グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

フユシャク2種

2015年01月31日 | 
毎年のことながらこんなに寒い時期に活動している彼らに感動します。
一昨日見つけた冬のガたちです。

私が狩場にしている某所で発見。

ナミスジフユナミシャク(でいいと思います)



同じ場所にいたもう1匹。
このメスを見てみたいなぁ。
いつかきっとチャンスがあるでしょう。
ここにはもっとたくさんいると思ったのに一昨日はこの2匹しかいませんでした。
前日の夜から雨が降っていたせいもあるかもしれません。


もう1種はお馴染みクロテンフユシャク。

自宅の灯りに来ていました。
撮影したあとはもといた場所へ。
ステキなカノジョと出会えますように。

                            がんま
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椿の森の雨景色

2015年01月30日 | 火山・ジオパーク
雨降りの、寒い1日・・・今日も自宅にこもり、書類作りで時間を過ごしました。
午後、息抜きに椿の森に行ってみました。

青空と椿も素敵ですが、雨の日のシンとした森も、これまた素敵です。
綺麗に咲いた花を見つけました。

シミひとつない初々しい花が2つ。
優しいピンク色がの背後に、霧のかかった森が見えるのも良い感じです。

木の幹に這い上がるキヅタの葉もツヤツヤです。

人のおなか(?)のような椿の幹のシワも光っていました!(笑)

幹周り2m以上ありそうな大木の切り株に、巻き付いたテイカカヅラもキラキラでした。
(写真には写っていないけれど・・・)


空を見上げると葉の隙間の白が、これまたキラキラしています。

曇っていても森が暗いから、空は明るく光っているように見えるのですね。

穴の空いた屋根(?)の下の、開きかけの蕾。

雨漏りは困りますよね~(しみじみ)←雨漏りのヒドイ家に住んでおります・・・。

花が開いている木はまだ少ないですが、中にはこんな見事な木もありました。


咲いている花に負けず劣らず、素敵なのが、散った椿が作り出す風景です。




こんな場所に、ピンポイントで落ちたものも・・・

え?
どこだか良くわからない?

では、この風景の中で探してみてください~。


久々にゆっくり歩いた椿の森ですが大きな水たまりを見つけて驚きました。

まるで湖?と思うほど、大きな水たまりでした。
いつのまに、こんなに水がたまるようになっていたのでしょう??

木々の葉や小枝から水滴が落ち、水面にはひっきりなしに水紋ができていました。

「景色はかわるなぁ~」と改めて思いながら、しばらく水紋に見とれました。

そして
ちょっと外に出れば、雨でも楽しめる森があることを、ありがたいなぁと思いました。

(カナ)
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御神火スカイライン植生回復のモニタリング準備

2015年01月29日 | 火山・ジオパーク
昨年11月、一昨年の土砂災害の崩壊斜面の表土流出を止めるため、数種類の植物のタネが散布されました。

そんな中で実は今、今年度の環境省予算により、ジオパーク活動として、島に暮らす私たちで崩壊斜面の植生回復を継続観察(モニタリング)していくための準備が始まっています。

昨日は、その準備のために専門家の方達が来島し、モニタリングの場所決めをするということで、同行させてもらいました。


モニタリングの予定場所は、これから道路や斜面の復旧工事が始まる場所です。

東京都大島支庁土木課の方々も一緒に歩きながら、工事の予定を踏まえて場所を探します。

久々に歩く御神火スカイライン。

最初に出てくる崩壊斜面は、綺麗に腐葉土に覆われていました。

まだ工事途中の斜面。
ネットを張り、その上に土をかぶせてあります。

土は粘りのある素材である程度固められているので、流れにくいそうです。(大雨はダメみたいですが)

ネットは2mmの太さの鉄線でできていて、この鉄線は10年ぐらいで腐植し、木の成長を妨げない物なのだそうです。

1m四方の4角い枠で、植物の被覆率(何割ぐらい植生が回復しているか)を調べています。


枠はお手製で、アルミサッシの窓枠をビニールテープで巻いて作っているのだそうです。


「あそこ降りられそうだな」とつぶやいて、ヒョイヒョイ身軽に(と私には見えました)斜面を降りていくI先生。


斜面が緩む場所で、被覆率を調べます。

急斜面を特に力むでもなく普通に歩いて行く専門家の方達はスゴイ・・・こういう調査に同行させてもらう度に、そう思います。

斜面に吹き付けたものは、肥料と植生材(粘度安定剤他)と種(ヨモギ、ススキ、イタドリ、メドハギ、コマツナギ、ヤシャブシ、シロツメグサ)。

崩壊斜面にマメ科の草のタネを撒くのは、根に空気中の窒素を栄養として取り込むバクテリアが住んでいて、その植物が枯れた後の土が栄養豊かになること、背の高い木々に覆われると消えていくタイプのものであること、等々の理由があるようです。

