一昨日は、地学好きのご両親と、息子さんたちとの溶岩体験ツアー(2時間程度の軽いハイキング)で歩いてきました。
11時ごろに強い雨が降る予報だったので、帰りの飛行機ギリギリまでスタート時間を送らせて、12時30分に山頂口駐車場をスタート。
前日までの猛暑が信じられないぐらい、冷たい北風がゴォ〜と吹きつけ、霧雨も降っていたので、一瞬ひるみました(笑)
「とりあえず、行けるところまで行ってみましょう」と言い合いつつ、歩き始めると…
お母さんが、ナンバンギセルの花を見つけてくれました。
写真のものだけでなく、あちらこちらにキレイな紫色の花が咲いていて、「こんなに多かったっけ?」と驚くほどでした。
雨で湿度がたっぷりだったからか、カタツムリが何匹も道を歩いていました。
「このカタツムリ、1歳だ!」と男の子。
「なんでわかるの?」と聞いたところ、お母さんが「カタツムリは冬眠するので、その間に殻に茶色の太い線が入るんです。1年に1本ずつ」と教えてくれました。
カタツムリを家で飼っているときに殻の模様が気になって疑問に思い、調べて分かったことらしいです。(すごい〜)
6匹以上(ここまでしか数えてない)のカタツムリに会ったのですが、全員で盛り上がったのがこのシーンでした。
「え? カタツムリがミミズを食べてる??」。カタツムリが肉食なんて聞いたことがないので、「そんなバカな!」と驚いたのですが、やがて…
互いに離れていきました。
単にすれ違っただけだったみたいです(な〜んだ)
でも男の子は、「カタツムリとミミズがすれ違う瞬間を見られるなんて、すごい!」と喜んでいました😊
地学好きの皆さんなので、当然、足元の溶岩も熱心に観察。
道路のヒビですら「これ、普通のヒビですか?」と質問が😊
35年前の割れ目噴火の前も、地面にはヒビが入ったそうなので、これを「普通のヒビではないかも?」と想像してみるのは面白いかもしれません😊
全員、宇宙の話が好きだったので、土星やブラックホールの話をしながら遊歩道を歩きました。
すると男の子が、足元の岩を拾って「隕石ってこんな感じかな?」と、ひとこと。
う〜ん、色や形は違っても、「星のカケラ」であるという点では同じかも??(スルドイ観察眼に感心しました)
道路の水たまりの「水鏡」で遊ぼうとしましたが、
空が暗いのと風が強いのとで、あまり綺麗な水鏡写真は写せませんでした(残念)
最後は伊豆大島火山の「火山灰」観察。
海岸の砂粒サイズの火山灰で、伊豆大島火山を作ってくれました。
写真だと良くわかりませんが、ちゃんと山の真ん中に凹み(カルデラ)まで完成していました!
これだけでも素敵だったのですが、さらに素敵だったのがこの後です。
「残念だけど、元に戻そうね」と声をかけたら、2人で砂の山を崩して元に戻したあと、「ここに山があったのは僕たちしか知らないんだよ。僕たちしか知らない山があったって、すごくない?」と語ったのです。
いや〜、すごいです!!
いつも子どもたちの感性に感心しながら歩いていますが、一昨日は、何度も心から「すごい!」と思いました😊
濃霧&時々雨と強風で寒かったけれど、とても楽しい2時間でした。
皆様、ありがとうございました。
(かな)