グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

火山が大好きなお客様

2017年02月28日 | ツアー
1週間前に火口一周コースを歩かれていたご夫婦が、「火山のことをもっと知りたい」とツアーをリクエストしてくれました。

奥様は、数年前に伊豆大島を訪ね、火山を見てから大の火山好きになったとのこと。

愛おしそうに溶岩に触り…


愛おしそうに溶岩を眺め…


粘りの少ない溶岩が作る形状を「素敵!」と褒めてくれました☺️


溶岩が大好きなお客様の影響でしょうか?
お弁当の中に入っていた"さつま揚げ"が、溶岩の模様と同じに見えできました(笑)

「シワに直角に入った筋まで同じだ」とお客様が教えてくれました。
大発見〜☺️

火山もいいところを見せたいのか、それとも前日の雨のせいか(多分こっち・笑)ものすご〜くモクモクしていました☺️


歩き始めのグレーの雲は立ち去り、青空が広がってきました。

爽快です!

風も弱いし、見晴らしも良いので、ちょっぴり道無き道を。


途中にある火山観測機器も「こっちのソーラーパネルは新しいけれど、隣は古い」とシッカリ観察。


アシタバの若葉があちらこちらで、元気に葉を伸ばし始めていました。


美味しそうです(笑)


ツートンカラーの溶岩なり!

奥さんと「これは素敵」と褒めあいました。
このように「素敵」と思う感覚が同じだと、ツアーの楽しさが倍増します☺️

広大な空間を楽しんだ後…


奥さんは、森の中でも「遺跡のような素敵な形の溶岩」を発見されていました。

今までのツアーでは誰にも指摘されたことがなかった溶岩の形…今回もお客様の発見に「!」がいっぱいのツアーでした。

お2人は、この後桜島を始め、「火山巡り」を計画されているようです。
全国の火山のジオパークのみなさん、よろしくお願いします!

(かな)
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大島かあさんの食卓

2017年02月27日 | 今日の大島

春になると春の食卓が待っている


ハンバノリの炒め物は下準備にノリの付け根にある硬い部分を取り除きます(1時間ぐらいかかります)
採りに行く時は潮を見て行きます(我が家ではもっぱら主人の係です)


採りたてのフキノトウは よく洗ってみじん切りにします


油で炒めて味噌と味醂を混ぜます


今日は唐辛子でも入れてみようかな  島唐辛子はびっくりするぐら辛いのでこのぐらいでしょうか? 辛すぎるかな?


半分量にしてみました。みじん切りにしてよく炒め合わせて出来上がり


ツワブキは皮を剥きます。1時間半かかってしまい もう夕食の時間なので明日のおかずに
これは茹でて酢漬けと炒め煮にしたいと思います


蕗との格闘が終わると指が黒くなってしまいます(友人は手術用の手袋をして指を守っているとか)

島の味は美味しいけれど下準備に時間がかかります。山に採りに行く時は仲間と行く人、家族で行く人、採取場所を教えたくないので一人で行く人それぞれです。
採りに行くのが楽しくて食べなくても良いなんて人もいます。昔から今の季節同じようなおかずが並んでいたのでしょうか?(しま)
本日は明日葉が含まれていませんが、明日は明日葉を採りに行きましょうか?
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フ・・ジ・・さ~ん!

2017年02月26日 | 火山・ジオパーク
先週金曜日、京都からお越し頂いた仲の良いお二人をご案内してきました。


お申込みでは前日に歩く予定だったのですが、大型船以外全便欠航になる大荒れの天気。

しかし外に出るのも躊躇してしまうそんな中、歩いて浜まで行ったり”火山博物館”を3時間掛けて見学したり
かなりアクティブに過ごされていたようです。

それもその筈、聞くところによるとお二人は互いに認める”遊び上手”との事でした。
到着日には”観光バスで巡るCコース”にも申し込まれ、島内の見所もしっかり回ってきたそうです。

