窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

交渉アナリスト2級通学ゼミ(第5回)

2012年08月30日 | 交渉アナリスト関係


  8月29日、交渉アナリスト2級通学ゼミの第5回講座に出席してきました。



  ケーススタディもこれで4回目。今回は、「価格と納期が合わない!受注のための社内外交渉」と題して、メーカーの営業マンが行う、お客さんとの価格・納期交渉だけでなく、社内間調整についても交渉学の見地から検討を加えるというものです。



  例えば、主人公である営業マンの交渉は妥当なものであったか、もっと他の視点はなかったか、このメーカーは会議においてどのような個人的および集団的バイアスにかかっていたか、会議は交渉の場として妥当であったかなどが議論されました。

  講座も佳境に入り、徐々にケース・スタディの時間が長くなっているはずなのですが、ディスカッションが盛り上がり、時間が足りないほどでした。今回の受講生の中には、実際に営業に携わっている方と調達に携わっている方がそれぞれおられるためか、実務経験に照らした深いお話を伺う事ができました。通学講座のメリットですね。

【今回のおすすめ書籍】

ハーバード流交渉術 (知的生きかた文庫)
クリエーター情報なし
三笠書房


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交渉アナリスト2級通学ゼミ(第4回)

2012年08月23日 | 交渉アナリスト関係


  8月22日、交渉アナリスト2級通学ゼミの第4回講座に出席してきました。全8回の通学ゼミ、早くも折り返し地点です。



  今回のケースは「内定先の選択。給料をとるか、やり甲斐をとるか」。転職に際し、有力な内定先2社のどちらを選択すべきかについて、意思決定論の基礎も交えながら、給料だけを争点とした場合、どちらを選択するのが合理的と考えられるか、交渉において価格(この場合は年棒)を先に提示すべきか、BATNA(交渉相手から提示されたオプション以外で、最も望ましい代替案)を相手に伝えるべきか、最終的に価格以外の与件も含めどちらを選択すべきか、などについてディスカッションが行われました。

  ケース・スタディも3回目となると受講生の皆さんも徐々に慣れてきたようで、活発な意見交換がなされていました。



  また、今回は国際基督教大学名誉教授で日本交渉協会専務理事の土居弘元先生がオブザーバーとしてお見えになり、最後に講評とより学問的な見地からのまとめをいただきました。



  終了後は、土居先生を囲んで、ゼミでは伺いきれなかった、さらに突っ込んだお話しに花が咲きました。

【今回のおすすめ書籍】

最新ハーバード流 3D交渉術
デービッド・A・ラックス/ジェームズ・K・セベニウス
阪急コミュニケーションズ


影響力の武器[第二版]―なぜ、人は動かされるのか
ロバート・B・チャルディーニ
誠信書房


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バランタイン17年・スキャパエディション(Ballantine's 17yrs Scapa Edition)

2012年08月23日 | BAR&WHISKY etc.


  僕の39歳の誕生日である、8月21日に3,000本限定で発売された、バランタイン17年・スキャパエディション。何と誕生日プレゼントでいただきました!まさか入手できるとは思っていなかったので、やはり友達は有難いなとしみじみ思いました。ありがとうございます!

  さて、言わずもがなかも知れませんが、バランタインはスコッチ・ウィスキーの三大ブランドの一つ。中でも「至高のプレミアムスコッチ」と賞される17年は、僕も大好きなウィスキーの一つです。

  オフィシャルの17年は、スコッチ・ウィスキーの産地であるハイランド・スペイサイド・ローランド・アイラの四地域から40種類のモルトウィスキーと4種類のグレーンウィスキー(トウモロコシを原料に、連続蒸留方式で造ったウィスキー)を厳選してブレンドしたものです。「スキャパ」は、その内のモルト原酒の一つで、ハイランド、オークニー島に蒸留所があります。余談ですが、オークニー島といえば、以前、リング・オブ・ブロッガー(新石器時代の環状列石)の下手くそな油絵を描いたことがあります。

  閑話休題。同じオークニー島のウィスキー、ハイランドパークの荒々しいイメージと異なり、スキャパはまるでローランドのウィスキーを思わせるような、蜂蜜のような甘さ、オイリーなイメージがあるのですが、今回のスキャパエディションは、数あるキーモルトの中で、スキャパの持つフルーティでスムースな特徴を強調したものなのだそうです。



