グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

今朝のチョウゲンボウ

2018年03月31日 | 
牧場でまったりしているのを発見!

ん?
なんか言ってるー(笑)

すぐに羽繕いを始めました。







鳥の羽繕いって、見ていて飽きません(って前も書いてたと思います)
とにかく命の羽の手入れは入念に。

ファインダーを覗いているとハシブトガラスの声が聴こえました。
うっ・・・ヤツが来るのか?

チョウゲンボウも警戒している様子。

やっぱり来たよ!


で、

チョウゲンボウ飛び去る の図。
あー・・・もうちょっと見ていたかったのにー。

がんま
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萱刈イベントしました&いよいよ茅葺工事が始まります

2018年03月30日 | 歴史・文化
先週3月24日、為朝(香殿)神社の茅葺屋根修復プロジェクト、
最後の萱刈が行われ、想いをもった多くの人が集まりました。

スダジイの神木の小道を抜けて


まずは神社にご挨拶。


みなさんに赤門当主から感謝とご挨拶。

伝統を今まで守ってくるのは大変だったろうと思います。
みなで力を合わせてがんばりましょうね。


そして泉津の現場へ。
前回&今回の棟梁である葦船探検家の仁さんが、刈り方と縛り方のデモンストレーション


興味津々な子と自分の世界で遊ぶ子と…

大島出身の人からは、昔は萱場でかくれんぼや秘密基地づくりして遊んだもんだ、
という声が聞かれました。
泉津では「巣」元町では「城」と呼んで、本や食べ物など持ち寄って集まっていたそうです。
いい子ども時代ですね~

さあやるぞ!よっこらしょ



だいぶ開けた土地が多くなりました。



休み時間にはカマを研ぐと、能率も安全もアップ


11年前の写真を持ってきてくれた人がいました。




最後みんなで積み込んで


記念撮影!



11年前の修復の時に関わった人も関わってない人も、
老いも若きも男も女も、
誰もかれもがいい笑顔で、よい時を持つことができました。


いよいよ明日、足場を組んで、宮司さんに魂抜きの儀をしていただき、
明後日4月1日8時から茅葺屋根の修復工事が始まります。
人手もそうですが、おかずや食材も大募集!
どうぞお気軽に足をお運びください(あい)
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黒曜石の講演会

2018年03月29日 | 火山・ジオパーク
先週の土曜日、北海道教育大学旭川校の教授で白滝ジオパークの学識顧問でもある和田恵治先生の、黒曜石の講演会があったので聞きにいってきました。

会場には20名以上の参加者が集まっていました。


面白そうな内容紹介に興味津々です。


黒曜石は面白い!すごい!
…という見出しにまず惹きつけられました

黒く輝く黒曜石…220万年間も輝きを失わないって、確かにすごいかも!

以下、スライドの見出しごとに感想を…。

黒曜石はガラスの石
黒曜石は光沢があるから「ガラス」と言われてもまだ理解できますが、伊豆大島のゴツゴツの溶岩も実はほとんどがガラスだと知った時は驚きました。

小さい結晶ができる間も無く急冷されて固まったものがガラス。

図があるとわかりやすいですね。

黒い黒曜石も薄くすると透明なガラスに見えるそう。

なので、小さく割っていくと白っぽくなるのだそうです。

…ということは、大島の海岸の黒い砂も、もっと細かくすれば白っぽくなるのでしょうか?
(いつか試してみたい)

私たちがイメージする普通の(?)ガラスに比べ、黒曜石が黒く見えるのは磁鉄鉱が含まれているからのようです。


黒曜石は変身する
黒曜石に熱を加えると、「パーライト」という白くてカサカサで軽い石に変身します。

気泡の入っていない黒く輝く石が、発泡スチロールのような手触りのカサカサの白い物体(石?)に変わってしまうのですから驚きです!

黒曜石の中では、こういう変化がおきているそうです。


神津島の黒曜石の方が、十勝の黒曜石よりも、やや低い温度で変身するようです。

場所によって変身する温度が違う…というのが面白かったです!

