グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

色々の海

2010年08月31日 | 海の生物
今日はオフだったもので海に行ってきました^^

私、普段は陸(山)のガイドをしていますが、8月はほとんど毎日海に入っています。
海と言ってもダイビングではなく、スノーケルなので、陸よりも海中よりも顔が焼ける位置にいるかもしれませんっ。。

おかげで顔がツルツルと黒光りしております^^;

そんな状態ですが、オフにはやっぱり海!なのです。
普段はじっくり観察する事も撮影することもできませんが、今日はカメラを持参して、撮影を楽しんできました♪


そんなわけで、水曜じゃないけど海のお話です^^

まず、最近発生しているのを見かける赤潮・・・

写真の場所は元町港です。
その他にも、筆島でも見ていますし、秋の浜でも発生してるそうです。
赤潮は海の栄養が増え過ぎる事でプランクトンが大量発生してしまう現象です。
プランクトンの細胞の色によって、赤にもオレンジにも、緑とかにもなるらしいです。
一番濃かった部分。


おぉ。濃い・・。
海というか、宇宙の雰囲気です。
わぁ、こういう時お魚はどうしてるのかな?・・・?
と覗いていると、アオリイカのチビさん、ソラスズメダイやカゴカキダイなど、定番のものたちは同じ桟橋の付近に、上からでもわかるほどいました。
そして、さらに赤潮のすぐそばではイトヒキアジがユルリと泳いでいました。

次にお勧めNo.1の海水浴場トウシキにうつります。


こんなふうに切り立った自然の岩が2重3重になって、タイドプールを作っています。
潮が入ったり出たりしながら魚たちを守っていて、イソギンチャクがわんさかついています。
マスクをつけて海を覗きこんだ瞬間に、誰もが海中の鮮やかさに驚きます^^


あ、カワハギ幼魚さん。
擬態上手?
・・・・撮影の問題ですね(>.<;
背景と混ざって分かりづら~い!!
皮は堅いが美味しく食べるイメージのカワハギですが、長さ4センチぐらいの幼魚はとってもかわいいです♪


ハコフグの幼魚!
かわいいお顔~~!!
しかし撮影の調整を出来ず(素人ですみませんっ)白とび~。
大きさは1,5センチぐらい、とても小さいけど黄色いので気付きます。



枯れ葉が2枚・・色とりどりねぇ。
ん?なんか風も受けずに進んでる?!
そう、違うんですっ。枯れ葉ではないのです^^


ナンヨウツバメウオの幼魚(ピンボケ。すみません)
と、

ヒラメ系?に見えるこのお魚、マツダイの幼魚です。

彼らは弱い幼小時代を、ヒラヒラ枯れ葉のように過ごすことで外敵から「食べ物じゃない」と思わせる作戦で、生き延びているのですね。
誰もが入れる浅い水たまりに入っていましたが・・
普通に人間からも素通りされる、大した技を持つやつらです♪


他にはこんな遊びもしつつ・・^^

とっても楽しい海遊びの日なのでした!

(友)
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南に続く火山

2010年08月30日 | 火山・ジオパーク
今日も波穏やかな海ですね。


★クイズ★ここはどこでしょうか?


私たちが暮らしている大島には側噴火と呼ばれている沢山の火山がありますが、この水面の海の中にもやはり沢山の火山が存在しています。


波浮港が漁師さん達で賑わったのも大島の南にある『大室だし』と言う大島より2倍以上もある棚?台地?(水面がもっと低ければ立派な島になる)ここも立派な火山でした。


波浮港のすぐ入り口(竜王崎とトウシキを結ぶ海の中)にもやはり火口があって大島の一部(波浮港)を作っていたようです。

他にも大きいところでは新島・三宅・八丈・鳥島
小さい所では…     沢山



余り知られていない御蔵島の南西にある御蔵海山なんて筆島のように真直ぐに立っていてやはり筆島と同じく火孔に有ったマグマのように思えます。



御蔵の先は八丈ですが、海面下にはやはり大きな大地が広がっています(この模型白いほど海面に近く青いほど深い海になっています)深いところで1000メートルぐらいです

(あは、大島より遠くに行ってしまいました)