タネは流れてしまっている場所と、残っている場所がありました。

伊豆大島は雨量が本州の約2倍、風速10m以上の強風が年100日以上吹くような島なので、タネを定着させるのは大変なようです。

凹んでいるところがタネが残りやすいのかと思ったら、少し出ているところの方が残っているようです。これは水の流れる量に関係するとのこと。(「集中流下水」と言うそうです。)

でも・・・
少しずつ、小さな葉が地面から顔を出している場所もありました。

南側の暖かい斜面が多いようです。

小さな、そして元気の良い芽生えです!


黒かった斜面も、うっすら緑になってきました。

なんだか嬉しいです。

残った椿も花を咲かせていました。

椿、頑張っています!

崩壊斜面はできるだけ自然の植生遷移に近い形で回復していくのが望ましいのでしょう。
でも下に住んでいる人は、いつまでも雨の度に泥が流れてくると、本当に困ってしまいます。

自然と人の暮らしのバランスをどこで取って、どう納得して住むのか?・・・それを島に住む私たちが、皆で考えて行けたら良いなぁ~と思います。

なので、定点を決め、専門家の方から方法を学び、この島に暮らす私たちの目で定点の植物の移り変わりを見ていく今回の取り組みは、とても意義のある活動だと思っています。

きっと自然は調査を通して私たちに、様々なことを教えてくれるでしょう。
そして伊豆大島での調査結果は、これから日本中で起こるであろう土砂災害の後の、緑化の参考にもなると思います。

通常であれば、道路の復旧工事が行われる場所で調査をするというのは非常に難しいこと・・・これを実現できるところまで形にした方々の努力に敬意を表します。

この活動を、大事に育てなければ・・・と、思っています。

3月の広報には、調査に参加していただくための募集が載るはずですので、皆様ぜひ、ご協力ください。

(カナ)
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シロカモメ

2015年01月28日 | 
この冬も大好きなシロカモメに出会うことができました。


今朝の岡田(おかた)漁港です。
たくさんいるウミネコ、オオセグロカモメ(セグロカモメ少々)の中から双眼鏡で丁寧に端から順に覗いていき探し出します。
初めはいませんでした。

しかし港に着いて30分ほど経ったころ。


降臨!!





2年目くらいの若い鳥です。



羽繕いを始めました。
いつ見ても美しいなぁー。
この冬はぜひワシカモメを見つけたいです。

                          がんま
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JGC成田氏との会合

2015年01月27日 | 火山・ジオパーク
少し前のことですが、今月の17日(土)伊豆大島ジオパークの現地審査を担当されたJGC委員の成田氏が来島。夕方にジオパーク運営部会メンバーと、夜にジオパーク研究会のメンバーと会合が行われました。

今日は、夜のジオパーク研究会メンバーとの会合の内容を一部紹介します。

まず、伊豆大島の再認定の結果について成田氏より
「伊豆大島は活動はすばらしい。しかし2013年以降、基本計画がないと認定しないことになった。ここはそれが条件になる前に認定されたジオパーク。今は計画がないと認定していないのに、それがない状態で、ここだけ認定はできない。なので、基本計画を立て、2年間で実施してくださいという条件をつけた再認定となった。」という説明がありました。(伊豆大島にも最初の頃は計画があったのですが、ぜんぜん計画通りではなく枠を外れて動いていました。)

これについては参加者から「変更があったら現地に知らせてくれるべきでは?」という質問もありました。・・・が、こちら側がそれを把握し、対応できるだけの時間的(人的)余裕がなかったのは事実だと思います。

また、このほかジオ研メンバーからは・・・
「今まで全国大会に参加して、しっかりした組織があるところでも『一般に浸透していかない。役場で広げていこうとしても広がっていかない。』と言う声を聞いた。だからこのやり方でいいんだなと思ってきた。」
「伊豆大島の事務局は兼務。JGN事務局とのやりとり足りなかったのかも。」などの意見が出ました。