さて歩き始めは、いつも伊豆半島を眺めてからスタートします。
今回は特に関西の方達なので、富士山をお見せしたかったのですが半島上空は雲に覆われ見えません。

「新幹線の車窓から見えたし、登った事も有る」と仰っていましたが
山好きのお二人、やはり富士山は見たい!!!との事、ツアー中に見える様願いながら歩き始めました。

でも、見えません。


「きっと、あの辺よね~」とのこえが聞こえてきます。


お二人とも色々な所を歩いておられるので、植物の名前も次々と出てきます。

クロマツの子供を見つけた時には・・・


「これは何年モノかしら?」と枝を数え始めました。



「松は、一年に1本しか枝を伸ばさないのよ~」と教えて頂きました。成程、そうなんですね。

さて、ゴジラ岩からも富士山は見えません。


富士山のミニチュアの様な岩の根元で穴を覗き


表砂漠へ続く斜面を降り・・・


少し寄り道をしてから”幻の湖”へ向かいました。


前日の雨で足元はこんな感じです。


足が重いと思ったら、靴底には粘土質の泥がベッタリ!


いつも不思議に思う岩塊を見ながら謎解きをしますが、やはり答えは出ません。



外輪山の上の縁を丹念に調べてみないといけませんね。との事で落ち着きました。

山頂登山口へ戻ってくると、Goodタイミングで馬主のHさんが居ました。


20年程前に、与那国馬 雄1頭 雌2頭を連れてきて”ホースセラピー”に取り組んでいます。
また、気立ての良い馬を山頂口に連れてきて観光にも役立てています。

特別に”餌やり”を体験させてもらいました。


餌は、用意してあった人参と近くに生えていた”オオシマカンスゲ”
餌が無くなると、前足で土を掻いて”頂だい、頂だい”の仕草をします。メチャ可愛いです。


前回の噴火以前は、多い時に数十頭の馬(お役御免のサラブレット)が飼われ
馬に跨り三原山に上る観光客も沢山居ました。

私も一度だけ、カルデラの中を当時の馬で歩いた事が有ります。
都会では中々体験できないこんな触れ合いが出来るのも、大島の魅力ですね。
中々お世話は大変だと思いますが、”Hさんには頑張って頂きたいな”と思います。

私達からは同じ様に見える馬達、どうやって見分けているのでしょう?
Hさんに伺ってみました。

答えは下の写真の中に・・・


さぁ、皆さんはお判りになりますか?
答えを探しに、是非大島へ遊びにいらして下さ~い。
                                By 柳場


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こんなにまったりしているハヤブサを見るのは初めてでした。

2017年02月25日 | 
今月2日の朝8:30ごろ、アルバイト先の近くにある枯れ木にハヤブサがとまっているのを見つけました。
さっそくハシブトガラスがやってきて。

ちょっかい出すかな?と思っていたらさすがにこのまま飛び去りました。
逆襲に遭う可能性大です。



少し近くにいって撮影しました。
私に気付いているはずですがちっとも気にしていません。



まったく同じ構図ですが、およそ2時間後の撮影です。

このあと昼休みに一端自宅に戻ってから見てみるとなんとまだいる!?

と思ったらノスリに変わっていました。
12:00少し前まではハヤブサがいたので3時間以上も同じ場所にいたことになります。
朝の狩りに成功してお腹一杯食べて休んでいたのでしょうか。
ずっと後ろ向きで嗉嚢(そのう)が見えなかったのが残念です。

普段はハヤブサを見つけても飛んでいたり、どこかにとまっていても私がずっと見ている時間がなかったりでこんなにもひとところにいるのを見たのは初めてでした。


そして昨日の朝。

同じ木にハヤブサがとまっていました。
羽色やその佇まいから同じ個体に違いありません。
休憩時間にもう少し近くに行って撮影しよう!と思っていたのにその前に飛んで行ってしまいました。
それでも1時間半はここでゆっくりしていました。
また会えるでしょうか?

