11月27日、28日の週末2日間、いつもお世話になっている横浜企業経営支援財団(IDEC
)主催の研修で、「MQ戦略ゲーム」というビジネスシミュレーションゲームに参加してきました。
MQ戦略ゲームは「モノポリー」のように、商品や広告などを表す様々なマーカーやイベントカードを使い、製造業の経営者となって自己資本の増額を競うゲームです。
自社を表す「会社盤」というボードにマーカーを並べ、仕入・製造・販売を行い、
活動を都度、「資金繰り表」に記入していきます。
そして期が終了すると、資金繰り表や前期貸借対照表の数字を上の写真のようなマトリックスに転記し、決算を行います(この作業が慣れるまで大変でした)。これを2日間缶詰となって5期行いました。
MQ戦略ゲームが開発されたのは昭和51年(1976年)ということですが、パソコンのない手書き時代の大変さが身に染みました。しかし、あえて手書きで苦労するからこそ、数字の勘が養えるというメリットもあるのではないかと思いました。
初日はとにかくルールについていくのに精一杯、最初の3期で大赤字を出してしまいました。我々のテーブルは常に市場が飽和状態にあり、供給過剰であるため値下げ競争を繰り返す、という今日のわが国をそのまま表したような悪循環に陥っていました。
しかし2日目となると一転、各プレイヤーが積極的に動き出し、それが市場を刺激する結果ともなって、前日からは想像もできない活発な取引が行われました。結果、僕自身は残る2期で過去3期の赤字を取り返し、何とかV字回復を達成することができました。
たかがゲームですが、厭世的な雰囲気が実際に場の景気を支配したり、また逆も然りであったり、結構われわれ中小企業が日頃直面しているようなことがゲーム上に現れていた気がします。普段とはまた違った脳みそを使うことができ、疲れましたが楽しめました。
今回、わざわざ横浜まで泊り込みでおいで下さり、コーチをしていただいた墨田区の「フロンティアすみだ塾」の皆さんに厚く御礼申し上げたいと思います。ありがとうございました。
繻るに衣償タあり、ぼろ屋の窪田でした
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