龍谷大学ツアー2日目は、午前中に「人の暮らし」をテーマに島内を見学、午後はスノーケリングで水中生物の観察というスケジュールでした。
朝一番は、地層大切断面を見てから筆島に向かいました。荒波に耐えて水面に突き出す“筆島”や、マグマが地上を目指して上がって行った跡を、見てもらいたかったのです。
暑かったけれど、海からの風が気持ちの良い筆島海岸でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/a0/9e534e3b6e258df12e1f883a76cb1a29.jpg)
みんな、貝を拾ったり、カニと遊んだりして思い思いに時を過ごしました。
「壁から石がパラパラっと来たら、すぐに海側に向かって走ってくださいね」という説明が効きすぎたのか、みんなあまり壁際に近づきません(笑)。でも、ここまで来たからには、やっぱりこの写真を撮らなければ!
と、言うことで…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/81/9aa3eabc514f81fd8485090184d40976.jpg)
“地上を目指した大昔のマグマ”と“未来を担う若者たち”です。
素敵~。
さて、筆島海岸を歩いた後は、クサヤ工場(藤文さん)に立ち寄りました。
前日に電話をしてお願いしたら、見学を快く受け入れてくれたのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/fd/6800f7833805b0c4d618dde7d3270203.jpg)
クサヤの歴史や作り方などの詳しい説明のあと、実際に試食もさせてくれました。
学生さん達からは「ウマい!」という声があがっていました。
(半数の学生さんは食べていなかったようですが…笑)
面白かったのは学生さんからの質問です。
「肉はクサヤにならないのですか?」
肉をクサヤにって…かなり斬新です!
今まで考えたこともなかったけれど、できるんじゃないの??
これをうけてご主人は「肉は試したことないけれど、イカやマグロをクサヤダレにつけたことはある。でも黒くなって美味しくなかった。やはり島で取れる白身の魚が美味しくできるようだ」と答えてくれました。なるほど~。
そして次は塩の製造工場の見学です。
こちらも前日にお願いしたら、快く見学を受け入れてくれました。
できるだけ海が奇麗で風の強いところ…を選んで、大島のこの場所に工場を造ることを決めたのだそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/c6/799e0f62ba68dca378e933e968220176.jpg)
確かに条件に合っているかも。
海水をくみ上げるところは、このようになっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/60/a2bc4ba0f38bfab8aa4a2072982001f8.jpg)
台風で壊れないのか気になって聞いてみましたが、今のところ大丈夫だそうです。
ところで実際に体験してみて驚いたのは、海水を天日干しするためのビニールハウス内の暑さでした。
夏の温度は50度まで上がるそうです!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/59/87da9411f05d8628342728644ca77b75.jpg)
中に居ると息苦しくなるほどで、早々に退散。
外の炎天下が涼しく感じられました。(人間の基準ってあいまいですね)
50度という温度の中で何時間も働いても塩と水をとっていれば大丈夫なのだそうで、今まで倒れた人は居ないとか…。
塩って、こんな大変な労働のもとに作られているのですね。
ここで働いている人たち、尊敬します!
さて、昼食後はスノーケリングで海へ。
水温は26度で、塩作りのビニールハウスとの温度差は約24度!
水はきれいで魚もいっぱい見られましたが、みんな「寒い~!」を連発していました。
なんともメリハリのある1日でしたが、学生さん達が元気で天気も良くて何よりでした。
学生さんの中には、塾で子ども達に理科を教えているという人もいました。
教科書の理論だけでなく、自分で体験して伝えられるって素敵ですよね!
皆さん将来はどんな仕事につくのでしょう?
2日間、一緒に過ごした皆さんの将来が楽しみです。
またいつか、どこかで会えたらウレシイです。
(カナ)