グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

陥没カルデラ?

2015年11月30日 | 火山・ジオパーク
伊豆大島の三原山はカルデラからなっています

カルデラというのはスペイン語で大鍋と言うことらしいのですが、『鍋ね~ らしくない!』スペインで~ あ~! パエリア!!パエリア鍋だ!日本の家庭にある鍋ならフライパンですね!


元々富士のように三角形の山であったものが、有るときの噴火で(1700年前と1500年前と言われています)地下に

あったマグマが噴出して空間ができてしまい、上部の重みで下に落ちてしまった(カルデラが出来上がり)その後、

また溶岩が流れたり噴出物で埋まったりと形が目まぐるしく変わったようです

先ごろのTVで見たのは 上部が沈み込むときに地下にあるマグマが反動で飛び出すというもの



王冠の様に? まあこれほどきれいにはいきませんでしょう


あ!あれ!これは? 仲間内ではホルンと呼ばれているところなのですが
隙間から吹きあがった物?そんな風景も“こーかもしれない”と考えながら歩くのは又楽しさ2倍アップ

今見えている風景は何回も噴火したものなので中々複雑

カルデラの出来方は地質によってもいくつも有るそうです(しま)
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2つの会議

2015年11月29日 | 火山・ジオパーク
最近2つの会議に出席しました。

11月26日(木)は私の住む地域の「自主防災組織地域防災連絡会」に行って来ました。
これは7つの地区ごとに行われている説明会のうちの「北の山地区」の説明会です。

参加者は30名位だったのではないかと思います(数えていませんが…)

噴火、津波、土砂災害と、様々な自然災害が起こる可能性のある伊豆大島では、毎年このような説明会が行われています。

私の自宅がある場所は、今年から土砂災害のレッドゾーンに指定され、大雨警報が出た時は自宅を離れる必要があります。

また、自宅はプレートの動きの関係で、地面が割れやすい地域に属し、自宅の下からマグマが噴き出す可能性もあります。

そして私の店は、津波が到達するかもしれない範囲に建っています。夏にスノーケリングで海に入っているときに、津波が来る可能性だってあります。

どの災害も、本当に身近に感じます。

どんなに準備してもダメな時はあるだろうけれど、できるだけちゃんと逃げなければ…
それにはまず相手を知らないと。

もちろん私だけじゃなく、島全体が「みんなが適切に逃げられる島」にならないと…そんなことをあれこれ考えて「皆が適切に逃げられる力をつける」って、まさにジオパーク活動だなぁ…と思いました。

ジオパークとして、できることがあるような気がします。(思案中)

そして11月28日(土)は、こんな会に参加させていただきました。

首都大学東京の皆さんが、伊豆大島での実習や研究を通じて知り得たことを、地元に還元しようとしてくれています。伊豆大島と連携して、様々な取り組みを進めようと考えてくれています。

首都大学東京からは、生態学、機械工学、都市環境学、言語学などの専門家の方々が、伊豆大島からは教育、産業、ジオパークなどに関わるメンバー12名が参加して意見交換を行いました。

日本のジオパークには学術的な部分を支えてくれる大学が地元にある所も多いのですが、伊豆大島には大学がありません。

大島の火山や気候風土は、島の動植物や人間の暮らしと密接に関わり合っていますが、ジオパークには科学的な研究が欠かせません。ジオ物語は最新の科学と協力して、作り話ではない「本物の物語」を探していかなければならないので…。

今までも火山関係の専門家の方達には継続してお世話になってきた伊豆大島ですが、火山以外の各分野の専門家の方達や学生さんと一緒に、ジオに関わる物語を探していけたら…きっとたくさんの面白い発見に、ワクワクできるに違いありません。

いただいた資料の…


裏表紙に、大島での研究結果の要約が載っていました。

「伊豆大島の文化」「伊豆大島の環境放射能分布」「伊豆大島の海の異変」「高齢者にやさしい室内空間」「伊豆大島のハチジョウベニシダ」「伊豆大島のアカネズミ」

うひゃぁ~!!
これって、私たちの島にとっての宝物ですよ!!

