大島はまだ風があり、いくらか日陰は気持ちいいですが、
昼間のギンギラの灼熱の暑さの中を歩くのは、身体にこたえます...
ということで、朝早めに三原山に行ってきました!(といっても8:30到着です 汗)
霧のミストが気持ちいい♡
遠くの景色は見えませんが、町の暑さから比べたら、もう文字通り「避暑地」です。
熱中症対策に、水を濡らしたタオルを首に巻いていましたが、
むしろ、霧の三原山では、冷やされすぎで寒くなりそうだったので、やめました😅
今日の目的は表砂漠コースのリサーチ。
涼しい霧の中、ゆっくり植物の観察をしました。
1950-51年の溶岩が流れたところは、植物が生い茂り、木漏れ日トンネルのようになり始めています。
溶岩が流れていないところは、砂地のままで、表砂漠の雰囲気を残しています。このコントラストがまさに、溶岩が流れることで、植物が育っていくことを物語っています。
歩いていると風にのっていい香りが、漂ってきました〜。
その香りの元は、絶賛、花盛りのハチジョウイボタ!
お隣のニオイウツギの方が、香りがあるような名前ですが、ハチジョウイボタの方が圧倒的に香っています!
ハワイで首に飾る「レイ」にもするプルメリアと香りが似ています♡
右側の砂地の斜面にはところどころに大きな石が!
どこから来たのか推察・観察するのも楽しいですね。
左側の植生地には溶岩を囲むように木がぐんぐん伸びています。
まるで、溶岩の生け花でなく、生け枝!
周りを見渡すと一瞬、とうもろこしがあるのかと思い、ビックリしました。
イズホソバテンナンショウの実!有毒だそうです。
さてさて、進んで、さらに赤ダレの方へ行こう思っていましたが、霧が晴れそうにありません。
このまま進んでも遠くは何も見えないので、急遽ルートを変更し、アア溶岩の先端の方につなぐ道を歩いてみることにしました。(地図には記載されておらず、正式なルートにはなっていません。)
道っぽい感じになっていますが、途中から草が...
さらに、草が...
マムシが心配で足元ばかり見て歩いてました😅
最後の方は、草刈りされている雰囲気に!
草刈り、大変ですよね...
歩きやすい道を歩けることの安堵感から、心より感謝の思いがこみあげます。
右手をみるとアア溶岩!!いつもは上に登って観察するあのアア溶岩です。
ここに、出て来るんですね!アア溶岩の隣の退避壕に脇道があったなんて、気づきませんでした。
山頂口への帰り道、オオシマツツジがまだ咲いているのを発見しました!
木陰で涼しいんでしょうね。
ふさふさのかわいいシッポも発見!
あとで、調べるとチガヤの穂ということがわかりました。
これを「昔、子供たちがおやつにしました」と『伊豆大島の植物』に書いてありましたが、どこを食べるのでしょう?!わたあめみたい?食べてみたいです😋
最後に今日は涼しかったなーと、車を走らせると、一気に夏空が!!
割れ目火口展望所に車をとめ、写真を撮りました〜。
雲がものすごい速さで流れています。
次から次へと流れてきて...
反対側を見ると、一瞬、富士山が見えました!
夏の青空に、白い雲。
このコントラストが大好きです!
気温が上がれば、山頂も霧が晴れますが、この日はずっと山は見えませんでした。
明日から、7月。
夏のトレッキングも熱中症対策をしっかりして、楽しみたいですね!
(ユリカ)