がんま
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気象庁平山さん勉強会の報告その1

2017年02月24日 | 火山・ジオパーク

今週火曜日、気象庁の平山さんが第2回勉強会を開いてくださいました。
三原山及び伊豆大島の、火山活動の調査観測結果を丁寧にわかりやすく解説してくださり、また参加者の質問・自説も飛び交い、噴気の上がりそうに熱気ある時間となりました。



まずは第1回もあった、毎月の火山活動調査観測結果の報告・解説。
1月23日に実施した調査結果の解説を中心にしていただきました。
端的に言うと、噴気の量は少量から中量、活発な火山と比べると少なく、
噴気温度地中温度もいつもと同じ。
噴気の音・においもなく、いつもと変わらず。
山頂火口の地形、一部崩落あるが大きな変化なし。
つまり活動の高まり見られず!
の結果が得られた、とのことです。

しかし少しの変化は色々あります。
例えば、フレッシュな崩落の発見。


色が違うのですぐわかります。このくらいの崩落ではおそらく地震計にも出ないだろうとのこと。
さっそく参加者から「軽トラ何杯分ですか?!」と具体的な質問(笑)
みんな興味津々です。「過積載が許されるなら1杯くらい、、、かな」

ちなみに火口内は音が響くので、火口縁、観測機器のあるあたりからは割と小さな落石でも聞こえるそうです。
この崩落ではどのくらいの音がしたのでしょうか??観測に同行させてもらえば聞けるかな?

ちなみに今月にも、姿は見えないがパラパラという落石音が複数あったとのこと。
前回の噴火が近づいたときにも複数回の崩落が見られたということで、普段の様子をどれだけ詳細に観察しているかが、噴火予測のカギとなる!
今後も大注目です。


前月との比較で新たにわかったこともあります。

前回も話題になった、噴気の量の多い少ないは、気温と関係あるのか?の疑問。
これで「寒いと息を吐いたときに白く見えるのと同じで、気温が低い時は多く出てるように見える」説は完全に否定されました!
しかし噴気の量は日によって本当にコロコロと変わります。その理由は、、、次回に質問します!

そして今年は今月になってようやく山に雪が積もったのですが、
これで普段苦労している「あること」が解決されたそうです。
それは、「どこが“本当に”地表温度の高い場所か?」を知る、ということ。
普段は、熱映像装置という、写したところの温度が分かる(!)特殊な機械を使って地表面の温度を測るのですが、中々日照の影響を排除するのが難しく、本気でやると寒い中日の出2時間前に山頂を観測しなくてはならないという過酷なものになるため、なかなかできない。
それが雪の積もり方で一目でわかる、というありがたい状態なのです。
ちなみに左側の高まりは、B火口から噴出したスコリアが積もった場所とのこと。


こちらの写真でも、頂上部、くっきりと温度の高いところが分かりますね。
普段噴気が上がっているところはやはり溶けています。



平山さんからは次に公開資料「伊豆大島の火山活動解説資料」の解説、をしていただきました。
この資料は、以下のページで見ることができます。
http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/monthly_v-act_doc/monthly_vact_vol.php?id=317

1月の終わりごろから火山性の地震が増えており、1日に10回以上の地震を観測した日が2日あったとのこと。一瞬びっくりしましたが、この数年をみてももっと頻繁に起こってる時もあることが資料からわかります。


2002年~2016年の火山性地震の分布は灰色の点、2017年は黒の点で示されています。


山頂だけでなく、東部のフノウの滝のあたりにも地震が。ちょうどジオ研企画で行った日とのことで、みんなが暴れたから!という説が出ました(笑)


最後に参加者から質問が出ました。
山体は長期的に見て右肩上がりに膨張している。しかし温度は長期的に少しずつ下がっていっている。これはなぜでしょう?




山体及び大島の膨張は、深いところにマグマが溜まっていっているから。
しかし噴気等の温度、これは表面の温度なので、直接は関係ない、との答えでした。

素直に考えると、、、つまりマグマ自体は供給され続けているけれども、出口付近からは年々少しずつ遠ざかっている。
→深いところにため込み続けている→次の噴火は大噴火の可能性が!?

