山の自然

身近な野山の花、虫や鳥たちの写真を撮ってます。それと農業も。

柿酢

2011年12月11日 | 食品・材料・料理


今年は、澤田の柿は100年に一度の大凶作でしたが、数は少なかったものの、美味しい柿を頂きました。

1週間くらい前に、知人から、「今年は当たり年で大量の柿が採れたので食べ出すけを。」と電話がありました。

果物大好き家族の我が家です。

遠慮もせず、ウエルカムの返事をしました。


自然に大きくなった柿で農薬も肥料もやらず、自由気ままに育った柿だそうです。

自然のままに?大きくなった?

ふと、頭に浮んだのです。

柿を器に入れ、待つこと一年。

黄金色になったものが出来るとか。

なんだと思います?

なんと「か・き・す」なんです。

以前、フルーティーな飲む柿酢を頂いたことがあります。

これは、食べるのはもったいないと、柿酢づくりに初挑戦することにしました。


本来は土瓶がよいのですが、味噌を仕込む樽に仕込むことに。

堅い柿だったので、少し熟すまでとは思いましたが、柔らかくなり過ぎの柿も出てきたため、急遽仕込むことにしました。

インターネットで調べ、つぶした方が熟成が早いと書き込みがあり、ついつぶしての仕込みに・・・。

来年が楽しみです。


と思って、仕込んだのですが、ちょっと嬉しく舞い上がってしまっていたようです。

自然の力を借りて、自然の恵みを頂くのに、グチャ、グチャにしてしまって・・・。

そうっと、静かに入れてやり、自然に熟し熟成することを見守ってやれなかった。

後から気が付く転換病です。

柿さん、ごめんなさい。