グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

セイタカシギ

2019年08月31日 | 
一昨日の朝に見つけました。
またもや2年振りの出会いです。

強風の中、クチバシを背中に突っ込んでじっと佇んでいました。
目は開いているので起きています。

しばらく見ていてもあまり変化ナシ。

翌日はもういませんでした。
それにしても私はセイタカシギに1年置きにしか会えないんでしょうか?(笑)

がんま
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新しい出会い

2019年08月30日 | ツアー
先週の日曜日の、理科の先生たちの研修兼
家族旅行、私もサブガイドとして同行しました。

何かの昆虫に群がるキッズたち


最近は涼しい風が吹いてきている…とはいえ歩いてると暑い!
避難壕の中で休憩してると、

見たことのない虫が近づいてきました。

色々推測しながら楽しい休憩時間をすごしましたが、全然わかりません。
どなたかわかれば教えてください!

山頂では地中の温度を確認。





なんてしてると、ミンミンゼミの死骸が。
美しさにしばし見とれました。



そしてあんなに大量にいたセアカツノカメムシはサッパリいなくなってました!!
ほんと謎。

裏砂漠を抜けて樹海の中ではホタルガの幼虫にも会いました!
成虫は秋のススキの中で何回も出会いましたが、幼虫は初めてでした。


同じ道を歩いても、毎回違う色々な出会いがあることに驚きを感じます。
そしてみんな無事に歩き通せたことに感謝!(あい)




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日々変化する植物たち

2019年08月29日 | ツアー
一昨日は、20代の若い女性と1日ツアーに行ってきました。

溶岩流の上での記念写真も、ハチジョウイタドリと一緒に撮ったり…


オオシマザクラに寄り添って写真を撮ったり…

植物好きなお客様😀

久々のマンツーマンでノンビリ気分で歩いていたら、山頂口から三原山に向かう遊歩道沿いに、見かけない花が咲いているのに気がつきました。

小さなシマホタルブクロ。

標高の低い場所ではよく見かける花ですが、この場所で見たのは初めてのような気がします。

黄色くて目立っていたのはオトギリソウ。

昨年もサイテイタノダロウカ??
(私が見過ごしていただけなのかもしれませんが見た記憶がありません〜)

「このところ急に大きくなったなぁ」と思っていたラセイタタマアジサイが…


日々立派な花を咲かせていくのにも魅了されました!


シソ科のイヌトウバナも大繁殖!


複数箇所で、密集してワサワサ生えていました!

噴火後に生きられる植物は限られていますが、時が経ち土ができると、どんどん新しい植物が三原山周辺に現れて、その度に驚きます。

山の上にある溶岩の塚にも、改めて見ると、草に混ざって樹木が2種類…


明日葉は溶岩地帯に凛として立って花を咲かせ…


ハチジョウイタドリは、夏も終わるというのにまだ赤い若葉を伸ばして、黒い地面を覆い続けています。


そして、無数の花も咲かせ始めました。


秋の始まりを感じさせるセンニンソウの花も、イタドリに巻きついてコラボしていました😀


樹海の中では、モミジの種子が、何者かに食い荒らされていたので驚きました。


地面の上に、種子の部分を食べられた青い実が、たくさん落ちていました。


毎回楽しみに観察していたモミジの実は、どの木にも、わずかしか残っていませんでした。

タイワンリスが今年からモミジの種子を食べ始めたのでしょうか?
それともタイワンザルの仕業??

なにはともあれ、お客様と2人で、ゆっくりのんびり「!」や「?」を見つけて歩いた1日ツアーでした。

楽しい時間をありがとうございました!

(かな)
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ノコギリクワガタ

2019年08月28日 | 
26日の撮影です。
このアングル。

めちゃめちゃカッコイイです。


左中脚が欠損しています。




大きさ的にはそんなに大きくありませんが湾曲したアゴが立派です。
ありふれたクワガタですが見つけるとやっぱり嬉しいです。

がんま
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生き物好きの子どもたちとのツアー!