そして論文の中にいくらでも、ジオとつながる物語を探せそうです。(全文読みたい~)

これからますます楽しいことが始まりそうで、嬉しいです。
みんなで「ワクワクできる島」を作りたいです。
 

(カナ)








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ムラサキツバメ男子

2015年11月28日 | 
ムラサキツバメはこのブログでは以前に成瀬が2回紹介しています。
そのときはメスと性別不明でした。
今回は当ブログ初となるムラサキツバメオスです(そんな大袈裟なものではないですが)

今朝、マンリョウの葉の上で日向ぼっこをしている個体を見つけました。

これではオスかメスかわかりませんね。
ここで翅を開いてくれないかなーと念を送りましたが残念、飛んでしまいました。

が。

しばし飛び回って降り立ったアオノクマタケラン(たぶん)で翅を開いてくれました。





光の当たり具合でこんなに色が違うんですね。
いつも思うけど、なんて不思議!
私は初めて見るムラサキツバメオスに感激しました。
今の時期に元気だってことはこのまま越冬するんでしょう。
どうか無事で。


そして今日の富士山。

見事に雪化粧した姿を見せてくれました。

                                     がんま
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火山博ネットの皆さんとの意見交換会&宇井先生講演会

2015年11月27日 | 火山・ジオパーク
全国火山博物館ネットワークの皆さんの滞在中は、初日に伊豆大島住民との意見交換会、2日目に宇井先生の講演会を行いました。

1日目の意見交換会は伊豆大島火山博物館名誉館長・伊藤和明氏の司会で、7つのジオパークの特徴と取り組みを学びました。

1 洞爺湖有珠山ジオパーク・三松三郎氏(三松正夫記念館)
三松さんは壮瞥町に移住後、2回の噴火に遭遇。長きにわたって火山防災の活動に取り組んでこられた昭和新山の持ち主です。

有珠山は1~2万年前に生まれ、近年では20~30年毎の噴火を繰り返している活火山。
2000年の噴火の際、事前避難のおかげで人的被害が出なかったことで有名です。

2008年から「火山マイスター制度」ができ、現在40名の会員がいるそうです。火山マイスターのHPには「マイスターは『学び』や『伝え』のリーダー役」と書いてありますが、三松さんは「有珠山は必ず噴火する。マイスターは率先して逃げる役割」とおっしゃっていました。

「火山マイスターが逃げるなら自分たちも逃げようという存在になるべき」という言葉から、地域の人全員が無事に「逃げる」ということは、実はとても大変なことなのだと感じました。

他に「ジオパーク友の会」という組織もあり、ジオサイトの草刈りやガイド訓練などを行っているとのこと。

三松さんは「火山は恵みだと思っている。今も観光に役立っている。噴火だけを見て災害と言うのはよしましょう」「災害遺構を勇気を持って残している」とも語られていました。長年とつきあってきた方の様々な経験からくる言葉は、暖かいけれども重みがありました。

2 三陸ジオパーク・杉本伸一氏(三陸ジオパーク協議会事務局)
杉本さんは、1991年の火砕流災害後島原の復興に奔走した方で、三陸ジオパークのお手伝いに行って1年半になります。

三陸は6市町村3県、300キロ以上の直線距離の日本で一番広いジオパークで面積も日本のジオパークの中でダントツ1位。

ジオパーク申請の準備を始めたところで東日本大震災が発生。その後頑張って活動を再開、震災2年後の2013年9月に認定されたジオパークです。

現在でも地域によってはまだ7~8割が復興住宅で暮らしている状態とのことで、なかなか進まない現状もあるよう…。ジオパークに関わっている40~45名は、ほとんど行政関係と観光協会で、住民参加が課題とのことでした。

3 磐梯山ジオパーク・佐藤公氏(磐梯山噴火記念館)
1888年の噴火で山が崩れ、477名が亡くなった磐梯山。

「1888年の山体崩壊までは、ひなびた山村だったが「岩なだれ」のおかげで美しい湖の景色を獲得し、今は観光地として賑わっている」と佐藤さんも『恵み』を語ります。

磐梯山を楽しく学び、火山の仕組みを理解して防災につなげるために活動しているそうです。

中学校でも防災授業を行い、防災カルタや「避難するとき何を持って行ったら良いか」を皆で考える活動を継続。最近はPTAに参加してもらうようになったとのことでした。

4 立山黒部ジオパーク・菊川茂氏(立山カルデラ砂防博物館
立山黒部は唯一、行政主体ではないジオパーク。一般社団法人がジオパークを運営しています。
そしてなんと、水深1000mの富山港から3000mの立山連峰まで高低差4000mのジオパーク!