そして「審査の時、組織の話しが最初に出たのでずっと引っかかっていたが、やっとスッキリした。」という言葉も聞かれました。

成田氏からは、様々なアドバイスがありました。
「ジオパークは復興と一緒に進めていくべきこと。土砂災害を島全体でどう見ていくか?危ないところそうでないところを島の人が知ることが大事。」

「基本計画は『なんでもやります』だと負担になって続かなくなる。『目指す』でよい。軸はシンプルでぶれないように作って、その基本となる骨格の元に、活動し、振り返り、年度ごとにやっていくことが大事。大島の場合は実践から生まれているのが強み。なのでそれを元にした計画にしていけば良い。計画は役場が作る必要は無く、地域で関わる人たちが『このジオパークがどういう形になるのが良いか』考えて作るのが理想。」

人口約4700人という伊豆大島よりもずっと小さな自治体でありながら、世界ジオパークに申請した「アポイ岳ジオパーク」についても、教えてもらいました。
「アポイはジオパークを町おこしにしている。補助金をうまく使いながら、ジオパークを生かした町作りがこの町の特徴。トップが情熱を持って訴えたと思う。役場の意識改革を行い、議員が全員、世界ジオパークを回った。」とのこと。(議員が全員!・・・すごいです!)

糸魚川、佐渡、室戸、伊豆半島などのジオ商品の開発も話題になり、後半は「こうしたら良いのでは?ああしたら良いのでは?」など、様々な意見が出て、成田氏は「まるで事務局会議に参加しているようです。」と感想を述べられていました。

超多忙な本業(応用地質(株)の社長)の合間を縫って、我々現地の人間と直接話をするために来島してくれた成田氏に感謝します。

さて、「ジオパーク」の言葉が出ない日がない今日この頃・・・
今日もジオな夕日が勢いよく沈んでいきました。

毎日グルグルまわり、綺麗な夕日を見せてくれる地球に感謝!

(カナ)
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捜して比べて

2015年01月26日 | 火山・ジオパーク

1月13日で西谷が使用した本ですが、私も購入しました。

私が一番気になっていたのは

ここ!
トウシキから見た龍王崎です。ここに正断層が有ると言うのですが

同じ景色を捜してみます

うん~よく分からない。双眼鏡持って来なかった

断層は分からなかったが、岬の下の溶岩の形までそっくり、まるで写真をトレースした様です

今違うのは新しく出来た手前の人工物。ヨットハーバーの予定でしたが、なぜか完成しても使われないようですが、海鳥が沢山活用してくれているようでした



              


差木地からみた“松の窪”と言われる火口(逆Uの字)
本の中にもこの松の窪が出てきます


角度が違うので山の感じが違いますが、8世紀~15世紀ごろと言われている噴石丘が並んでいます


周りの木が育った為か、自動車教習所の先の砂利山5メートルの上から撮りました
知らなかった山の名前がこの本で確認出来ましたが、実際に山に入ったらそこがどこになるのかが分かるか怪しいものです。はっきり分かる為にはGPSで確認するしかないのでしょうね。(しま)
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東京都の宝物「海に浮かぶ火山の島々」

2015年01月25日 | 火山・ジオパーク
昨日、日比谷公園にある「緑と水の市民カレッジ」で2時間、表題の話をしてきました。


定員30名の講座で、参加者は30名弱でした。

前半は伊豆大島のジオツアーとジオパークについて。後半は伊豆諸島の有人島8島について、火山と人の暮らしに焦点を当てて話しました。

参加された方達からは、火山噴火や防災についての質問が複数あり、伊豆諸島全島歩いている“達人”が何人もいました。(私の方が話を聞きたかった・笑)

ところで、この講演のお話をいただいてから「できれば自分の目で見て感じたものを伝えたい。」と思って、いくつかの島を訪ねましたが、時間切れで行ききれなかった場所もあります。それで各島の方々に協力をお願いしました。

御蔵島の小木さん、青ヶ島の荒井さんには全ての写真と説明分を、八丈島の岩崎さん、新島の木村さんからは一部の写真と説明を、利島の鎌田さん、新島の柳澤さん、式根島の下井さん、三宅島の菊地さんからはメッセージをいただきました。

伊豆諸島の各島で、島への愛情と情熱をもって活躍する方々からのメッセージ。
ぜひこのブログを読んでくれている皆さんにもお伝えしたく・・・紹介させていただきます!

