京都・大阪・奈良から、新幹線と船を乗り継いで「ジョイウォーク友の会」の皆さんが来島されました。国内の様々な場所を歩き続けてきたお仲間とのことです。
3月から月に1回、西伊豆・東伊豆・中伊豆・南伊豆を歩き、伊豆大島は5回目の最終回!
一昨日は午後の船で到着後、地層大切断面を端から端まで歩き…
筆島海岸を30分のウォーキング。
(皆さん海岸の花を楽しまれていました)
波浮港の中も20分ウォーキング。
「見る」だけではなく「歩く」を大切にしたスケジュールでした😀
そして昨日。
遠方からいらした皆さんに、火山の広大な景色を楽しんでいただきたいと願っていましたが、朝から濃い霧が立ちこめ、周囲は
まっしろでした!
でも心折れることなく、しっかり準備体操をして…
出発!
大きな凹地(カルデラ)の底の、緑の広がりは何となく感じることができたのホッとしました。
何人かの方が、リュックにテルテル坊主を付けられていました。
(ガンンバレ、テルテル坊主!)
遠くは見えなかったので、足元の草花に注目しながら歩きました。
皆さんが、足を止めたのは…
オシャレにアレンジされたネジバナ!(どなたの作品?笑)
微笑ましくて、何人かの方が写真を撮られていました😀
「これスゴイ!」と言われていたのが、秋に咲くイガアザミの葉。
いかにも痛そうな太い棘がワサワサ生えていて、確かにスゴイです(笑)
みなさんを歓迎してか、気の早い花が咲いていました。
(小さくても痛そうだ…笑)
驚いたのは、足元に1cmもないようなコケリンドウが咲いていたこと!
晴れている時しか花を開かない早春の花が、今頃、霧の中で咲いているなんて…
「これは皆さんを歓迎しているのに違いない」と本気で思いました😀
卓球ボール以上の大きさに膨らんだラセイタタマアジサイも注目の的でした😀
途中で雨が降り出したし、火口はついに“縁”しか見えなかったけれど…
三原山を降り始める頃に雲が動いて、遠くの噴気が見えました。
すぐに雲と合流してしまう噴気を、みんなで教えあいながら鑑賞〜。
山を下ると裏砂漠側は視界が良くて、遠くまで見渡せました。
グレーの雨雲と稜線から湧き上がる白い雲の間に挟まれて、チョッピリ青い海が見えました。
そしてついに…
サクユリ&ヤマユリが咲き始めました!
芳香を放つ美しいユリを、皆さん楽しそうに鑑賞されていました。
山側から雲が迫ってくるものの、雲に取り巻かれることなく無事裏砂漠の景色の中を歩き…
束の間の休憩!
を、していたら…
空にぽっかり穴が空いて、青空が現れました!
惚れ惚れ〜💕
ツアー最後には日が差してきて、キラキラの「木漏れ日トンネル」の中を歩きました!
濃霧→小雨→青空と変化に富む天気の中で、美しい一期一会の景色と、たくさん出会った1日でした。
ところで、南の海の火山島がプレートの動きで本島にくっついて大地ができた伊豆半島と、噴火を繰り返しながら伊豆半島に向かって移動中の伊豆大島は、いわば家族のような関係です。
対岸にはいつも伊豆半島が見えるので、私にとっても他人(?)とは思えない存在…なので、伊豆半島ウォークの最終回に海を越えて伊豆大島をお訪ねいただき、とても嬉しかったです。
若い火山の島を、歩いて楽しむ…まさに“ジョイウォーク”ですね!
皆さまとご一緒できて、本島に楽しかったです。
ありがとうございました!
😀
(かな)