これらのマグマの動きの事も含めた詳しいことについて、今回偶然か必然か、長く大島を調査している気象研究所の鬼沢主任研究官が勉強会のタイミングで調査にいらしていたのを、平山さんが声をかけてくださり、急きょ講義が実現しました。ありがたいことです。

しかしこちらもかなり濃い内容で、とても長くなってしまいますので、2回に分けて報告させてください。


ちなみに次回の勉強会は3月28日、大島町役場の大会議室で19:00~21:00
興味のある方はだれでもどうぞの会です。
島内はもちろん、どうぞ島外からでも!お越しください(^▽^)/
(あい)
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伊豆半島と伊豆大島

2017年02月23日 | ツアー
一昨日、静岡県文化・観光部伊豆観光局、静岡県政策企画部東部地域政策局の局長と主査の方々が、日帰りで伊豆大島ジオパークに視察に来島され、案内しました。

大島到着後すぐに、観光協会長とジオパーク事務局に各30分ずつ面談。

「ジオパークを観光振興にどのようにつなげていくか」というテーマで議論が展開されました。
30分では足りず、徹夜で語り明かせそうな雰囲気でした☺️

温泉ホテル駐車場で約500年分の地層の手触りを紹介した後、「新火口展望台」で30年前の割れ目噴火が作った風景や、火山観測機器を観察。


山頂口駐車場で伊豆半島をじっくり眺めた後…

室内で、三原山フルコースのバーチャルジオツアーやジオツアーの現状をパワーポイントを使って説明しました。

その後「島弁当」を持って、私の大好きな「あの場所」へ!

草原に緑の木々が伸び始めている「森のはじまり」の風景を見ながら、島の食材を使ったお弁当を食べました。

食後は…

それぞれのジオパークのお菓子比べ!
ちなみに右側のお菓子は「みしまコロッケ饅頭」です☺️

もちろん、縄模様の溶岩や…


ゴツゴツの溶岩も体感していただきました。

伊豆大島は「若さ」が特徴の火山なので、やはりその「若さ」を肌で感じていただきたくて”歩く時間”を作りました☺️

下山は、まだ土砂災害後の復旧工事が行われている御神火スカイラインを通り、30年前に元町に迫った溶岩や砂防ダムにも立ち寄りました。

さらに大急ぎで火山博物館、地層大切断面と周り…


超特急で黒い砂浜にも立ち寄り…


皆さんの希望が多かった「海の精」の塩工場を見学させてもらいました。

忙しい中、寺田社長が案内をするために時間をさいてくれました(感謝)!

寺田社長の塩作りへの熱い思いに、きっと何かを感じていただけたのではないかと思います。

そして私は、大荒れの海を見ながら、海水の吸水口が波を被らないことに感動していました。

波や風の向きに対する溶岩の絶妙な形が、ここでの塩作りを可能にしているのかも…とも思いました。

港へ向かう途中に「赤ハゲ」にも立ち寄りました。

火口近くの熱々のマグマのしぶき…「すごいなぁ」という感想が、嬉しかったです。

ジオパークは、防災や教育や、生活文化、歴史をつなげ、人を繋げる力はすごいけれど、ジオパークになっただけですぐに観光客が増えるという仕組みではありません。

でもその地域の自然の魅力や、人の魅力に触れてもらって、少しずつでも確実に「本物のファン」を作ることはできるはず…。

イベントなどで多くの人を呼ぶ観光も地域経済のためには大切ですが、それと同時に「本物のファン」を増やしていくことは、ちょうど車の両輪のように、どちらも大切なのだと思います。

そして私は、この「本物のファン」を少しずつでもコツコツと作れるような仕事をしたいなぁと思っています。
観光局長さんも同じ思いを語られていたので、とても嬉しかったです。
 
いつも目の前に見える伊豆半島ジオパーク。
プレートの動きに乗って、やがてはくっつくであろう伊豆大島と伊豆半島。
(その前に大島が沈むという説もあり)
一緒に地球の物語を伝えて行けたらいいなぁ〜と思います。

来ていただくだけでなく、伊豆大島からも伊豆半島に学びに行かなければ!