2019年08月27日 | ツアー
ツアー報告がたまってしまったので、今日は短めに(?)2日分をまとめてみます。

8月22日(木
トカゲが大好きな女の子(Nちゃん)と、ご両親の1日ツアー。


サービス精神旺盛な(?)オカダトカゲは7匹も、目の前に現れました!


トカゲを激写!


Nちゃんは“抜け殻”も、見つけてくれました!

すご〜い😀

火口一周コースのアブラゼミの数はかなり減少し、5匹ぐらいしか目に入りませんでしたが…


カメムシはこの日まで健在で、1本の杭ごとにこの密度で集まっていました。

たぶん全体で100匹ぐらい(もしかしたらそれ以上?)いたのではないかと思います。

音楽が得意というNちゃんは、溶岩を手にして「ガラスの音」を奏で…


休憩中には「プライベートマウンテン!」なんていう、素敵な発言も!

(詩人だなぁ💕)

この日は裏砂漠に近づいたら、先客がいました。

黒い砂漠の上に、黒い鳥!?

近づいたらカラスでした!

カラスも裏砂漠が好きなのかなぁ〜(笑)

森の中ではお母さんがカエルを発見してくれました!

もちろん激写!

そして握手😀

生き物たちとの出会いが楽しいツアーでした。

8月25日(日)
栃木県の高校の理科の先生たちの研修&家族旅行のみなさんとの1日ツアー。


虫を見つけると、子どもたちが集まり、みんなで観察。

誰も虫を嫌がる子がいないので「さすが理科の先生の家族だなぁ」と感心しました。
(今年の夏は虫が苦手な男の子が多かったので・笑)

女の子がサルトリイバラのツルを手に、何かをしていました。

「?」と思ったら…

絡まりあったツルを、根気よく綺麗にほどいていました!

すご〜い!😀

最年少は6歳の女の子でしたが、めちゃめちゃ元気で…

先頭を走り、みんなを待っていることが多かったです(笑)

流れてくる雲に「触ろう!」と、みんなでチャレンジ!


そして、岩があるとすぐに登る子どもたち。

暑さをものともせず、みんな最後まで、とても活発でした!

一番感心したのは、裏砂漠でのジャンプです。

18人全員のタイミングが揃うのは、とても難しかったのですが、成功するまで何度もなんども飛び続け…

やがて、ついに揃いました!

皆さん、たぶん20分ぐらい、練習を繰り返していたと思います(驚)

理科の先生たちは、いつも本当に仲良しなのだそうです。
素敵ですね〜😀

ツアーにご参加いただいた皆様、楽しい時間をありがとうございました!

(かな)


コメント (2)
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波浮の水事情

2019年08月26日 | 歴史・文化

この写真を見てここが何処か分かる人は上級者ではないでしょうか?
波浮港です。いつもなら大島丸が停泊しているので直ぐに分かると思うのですが(只今ドッグでしょうか?)

波浮に住んでいる私ですが、いつも飲んでいる水が何処から来ているかが気になっていました。いくつか水が出ているところが有り、その水をブレンドして使っていると聞き まずは港から とやって来ました。

それからと、港に詳しい人はいないかな~と考えてみました……居ました。某商店の方 早速呼び出してしまい話を伺いました。
その方は此処に来て60年ぐらい暮らしているそうです。(私だって40年になってしまいました)戦争前中後の変化はとても目まぐるしかったのではないかと思います

水に関しては
この辺の崖の上から水が出たそうで写真下の岩の所からも出ていたのを記憶しています

港の海底からも水が湧いていると以前聞いたことが有ります。ここは“セキタンコウ”と呼ばれている所です

セキタンコウの噴出量は南部1だそうですが、塩分が多いのであまり利用が出来ないのが残念だそうです

セキタンコウは良く言葉が出てくるのですが???としていたので聞いてみました。石炭集積貯槽のための施設だそうで戦争時は軍の管理

ワープしてみる

今は(私の知っている限り)使用していません。(いつから使用しなくなったか聞けばよかった)石炭を必要としなくなったからだね

この付近には製氷所がありセキタンコウからの水を使用したと思われる
製氷所は近くの漁港にはあまり無かったので近くの“大室だし“漁場と共に波浮の繁栄に寄与したのではないでしょうか。

海を背にして右手

この先、旧波浮小学校近くに続く階段です。これが“セキタンコウ”と思っていました

セキタンコウより左側は旧道?