大島の周りの海の中にも多くの噴火の痕跡(溶岩の流れ跡、柱状節理)があるようで!出来たら見に行ってみたい(しま)です。
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ジオパーク認定現地審査に参加しました。

2010年08月29日 | 火山・ジオパーク
昨日、一昨日と日本ジオパーク認定のための現地審査が行われました。

グローバルからは2名のスタッフが出て、金曜日は私がカルデラ内のサイトを、
土曜日は島田が波浮港を担当して解説しました。

前日まで、毎日のように山にかかっていた霧が嘘のような青空と、穏やかな風の2日間でした。

審査員の方は地質の専門家なのですが、終始まるで何も知らない参加者のように振舞って下さって、
とても和やかな楽しい雰囲気でした。

割れ目火口の上では、私が尊敬する大先輩の一人、H氏がボーイスカウトの若者たちを連れて、休憩中でした。

制服姿が青空と海と、伊豆の山々を背景に、とても輝いて見えました。
メチャメチャカッコいい!!
思わずカメラを向けちゃいました!(笑)

さて、今回の審査の前に私が考えていたことは、前回の日記にも載せましたが
認定ウンヌンよりも、審査員の方々に、「個人的にでもまた遊びに来たい!」
と思ってもらえるような案内がしたい…という事でした。

そして一昨日の審査は、役立つアドバイスをたくさんもらいながら
笑顔で過ごすという、この上なく贅沢な時間になりました。

大島は35年に一度程度の割合で噴火を繰り返す三原山のおかげで、
変化に富む自然環境を短時間のうちに楽しむ事ができます。

噴火後の溶岩流の上に最初に根を下ろす、たくましいハチジョウイタドリ、
それが順番に土を作り、他の植物に生きる場所を受け渡していく様子、
常緑樹の森の中で、やがて消え行く運命の先駆植物たちの姿。

噴火は圧倒的なパワーで私達人間を含む生き物の命を脅かしますが、
皆、破壊されてもそれを乗り越えて生きようとします。

全ての生き物の命が、もろさとたくましさを併せ持ち、そしてだからこそきらめく様な
魅力を持っています。

もしもこの島の自然や人々の暮らしを、正確に、そしてわかりやすく紹介していくことができたら
きっと多くのお客様に感動していただくことができるでしょう。

これから先、大島が噴火でダメージを受けたとしても、
ありのままの自然を生かした持続可能な観光をしていくことができるはずです。

ところで大島には、島の自然を愛する人々によって続けられてきた、様々な活動があります。

噴火直後から10年間にわたって定点観測を続け、この島独特の植生の変化を記録してきた大島自然愛好会。

少ない時間をやりくりして、島に来る方をもてなそうと活動を続けてきたふれあい観光ガイド。

島の中の様々な場所をコツコツと歩き続けてきたウォーキングクラブ。

7年もかけて磁石の聞かない樹海のコースを作ってくれたO氏。

私たちが今、この島の自然の魅力を人に語れるのは、そういう方たちの活動が
土台になっているのだと感じています。

今回さらに、火山防災で住民や観光客の安全を確保するために活動されている方達や、
大島の火山をフィールドに、情熱を持って研究を続けてこられた研究者の方々の存在を知ったことで、
大島は自然だけではなく人と言う財産もたくさん持っているのだなぁ、としみじみ思いました。

今までの、たくさんの方達の思いや努力を、今回のジオパークへの取り組みのなかで一つにまとめて、
島に来る多くのお客様に感動を伝え続けていけたら、最高です。

さて、最後はB溶岩流のゴツゴツまではっきり見える景色です。

町長、大島支庁長も参加して、皆で一緒に爽やかな汗を流し、雄大な景色を堪能して歩いた1日でした。

(カナ)