黒曜石には水が入ってる
「石に水が入っている」というと不思議な感じがしますが、黒曜石の中の水が、加熱で水蒸気になって発泡し、パーライトに変身するようです。水分が飛んで、軽くなるんですね。

黒曜石は溶岩の外側にできる
白滝の溶岩の中は、このような構造になっているのだそうです。

確かにおまんじゅうの皮みたいな場所に黒曜石ができていますね。

以前神津島に行った時、海岸の崖に黒い帯のような黒曜石の層があるのを見て不思議に思っていたのですが…(以下は、2014年12月の写真です)


中はこういう構造になっていることがわかり、スッキリしました😃


黒曜石は歴史を解く石の手紙
黒曜石は化学分析でどこの産地かわかるので、過去の人間の交流がわかる のだそうです。

日本各地で見つかっている黒曜石が…

分析すると1つとして同じものがないというところが面白いです。

ちなみに白滝ジオパークには、220万年前に1回きりの噴火でできた9つの単成火山があって、それぞれの黒曜石が違う個性を持っているようです。

人間がひとりひとり個性が違うように、石もまたみんな違うんですね!
「地球ってすごいなぁ!」と、講義の最後のほうで一人静かに(笑)感動していました。

白滝ジオパークでは、小学校で「石育」と言う、石を通して地元の価値を学ぶ教育が行われているそうです。

素敵ですね〜😃

先生は今回、調査で来島された折に、無償で私たちのためにお話くださったとのこと。
和田先生のわかりやすくて面白いお話で、黒曜石がかなり身近になった気がします。

ありがとうございました!

(かな)
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私は邪魔してません!

2018年03月28日 | 
昨日の朝です。
今年初のマイマイカブリに出会いました。

お、

お取込み中でしたが(汗)

すぐに離れてしまいました。

私はただ車で通り過ぎただけです。
かなり離れたところから撮影しました。

オス。


メス。

メスは後脚が欠損していました。
無事に交尾が済んでいることを願います。

暖かくなってきましたね。
今年はスズメガにたくさん会えるといいな!

がんま
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嬉しい出会い

2018年03月27日 | ツアー
昨日、2組5名のお客様と1日ツアーに行ってきました。

1日晴れの予報なのに、霞んではっきり見えない三原山…


写真が好きで個展も開いているというお客様が、もう1組のお客様の写真を撮ってくれました。

い〜い感じです😃

アスファルトから伸びる、たくましいハチジョウイタドリの姿を眺め…


オオバヤシャブシの影に、雄花が映っていることに気が付いて春を感じ…


お客様と同じ位置から、写真を撮りました。

オオバヤシャブシの雄花の黄色と溶岩と青空!
春ならではの、伊豆大島らしい風景です😃

ちょっと残念だったのが、霞んでいて伊豆半島が見えなかったこと…。
「春霞だ」と思っていたら、PM2.5の可能性もあるみたいですね(^◇^;)

高い位置の空と、富士山のてっぺん部分だけが見えていたので…

白い小さな山が、空に浮かんでいるようにも見えました。

1人のお客様が、灰色の小さな粒々がついた赤い石に向かって「頑張って生きてるな〜、地衣類!」と声をかけていました。

実はお客様は、火山地帯の植生を学ぶためにツアーに参加してくれた生物の先生だったのです😃

一方、写真好きのお客様は、この風景を見ながら「いいねぇ〜!」を連発!

何もないシンプルな景色が好きとのこと。
もちろん私も「いいですよね〜」を連発しながら歩きました😃

火口の周りを歩いていたら、風がゴォ〜っと唸り始めました。

ロープに捕まらなくても歩ける風でしたが、お客様にとっては、初めて体験する強風だったようです。

「風にもたれかかる体験は初めて!」とのことで…

楽しそうでした!(ポジティブ😃)

風を避けるため、裏砂漠でのティータイムは草陰で。

お茶を飲みながら、ふと地面を見たら…

おおお〜!

今年初めての、ハチジョウイタドリの芽生えを発見しました!


黒い小石の下の小さな生命。

とても嬉しい出会いでした😃

お茶を飲んだ後は、思い思いに裏砂漠を楽しんで…

ラスト3分の1は、生物の先生と植物に注目しながら歩きました。

31年前の噴火で流れた溶岩流の上は、凹みをベースに植物が生えていることや…


1本道の途中で、噴火の影響で草地が森に変わる場所があることや…


ここ数年、ニオイウツギがどんどん数を増やしていることなどを…

確認しながら歩きました。

ツアーの最後に通る森では、アオキの蕾がグングン成長していました。

3日連続で同じコースを歩いたので、変化がよくわかりました。
前日の倍近く、大きくなったような気がします😃🧡

…ということで、昨日もとても楽しかったです😃

ツアーにご参加いただいた皆様、ありがとうございました!!