利島
有史以来噴火の記録がない利島は、海岸線は切り立った崖になり、火口も木々に覆われ、江戸時代から年貢のために段々畑のように椿の森を作って来た。
 ここで椿山の管理をしている鎌田さんは・・・

私も、島全体が椿の花で彩られているような風景を、とても魅力的に感じました。

新島
西暦886年の激しい噴火で大量の火山灰が降り積もり、しばらく人が住めない状況が続いたとされる新島。
 ここで島の特徴を生かして島の活性化を目指す砂博士の木村さんは・・・

白砂のロングビーチでのウエディング・・・素敵でしょうね!

 また、観光客や子供達に新島の自然素材を生かした物作りを教えている柳沢さんは・・・

一緒に作品作りしたら、ぜったい楽しそうです!

式根島
新島の大噴火後、灰が積もって無人島となり、人が住み始めたのは約130年ほど前の式根島は、島全体が厚い1枚の溶岩流とも言われ、標高109mの平らな島。
 ここの自然や歴史文化を毎日調べてまとめている小倉さんと、まるで歩く博物館のようなそのデーターをなんとか後世に残したいと頑張る下井さんは・・・

頑張ってください!

神津島
溶岩ドームが18個以上連なり、西暦838年に天上山が大噴火をした神津島。
 登山道の整備など、天上山のおもり役をしている清水さんは・・・

観光協会の覚正さんも、神津島に熱い気持ちをもっている方です。

三宅島
近年ではおよそ20年ごとに噴火を繰り返し、4年5か月の全島避難を強いられた激しい噴火の跡が生々しく、活火山を身近に感じる三宅島。
 ここでネイチャーガイドをする菊地さんは・・・

「恩恵を受けて、生かされていると実感できる島」というところが、本当に素敵です!

御蔵島
6500年前に溶岩ドームを作った後は、長い間噴火しておらず、島の周辺は最大500mに達する高い崖に覆われた御蔵島。山体は海底1500mから立ち上がっていて、海面上とあわせると2300mもの大きな火山。
 ここで観光協会に勤める小木さんは・・・

同感です。

八丈島
同じ火口から何度も噴火して大きくなった山が2つもあり、それぞれが個性的な八丈島。
 ここでネイチャーガイド&議員をしている岩崎さんは・・・

島のみならず、東京都全体を語るところがさすがです!

青ヶ島
約230年前に起こった大噴火で島民の多くが犠牲となり、助かった島民は八丈島へ逃れ、以後約50年間無人島だった島。山から立ち上る噴気は、サウナや塩作り、蒸し料理などに利用されている、現在、日本で一番人口が少ない村。
 ここで様々な仕事をされている荒井さんは・・・

青ヶ島、いつか絶対に行きたいです。

資料を作りをきっかけに、伊豆諸島の島々で活躍する方々の「思い」に触れて、気持ちがじんわり温かくなりました。嬉しかったです。

伊豆諸島の皆さん、熱いメッセージをありがとうございました!

(カナ)








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ハヤブサ昨日今日

2015年01月24日 | 
タイトル通り、昨日と今日のハヤブサです。
まずは昨日。


滑走路脇の道路でハヤブサを発見。
見ていると朝まで降っていた雨でできた水溜りに降りました。
立派な成鳥です。


お!水浴びするか!もっとよく見たい!撮影したい!
と車から降りたのが悪かった。




私の姿を見るとすぐに飛んでしまいました(涙)


遠くに降りましたがこのあと飛び去りました。
でもこのあとまたやってきて水浴びしたと思います。
ここは以前もハヤブサが水浴びしていた場所でミサゴも常連さんです。

で、今日。


立ち枯れた木のてっぺんにいました。
まだ若い個体です。


キョロキョロして獲物を探しているようなー。
しばらく見ていてもここから動きませんでした。

                               がんま
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大地と共に生きるヒントin伊豆大島モニターツアー