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ちょっと一休み

2010年08月28日 | 
今日の伊豆大島は最高気温が32.4℃でした。
30℃を越える日がこんなにあるなんて、本当に今年の夏は暑いです。

しかし朝晩は涼しくなってきました。
陽が落ちると虫の音がにぎやかです。
季節は確実に動いています。



今日は朝の海岸に鳥を探しに行ってきました。
きっと秋を連れてきてくれる旅の鳥たちがいると思って。


さっそく飛んできました。


チュウシャクシギです。
このあとにもう1羽飛んでいきました。




あれれ・・・?
ワタクシ、この子は初めてお目にかかります。


ソリハシシギですね。
ありふれたシギだそうですが、とにかく初めてなので感激です。




ムナグロと~。


ホントにクチバシが反ってるのね!




そのムナグロは小さな群で翼を休めていました。
このブログには何度か登場しています。


ここには4羽写っていますが全部で8羽いたようです。





物思いにふけっているような。


キアシシギ。
以前もご紹介しましたね。





そしていつもチョコマカしているイソシギ。

今朝も仲間内でいさかいが・・・?






イソシギは大島でも越冬しますがその他の鳥たちはまだまだ旅を続けます。
毎度のことながら、彼らの無事を願わずにはいられません。






今日出会った鳥たち(声のみを含む)
ウミウ、シノリガモ、オオミズナギドリ、ウミネコ、クロサギ、ムナグロ、イソシギ、ソリハシシギ、キアシシギ、チュウシャクシギ、トビ、コジュケイ、カラスバト、キジバト、アマツバメ、ツバメ、キセキレイ、イソヒヨドリ、ウグイス、セッカ、シジュウカラ、ヤマガラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバト

          がんま
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こちら爬虫類

2010年08月27日 | 哺乳類、爬虫類、他
 暑い日が続いて、疲れ気味なのは人間ばかりではないようです。

 アオダイショウが、藤棚の葉陰で昼寝をしていたり、トカゲが石の上で体を冷やしていたり・・・。

 トップ画像、涼しげなアオジソの葉の上で涼んでいるのは、カナヘビのようです!

 ウソですよー! メード イン チャイナ、とってもよく出来ています。
お客様から頂いたストラップの金具を外して、フィギュアだけにして撮ってみました。

 こちら↓は、本物。


 このスタッフ日記にも度々登場しているオカダトカゲ君。

 木陰の石の上にへばり付いて、カメラを取り出す間も動こうとしませんでした。

 じっとしてるからさあ、格好良く撮ってよね!

 それなのに、どうしてピントが甘いの(汗)

 幼体や若い時には、尾が青色で体もカラフルに輝いて、よく目立ちます。



 これは、オカダトカゲの成体のフン。
この辺りには、いつも主のように大きなオカダ君が、チョロチョロしていて、
こんな感じのフンがたくさん落ちています。

 それにしても、これ↑は、ちょっと大物。長さ3.3センチ、太さ5ミリ近くあります!!

 成体のオカダトカゲは、25センチくらいあります。
伊豆諸島と伊豆半島の一部に生息する固有種です。

 主に地上で、昆虫、ミミズ、クモなどを捕食します。



 こちら↓は、カナヘビ君。


 こちらは、メードイン大島で、実にかわいいです。

ハチジョウスズタケという笹の葉の上で、じっとしていました。

涼んでいたのか、獲物が来るのを待っていたのか。

昆虫やクモなどを捕食します。




 普段は、素早く逃げて行ってしまうのに、おとなしく撮らせてくれました。

 せっかく被写体がいいのに、接写が苦手なカメラなもので・・・、と言い訳をして。

 オカダトカゲは、トカゲ目トカゲ科。
カナヘビは、トカゲによく似ていますが、トカゲ目カナヘビ科です。

 カナヘビの舌は、ヘビに似て細長く、深く二又状で、口の外へ自由に伸出させることができるようです。

 今回写真には撮れませんでしたが、尾が細長く、オカダ君より一回り小さい全長20センチ弱くらいです。



 お取り込み中↓を、失礼!


