気が付けば今日11月20日で、僕はナカノ株式会社に入社して丸15年を迎えました。
そんな節目の日に、横浜市資源循環局旭事務所様の勉強会でお話をさせていただく機会がありました。会場となった旭区役所内の旭公会堂には、横浜市環境事業推進委員の皆さんを中心として100名を超える方々にお集まりいただきました。
テーマは『繊維リサイクルの現状と地域循環圏構築について』。前半部では市民の皆様にとって身近でありながら、意外と知られていない繊維(ここでは古着・古布類を指しています)リサイクルの概要とその最新動向についてご説明させていただきました。繊維リサイクルは世界規模で成り立っており、世界の動きと日頃の分別回収の営みは密接に関係しています。その関係の中で、今目の前に起こっていることがどういうことなのかについてお話ししました。
後半部は、繊維とくに衣類が持つ独特の特徴を活かし、それを地域の創生に役立てることはできないかというお話。リサイクルはもはや単なるごみ問題、環境問題ではなく、地域活性のためのシステムであるという文脈から、古着やそれを利用したリサイクル製品が持つメッセージを媒介とした地域循環圏モデルについて、既にある事例を交えながらお話しさせていただきました。
表現が難しくなかったか、テンポが速すぎはしなかったのか、取り留めもない話になってはいなかったか。色々と反省はあるのですが、皆さん大変熱心に聞いていただき、かつ質問もたくさん頂けたことが本当に有難く思いました。
この世界に入って丸15年、おかげさまで良い記念日となりました。
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした