大相撲5月場所は大関日馬富士の初優勝で幕を閉じましたが、千秋楽前の14日目に両国国技館へ大相撲観戦に行ってきました。大相撲を見続けてかれこれ30年位になりますが、生で観戦するのは初めてです。
国技館の正門前、少し前話題になった「ワールドちゃんこ 朝青龍」がありました。
浅草のような雰囲気を漂わせる茶屋。お弁当やお酒が売っています。
茶屋とは別に売店もあり、みやげ物のほか人気力士のしこ名を冠したお弁当が売っています。簡単に焼き鳥やビールなどで済ませるなら売店がお手軽です。
「桝席」、一人9,200円です。館内はテレビで見るより土俵が近く、桝席でも十分迫力ある相撲が見られます。歓声や盛り上がりの雰囲気などはやはりテレビでは味わえず、生観戦ならでは。どんなスポーツもやはり生で観るのが一番です。また、皆で座布団に座って観戦するというのも野球などにとは違う独特の楽しさがあります。
なお、桝席にはちゃんと栓抜きがついています。
歴代優勝力士のパネル。31枚飾ることができるそうなので、過去5年の優勝力士が並んでいるはずですが、この中に最早日本人力士は1枚(栃東)しか残っておらず、まもなく全て外国人力士になってしまうそうです。
入場したのは15:30頃。十両終盤「潮丸vs境澤」の取組みからでした。因みに潮丸は今場所で引退する東関親方(元高見山)の後を継ぐことになっているので、図らずも今場所が見納めとなりました。
すぐ中入となり、東西の幕内土俵入り。
西の横綱朝青龍の土俵入り。朝青龍は体が特別大きいわけではないのですが、やはり独特のオーラを感じます。良くも悪くも朝青龍が話題の中心になるのも頷ける気がしました。
東の横綱白鵬による不知火型の土俵入り。この日まで全勝、結び前に琴欧洲との取組みが予定されています。
この日なかなかの好取組みとして、「豊ノ島vs普天王」、「豪風vs把瑠都」などがありましたが、何といっても目玉は結び二番の「白鵬vs琴欧洲」、「朝青龍vs日馬富士」です。上の写真はピンボケですが「白鵬vs琴欧洲」。前日まで万全の上に万全だった白鵬が元気のない琴欧洲に何と上手投げで敗れるという大波乱でした。
白鵬が敗れ、乱れ飛ぶ座布団。まだ24歳なのだから当然なのかもしれませんが、あの泰然自若とした白鵬でさえも迷うことがあるのですね。
館内の興奮冷めやらぬ中、結びの「朝青龍vs日馬富士」。ここで敗れると朝青龍の優勝はなくなります。これもピンボケで済みません。結果は外掛けで日馬富士の勝ち。掛け技のめっきり少なくなった今日の相撲において日馬富士の相撲勘の良さがこの大一番で発揮されました。
まだ座布団をとっておいたお客さんが半分くらいいたようで、さらに座布団の乱舞。こういう内容のある相撲をとっていればお客さんは来ると思います。今場所も大関、三役陣が残念な結果に終わってしまったのでその辺が今日の大相撲の大きな課題になるのではないかと思います。14日目、非常に良いタイミングで観に来ることができ幸運でした。
帰りがけ、ただいま売出し中の小結鶴竜とすれ違いました。
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
よろしければクリックおねがいします!
↓