 恐竜たちの末裔(まつえい)と言いましょうか。
生き残りであることを感じさせられます。

 体の約3倍ほどある長い尾がよく分かると思います。ボヤケてますけど(涙)。
敵に襲われると尾を切って逃げ、尾はよく再生します。




【おまけの爬虫類】


 出来るだけ自然に近い状態で孵化させ、子ガメたちが海へ出発するのも、自力で行くようにするのが、野生動物の保護をする立場と考えています。
 しかし、今回は失敗して、産卵巣を発掘するタイミングが早すぎました。
 子ガメたちには、砂の中から自力で脱出し、夜の浜を這って、海へ入るという経験が大切です。

 体験が大切なのは、人間の子どもたちも同じですね。

 (なるせ)





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霧でも楽しい!

2010年08月26日 | ツアー
昨日、三原山ツアーに行ってきました。
下は快晴でしたが、山へあがるとまたまた霧でした。
今年の夏、私の三原山ツアーは霧100%です。

でも、この時期の山頂にかかる霧は、風に運ばれて突然目の前から消え去り、
雄大な景色を楽しめることもあるので、お客様と相談の結果火口を一周してみることにしました。

山頂口から歩き始めるとすぐに目につくのはフシグロの可愛い花です。
大島の中ではこの場所でしか見たことがありませんが、昨年より増えて道の両側に咲いていました。

1cmもないような小さな花ですが、近づいて良く見るとなかなかの可愛さです。

そして横にはオオフタバムグラが何株も咲いていました!

オオフタバムグラはアメリカからやってきた帰化植物で
人家や飛行場周辺などでよく見かけますが、カルデラ内で見たのは初めてのような…。
(私が気づかなかっただけかもしれませんが…)

花はとても可愛いですが、外来種がカルデラに侵入しているのを見て、
大島固有の環境が脅かされるような気がして、ちょっと複雑な思いでした。

遊歩道沿いの植物に這い登っているのはシマヘクソカズラ。

こちらもなかなか可憐な花ですが、葉のニオイをかいでいただくと
外見とのギャップに皆さん驚かれます。

確かにあのニオイをまともに嗅ぐと、次からは「近づかないで遠くから見ていよう。」
みたいな気分になりますよね。(笑)

登山道の壁面の地層から読み取れる噴火の時の様子を説明しながら火口一周コースへ。
目の前は真っ白ですが、躍動感のある白です。

火口の中から風で吹き上がった霧が私たちの前を横切り、裏砂漠のほうへどんどん流れていきます。
普段は目で見ることのできない風の動きに、白い絵の具で色をつけて眺めているような気分です。

お客様に雄大な景色を見ていただけないのは残念でしたが、これはこれで中々迫力があって楽しいような…。

B火口まで行ったら、一瞬霧が晴れてこんな風景が開けました。

「うわ~!!」歓声があがりました。
もちろん私も率先して叫んでいました~。(笑)

どんな気象条件でも、それぞれの楽しさがあるということを、歩く度に実感します。
霧の山歩きも好きになりそうです。(なにより涼しいし。笑)

ところで明日は大島町のジオパーク認定の視察日で、三原山のカルデラ内は私が説明を担当することになっています。

火山の資料や本を読んでいても、理解できない事も多く、知識を問われるとかなり不安があるのですが(笑)、
この島の火山のダイナミックなパワーと、その中で懸命に生きる生物達の逞しさは、自信を持って語れます。

明日は認定を得るためよりも、視察にいらした先生方に「個人的にでも、また大島に来たい。」
と思ってもらえるように、この島の魅力を語って来たいと思います。

どうか思いが伝わりますように~。

(カナ)




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夏休みの課題

2010年08月25日 | 海の生物

8月も残り僅か、お子さんの居るご家庭では
夏の宿題・・・最後の追い込みに入っている事でしょう。
えっ?そんなのとっくに終わっている? お~ぉ素晴らしい!