傾斜がきつく岩が崩れやすい、雪と雨で年間降水量6000mm、洪水がしょっちゅう起きるなど、やはり災害と隣り合わせのジオパーク。

夏だけで100万人の観光客が訪れる立山黒部アルペンルート。県内の7~8割の小学生が立山に登るのだそうですが、地獄谷からは有毒火山ガスが噴出、立ち入り禁止になることもあるそう。今年からヘルメット貸し出しをはじめ、マスコミを通して呼びかけているとのことでした。

5 箱根ジオパーク・山口珠美氏(箱根ジオミュージアム)
行政主体のジオパークで11の拠点施設と41のジオサイトがあるそうです。
箱根の観光名所、芦ノ湖も3000年前の山体崩壊でできたもので、バリバリの活火山。

大涌谷では今年4月下旬から火山活動が活発化し、観光業に大きな影響を与えました。
立ち入り規制6月末の噴火で生じた火口や噴気孔から今も活発に噴気が出ているそう。

噴気が増えると水分量が多くなり、虹が見られることもあったようです!

ジオパークとしてはこの間に、ジオツアーを2回開催、リーフレットや動画で大涌谷の今を配信したり、地元ガイドが自ら勉強会を行ったりしていたとのこと。ジオパークだからこそできることって、いっぱいありますね。

6 島原半島ジオパーク・長井大輔氏(雲仙岳災害記念館)
1792年、地震による眉山崩壊で津波が起こり、対岸の熊本と合わせて死者・行方不明者合わせて1万5000人。1991年には火砕流で死者・行方不明者合わせて44名という火山災害が起こりました。

雲仙岳噴火記念館では語り部コーナーを設け、10名ほどが熱心に活動。防災に関わる火山実験、命を守る防災経験展、人命救助教室、避難所・非常食体験などを実施しているそう。

2007年には、火山災害の軽減を目指す国際フォーラム「火山都市国際会議」を開催したり、普賢岳登山で火山を学ぶ取り組みも行っているそうです。

7 阿蘇ジオパーク・池辺伸一郎氏(阿蘇火山博物館)
過去の巨大噴火でできた、伊豆大島が5個ぐらい入ってしまうような広い凹地(カルデラ)を持つ阿蘇ジオパーク。つい最近も中岳が噴火しニュースになりました。

中岳火口の「湯だまり」の水には、噴火前に変化が見られたそうです。

阿蘇を訪ねる外国人も多いので 立ち入り規制の情報を4カ国語で発信。「ジオパークや博物館だから情報発信していけることもあるのかなと思っている」と池辺さん。

「子どもにとって、防災を危険から入るのではなく、身の回りの現象から入ることが大事」とも話されていました。ただ今回の噴火で修学旅行の子どもが減り、最終的には3000人ぐらいキャンセルになったそうで、このあたりは伊豆大島とかなり似た状況だなぁ~と思いました。

そして2日目は…
宇井先生の火山防災講演会。


30名ほどが集まりました。


講演の内容は以下の通り。

他地域の火山と防災教育の様子を、教えていただきました。

参加者からは時間をオーバーする沢山の質問が出ていました。
たとえば「なぜ有珠山の2000年噴火の避難はうまくいったのか?」「割れ目噴火は今後も起こるのか?」「大島の噴火と関東大震災との関わりは?」「噴気について教えてほしい」等々…。

私も、火山の急な変化に気づくために、火山観測データを数字で公開する方法についての宇井先生の意見を聞いてみました。回答は…「地震の回数だけ数えても仕方がない。やはり波形のデータそのものを見るべき。雌阿寒岳では観測データを常時受信している麓の宿があるが、毎日見ていると異常がわかるようになる」とのことでした。

「毎日見ていると異常がわかる」という言葉に、とても納得しました。

「論文書かずに火山防災の役に立ちたい」と、防災講演を続けて来られた宇井先生。今回の講演も宇井先生から提案していただきました。(ありがとうございます!)

