浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

「ゲミュートローゼ(情性欠如者)」

2019-10-18 20:38:32 | 政治
 「ゲミュートローゼ(情性欠如者)」ということばがあることを知った。それは今話題になっている神戸の小学校教員、その加害者についての論評のなかであった。

 神戸教員間いじめ、性行為強要疑惑…加害者の教員ら、「ゲミュートローゼ」の可能性

gemüteがない、という意味だそうだ。gemüteとは、心とか魂という意味がある。上記の文章を書いた人は、こう説明している。

とくに後輩教師に性行為を強要した男性教師といじめの主犯格である40代の女性教師は、「ゲミュートローゼ」である可能性が高いからだ。「ゲミュート」とは、思いやり、同情、良心などを意味するドイツ語である。このような高等感情を持たない人を、ドイツの精神科医、クルト・シュナイダーは「ゲミュートローゼ」と名づけたわけで、「情性欠如者」と訳される。

「情性欠如者」は冷淡かつ冷酷であり、他人に対して陰険で残忍なことを平気でする。しかも、罪悪感を覚えず、反省も後悔もしない。おまけに、「情性欠如者」の目立つ特徴として、教育によって改善することが不可能である点をシュナイダーは挙げている。


 この説明を読むと、日本のトップ・安倍首相の性格と同じではないかと思ってしまう。
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台風19号と防災

2019-10-18 08:12:16 | 政治
 台風19号が各地にもたらした被害の実態が明らかになるにつれ、防災政策を新しい段階に引き上げないといけないことがわかってきた。

 しかし安倍政権は、とりわけ安倍晋三という人は、被害を受けた人びとに寄り添うこともせず、他人事として、時が過ぎるのを待っているようだ。彼の政策には、「公」がなく、「私」のみである。自分自身を強く支持してくれる人びと、仲間たちに、そして自分の趣味に税金を「洪水」のように垂れ流すことしかしない。

 彼が首相をしている間、国民が彼を首相にしている間は、日本は劣化し、地盤沈下し、人びとの生活が悪化するばかりである。

 さて16日、17日の『東京新聞』の「本音のコラム」には、齋藤実奈子さん、税法学者の三木義一先生が書いていた。
 
 齋藤さんは、2019年度の国防予算が「過去最高の5兆2600億円。防災・減災・国土強靭化対策を含む防災関係予算は1兆3500億円、前年度の補正予算をあわせても2兆4000億円だ。防衛予算のたった半分。これ、逆じゃありまsねん?」と書く。

 同感である。

 そして翌日、三木先生はこう書く。

 「年度別防災関係予算額の推移を見ると、災害予防のための国土保全費がピーク時(平成10年度)の、なんと三十分の一ほどに激減している。」と。

 安倍政権の「国土強靭化」は、「国土兇刃化」ではないかと指摘する。

 安倍政権そのものが「兇刃」なのである。

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