ところで話題は変わりますが、伊豆大島ジオパークからのお知らせです。

伊豆大島ジオパークでは、平成27年3月から土砂崩れの崩壊斜面の植物調査を継続して来ました。3月3日〜4日に調査に御協力頂いている先生方の講演会と、御神火スカイライン~三原山周辺を先生方と巡り、植物解説や簡単な実験を行う観察会が開催されます。

講演内容は以下の通りです。
 ① 植物で土砂災害は防げるか!?(東京農工大学 石川芳治教授)
 ② 伊豆諸島ならではの植物とその守り方(筑波大学 上條隆志教授)
 ③ 生きものはなぜみんな違うのか、どうしてそれが大切か(京都大学 今西純一助教)

4日の観察会は先着順です。お早めにお申し込みください☺️
(私はツアーで参加できませんが…( ; ; ))

詳細は、伊豆大島ジオパークのブログをごらんください!





(かな)
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クロサギ@瀬長島

2017年02月22日 | 



12日に沖縄に行ったときの撮影です。
海の色が、南国感満載です。


見つけたときは遠くにいたクロサギがだんだん近付いてきました(画像のクロサギは全部同一個体です)



真剣に獲物を探していて、時おりなにかを見つけては食べていました。


面白いカットが撮れました。

ぴょん!!


南西諸島にはクロサギの白色型がいるのですが今回は出会えませんでした。

いつか見たいです。


島にあった看板。

どんなカニなんでしょう?
気になります。

がんま
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大室山山焼き(2017)

2017年02月21日 | 火山・ジオパーク
三原山山頂駐車場から対岸に見える伊豆半島、そのほぼ中央に位置するのが大室山。



遠くからでも、その茶色い台形の山はとてもよく目立ちます。
その大室山の山焼きが先日(19日)行われました。

聞くところに依るとこの山焼き、700年以上の歴史が有るとの事。
鎌倉時代から続いているって凄いですね~。

さて、毎年2月第2週に予定されるこの山焼きですが
今年は残雪の為に1週間開催が伸びました。

以前から、この「一大イベントを見たいな」と思っていましたが
中々チャンスに恵まれず、ようやく一昨年願いが叶いました。

しかし大気の状態が悪く、目を凝らしてようやく燃えているのが判る程度でした。
今回訪れたチャンスは、石廊崎までしっかり見える最高のコンディション。

AM9時半:火口内部に点火・・・

目を凝らしますが煙は見えません。


9:58分 右上部に薄っすらと煙が・・・


しばらく待つと・・・出た~~!大島からの眺めはまるで噴火のようです。


11時55分 注目の山体への点火が迫ってきました。

12:5分 見えました!


12:8分 見る見るうちに燃え広がっていきます。


中ほどまで燃え広がってきました。


立ち上る煙が雲に紛れてしまいます。雲が無ければ噴煙の様で迫力有るのですが・・・。

12:21分 終盤に差し掛かりました。なかなかの迫力です。


12:23分 残りわずかとなってきました。


12:33分 こんがりと焼きあがった大室山



山頂の上に広がる雲が少し邪魔をしていましたが、最初から最後までしっかり見る事ができました。

きっと麓から見れば凄い迫力でしょうね。

見所満載の伊豆半島ジオパーク、今度はゆっくり訪れてみたいな~。

                                    By GIBA






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え~そうだったの!

