窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

急速冷却、沖縄ぜんざい-富士家泊本店(美栄橋)

2024年07月17日 | 食べ歩きデータベース


 2月19日に行った、沖縄ぜんざいの名店「富士家」さんの話です。この日は18時から翌日に予定されている「第161回YMS」の運営メンバーとの顔合わせが予定されていましたが、ホテルにチェックインできたのは17時頃だったと思います。

 その時点であまり時間はなかったのですが、急遽「かき氷を食べに行こう!」という話になり、最近タクシーが捕まらなくなった沖縄にあって、たまたまホテル入口に到着したタクシーに飛び乗り、店に向かいました。

 しかし、夕方の渋滞にはまり、店に到着したのは17時半。お店にいられるのは正味20分が限界といったところでした。



 お店に飾ってある、レトロな削氷機。時間がないのであれば、普通は冒頭の写真にある、お店を代表するメニュー、「富士家ぜんざい」を選びますよね?



 ところが、欲求のままに生きている僕が頼んだのは、倍以上の大きさのかき氷にアイスクリームが二つも付いた、「ミルクティーのかき氷」。もちろんお値段も倍ぐらい。これをものの10分でかき込まなければなりませでした。しかも、かき氷は結構ねっとりしていて食べ応え十分。しかし、沖縄とはいえ2月です。もう、身体は冷え冷え。美味しかったんですけどね…。

 そして会合のお店には18:00ギリギリに到着。豚しゃぶのお店ということで、冷房がガンガンに効いた部屋で、これまた凍ったジョッキの生ビールで乾杯。

 完全に凍りました。

富士家泊本店



沖縄県那覇市泊2-10-9 月桃荘



繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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値段の割に充実したコースー百萬石②(野毛)

2024年07月16日 | 食べ歩きデータベース


 6月28日、4年ぶりの百萬石です。鮮度の良いマグロづくしが楽しめるお店ですが、この日が少人数の宴会があり、2,000円のコース+飲み放題(無制限)でした。しかしながら、この価格のコースとしては昨今信じられないほど内容が充実しており、さすがは百萬石さんだと思いました。



 さらに現金払いだと1品ついてくるのですが、この日はマグロ串カツでした。



 刺身5点盛り以外はまぐろのパレード。でも、この刺身もなかなか良いんですよね。



 まぐろカルビは別の部位が出たのか、二皿出たのか忘れてしまいましたが、焼き物として二皿出ました。脂のノリが良く、軽く炙ればビールとの相性抜群。



 さらに、つい箸が伸びてしまうのが、こちらのまぐろレアカツサラダ。



 カレーメンチ。もちろん、これもマグロです。



 正式な名前は忘れてしまったのですが、最後はまぐろカルビのスープか何かだと思います。濃厚な美味しいスープ、マグロだけでこれだけ多種多様に楽しめ、かつこのお値段、本当にお得です。

百萬石

神奈川県横浜市中区花咲町1-30



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美味しい料理にお酒も充実の居酒屋―やまぜん(浦和)

2024年07月12日 | 食べ歩きデータベース


 6月27日、1年3ヶ月ぶりに浦和へ行きました。地元の方が予約してくださったのですが、浦和駅伊勢丹裏の飲食店が軒を連ねる通りにあるにもかかわらず、ちょっと発見に迷う、隠れ家的お店。カジュアルな居酒屋でありながら、素朴なメニューも含め1品、1品が美味しくて良いお店でした。



 例えばこのシンプルな焼き空豆。空豆は焼きすぎたり茹ですぎたりで、変に柔らかかったり、またそれに由来する臭みがあったりすることがあるのですが、こちらは熱々固めで、そうしたことが一切ありません。



 小海老の唐揚げも変に油っぽくなく、また湿っぽくもなくシンプルに美味しい。



 あっさりとした塩モツ煮込み。

 

 焼き鳥はお任せにハツトロを追加。自家製調合の万能味噌が、その名の通り何にでも使えます。ハツトロは初めて食べましたが、ハツ元とハツ紐の良いとこどりで、柔らかな中にコリコリとした食感が楽しめます。



