由奔放に伸びましたねぇ〜(笑)

道端には、春を告げるオオシマカンスゲの花が咲き始めていてビックリしました!

触ると花粉がふわっと舞い、「春が始まるよ!」と知らせてくれているようでした。

海岸沿いの遊歩道にでたら、木漏れ日が綺麗で、

笹の群生も、アートのように感じました。

赤い椿と木漏れ日が素敵すぎて、両方入れた写真を撮ったり

深い沢を下ったり

海の色を楽しんだり…。

お客様は海のない県から来られたとのことで、海の風景には、とりわけ心がトキメクようでした😌

道中、渦を巻いたような木の穴を見つけ、「おや?」と足を止めると、お客様も同じように「曲がっていますね!」と興味津々。

こういう小さな「!」や「?」を一緒に楽しめるのが、ガイドとしてとても嬉しい瞬間です。

お客様が「地学が好き」と、おっしゃっていたので、

海岸では、シワがよって面白いカタチになった溶岩を観察しました。

おやつタイムでは、「最近、近所に大麦畑が広がっているんです」という話を聞きながら、お客様が持参してくれたお菓子をいただきました。

景色を想像しながら食べると、なんだか味わいが増しますね😌

休憩後は、歩き出してすぐに、魚の尻尾をお客様が発見。

「犯人は鳥?」と想像して楽しみました。

クロマツの倒木には、死んだ木を分解して土に返す役割を担うキノコがいっぱい出てきていました。

キノコのデザインも、なかなかオシャレでした〜。

😌

あと、お客様は、溶岩が見える道や

倒木が橋のようになっている景色にも「素敵」とおっしゃっていました。

ふだん見慣れている風景を「素敵」と言ってもらって、素敵なものを新発見したような嬉しい気分に
なりました😌

地面に落ちた赤い椿の花に気づいて振り返ると、ちょうど遊歩道の上に満開の椿!

昨日出会った中で一番見事な咲っぷりでした。

「海と山と椿が同時に見られるのが素敵」とお客様も大喜び。

確かに、椿の島ならではの風景ですよね!

海と空と森と椿の花を、たっぷり楽しんだあとは、海岸遊歩道を離れて大島公園を目指して坂を登りました。

この道も「根っこがすごい」と評判良かったです😌

そして最後に、公園の敷地に入った時、お二人が「かわいい!」と絶賛したのが、海に浮かべるブイを使った手作りのサインでした。

確かに…、カワイイかも〜❣️🥰
ということで、カワイイもの、素敵なもの、心トキメクものが何倍にも増えたツアーでした!

ツアー後、お客様を山の上のホテルまでお送りすると、「午後は自力で裏砂漠に行きます!」とのこと。昼食も取らずに歩いて行かれる姿を見て、「自分のペースで旬の伊豆大島を楽しむ、素敵な大人旅だなぁ」としみじみ感じました。

優しくて、楽しい時間をご一緒できたことに感謝。
ご参加、本当にありがとうございました❣️

(かな)
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アオジ、カワラヒワ、クロジ

2025年02月01日 | 
今日は曇り予報でしたが思いのほか太陽が出ていたので少し鳥見をしてきました。
車の中で待っているとまず最初に出てきたのがアオジ。







かわいらしいメスです。

続いてちょっと精悍な顔つきのオス。






メスのジャンプが撮れました。


アオジさん、枯れ葉の中にいるとこんな感じです。

どこだかわかりますか?
答えは最後に。

続いてカワラヒワが1羽だけ降りて来ました。

冬に大陸からやって来るオオカワラヒワです。

待っている間、ずっと鳴き声が聴こえていたクロジがやっと出てきました。
オスです。





相変わらず渋くてカッコイイ!!
数羽の声がしていたのに出てきたのはこの1羽だけでした。

最後はアオジ男子のあざとかわいいポーズ。

ナンデスカコレ・・・
本当に鳥でしょうか?(笑)

そして答えです。

ここでした。

車の中で1時間ほど。
確認できた鳥はこの他にシロハラ、ルリビタキ、ジョウビタキ、ヒヨドリ、メジロ、ウグイス、キジバト、カラスバト、トビ、ノスリ、ハイタカsp.、ミサゴ、ヤマシギ、ハシブトガラス、モズでした。
至福のひととき。

がんま
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