恵みと災害の両方を肌で感じながら、少しでも災害を減らすためにご自身のフィールドで活動を続ける皆さんと、2日間も語り合えた私たちは、幸せだなぁと思いました。

(カナ)


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全国火山博物館ネットワークの皆さんと歩きました。

2015年11月26日 | 火山・ジオパーク
一昨日から「全国火山博物館ネットワーク」の方々が、2泊3日で研修旅行に来島。
ガイドとして(ガイドになっていたのかは別として・笑)同行しました。

今回の研修参加メンバーは、伊豆大島火山博物館名誉館長の伊藤先生をはじめ、火山防災の重鎮、かつ洞爺湖有珠山ジオパーク、磐梯山ジオパーク、立山黒部ジオパーク、箱根ジオパーク、島原半島ジオパーク、阿蘇ジオパークで中心となって活躍している方たちです。

ほとんどの方が伊豆大島に複数回来たことがあり、伊豆大島の何倍も大きなハワイのキラウェア火山も歩いていて…しかも昨日は朝から雨!(笑)

気象庁に電話して「午後少し雨が止むが、強風で気温も下がる」と教えてもらいました。
う~む…雨の中歩くのと、強風の冷たい風の中を歩くのと、どちらが良いでしょう~??

迷ったあげく「まだ山が見えるうちに」と崩壊斜面の「モニタリング調査現場」へ。
雨で滑るので、調査の装置までは紹介できなかったのですが、調査場所周辺の様子は見ていただくことができました。

雨も強くなってきたので「山頂ジオパーク展」でジオパークとしての活動を紹介。
その後、ここへ。

割れ目噴火で流れ出した溶岩の上に、空中に吹き上がったマグマのしぶきが降り積もり、割れながら流れに乗って運ばれて、様々な形ができた場所。視界が悪い時だからこそ見ることができる、不思議な雰囲気のところ。

雨はなかなかしっかり降っていて、風も強いので顔にかかります。
…で、私にしてはめずらしく、奥まで歩かずに「戻りましょうか」と声をかけました。

しかし…

全然戻る気配のない皆さん(笑)

降り積もったマグマのしぶきの横で、順番に記念撮影!


嬉しそうな笑顔でした。

(ススキで顔が…(^_^;。スミマセン~)

この後、雨でも歩きやすい樹海へ。

この溶岩に囲まれた「通路」のような場所は「溶岩が割れてできた」と言う説と「溶岩トンネルの天井が落ちてできた」という説の両方があった場所なのですが…

宇井先生はじめ、皆さんが次々に「溶岩トンネル説」を支持、その根拠をあげていきます。

根拠1 両脇に横筋がついているのは溶岩が流れた証拠。

(これは以前も聞いていて、印象に残っていたことでした)

根拠2 割れたのであれば岩が鋭角になっているはずだが、これは丸くて滑らか。


根拠3 ここに滴のような跡があるが、これは溶岩トンネルの空洞ができ上ってから溶岩が天井からしたたり落ちた証拠。
(溶岩鍾乳石と呼ばれるものだそうです)


こうやって皆さんが次々に証拠をみつけ理論を展開していくのを見ていると、まるで推理小説を読んでいるかのような気分になります。

しかも、子どもでも(私でも)理解できる、わかりやすい証拠ばかり…。
この謎解きの面白さがあるから、私たちでも火山を楽しめるのかもしれません。

午後になっても雨が本気で降り続いているので、火山博物館へ。

皆さんから様々なアドバイスをいただいきました。全国の火山博物館の方々から、伊豆大島の博物館へのアドバイスをもらえるなんて、なんという贅沢!

山田先生も仕事の合間を縫って駆けつけて、熱心にメモられていました。


沢山のことを学びましたが、私が最も印象に残ったのは、昭和新山の持ち主でもある三松さんの一言でした。

「いちばん面白いと思うのは、地球の裏と表で同じ年に噴火してたってことなんですよ」と三松さん。「?」と思って聞いてみたら…

「噴火で畑が盛り上がって昭和新山ができたのと同じ年に、地球の裏側は噴火でマグマが噴き出して山を作った」とのことでした。

「丸い地球の表面が、おできみたいにプクッと膨らんで、反対側ではピュ~っと吹き出している絵」が突然頭に浮かびました。この展示が、そんな風に読み取れる…というのが驚きでした。

「知識」に「人の思い」が加わることで「地球の物語り」が生まれるんですね~。

さて、皆さんはこの後、塩の製造工場でも海岸の地層を観察。


車道でも、およそ1200年ほど前の神津島噴火の火山灰を熱心に観察。


今日も朝の2時間弱の謎解きを楽しんで、戻られました。



ずっと雨だったけれど、贅沢で幸せな時間でした。
全国火山博ネットの皆さん、ありがとうございました!