 生地から自家製マルゲリータ。クリスピーな薄い生地も居酒屋では珍しいかと思います。



 お酒も充実しており、特にウィスキーが豊富。僕の大好きなバーボン、「バッファロー・トレース」が置いてあったのにも驚きでしたが、ウィスキーの話をしていたら、店員さんが裏ウィスキーのリストを出してくれました。

やまぜん



埼玉県さいたま市浦和区仲町1-2-2



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いろいろあって、また来たくなる生パスタの店ー凜じろう(近江八幡)

2024年07月11日 | 食べ歩きデータベース


 6月25日の夜は、以前ご紹介したひつまぶし「炭櫓」の向かいにある自家製生パスタとチーズケーキのお店「凛じろう」。炭櫓に行った際に目に留まり、次の機会に行こうと考えていたところです。

 ペペロンチーノ系、トマト系、クリーム系などのジャンルに様々な創作パスタが豊富に揃い、どれにしようか本当に決めかねました。迷いに迷い、「店長の大好物」と書いてあった「なめたけおろしとツナのレモンペペ」にしたのですが、この頃には胃の具合もほぼよくなり、大盛を頼みました。さっぱりとして、とても良い香りの割にニンニクはきつくなく、あっという間に完食。因みにレギュラーサイズのパスタが120gで大盛はその1.5倍とのことですので、180gあることになります。しっかり食べたい方には大盛がおすすめ。

 以下、その他のパスタをいくつかご紹介。本当にごく一部です。



 あさりと湯葉としめじの豆乳クリームソース。



 チョリソとまいたけのピリ辛トマトソース(大盛)。



 ナスとモッツレラチーズのトマトソース。モッツレラチーズが丸ごとのっています。



 海の幸のトマトソース(大盛)。



 生麩とエビの山椒マヨネーズ(大盛)。

 どれも美味しそうで、他の人の分まで食べてしまいたいくらいでした。また来たいですが、そうそうは来られないのが残念。

凜じろう



滋賀県近江八幡市音羽町26



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近江商人屋敷を改装したお蕎麦屋さんー日野守貞(蒲生郡日野町)

2024年07月09日 | 食べ歩きデータベース


 6月25日のお昼は、近江商人屋敷を改装したお蕎麦屋さん、日野守貞へ行ってきました。日野は、蒲生家の転封後、まずは日野椀、そして後に薬の行商で栄えた日野商人の町。



 こちらは明治時代の呉服商の屋敷を改装したお店。訪れたそば処の他、ギャラリーやカフェなどもあります。



 店内2階には、「福地興兵衛(商店)」の看板がありますが、福地興兵衛は現在も日野に「福地製薬株式会社」として残っており、同社HPによると、昭和17年に「福地與兵衛(商店)の名称の下で、樺太・台湾・朝鮮・満州に対し直接輸出を行う」とあります。

 

 内装はラジオ、蓄音機などのアンティークがあり、大正末期から昭和初期の雰囲気です。以前ご紹介した、同じく古い邸宅を改装したお店「膳處漢ぽっちり」より、和のテイストが強いです。入口の際には五右衛門風呂もありました。業務で使われている電話も昔ながらのベルが鳴る黒電話で、雰囲気を大切にされています。



 さて、本当は冒頭の写真のひめいなりと天ぷら、蕎麦がセットになった「ひめ御膳」が目当てだったのですが、この日は朝から胃の調子が悪く、とても天ぷらは食べられなかったので、爽やかな酢橘そばにしました。お店で手打ちされた非常に細切りの蕎麦は固めに茹でてあり、それが冷たい蕎麦にしたためにさらに締まっています。のど越しが良く、とても美味しいです。量は少なめ。

 次回はぜひ「ひめ御膳」を。そして、もう少しゆっくり見物しようと思います。

石挽そば 守貞



滋賀県蒲生郡日野町村井1365



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松阪牛のホルモンが食べられる唯一の店-たこやん(松阪)