さて先日、ちょっと変わった体験ダイビングを行ってきました。

いきさつはこんな感じです。

小学3年のお子様連れのご家族でした。
何だか?デッキのテーブルの所で、お父さんが頭を抱えています。

「どうなさったのですか~?」
「いや~、体験ダイビングの時間までシュノーケリングをしていたのですが、その時水中に持って入るデジカメが水没しちゃったんですよ」
「エッ!体験ダイビングなのに、デジカメとプロテクターも買ったんですか?」

中々、体験ダイビングでカメラを持ってくる方は居ません。ちょっと驚きました。

そこでお話を聞くと、小学3年のお子さんが水中で写真を撮り、その時撮った魚を“夏休みの自由研究”にまとめようと計画したらしいのです。

これを聞いて、私は又々ビックリ!!!
小学3年生がダイビングにチャレンジする事さえ中々大変なのに、更に自分で写真を撮り宿題にしようとは・・・!

側では、お母さんも「折角、自由研究の為に体験を申し込んでカメラも買ったのに・・・」と、言葉を失っていました。

私は内心思いました。
(こりゃ大変だ~! 楽しい筈の夏休み最大のイベントが、そして僕ちゃんの宿題が・・・)

するとお母さんが「此処では、水中カメラは売って無いですか~?」と聞いてきました。
その言葉にも驚きつつ、「いや、もし必要なら私のカメラをお貸ししますよ」と、つい言ってしまいました。

こんなやり取りの末、体験のブリーフィングが始まりました。
そして海へ

いや~、ご家族3人共実にお上手でした。
皆さん、呼吸も耳抜きも難なくクリアー、水中散歩へと進んだのでした。


さて写真の方は・・・?

まず、お子さんと一緒にディスプレーを覗きながら、私がシャッターを切ります。
撮れた画像を確認して、お子さんにも同じ様に撮ってもらいました。
トータル30回程シャッターを切り、お子さんと選んだのが下の写真です。

まずは、クマノミ 
数年前にヒットした映画“ニモ”の影響はまだまだ残っています。
ニモはカクレクマノミですが、これでも充分喜ばれます。
ちなみにイソギンチャクの影に卵が産み付けられています。判りますか?



“タカノハダイ“  そこそこの大きさがあるので、皆さん結構喜びます。



“ホウライヒメジ” まるで淡水魚の鯉の様で、判りやすい?魚です。
小さなホンソメワケベラにクリーニングされていました。



“トウシマコケギンポ” 体験ダイビングや初心者の方が居る時には外せません。
チョット遠目で判りにくいですが、目がクリクリよく動く可愛い魚です。
”イバラカンザシ”というゴカイの仲間がサンゴに空けた穴に、住んでいます。



“ツノダシ” 大概の方が、「“エンゼルフィッシュ”が居ましたね」と言います。
       私も「そうですね~」と大概答えてしまいます。



“カエルウオ” こんなによく撮れるとは・・・本人もビックリ!してました。



さて、どんな風に夏休みの課題がまとまったのか気になるところですが、
こんな事、絶対にデジカメでなければ出来きませんね。

この経験が後々、中村○○さんの様な偉大な水中写真家誕生のきっかけになるかも知れません。

【9歳の子が水中写真を撮る】 いや~、凄い時代が来たものです。

海ガイドチーム K・Y


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一周しました

2010年08月24日 | 今日の大島
夏休みです^^
あ、夏休みももう終わろうとしていますねっ。
そんな夏の大島ですが、毎日大島に観光にいらっしゃるお客様とお話をしていると、「とりあえず島を一周してみたいから明日はレンタカーで・・」とか「自転車で・・」という声をよく聞きます。
うんうん、わかります^^
私も、島に遊びにいけば一周はしてみたいし、遊びに行ったエリアは一通り見ておきたい、って思います。