ところで昼はフィールドや室内施設を歩きましたが、夜は情報交換会や火山防災の講演をしていただきました。その時の様子は、明日報告します~。

(カナ)
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(私にとっての)冬の使者

2015年11月25日 | 
オオセグロカモメ。
ようやく姿を見せ始めてくれました。
小雨降る今朝の撮影です。




2羽ともまだ若い鳥です。
探せば完全な成鳥も見つかると思います。
パトロールに行かなければ。


ここには他に

ウミネコ(左は今年生まれの幼鳥)と、


翼を広げるウミウがいました。

2014~2015年にかけての冬はカモメ類が少なくて大変淋しい思いをしました。
この冬はたくさん来てくれるといいです。

                                          がんま
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10年後の彼に…

2015年11月24日 | ツアー
一昨日(連休2日目)のツアー午前中は、海が荒れて陸ツアーに変更したダイバー4人と前日から滞在のご夫婦、計6人で裏砂漠へ。

途中で火山灰の地層に根を張る、道路脇の巨木を見学したり…


神社に立ち寄って大島の「森」の雰囲気を楽しんでから…


荒涼とした裏砂漠へ。

黒い大地の奥に見える三原山に向かって突き進み…

全員一致で、稜線を超えて巨大な凹地の中へ。


「でっかい石だね~」と、転がっている石を観察するダイバーの皆さん。


全員もう10~20年大島の海に通い続けてくれているダイバーで、海の中で小さな生き物を見つけるのが得意な方達ですが、一昨日もこの、苔のついた小さな石の下に…


「白い糸状の物体」を見つけていました。

菌糸??
コケは菌ではなくて植物だから、これは石の上のコケとは無関係の生き物??

もとろん交代で写真撮影


これ以外にも「オオムラサキシキブが春の準備をしているよ」と、実の真ん中から延びている冬芽(来春葉になる部分)を見つけたり…


センニンソウのタネがの造形に注目したり…


藪の中に、このあたりではほとんど見かけない「ツルウメモドキ(たぶん)」の実を発見して、目の良さを発揮していました!


そして午後からは、旅行社のツアーに申し込んだお2人(お父さんと息子さん)も合流し、みんなで火口へ。

ヘルメット姿が、とても可愛い小学1年生でした。

とにかくメチャメチャ元気で、西側斜面をピョンピョン跳ねながら駆け下りはじめ…


みんなが歩くルートをジグザグに歩いて冒険してはお父さんの元へ。


前日に「湖」のように水が溜まっていた場所は、もう水が残りわずかになっていましたが、それでも雲の合間から太陽が現れた時には、水面が銀色に光っていました。


光り輝く水面を見ながら「湖畔のお茶」タイム。

なんとも贅沢な時間でした。

エネルギーがチャージできたのか、小学1年生はますます元気になり、1人で砂の斜面を登り…


急な傾斜も、上手に手足を使ってクリア!


斜面も転ぶことなく駆け下りました。


男の子はすっかりこの遊びが気に入ったようで、斜面を見ると登っては駆け下り…


登っては駆け下り…

ずっと全力ダッシュしていました!

いや~もう、あまりにも楽しそうで元気だったので、ハラハラしながら見とれました。
小学1年生の体力、恐るべし!(笑)

男の子にとって、伊豆大島はどんな思い出となって残るのでしょう?
10年後の男の子に会ってみたいなぁ…。

ご参加いただいた皆様、楽しい時間をありがとうございました。

最後に少しだけお知らせを。

以前伊豆大島で行われたマッピングパーティーのイベントで知り合った青山学院大学の教授の古橋さんが、災害時にドローンを飛ばし、迅速に災害地の「地図」を作成、避難に役立てようとする試みをスタートしました。世界初の市民ドローン部隊「災害ドローン救援隊 DRONE BIRD」隊員募集中とのことです。色々と問題も指摘され、使い方によっては恐ろしい武器にもなるドローンですが、それをどう使うかは人間の知恵次第。人間がこの新しい機械を、正しい方向に使うことができることを祈りつつ…。この取り組みを応援したいと思います。
詳細はこちらをご覧ください。https://readyfor.jp/projects/dronebird

(カナ)