2024年07月05日 | 食べ歩きデータベース


 6月24日の夜は、こちらも初めての松阪で焼肉でした。昭和29年創業の老舗「たこやん」さん。名前はたこ焼き屋のようですが、たこ焼きは出てきません。



 A4・A5ランクの松阪牛を七輪で焼くスタイル。

 

 上質のお肉はもちろんなのですが、このお店では新鮮な松阪牛のホルモンが食べられます。地元の方によれば、松阪牛のホルモンを出すのは、松阪でもこのお店だけになってしまったのではないかとのことでした。

焼肉 たこやん



三重県松阪市京町1区16-2



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B級グルメ「とんてき」を食べに-隆座(四日市)

2024年07月03日 | 食べ歩きデータベース


 6月24日、初めての四日市です。三重県自体も、35年前に修学旅行で伊勢神宮や姉妹校の鳥羽商船学校を訪問して以来かもしれません。その目的は、ただランチのため、ご当地グルメの「とんてき」を食べること。

「とんてき」はその名の通り、豚ロースのステーキ。こちら「隆座(たかくら)」さんは有名なようで、開店時間の11時に到着した時にはすでに並んでおり、駐車場もいっぱいでした。駅から離れているため、皆さん車で来られる割に駐車場が小さいので、この点は注意が必要です。

 とんかつも有名だそうですが、まずは「とんてき ロース シングル」から。ご飯は付けず、代わりにチーズをトッピングしました。ご覧の通り、山のように盛られたキャベツが目を惹きます。しかし、これでも普通の分量だそうで、かつては「キャベツタワー」というさらに山盛りのオプションがあったようです。昨今のキャベツ高騰の影響なのか、来店した時にそのオプションはありませんでした。

 それでもこれだけキャベツがあればさっぱりと食べられるかと思いきや、皿の底にとんてきを焼いた醤油と脂がたっぷりと溜まっているので、これを絡めることにより、十分な食べ応えのある一皿となります。さらに、ニンニクがゴロゴロ。しかし、十分火が通っているので、臭みもなくほくほくとして、昼でも安心して食べられます。

 これでも一番小さいサイズなので、物足りなく感じられる方は、セミダブルなどをどうぞ。

隆座



三重県四日市市赤堀2-6-8



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地産地消のお店、その②-安兵衛(郡山)

2024年06月25日 | 食べ歩きデータベース


 (昨日の続き)翌11月24日は福島県郡山市へ移動し、福島食材のメニュー(もちろんお酒も)が豊富な「安兵衛」さんへ行きました。まず、お通しが中通りの郷土料理「いかにんじん」。その名の通り、スルメイカと細切りにしたニンジンを醤油、みりんなどで味付けしたものです。



 ジャンボなめこ天ぷら。こんな大きななめこ、初めて見ました。大きなきのこだと、大雑把な味がしそうですが、なんの、肉厚で歯ごたえがあり、旨味もたっぷり。これは美味しいです。



 人気メニュー、山芋とチーズの「ビンビン焼き」。ビンビン焼きの発祥自体は福島ではないようですが(大阪?)、まさに居酒屋のためのメニュー。



 福島県三春町、愛(めご)にんにく(芽子にんにく)の天婦羅。普通のニンニクのような強烈な臭みがない上、天ぷらにして熱を通しているので、百合根のようにほくほくと美味しく食べられます。



 阿久津曲りねぎ焼き。郡山市のHPによれば、阿久津地区は粘土質で作土が薄いため、夏にネギを一度抜き、斜めに植え替える(「やとい」)のだそうです。その結果、曲がったネギが出来上がりました。うまみ成分が豊富で普通の長ネギより糖度が高いため、シンプルに焼いて塩だけでいただきます。確かに、甘いです。

 

 会津鶏の串焼き。左から、モモ、つくね、皮、レバー。メニューにあるのを一通り頼みました。

 

 以前、郡山にある鯉料理の専門店、「正月荘」をご紹介しましたが、そこでもお話ししたように、かつて郡山では冬場の貴重な蛋白源として、鯉の養殖が盛んでした(現在でも生産量日本一)。郡山と言えば、ということで鯉の刺身(上)と唐揚げポン酢(下)。イメージと違い泥臭さは全くなく、むしろ淡白で上品な味です。



