9月22日、二場所ぶりとなる大相撲観戦に行ってきました。
前回ご紹介し忘れたのですが、正面入口を入った突き当たりに、優勝したときに渡される賜杯やその他の盾などが展示してあります。
この日は十日目。前回よりも進行が遅いのか、15:00過ぎに入ったときはまだ十両前半の取り組みでした。上の写真は十両の磋牙司vs境澤の取り組みです。
十両上位。現役関取最重量、山本山vs玉鷲。しかし、この日は巨漢もあっさりと寄り切られてしまいました。
十両の取り組みが終わり、中入りとなって幕内力士の土俵入り。
続いて西の横綱、今場所ただ一人全勝を続ける朝青龍の土俵入り。今回は向正面の席だったので、取り組みは良く見えたのですが、土俵入りは後ろから見る形となってしまいました。
先場所14勝1敗、東の横綱白鵬の土俵入り。ここまで朝青龍を1敗で追っています。
幕内が始まり、人気の高見盛vs時天空。時天空に寄り切られ、高見盛はじょげかえって花道を去っていきました。
怪力同士の一番。グルジア出身、栃ノ心vsエストニア出身、把瑠都。把瑠都も近頃は三役常連となり、人気が急上昇しています。だんだん相撲が上手になってきているので、これから楽しみな力士です。
ここまで1敗で朝青龍を追う大関琴光喜でしたが、意地を見せる大関日馬富士に喉輪から上体を起こされ、寄り切りで2敗に後退してしまいました。
同部屋の琴光喜が目の前で敗れ、固くなるのではないか、琴欧洲もまずいかもしれないと思っていたところ、案の定でした。魁皇におっつけから簡単に押し出され、2敗。このメンタル面の脆さが、一時期より良くなってきたとは言え、依然として琴欧洲の弱点です。
ここ数年角番を繰り返し、今場所も既に7敗と後がない大関千代大海vs玉乃島。玉乃島も同じく7敗で決して調子が良いとは言えないのですが、土俵上で玉乃島がやけに大きく見えました。上の写真が立会いの瞬間ですが、この時点でここまで腰が伸びてしまっては相撲になりません。あえなく押し出しで千代大海は負け越し、この一番で今場所休場となりました。
朝青龍を1敗差で追走する横綱白鵬の登場。場所前の下馬評では圧倒的な優勝候補であり、前半はそれに違わぬ磐石の相撲を続けていましたが、5日目に今年わずかに4敗目となる負けを喫して以降、昨日まで立会いの踏み込みが甘い、白鵬らしからぬ相撲が続いていました。
この日の相手は、場所ごとに力をつけてきている前頭三枚目の鶴竜。上の写真でお分かりのように、立会いは完全に鶴竜でした。横綱はこの日も全く足が前に出ていません。結果的には前日と同様、懐の深さを活かし「とったり」で勝ったものの、本来の状態とはとても言えない内容でした。
結びは全勝の朝青龍vs稀勢の里。全盛期には及ばないとはいえ、今場所の朝青龍には気迫が漲り、かなりスピードが戻ってきています。特に今場所は日を追うごとに安定感が増し、その力の差を見せ付ける内容が多くなってきています。この日もあっという間の寄り切りでした。
十両はすこし遅れている感じがしたのですが、中入り後は短い相撲が多く、6時5分前には全ての取り組みが終了しました。
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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