(かな)

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大島の昔の水汲み場 その1

2018年03月26日 | 歴史・文化
野増地区にある古い水汲み場

しばらくぶりで入り口がきれいに成っていた


こんなに広かったかな?


みんなが使う水汲み場へ行く道だからね


あれ?小屋が無い?台風で壊れたかな?


でも、水神様が有るし!


やはり違っていました(教えてくれる人が現われました)

仕切り直しで


道  先ほどより凄く狭い


まだまだ先


もっと奥


巨樹は目印でしょうか? あさなゆうなにアンコや子供が通った道。沢山の人を見てきたのでしょう


小屋が有りました


内部です 沢山の水が有りましたが集落の人が使うと思うとやはり足りないように思います。水量が沢山あれば別ですが


内部2です 今は使われていません(綺麗に見えても呑んではいけませんよ)ここは結構汚れています

5年以上行って無かった所 入り口を間違えてしまいました。ので、他の所は次の機会に続く(しま)


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2日間の春休みツアー

2018年03月25日 | ツアー
週末2日間、春休みのお子様と親御さんとの一日ツアーに行って来ました。

昨日は小学校4年生の男の子とお父さんの2人旅ツアー。

とにかく元気な男の子で、歩き始めにハート型の溶岩を次々発見!


ついでに舗装道路上の“ハート型のくぼみ”から伸びる、ハチジョウイタドリの若葉も発見!

(いや、もしかしたらこの発見は、お父さんだったかも…?)

「溶岩に飲み込まれた道路」を見つけるためにスイスイ岩を登り…


ここでも岩を登り…


地面から出てくる暖かい湯気を観察し…


「こっちへ来い〜」と手招きして呼んだら、ちょっとだけ暖かい湯気がやって来ました!☺️


この景色の中に「人がいる!」と言って「あそこが頭で目があって、ここがお尻だよ」と一生懸命に教えてくれました。

大人になりすぎた私の目には、全然「人」が見えませんでしたけれど(^◇^;)

「お祈りする犬」の溶岩にも駆け上り…

ポーズを決めてくれました!
(カッコ良い〜☺️)

そして今日は、中学3年生(4月から高校生)の娘さんと、ご両親のツアー。

風が弱くて快晴という、この上ないグッドコンディションの三原山。

普段は風が強くて長居できない「剣ヶ峰」で、火口を見ながらお弁当を食べるという、とても贅沢な時間を過ごしました。

お茶を置く場所にも困りません!(笑)


なんと娘さんは小学生の頃、ホールアース自然学校のジミーさん(このブログに時々登場している方)のキャンプに参加し、富士山に何度も登ったことがあるとのこと。

いっぱい質問もしてくれるし生き生きしているし、とにかく元気でした!


写真を撮る時のアイデアが、どんどん出て来ます!

縄模様の溶岩をベットに☺️
ちょっと痛いとのことでした(笑)

「ここ歩いたら、絶対いいと思う」と、お母さんに撮影を頼み、モデルとなる娘さん。

きっと素敵な写真が撮れたと思います。

そして、娘さんの指導のもとに撮影した写真、その1。

題して「火口を持つ人を手に乗せる人」←力持ち!?

写真、その2。

なんのポーズだか聞き忘れた…(^◇^;)
でも、お母さん、カッコ良いです!☺️

「走ってみようかな」と坂を駈け下る娘さん。

楽しそう〜☺️

もちろん2日間とも春の兆しがいっぱい見つかって、その発見も楽しかったです。

春の風物詩「ヒキガエルの卵」は、都会ではなかなか見られないみたいで、両日とも観察対象となりました。


地面からどんどん出てくるハチジョウイタドリの若葉。


中には、こんな綺麗なものもありました。

(昨日の発見)

そして、ヒサカキの花が咲きはじめました!

2日間とも花の香りを嗅いで、それが何の香りに近いかを言い合いました。
「タクワン」とか「ラーメン」とか「ガス」とか、いろいろに例えられる不思議な匂いですが、この匂いが漂うと「春」を感じるのですよね☺️

…ということで、歩くたびに進んでいく春を楽しみながら、ツアー続行中です!

(かな)
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カンムリカイツブリ

2018年03月24日 | 
これまた米子での出会いです(3月10日撮影)
カモメがいた海にたくさんいました。




冬羽の個体(右)と夏羽の個体。



いっぺんに8羽も画面に収まりました!
いるところにはいるんですね。



波間に見え隠れしていました。
それぞれが潜っては食べ物を探していました。



これから子育てのために北へ向かいます。
もう旅立ったかな?

