浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

保守王国をつくる選挙制度

2017-10-12 08:39:03 | その他
 私は何度も書くが、小選挙区制度は保守王国をつくるものであるということ。これが導入される前からわかっていることだ。

 民主党だって、自民党にかわることができる保守党としてつくられたはずだ。しかしあまりにひどい政治を自民党・公明党がやるので第2保守党たる民主党が一度は政権を担ったのだが、自民党にいてもおかしくない野田という政治家を首相としたことから、一挙に期待外れが顕在化し、もう民主党への支持はずっと低迷したまま。

 さらにその後も、自民党から立候補したいのだが選挙区の関係で自民党として立候補できないから民主党に入ってきた者、議員のままでいたいから当選するために民主党に入ってきた者など、いろいろな政治志向をもった者の集合体である民主党は、当然の如くなとまるはずもなく、いつも内部の混乱を抱えたまま存在してきた。

 小選挙区制は、第一保守党と第二保守党とが競い合って政権を担当する、保守党政権維持の政治制度である。第二保守党たる民主党が結党以来ずっとまとまりのない政党であり続けてきたわけだから、第一保守党が政権をもちつづけるのは当たり前のこと。

 小選挙区制導入に賛成した者どもが、今頃になって騒ぐのはみっともないといえる。私は、小選挙区制度が導入されてからは、政治にたいしてはまったく醒めている。熱くはならない。

 政治は結果責任と言っている輩がいるが、小選挙区制度に関しては、私はそれに賛成した者を許さない。今自民党が今度の選挙でも大勝するという予報があるが、そういう選挙制度なのだ。そのために導入したものなのだ。

 かくて、わが国の政治は、アメリカの支配層の婢(はしため)として、永遠に位置づけられ、日本人はアメリカのためにすべてを捧げつくすのだ。
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