 最後は、福島食材ぜいたくピザ。小ぶりのピザですが、きのこがゴロゴロのっていて嬉しい。

 郡山に来たときの定番にしたくなるお店です。

居酒屋 安兵衛

福島県郡山市大町1-3-12



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地産地消のお店、その①-郷土料理味治(秋田)

2024年06月24日 | 食べ歩きデータベース

 地元食材にこだわったお店を2日続けてご紹介します。1軒目は、昨年11月23日にお邪魔した、秋田市の「郷土料理味治」さん。秋田2日目のこの日は、夜になって急な雷雨に見舞われました。ところが、祝日の18時ごろだったにもかかわらず、どこの居酒屋も満員。飲食店が立ち並ぶ大町をうろうろした末、外観から少し敷居が高いように見えた、こちらのお店に入りました。雨に濡れましたが、結果ここで本当に良かったです。



 地元の食材をふんだんに使った割烹料理。冒頭の刺身盛り合わせを見てもそれは分かります。実はこの日、この店に来る前に時間潰しのため焼肉屋にも寄った関係で、頼んだものはそれほど多くありません。まずお通しはブリ大根。



 初めて食べましたが、これは熊の煮込みです。熊は臭みがあると聞いていたのですが、そんなことはなく、思いの外柔らかく美味しかったです。たくさん食べるものでもないと思いますが。



 比内地鶏の串焼き。



 こちらは旬の天然金茸の天婦羅です。香りがよく、とても旨味があって美味しかったです。



 鍋は前日がきりたんぼだったので、「しょっつる鍋」にしました。「しょっつる」というのは、ハタハタの塩漬けを発酵させた魚醤だそうです。魚醤と聞くとクセがありそう気がしますが、さっぱりとして出汁の旨味の効いた、温まるお鍋でした。野菜やきのこもたっぷりです。

 今後秋田に行く機会があるか分かりませんが、「だまっこ鍋」というのも食べてみたいです。

郷土料理 味治



秋田県秋田市大町5-2-7



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厚木方面のおすすめーじょ里ぃ(本厚木)

2024年06月21日 | 食べ歩きデータベース


 訪れたのは昨年10月12日なのですが、厚木方面の複数の方がお勧めしていて、以前から言ってみたいと思っていたお店、「西洋懐石 じょ里ぃ」さんです。

 下のサムネイル画像からお店の外観を見ていただけると分かりますが、住宅地の中に佇む、二世帯住宅のようなお店。一見して、レストランとは分からないかもしれません。

 お肉料理が評判の和洋創作料理のお店で、冒頭の写真は「オーストラリア産ひれステーキ にんにく醤油で」です。以下、この日のコースを順々にご説明していきます。



 オードブル3種。左から「里芋の寄せもの」、「姫さざえのサラダ仕立て 酢味噌で」、「甘海老にトマトソースを添えて」。前菜から見事な和洋折衷です。



 続いて、「和牛ローストビーフのにぎり」。かつては生肉で、人気メニューだったようです。



 「鰹をおろしポン酢ゼリーとともに」。



 「メンチカツ」。蟹クリームコロッケとの選択でした。上品なメンチカツです。



「飛子のお茶漬け」。飛子とは、名前の通り、トビウオの卵です。



 デザートは、「チョコレートのタルトとかぼすのシャーベット」でした。

 どのメニューも一捻りしてあり、楽しさという点でも魅力的なお店でした。内装も本当にちょっとお金持ちの住宅といった感じで、豪華すぎず、カジュアル過ぎず。なかなか難しいですが、ランチの時間も来てみたいですね。太陽の降り注ぐ明るい部屋で、おしゃれで楽しい時間が過ごせると思います。

 この日は車だったので、お酒は抜きでした。

西洋懐石 じょ里ぃ

【IMG_9121】

神奈川県厚木市旭町1-32-14



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