  さて、左がスキャパエディションで、右がオフィシャルの17年です。見た目はほとんど変わりなく、強いて言えば左の方がやや濃く見えますが、これは計量した時、オフィシャルの方が少し少なくなってしまったせいかもしれません。

  ブレンディッド・ウィスキーですが、とりあえずそのままで味見してみました。オフィシャルの方がやや強いグレーンっぽさを感じ、スキャパエディションの方がやや苦味を感じました。



  次に加水。僕は水で割るのがあまり好きではないので、ロックで。あくまで個人的な感想ですが、スキャパのイメージとは裏腹に意外とどっしりとした、力強さを感じます。なめらかで、喉越しはスムース、余韻にかすかなスモーキーさが残ります。加水しても崩れないバランスの良さはやはりバランタイン、かすかに蜂蜜香がします。

  最近、真面目にウィスキーを飲んでいなかったので、結構酔っ払ってしまいました。少しパワーアップした17年、そんな感じがしました。

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太極拳の暑気払いに行ってきました

2012年08月22日 | その他


  8月18日、36式気功太極拳(沈再平先生)の暑気払いにお邪魔してきました。

  だいぶ遠ざかってしまっているのに、こうして呼んでいただけて、とても嬉しいです。

  僕はこの中で一番若輩なのですが、いつも年齢差を感じることなく自然体でいられるのが不思議です。まだお知らせできませんが、非常に大きな発見もこの日はありました。

気のボールで健康になる―36式気功太極拳と外気練習法
沈 再平
大修館書店


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ウィッシュ・ハウスを訪問してきました

2012年08月19日 | 海外での出来事


  つづいて、クリニックに併設されたウィッシュ・ハウスへ。クリニックを始められた冨田さんでしたが、そこである問題に気づかれたそうです。それは、例えば食生活を改善すれば病気を治せるといくら指導しても、薬を飲んで一時的に症状が良くなれば、また元の生活に戻って病気を繰り返す人、生活のために売春をし、わずか14歳で初産、その後も無知のために毎年妊娠を繰り返し、心身を傷つけていく子供たち...

  こうした人々は貧困のために学校にも行けず、5歳位から労働に駆り出されるのだそうです。そして少し大きくなると、売春や犯罪に手を染めていく。クリニックを訪れる人々の症状は、そうした貧困とい大きな問題から生まれた結果なのであって、それを治療するだけでは根本的な解決には至らないのではないかと。

  学校に行けず、無知ということだけではありません。こうした環境に育つ子供たちは親からの虐待、育児放棄、疎外などを受け、心身にも傷を抱えている場合が多々あります。以前、当ブログでご紹介した、安田祐輔さんもおっしゃっていましたが、人はどんな環境でも「自分はここにいていいんだ」、「誰かが自分のことを気にかけてくれているんだ」という自己肯定感を持つことができさえすれば、何とか生きていくことができるといいます。しかし、そのわずかな自己肯定感さえ持つことができない子供たちに、「自分のことを想ってくれる人がいるんだ」と感じられる場を作ることが、小さな力かもしれないけれども、子供たちの人生を変えていくことに繋がるのではないか、これがウィッシュ・ハウスを作る切欠になったそうです。



  そんな複雑な事情を抱えた子供たちの前に現れた、我々28名の外国人に子供たちも初めは戸惑い、緊張していた様子でした。中には敵対するかのような目でこちらを睨んでいる子も。しかし、そんな彼らも上の写真のようになるまでに3分とかかりませんでした。



  早速、子供たちとのゲームが始まりました。最初は、ペーパー・ダンスというゲーム。当社フィリピン工場のクリスマス・パーティーでも余興でやる遊びですが、足元に新聞紙を敷き、その周りを音楽に合わせ、ペア(この場合は、我々と子供たち)で踊ります。そして、音楽が止まったら、二人で新聞紙の上に飛び乗ります。これを繰り返すのですが、その都度、新聞紙を二つ折りにしていくので、だんだん飛び乗るスペースが狭くなります。そして、新聞紙からはみ出ることなく、最後まで残っていたペアが勝ち、というゲームです。



  つづいて、口にくわえたスプーンでカラマンシー(東南アジアでポピュラーな、かぼすに似た柑橘類)をリレーしていくゲーム。小さい子供もなかなかのバランス感覚で、上手です。



  天秤を使った水運びレース。日本人は年輩の世代に至るまで、もはや天秤を使ったことがないという人が大半だと思うのですが、こちらの子供たちは、幼いときから家の手伝いで水汲みをしています。



