12月27日はラグビー大学選手権の2回戦。昨年から1回戦の対戦相手が抽選で決まるようになり、強豪同士が早い段階から潰し合う可能性があります。実際、今年も1回戦で帝京大学と関東学院大学が対戦するという組み合わせがあった訳ですが、この日も秩父宮ラグビー場では第一試合に慶應義塾大学vs法政大学、そして第二試合に早稲田大学vs帝京大学と年内に観るには少しもったいない(?)好カードが組まれました。
というわけで、この日は第一試合から入場し、二試合続けて観戦することにしました。この記事は順番が逆になってしまいますが、第二試合の早稲田vs帝京です。
東海大学と並び、今年優勝候補の筆頭に挙げられる帝京大学。前半こそ13vs12、早稲田リードで折り返しましたが、試合の流れは終始帝京にありました。早稲田は辛うじて凌いでいたという印象です。
後半注目された最初のトライは早稲田が挙げました。さらにもう一本取っていれば流れを変えられたのかもしれませんが、直後に帝京がモールからのトライで取り返すと、流れは完全に帝京に。逆転は時間の問題でした。
早稲田はブレイクダウンで圧倒されテンポを上げられず、スクラムも押され、アタックは常に帝京の早い出足にラインを下げられました。一方の帝京は精度の高いロングキックで早稲田陣深く入り込み、ラインアウトからモールで押し込むというパターンが後半完全にはまり、早稲田にラグビーをさせませんでした。要するに帝京が実力で上回っていたということです。早稲田は主力の有田選手や田邊選手を欠き、ジュニアメンバーで臨まなければならない状況ではあったにせよ、点差以上の完敗でした。
主力に多くの負傷者を出した今年、早稲田はまさにフォロワーシップを発揮してここまで辿り着きましたが、結果的に及びませんでした。中竹監督は早い段階から今期限りであることを表明されていたので、来年は新たな監督の下、再スタートとなるでしょう。次の監督が誰になるのか、門外漢の僕には知る由もありませんが、2001年度主将の左京泰明氏、そして将来は2004年度主将の諸岡省吾氏はどうかな、と個人的には思っています。勝手に思っているだけですが。
この日、3年生以下のメンバーが多く出場しましたが、ぜひこの経験をバネに来年また頑張って欲しいと思います。
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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