がんま
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為朝神社プロジェクト本格始動!&箱根旅行記

2018年03月23日 | 火山・ジオパーク

今日、葦船探検家の石川仁さんが帰島しました!(写真左)
為朝神社の茅葺屋根修復プロジェクト、本格始動です!


―――――――――――――――――――――――――――――――


~イベント告知~
カヤの刈り取り体験にご参加ください!



ホテル赤門敷地内にある為朝神社。
十数年前に 冒険家の石川仁さんが来島して、
多くの人と手作 りで復興したことを覚えてらっしゃる方も多いと 思いますが、
現在屋根の損傷が激しく、この度改修することとなりました。
4月初旬に伊勢神宮の 茅葺屋根を手がけた方々が、工事の指揮を取りに 来島されるので、
その前に材料集めの、カヤ(大島 ではススキの事)の刈り取りを、
石川仁さんと共に 行ないます。
現存する茅葺屋根は大島でここだけ となり、カヤ場も残り少なくなりました。
貴重な 機会をぜひ様々な方に体験して頂きたいです。  
また貴重な文化財を残すためにも、ご協力をお 願いいたします。
日 時 3月24日(土)    
 午前9時30分~12時30分頃
集 合 ホテル赤門駐車場
服 装 長靴、軍手
問い合わせ 為朝神社修復実行委員会
山村 愛 ☎ 090-6148-3873

―――――――――――――――――――――――――――――――

3月の初旬のことですが、
箱根に行ってきました。

「噴火前は大島も硫黄とその匂いが噴出していた」
と聞いて、無性に硫黄(硫化水素)の匂いを嗅ぎたい!欲に駆られたことがきっかけです。(ヘンタイ?!)
箱根の大涌谷なら確実に嗅ぎたいだけ嗅げる!

2年ほど前に小噴火をした後どうなってるのか、
自分の目で見てきたい、という気持ちもありました。
箱根ジオミュージアムに行きたいというのも、
あと大島以外の場所で山歩きしたいという動機も!

とにかく色々な期待を膨らませていったのですが、
予定の日は土砂降り。
ちょっとの雨なら行こうと思っていたのですが、
ロープウェーも泊っているという事で断念せざるを得ず、
ま、ゆっくりしなさいということかな~と
すでに硫黄臭する湯本と芦之湯で温泉三昧し、
大涌谷は次の日にしました。

で、次の日。
こんな風に行こうと思っていたんです。

が、ネットでは規制解除 と書いてあった道が、
ばっちり規制されていました。
結局ロープウェーで往復し、大涌谷だけを観光することになりました。
やっぱりネットは鮮度が難しいので、電話が一番!学びました。

行ってみたら、圧倒的な噴気のパワー、硫黄の強烈な匂い、色、
(そして外国人観光客の数!)
大興奮です



そして一番最初の動機である、匂い体験。
いわゆる「硫黄の匂い」も強いのですが
それに加えて、これ何大丈夫なの?!?!と思うくらいの
何やら刺激臭もして、全体的に強烈!でした。
みんな普通の顔しているのですが、
けっこう鼻がいい方の私にはダイレクトすぎて、くらくらしました。
大島もこんな匂いしてたのかしら…?
(常時観測はしていて、一定量を超えたら入山禁止になるそうです)
でもとにかく体験できて満足です。
今度はガスマスクも持っていこう!?
(折り畳みヘルメットは持って行きました!)



次の目的のジオミュージアムへ


はいってすぐにジオラマがありました。
手が込んでいてすごい!



温泉くみ上げ体験できたり


「地下100階建ての家」の絵本の大きいのが展示されていたり(このシリーズ大好き!)




様々な年齢・層を楽しませるための仕掛けがたくさんありました。

箱根火山のでき方


奥に入るとこんな感じ(写ってないところもいっぱい)



足元には箱根火山の赤色立体地図が


箱根火山はできて約40万年、その下の地層も含めると約1400万年の歴史があり、
そのその時々で、違う地質を生み出していったそうです。


そしてこれだけの色々な種類の岩石が。
真っ黒い玄武岩から白いデイサイトまで、粘度の違う岩石がそろっていて、多様さにびっくりしました。


大島でも硫黄の匂いがしていた、
ということは、ここまでじゃなくても、
硫黄成分の混じった石が出てもおかしくないと思うのですが、
話に聞いたことも見つけたこともありません・・・


あと、山の斜面にはえている木々が白茶けてるのは、まだ寒いせい、と思っていたのですが、
種類によって、噴火の影響で枯死している!とのことでした。


どんな植物が枯死し、どんなのが生き残っているのか??
興味があります。これは新緑を過ぎたらまた見に来たいです。
そのころには自然散策路が開通しているといいな。
そしてジオガイドさんに案内してほしいです!