  ですから、女の子でさえもこの通り。



  少し年上の男の子になれば、二つで30kgはあろうかというバケツを天秤にかけ、さらに小さなバケツを4つ両手に掴みながらスイスイと運んでいきます。



  当然のことながら、子供たちの勝利。しかし、体の大きな大人たちに勝って、子供たちも嬉しそうでした。



  部屋に戻り、しばし休憩。しかし、元気な子供たちはすぐに輪になり、歌や踊りを始めます。子供たちのはじけるような笑顔を見て、本当に来てよかったと思いました。



  元東日本学生チャンピオン、壁谷澤三段による空手のデモンストレーション。当初は子供たちが怖がるかと思って遠慮していたのですが、やってみると大ウケでした。その後、興奮した子供たちから、かなり強烈なパンチの嵐を見舞われることに...

  残念ながら、行程の関係で、わずか2時間余りの滞在にならざるを得ませんでした。しかし、その時間を子供たちと思い切り遊び、共に笑って過ごすことができたのは、僕や社員にとっても本当に貴重な体験だったと思います。このわずかな時間を以って、彼らの何を理解したなどと言うことはできません。しかし、間接的な形でも我々が彼らと関わっている以上、少しでも同じ時間を共有できたことは、帰国した後も何らかの形で我々に影響を与えるものであるに違いありません。

  お別れの時、寂しくてあえて知らん振りをする子供がいました。帰りのバスの中で、「結果的に、『みんな去っていってしまうんだ』という思いをあの子たちにさせてしまったのではないか?」と最初は思いましたが、それでもなお、わずかな時間とはいえ彼らに心から愛情を注げたことの方が良かったのだと思い直しました。



  彼らの中に少しでも良い記憶として残ってくれればと思います。



  お土産に持ってきた絵本と共に。

NGO(国際協力団体)「CFP」
フィリピンの貧しい人のためのクリニック


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バルナバ・クリニックを訪問してきました

2012年08月18日 | 海外での出来事


  8月13日、弊社社員27名と共に、フィリピン・スービックで貧しい人たちの自然なお産を支援しておられる冨田江里子さんの、バルナバ・クリニックと併設されている子供たちの教育支援施設、ウィッシュ・ハウスを訪問してきました。



  場所はちょっとした丘陵地にあるため、途中でバスを降り、そこからトライスクル(改造したサイドカーみたいなもの。フィリピンではジプニーと並び大衆に親しまれている手軽な乗り物です)で向かいました。実はトライスクルに乗るのは、僕はこれが初めてです。この小さな乗り物に三人、なかなか貴重な体験でした。

  冨田さんとのご縁ですが、以前当ブログに掲載した「パムラクラキン・フォレスト・トレイル」の記事を見た知人から、クリニックのことを紹介していただいたのが始まりです。その後、7月に冨田さんがご帰国された際、クリニックの報告会に参加させていただき、冨田さんより直接お話を伺うことができました。そこから、会社としても微力ながら関わらせていただくようになり、今回の訪問に至りました。

  ただ、折悪しく、冨田さんが大怪我をされていた上、深刻な患者さんもおられたようで、こんなに大勢で少しご負担をお掛けしてしまったのではないかと思います。



  さて、最初に冨田さんからクリニックとフィリピンの貧困層が抱えるお産の現状についてお話を伺いました。日本に住んでいると、自然分娩の支援と聞いてもなかなかその重大さが分かりませんが、フィリピンにおいてはお金がなければ病院にいくことすらままなりません。お金はないけれども命に関わる緊急の患者だからといって、とりあえず診てもらえるということはないのだそうです。人命の前にお金、そればかりか、彼女達には病院に行かず自宅出産のためにお産婆さんを呼ぶお金もないのです。医療保険が発達しており、泥酔しただけで救急車が呼べる日本とは全く違うのだということを認識しなければ、このクリニックで行われていることを理解するのは難しいと思います。

  よしんばお産婆さんを呼ぶことができたとしても、そこにまた大きな問題が。フィリピンには妊婦さんのお腹を圧迫して出産させるという、昔からの風習が残っており、その結果、頭が潰れて産まれてくる赤ちゃん、死産して母体まで危なくなってしまうといったことが起きているのだそうです。助産師である冨田さんは、その惨状を目の当たりにし、お金はなくとも人間がありのまま、自然に産まれ、お母さんのぬくもりの中で育つという当たり前の姿を取り戻すことができれば、こうした人々を少しでも助けられるのではないかと考え、1991年にこのバルナバ・クリニックを始められたそうです。