と家

右手の崖の中側に厚い溶岩流が見えますが(波浮の見晴らし台の下)

この溶岩はいつ頃流れてのでしょうか?この溶岩の末端が筆島の方に流れて行ったものかもしれません、地中溶岩の上を流れる地中の水の道ですが、恵みの水のみとなってもらいたいのですが そこにマグマの流れと出会うと   過去に水蒸気爆発を起こした痕跡が多いのは南部の方が多いかなと思ってしますのです(しま)
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生物部合宿3日目(最終日)

2019年08月25日 | ツアー
生物部合宿の最終日は“極相林”に近い森の観察でした。

植物たちが光を求めて草から低木、そして高木と移り変わり、最後にできる安定した森が“極相林”

大島ではシイノキ・タブノキに覆われる森になりますが、その森の全体の様子を見たいという希望で…

まずは橋の上から、森全体の様子を観察しました。

その後、神社の森を歩きました。

杉は植林ですが、奥に自然の森の様子を見られる場所があります。

この日も生徒さんたちが“オモシロイもの”をいっぱい見つけてくれました。

まず一番驚いたのがこれ。

アリが鳥(キジバトだそうです)の羽を巣の中に引き入れようとしているシーンでした!

「え?砕かないでこのまま入れるの?」
「巣が壊れちゃうんじゃ?」

みんなでアレコレ言いながら観察を続けたところ、羽はどんどん巣の中に引き込まれ…でもこの状態でモタモタ(そりゃそうかも^^;)

生徒さんが羽を引っ張ったらアリがいっぱいくっついてきて「アリが釣れた!」と言っていました(笑)

最後まで観察したかったけれど、時間がないので断念しました。
(ちょっと残念〜)

他にも白い物体(何かの幼虫?)を見つけたり…


「杉の若葉は美味しいとテレビでやっていた」と教えてくれたり…

みんなの発見が楽しかったです😀

最近人気のこの場所にも立ち寄り、パフーマンスをする先生を、生徒さんが激写!


そして最後に、約33年前に元町に向かって流れた溶岩流へ。

土砂災害後の溶岩の上に、約6年でここまで茂った樹木達をかき分けて…


溶岩地帯で、フリータイム。

みんなそれぞれ、植物観察や虫観察に熱中していました。

ジャンケンしたらチョキしか出せない、この昆虫にも出会いました〜!


最後は砂防ダム観察。

”人間という生き物”が、この島で暮らすための工夫を紹介しました。

おまけで、港のそばで海を見ながらアイスタイム!

暑い中、みんな頑張ったので、締めは大島牛乳を使ったアイスで💕

海と森と火山と異なる環境がコンパクトに揃う伊豆大島。
元気な火山の島で暮らす生き物たちを、一緒に探して楽しんだ3日間…ガイドの私たちも楽しかったです。

みんなありがとう!

(かな)

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シロテンハナムグリ

2019年08月24日 | 
今年の夏は全体的に虫類が少ないように感じます。
スズメバチやアシナガバチの仲間は飛んでいる姿をあまり見ません。
アゲハの仲間も然り。
ノコギリクワガタも全然見ないし(とは言っても5個体は見たな)
カミキリ類も少ないです。
でもまぁ全然いないというわけではないのでそれなりに楽しんでいます。

一昨日見つけたシロテンハナムグリ。



イヌビワの実に来ていた別個体です。
どちらも似たような色合いですが微妙に違います。
このメタリック感、本当に大好きです。
死骸を集めていたのは4年前
また集めようかな?