火山に負けずにたくましく生きる植物たち

大島におなじみの、噴火後真っ先に芽を出すイタドリも!

若い人も多く、熱心に見ていたのが印象的でした。
ジオ、流行ってると思います!


見どころがたくさんあって、
全部見きれないうちにタイムオーバーになってしまいました。
季節を変えてまた行きます!(あい)
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萩とのジオカフェ

2018年03月22日 | 火山・ジオパーク
ちょうど一週間前の木曜日、日本ジオパーク認定を目指している「萩」の事務局Sさんの提案で、スカイプを使ったジオカフェが開催されました。

これは、お互いの地域のお菓子を送り合い、それがなぜ地域にあるかの物語を、スカイプを使って語り合いながらお茶を飲む…という楽しい企画です。


大島からは町長、教育長、観光協会長他、ジオガイド数名が参加しました。

会場には、ヘルメット被っているガイドさんや…

牛乳煎餅の焼型を手に持つガイドさん、


“あんこさん”の衣装を着てきたガイドさんなど…

みんなヤル気満々です(笑)

こんな張り紙まで、用意されていました!😄

しかし、なぜか外部カメラが映らず、ノートパソコンのカメラで会話をすることに…

なので事務局のUさんは、ずっとパソコンを持って奮闘していました!

(事前に試した時はうまくいっていたとのこと)

萩の事務局Sさんの話によると…

萩の大地のほとんどは、1億年前にアジア大陸の東の端で起こった火山噴火で作られているのだそうです。

その後、大陸から分かれたり(間に日本海ができた)、大きな噴火でカルデラができたり、洪水で海底に泥や砂が溜まって層になったり、海底火山が爆発してマグマが岩に変わったり、海底にあったものが地上に現れたり…と、本当に様々な出来事があったようです。

まぁ確かに、伊豆大島火山の4000倍も長生きしていれば色々ありますよね〜!

そして200万年前から1万年前までの火山噴火では、1箇所から1回しか噴火しない火山が50個ぐらいできたのだそうです(驚)
火山って本当に、個性豊かで謎が多い生き物ですよね!(でも魅力的😊)

過去の様々な出来事が作った萩の平らな土地は畑になり、海底火山は魚の住処になって、人が暮らしやすい場所になったようです。

人々は溶岩を切り出して家を支え、江戸時代には一大城下町ができたそう。

しかし明治になって武士に仕事がなくなり、困窮した生活を支えるためにミカンを植えるようになったのだとか…

それで萩の町には今も、ミカンの木がいっぱい植えられているのだそう。
で…

ミカンのお菓子が届きました!

ミカンの香りが爽やかで、ほろ苦いけど甘い、美味しいお菓子でした〜😄

さて萩の「みかんのジオ物語」を聞いた後、私が伊豆大島ジオパークを簡単に紹介し、大島牛乳社長でジオガイドのSさんが「牛乳の歴史」を説明しました。


お菓子を食べた後は、質問タイム。
ちょっとだけ、そのやりとりを報告すると…


萩「なぜヘルメットをかぶっているんですか?」
伊豆大島「大島は活火山なのでできるだけお客さんを案内するときにかぶるようにしています」
萩「へ〜!」←たしかこういう声が聞こえたと思います(笑)

伊豆大島「なぜジオパークを目指しているんですか?」
萩「紹介したいところがいっぱいあって、私たちだけで欲張っちゃもったいないから。植物が好きだったが植物と地質がつながっていることを知って世界が広がった」

萩「ジオパークをしていて何が楽しいですか?」
伊豆大島「学べることが楽しい」「仲間が増えるのが楽しい」「よその地域と繋がれるのが楽しい」などなど…

楽しい時間はあっという間に過ぎ、ジオカフェは終了しました。

音が途切れたり、画像が不鮮明だったり、色々課題はあるものの、こうやって他地域のジオ物語を味とともに楽しめるって、とても素敵です😄

何よりも今回、萩の皆さんと交流したことで萩の存在がぐっと身近になり、ミカンいっぱいの溶岩の土台の街並みを見に行きたくなりました😄

ぜひまたこういう機会があれば、参加したいです😄

(かな)
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