  この日も、ちょうど赤ちゃんが産まれたばかりでした。この子のお母さんは何と16歳、病院へ行くことも、お産婆さんを呼ぶお金もなく直前まで我慢していたのを、このクリニックでお産をした事のある親戚の女性が気づき、急いでクリニックに運び、ぎりぎり待合室で出産することができたのだそうです。クリニックに運び込まれた時には、もう赤ちゃんの頭が出掛かっていたとか。初産だった若いお母さんもさぞ心細かったことでしょう。

  そんな赤ちゃんが、突然現れた28人の日本人に抱っこされ、この世に産まれてきたことを祝福されている。複雑な思いの中、それでも赤ちゃんの顔を見ていると幸せな気持ちになってしまうのでした。赤ちゃん、どんな名前になるのでしょうか...

  その他にも、ここには例えば末期癌のような重篤な状態であっても病院に行くことのできない貧しい人たちが、すがる思いで訪れるのだそうです。

NGO(国際協力団体)「CFP」
フィリピンの貧しい人のためのクリニック


<つづく>

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第24回YMSを開催しました

2012年08月09日 | YMS情報


  8月8日、マリンタワー1階のカフェ、THE BUNDにて第24回YMSを開催しました。

  毎年8月は納涼会ということで、勉強会はありません。初めて参加していただいた方をはじめ、YMSが大変お世話になっている山本伸之先生、また前々回の講師で、わざわざこの日のために休暇を取得してまで駆けつけていただいた坂本泰樹さん、本当にありがとうございました。YMSには、納涼会・忘年会のみ参加というかたもおられますが、そういうケースも大歓迎です。



  今回も新たな出会い、思わぬ所でのつながりなど驚かされることが多く、改めて人のご縁とは不思議なものだと感じました。これからも名刺交換では終わらない、つながりの場としてYMSを充実させていきたいと考えています。

  次回は通常のパターンに戻り、9月12日(水)開催予定です。

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2012年7月アクセスランキング

2012年08月01日 | 人気記事ランキング
  2012年7月にアクセスの多かった記事、ベスト10です。

  7月の特徴は、ベスト10のうち6位までが100PVを超えたこと、10位までも80PVを超え、多くの記事にアクセスが集まったことにあるといえます。拙ブログをご覧いただき、ありがとうございます!

  さて、2位を20PV近く離して1位に輝いたのは「日本プロ野球2012 ソフトバンクvs西武7回戦」でした。確かに東京ドームは大変な盛況でしたが、7位の「日本プロ野球2012 ロッテvsオリックス10回戦」も含め、パ・リーグの盛り上がりは一昔前であれば考えられなかったことです。

  2位は前月に引き続き「横浜産地粉うどん「ハマッ子」、横浜の果物「浜なし」」に多くのアクセスをいただきました。3位と8位、そして10位に入った「富岡(横浜市金沢区)史跡探訪」(全五回)もローカルかつ余り知られていない話であるにもかかわらず、多くのアクセスをいただいたのは意外でした。これ以来、このルートは僕の散歩コースになっています。

  常にトップ3を維持してきたYMS関連の記事は、今回6位。その他、「キックオフミーティング2012を開催しました」、「交渉アナリスト燮会(やわらぎかい)でお話させていただきました」、「ホームページリニューアルのお知らせ」と仕事関係の話題がいずれもランク入りしたことは、大変有難いことだと感じております。

1 日本プロ野球2012 ソフトバンクvs西武7回戦
2 横浜産地粉うどん「ハマッ子」、横浜の果物「浜なし」
3 富岡(横浜市金沢区)史跡探訪①
4 キックオフミーティング2012を開催しました
5 2012年6月アクセスランキング
6 第23回YMSを開催しました
7 日本プロ野球2012 ロッテvsオリックス10回戦
8 富岡(横浜市金沢区)史跡探訪②
9 交渉アナリスト燮会(やわらぎかい)でお話させていただきました
10 富岡(横浜市金沢区)史跡探訪⑤
10 ホームページリニューアルのお知らせ

  夏真っ盛りでオリンピックも開催中、夏バテと寝不足には十分ご注意ください。

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