がんま
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生物部合宿…というかカメムシの報告

2019年08月23日 | 
先日カナさんがお伝えした生物部の合宿、2日目は三原山を去年に引き続きガイドさせてもらいました。
去年は火口展望台→表砂漠でしたが、今年は火口→裏砂漠→樹海のフルコースです。

色んな生物に出会ったのですが、その中でもインパクト大だったのが、これ!


山頂の同じ場所に毎夏突如現れるのですが、今年はこの日初めて出会いました…大量に!

セアカツノカメムシです。
この一本だけでなく10本近くにこんな風にビッシリいました。
しかしなんでこんなところに??と思いますよね。カルデラ内から上昇気流に乗って飛ばされてきたと前に詳しい方から聞きました。
数奇な運命のカメたち、ガンバレ!
(しかしカルデラの中はもっと大量のカメムシ??調査に行かなくては!)

樹海の中ではごく一般的なクサギカメムシも見つけました。

「カメムシは臭い」のイメージを作り上げた立役者(⁈)
カメムシのなかでも最も臭気の強い種の一つだそうです。
ま、私は全く臭いと感じない、というかむしろちょっと好きです!

と書いていたら、最近会った他のカメたちも紹介したくなってしまいました。

お庭がステキなとあるカフェで見かけたハリカメムシ(だと思う)。

シュッとしててステキでした。

カナさんがこの前コウモリに突撃された、ナイト候補だった場所では、これもごく一般的なチャバネアオカメムシとの出会い。

こちらも臭気は強いですが、触ったりしなければ無臭です。カワイイ。
去年いたアカスジキンカメムシを期待したのですが、いませんでした。

山頂ではハサミツノカメムシもいなかったし、と思いながらみんなが帰ったあと過去のブログを検索したら両方とも6月の記事でした。
あれ、記憶が…💦
まぁでも異常気象のせいでいなくなっちゃった、とかじゃなくてよかった。

合宿では、カナさんもお伝えしたように、
ショウリョウバッタの産卵やカマキリのダンスなどなどが見れました。
3日目昼には、思いがけないところで思いがけない人気者にも出会った!(売られちゃうらしいので載せませんが)
ナイトで見せられなくて残念に思っていたのでホントによかった!です。
そして何より今年も楽しい3日間をありがとうございました!(あい)
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生物部合宿2日目

2019年08月22日 | ツアー
N中高校・生物部合宿2日目は、三原山〜裏砂漠〜樹海、標高300mぐらいの林道の観察、そしてナイトツアーでした。

いざ出発!

しかし私は病み上がりのため、フルで歩くのは山村と柳場です。
行っていらっしゃい〜(^◇^;)

で、私は“裏砂漠・風の丘”から合流しました。

気持ちの良い風が吹いていましたよ。

指だけで岩を持ち上げて、満面笑みの柳場(笑)

一瞬(?)スターになっていました(笑)

樹海では、先生が粘菌の胞子?を発見。

綺麗でした〜。

そしてなぜか、駐車場奥の地層では…


オオミスジコウガイビルが登場!

地層観察はコウガイビル観察に変更になりました(笑)
この場所で見るのは初めてで「さすが生物部合宿だなぁ」と思いました(笑)

元町林道北線では、樹海とは異なる植物の様子を観察しました。

(先生が、アジサイ2種の葉を持って解説中です)

そしてナイトツアーは、予定どおり赤禿へ。
みんなで星空を見上げ、夜空を楽しんでから、生き物観察💕

下見で見たナナフシとは色違いのナナフシが登場しました!


カヤキリをケースに入れ、観察。


なんとも言えないキュートな顔に、かなり心を奪われました〜💕


そしてスターとなったのが、まだ小さいハラビロカマキリの、ダンス!


体を振りながら一回転し、時々ポーズをとるカマキリ。

このままSF映画の主人公になれそうですよね!?

いっぱいポーズを決めてくれてアリガトウ!


下見で確認した、ショウリョウバッタも産卵していて、みんなで観察できました。

楽しかったです。

生物部合宿3日目は、また今度まとめます〜😀

(かな)
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