2017年02月20日 | 植物
大島の優秀椿園 今を盛りと椿が次々と咲いて沢山の花を観賞してしあわせな気分に浸っています
しかし、今まで自分の思い込みで椿の品種名を見ていましたが、意外違うのか~と思う物も有ります


“鹿児島”
九州地方の産出の椿かと思いきや地名では無くて、もともとは赤一色の笠松(この写真が赤一色と思って下さい)と言う品種に白が入ったのがシカの子の模様に見えたからだそうである。最後の島はどの様に付いた物やら!
江戸時代の本にこの名前が有ったので歴史はかなりありますね


“光源氏”
紫式部の源氏物語 主人公の名前。 ふた昔前のならローラースケートを履いたグループもこの名前でしたよね。ところがこちらは源氏からの由来。縁取りが白いのを源氏の白旗から(旗⇒はた⇒端)言葉遊びが粋とされていた江戸時代に出来たとか他にもゲンジと付くものは縁取りが白の覆輪が有るらしい



我が家の名無しのごんべいはどうやら“源氏絞り”かと思うようになりました。しかし、白覆輪は有りません。
光源氏の先祖返りをした枝変わりのようで赤のみの椿は“赤牡丹(こうぼたん)”赤いのも咲きましたが今年は咲きません
 でも、白のみの椿も出るのですが この名前は何でしょう?今咲いていますが凄い風の為撮影出来ません

今日は大風が吹きましたが暖かかったのでまた沢山の椿が咲いたのではないでしょうか?
明日は又寒くなるので花が長持ちして良いですね。(私は暖かいのが続いた方が好みですが)
まだ咲いていない品種も有るので開花が待ち遠しいです(ブッダ・ピンクダリア)大島公園の温室にあります(しま)
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「境界協会」の皆さんと歩きました。

2017年02月19日 | ツアー
昨日、ブラタモリごとく地形の変化を楽しむ「境界協会」の皆さん&大学時代の同級生旅の女性2名でフルコースを歩いてきました。

「境界のあるところには必ず理由がある」をコンセプトに、皆さんで町歩きを楽しまれているとのこと。

歩き始めから「伊豆大島の火山灰」に、素晴らしいリアクションで…

全員で“火山灰の手触り”を確認されていました。

さらに大人気だったのが、こちら。

三原山遊歩道入口に立っている看板です。

嬉しそうに撮影する皆さん。

こういうオモシロいものが大好きなのだそうです。

「きっと溶岩の形も楽しんでもらえるだろう」と思ったので、少しだけ「縄状溶岩地帯」を、自由に歩いてもらいました。

すると…

7割以上の方が「高くて遠いところ」へ!(笑)

一般参加(?)の女性陣は、私と一緒に足場の良い場所を歩き、立派な縄模様と記念写真☺️


皆さん様々な場所で、サッと集まります。

この時も「何をしているのだろう?」と思って見に行ったら…

ルーペで「溶岩を観察している」とのことでした。


「火山噴火で降り積もった物が見える場所」でも熱心に観察。


スケールも登場しました☺️


地質図を出して確認中なり。

ルーペ、地質図、スケールが次々出てくるお客様は、かなり珍しいです(笑)

ノートといい、ヘルメットといい、どう見ても「ツアー」というより「調査」ですよね?😀


でも、ただ「観察」するだけでなく、シャボン玉でもいっぱい遊んで楽しそうでした〜😀


帰り際には偶然にも気象庁火山防災連絡事務所の平山さんにバッタリと出会い、火山観測の説明をしてもらいました。

やっぱり火山好きの皆さんの「何か」が、平山さんとの出会いをもたらしたいのかも?

お客様の中には歯医者さんがいらして、白骨化したキョン(小型の鹿)の歯を拾い上げ…

「歯が1本か欠けているけれど、これは死んだ後に欠けたと思いますよ。理由は…」と解説してくれました。

素早い手つきで火山灰を取り除き、歯を綺麗にしていく職人技にビックリしました!

「境界協会」の皆さんの多様さや「楽しみ方」が素敵です!

一般参加(?)の女性2名も「楽しかった。協会に入って一緒に町歩きしたくなった」と語っていました。

人数が多かったですが、それぞれが教えあうので、とても楽しかったです。

みなさま、ありがとうございました😀

ちなみに「境界協会」の紹介についてはこちら。
https://allabout.co.jp/gm/gc/458807/

「境界協会」のブログはこちらです。
http://sakaimeguru.cocolog-nifty.com

(カナ)
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