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鬼女の里に住む者は

2015年11月23日 | 


以前に撮ったキジョランの種(11月21日)
これがどの様になったか今回見に行きました


今回おなじものがこれです。 この毛がキジョ(鬼女)なんです


種が外側で毛の部分が中心部にはいっています


でも、観察の本命はこちらです

一枚目  アサギマダラの卵(ルーぺで見ると縦筋が付いてました)


2枚目、右上に幼虫。左下に卵の殻


3枚目、少し大きい幼虫と 葉にかじり跡


一枚二枚って この葉、裏を返さなくては分からない
端から裏返してめくってみる トランプゲームの神経衰弱しているようです


また種発見 半分黒くなっているので大分成熟しているようです


やはり少し開いていました。飛び出すのももう少し


今回の一番大きい子ですが、もっと大きい子が居ても良いのに!
卵も有りますね


アップにすればくっきりしますが、思いのほか小さい


蛹の殻でしょうか? ここで羽化したのですね
それにしても大きい子が居ませんね


陽の当たっているところには3頭の蝶がいます


羽根を広げて日光浴でしょうか


こちらは卵を産んでいます

もう1頭はあ~逃げられてしまいました(別にもう1頭いましたけれど)
こんなに寒くなっているのに南に飛んで行かないのでしょうか?
やはり大島で冬越するのでしょうか?
もっと寒くなると死んでしまうのか?
幼虫の大きい子が居ないのは捕食者が居るのか、それは誰?
大島ではキジョランがあまり生えていないのにこの子たちはどの様に見つけられたのでしょう?



またまた分からないことが出てきてしまいました

分かった事は!
前回雨が降っている日にはアサギマダラに会えなかった
ここで見たアサギマダラはみなメスでした

この疑問を一つでも解決するためには 週に2回ぐらい通わないとダメかしら?(しま)
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秋の終わりの三原山で

2015年11月22日 | ツアー
昨日、会社の研修終了後の旅行にいらした皆さんと、三原山の半日ツアーに行って来ました。


気持ちの良い青空に、薄い雲が浮かんでいました。


晴れていたので、三原山中腹でランチタイム。

「富士山を正面に見ながらご飯食べるって贅沢だよね」と言い合いながら…

食休み用のイスも準備しております(笑)


ススキたちはタネを飛ばす直前の、最もモフモフした状態になっていました!

なんて豪華な…(惚れ惚れ)

雨の後だけ現れる、通称「幻の湖」も出現していました。
3人お客様が「裸足歩き」に挑戦!

「冷たい~!」と言いながら歩いていきました。

太陽の光が当たっている所は少し暖かかったそうで…

ポーズを決めてくれました!

もちろん斜面も、登れるところまで登りました。

高い所から眺める景色、素晴らしかったことでしょう。

さて、皆でゆっくり遊んでから、キラキラのまっただ中へ!

ご覧ください、この輝き!

もう全員で風景に見とれ、写真を撮りまくりました。

そして最後はもちろん「あの場所」へ。


それぞれが好みの場所から、眼下に広がるキラキラの平原を鑑賞しました。


岩の上にたたずむ姿が、カッコ良かったです!

 
皆さんの勇姿を見て「ライオンキングみたい…」とつぶやいたら、お客様が今日のメンバーの中に「ライオン」という名の人がいると教えてくれました。

で…ライオンキングのようなライオンさんの写真です(笑)


歩き終わる頃には太陽が傾いて、三原山が少しだけオレンジ色になっていました。

秋の終わりの三原山で、いっぱい遊びました。

ツアーにご参加いただいた皆様、ありがとうございました!

(カナ)

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カシラダカとツグミ

2015年11月21日 | 
カシラダカは今月13日、ツグミは3日の初確認でした。
撮影は今朝が今季初です。




どんな鳥でもその季節に初めて撮影するとワクワクします。
今年もやって来てくれてありがとう!




鳴き声でいることに気付いたツグミはこんな枝の込んだところにいました。



むぅー・・・移動しないかな?



あと少し!!



車を動かしてどうにか全身が見られる画が撮れました。
それにしてもこの子はかわいいですね(たぶん男子ですが)
この他に冬鳥はアトリ、オオカワラヒワ、タヒバリ、ウソ、オオタカ、ハイタカなどを確認しています。



そして今朝の富士山。

綺麗に見えてるとやっぱり撮っちゃうなー。

                                        がんま
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