そんなわけで、大島に来る方が一周したいのは当然!と思います♪
今日は午後時間が作れたので、大島に初めて来る人の目線で(出来るか?)一周道路を走ってみよう!と思い立ちました。
お茶もって、わんこを連れて、レッツ、ドライブ~♪
いつもの回り方、右回りで行ってきました。

さて、まず街中を走っていて目に飛び込んでくるのは、道端に普通にニョキニョキ出ているユリ。

テッポウユリでしょうか?
同じような感じでもっと大きくなる種、タカサゴユリのようです。
一つだけの花もあれば、写真のようにたくさんの花をつけて頭を重そうにしているのもあります。
キョロキョロしなくても目に止まる花だと思います。

そして、先日の日記でも登場しているクサギの花があちこちで見られます。
臭い木とはいえ、花はしっかりユリ系の甘い香りがするので、車を停めて近くで香りを楽しむのも良いですが、一周道路沿いのものは結構高い位置に見られるので、今日は諦めましたっ。

これは全体像。こんなふうに白くかすんで見えます。

そして、もう一つ白くかすむと言えばこれ。

一昨年自らの身を持って毒を実感した(聞きたい人はコメント入れてくださ~い)ことで、何か愛着のあるセンニンソウ。
木の上に蔓で這い上り、これも高い所で白く可憐な花を咲かせます!
アップ!

春のオオシマザクラに次いで綺麗な霞を見せてくれる花かも~^^

何やらセンニンソウのようでちょっと違うな??

これは本土にある普通種、ボタンズルのようです。
木の上を白く霞める感じ、とても似ているのですが、花がこちらのほうが派手ですね!
木の上もより白くなります。
葉っぱの形も違うので、見分けは簡単みたいです。

足元のランタナや

背高く花をつけるフヨウなんかも

「おっ」と目に飛び込んでくるのではないでしょうか^^

あと、一周していく中でお気に入りの箇所なのですが

古いスダジイなどが両側からトンネルを作っていて、天然のマイナスイオンを感じるこの道。
島に住む方もお好きな方は多いのではないでしょうか。
大島公園を過ぎ、桜株のちょっと手前のあたりです♪

そこにはこんなふうに

リスにかじられまくったツバキの木も出てきます。
「なんじゃ?」と思う人がいるかもしれませんね^^
そんな事を考えながら走っていると、イタチが目の前をすごい勢いで渡っていきました。

あ、今度は「ひゃっほ~う♪」と言う声の聞こえてきそうなこのシーン。

今日は海だか空だか区別がつかない感じにもやっていましたが、やっぱり「ひゃっほ~」って思いました。
点のように見えるあの船はなんだろう~?

こんな貨物船でしたっ。

ハチジョウイタドリも

これから花をばんばん咲かせて目につくようになるか、という所でした^^

道路脇あたりにヘビらしきを発見!
車を停めて見に行きますっ。

カラスヘビさんでしたっ。

近寄って撮影してもビクともしないので、つついてみたら動きませんでした。
外傷は見当たらなかったけど、死んじゃったのかな~。
干からびてもおらず、直後、という様子でした。
車に轢かれるのもかわいそうなので道路の端っこにまたまた移動しておきましたっ。

