ハンセン病は、日本では徐々に過去の病気となってきている。歴史の中に見つけるしかないという時代がもうじき到来するだろう。
ハンセン病者である近藤さんは、もうこの世にない。しかし近藤さんが残した文章はおそらく生き続けるだろう。
ハンセン病は、簡単な病気ではない。病気そのものも様々な後遺症をのこすが、それだけでなく差別という問題がまとわりついている。
病気と差別に苦しめられながら生きてきただろうに、この本にはそういう記述はほとんどない。そうではなく、今と未来を精一杯生きようという前向きのものだ。
自分自身がおかれた環境の中で、別に気負うのでもなく、どう生きればよいのかを考えながら精一杯生きていく、その姿がここに描かれている。
「念ずれば花ひらく」、明石海人(静岡県出身のハンセン病の歌人)の「深海に生きる魚族のように、自らが燃えなければ何処にも光はない」ということばのように、近藤さんは積極的に生きた。
こういう人生から、僕たちは多くのことを学ぶことが出来る。
ハンセン病者である近藤さんは、もうこの世にない。しかし近藤さんが残した文章はおそらく生き続けるだろう。
ハンセン病は、簡単な病気ではない。病気そのものも様々な後遺症をのこすが、それだけでなく差別という問題がまとわりついている。
病気と差別に苦しめられながら生きてきただろうに、この本にはそういう記述はほとんどない。そうではなく、今と未来を精一杯生きようという前向きのものだ。
自分自身がおかれた環境の中で、別に気負うのでもなく、どう生きればよいのかを考えながら精一杯生きていく、その姿がここに描かれている。
「念ずれば花ひらく」、明石海人(静岡県出身のハンセン病の歌人)の「深海に生きる魚族のように、自らが燃えなければ何処にも光はない」ということばのように、近藤さんは積極的に生きた。
こういう人生から、僕たちは多くのことを学ぶことが出来る。