浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

「死の町」

2011-09-14 22:50:09 | 日記
 前経産大臣の鉢呂氏が福島原発により避難を余儀なくされた地域を訪問して、その地域を「死の町」と言ったことになぜか批判がある。なぜそれが問題となるのか、私にはわからなかった。

 すると、次は鉢呂氏が「放射能をつけてやる・・・」とかなんとか発言したという情報がマスメディアから流された。この発言を当初は信じてしまった。なんて子供じみた発言をする人か、と。

 しかしこれらの発言で、なぜ大臣を退く必要があるのか、私は疑問に思っていた。そしたら、今日、次のような情報がもたらされた。

 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/19475

 「中日新聞」の長谷川幸洋氏の文である。その一部。

 鉢呂が記者会見で「死の町」と発言したのは事実である。だが、大臣辞任にまで至ったのは、記者との懇談で「放射能をうつしてやる」と"発言"したという新聞、テレビの報道が批判に拍車をかけた側面が大きい。

 ところが、その発言自体の裏がとれないのだ。高橋洋一さんが9月12日付けのコラムで指摘したように、各社の報道は「放射能をうつしてやる」(東京新聞)から「放射能をつけちゃうぞ」(朝日新聞)、「放射能を分けてやるよ」(FNN)に至るまでまちまちだった。

 鉢呂本人は終始一貫「そういう発言をしたかどうか記憶にない」と言っている。実際の発言がどうだったかどころか、本当にそういう趣旨の発言をしたかどうかさえ、はっきりとした確証がないのである。


 普通、記者はICレコーダーをいつも傾けている。しかし鉢呂氏の発言は、まったく確定していないというのだ。これはおかしい!!

 ひょっとしたら、これは罠かもしれない。鉢呂氏をやめさせるための罠。長谷川氏もそういう見方をしているようにみえる。上記のアドレスにアクセスしてもらいたい。

 原発推進勢力は、たいへん熱心に巻き返しにでているようだ。



コメント
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