一周すると撮影枚数が多くなっちゃいますね^^;
やはり色々発見できて楽しいひと時でした♪

これらの写真がこれから大島に来て一周してみよう、と思っている方の、少しでも観賞のヒントになればいいな~、という事で今日の日記を終わります^^

これから3ヶ月ぐらい、自転車で島一周が気持ち良いシーズンです!
ぜひ計画を立ててみてくださ~い(^^)/

(友)
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蜘蛛を見つけました

2010年08月23日 | 
蜘蛛を見つけました。
垂直に円網を張りその上、X字に装飾をしていました。このX何の為かと思っていましたら…


あ~ん 隠れていたのですね。今回は微妙にずれていますがいつもはもっときれいにはりついています。

コガネグモ

足を2本づつくっつけて必死になって(私にはその様に見えてしまう)Xになっています。

本で調べたら、このX字形の物はかくれ帯(おび)と言うそうです。しっかり隠れるには適しては居ないと思うのですが。

本人写真を撮らねばとカメラを構え近づくと、ポロ 網から飛び降りて逃げられてしまいました。


蜘蛛を見つけました。その2
前から目をつけていたゴミグモ


やはり垂直に円網を張り中央に彼女の(彼かも)コレクション(ゴミや食べかす)にジッとしています。こちらの子はひたすら動かず『だれもいませんよ~』『ゴミしかありませんよ~』

ここまで無法をされても逃げ出さない子でしたが、足が動いていたけれどな。(ダッシュで逃げようか!このままいようか!)みたいな


蜘蛛を見つけました。おまけ

シャイなこの子 カメラを向けると葉の裏側に隠れてしまいました。



蜘蛛を見つけました。付属
春の蜘蛛団子から独り立ちしたジョロウグモまだまだ成長途中で小さいな。10月ごろになると大きくて存在感があるのだけれど。

今回庭で(近場で済ませています)見かけた蜘蛛ですが、家の中にもずいぶん住んでいるな…
                            (しま)
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シマクサギ?

2010年08月22日 | 植物
8月の花、クサギが様々な場所でかわいい花を開いています。

遠目には白やピンクに見える大島のクサギ。

大島にはシマクサギという伊豆諸島の固有種と普通のクサギの両方が存在すると言われています。

シマクサギの特徴は、
①.ガクが緑
②.クサギに比べて雄しべが短い
③.葉に毛が無い
④.葉の匂いがあまりきつくない
などです。

まず、ガクの色に注目してみると、確かに緑色のものも多いですが、ピンク色もけっこうあります。

ガクが緑色だとこんな出で立ちです。


ガクがピンクだとこんな感じに見えます。


本土のクサギに比べて雄しべが短い…これは比べる対照が無いので、短いのか長いのかがわかりません。
何個か測ってみましたが、白いガクのものもピンクのガクのものも約2cmぐらいでした。


毛の薄い、濃いはありますが「葉に毛が無い」という物は見つかりません。
試しに葉表の写真を撮ってみました。

結構毛が生えています。

匂いがうすい…確かに!
今まで何人ものお客様に匂いを嗅いでいただきましたが、ほとんどの方の感想は
「そんなに嫌なにおいじゃない。」「豆っぽい匂い。」「花はいい香り。」
というものでした。

臭い木と書くクサギ。
本土の物はそんなに臭いのでしょうか?

ちなみに大島では実の時期はガクは濃い鮮やかなピンク、実は紺色になります。
伊豆諸島南部のシマクサギの実のガクはあまり濃い色ではないようです。

こんな風に調べてみると、大島にはシマクサギとクサギが存在するのではなくて、
全て本土のクサギと伊豆諸島南部のシマクサギの中間型ではないかと思えてきます。

本土のクサギが島で暮らすうちに、葉の匂いや毛を落とし、ガクの色を薄く、
雄しべを短く変化させていったのはなぜでしょう?

島には捕食者の動物がいなかった?花粉を媒介する虫の種類の違い?土壌の違い?
謎は深まるばかり…。(きっと色々な要因が積み重なっているのでしょうが。)

さてさて、解けない謎を追及するのはこのぐらいにして、
しばらくはただクサギの花の可憐さを楽しむことにしましょう。

雄しべを目いっぱい伸ばした、シマクサギ(?)の花の横顔です。

理屈抜きにかわいいですよね~。

(カナ)
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