2015年01月23日 | 火山・ジオパーク
来月、表題のモニターツアーが行われる予定で、参加者の公募が今月26日(月)から始まります。

意見交換会の参加やアンケートなどのノルマはありますが、船代も宿代もツアー代もオール無料!島外参加者20名、島内参加者10名の30名を上限に、先着順で参加を受けつけるようです。

ツアー行程をもう少し詳しくお知らせすると・・・

・・・と、盛りだくさん。

基本的にガイドがつき、動物園、植物園、砂防ダム、火山観測機器はそれぞれのスペシャリストが案内してくれます。

ところで、行程の中に「裏砂漠トレッキング」が入っていますが、一昨日そのコースの下見に行き、所要時間の確認と素材集めをしてきました。


進めば進むほど、砂漠っぽくなってきます。


イタドリとススキが、まるでお黒い海に浮かぶ島のようです。

天気は悪かったけれど、この先で寝っ転がって空を見上げたら爽快でした!
広大な景色の中に皆で座って「地球」を語りあえたら、最高に楽しそうです!

砂粒サイズの火山灰上につもった「スコリア」と呼ばれる穴だらけの小石の層が、歩き始めはボールペンの長さぐらいだったのに・・・


山に近づくと倍以上に厚くなることや・・・


あれやこれや本番ツアーでの観察材料を探し・・・


この広大な景色の中で、かくれんぼができることを発見!笑

いつもと違う裏砂漠コース・・・色々楽しめそうです。

雨の日用のコースも下見しました。
縄文人が暮らしていた洞穴や・・


しっとりとした巨木の森、等々・・・。

晴れたら最高ですが、雨もジオですから~。
それに・・・当日はスペシャルゲストも登場する可能性大です!(ワクワク~)

早い者勝ちのモニターツアーの詳細は、こちらに載っています。
http://www.metro.tokyo.jp/INET/BOSHU/2015/01/22p1n400.htm
皆様、この機会にぜひお申し込みください。

一緒にジオを語りましょう~。

(カナ)
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スゴイがいっぱい。

2015年01月22日 | ツアー
昨日、関西からやってきた一人旅の女子大生と、朝1時間だけ一緒に歩いて来ました。
10時過ぎからは別のツアーが入っていたのと、女子大生にも別の予定があったのとで、今までで最短のツアーとなりました。

1時間で行けるところ・・・。
前日夕方近くに、三原山の遠景と元町溶岩流だけは行っていたので、この日は地層大切断面と近くの海岸を訪ねることにしました。

海岸に行く途中、この景色を見た女子大生は・・・

「スゴイ~!」
確かに太くて複雑にからみあったツルは見応えありです。

そして海に出てすぐに・・・

「すごい!ここで写真撮ってもらえますか?」

雨が削った通路を歩きながらも・・・

「スゴイ!」

砂の層に塩が固まり、白い縞模様を作っている光景にも・・・

「すごい~」

そして・・・

「スゴイ、こんな景色生まれて初めて見た!」と、本当に嬉しそうでした。

たぶん1時間の間に「スゴイ」と数10回、言っていたのではないかと思います。
「スゴイ」の言葉を聞いているうちに、私もどんどん楽しくなってきました。

水がたまった穴も元気に探検し・・・


激しい火山の噴火や雨や波が今の景色を作っていることや、火山を皆で学び良く知ることで、この島で暮らし続けようとしていることなどを、語りあいながら歩きました。

女子大生は、ジオパークで火山を学ぶことが防災に役立つという話を、こんなふうに表現してくれました。

「そうですよね。急に怒られたら慌てるけれど、わかっていれば対策を立てられますからね。」
・・・この表現の仕方、ツボにはまりました。
確かに、わかっていれば怒られないようにもできますよね!

この日は地層大切断面の前で、黒っぽい雲がグレーの雲の隙間から垂れ下がっていました。

もちろん2人で雲に注目!

この時、女子大生が「わかりやすいって良いですよね。」とつぶやきました。
「都会では地球の動きがわからないが、ここはわかりやすい。」という意味のようです。本当に伊豆大島は、どの場所でも「地球」を感じられる島ですよね。

帰り際、車窓から見上げた山には、山の稜線の凹凸を覆うように、グレーの雲がかかっていました。

もちろん、2人同時に「スゴイ!」と言って車を降りたのは言うまでもありません(笑)

たった1時間でもとても楽しい、「スゴイ」がいっぱいの、ジオツアーでした!

(カナ)









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