昨日、通常の組合さんですと総会にあたる、ファイバーリサイクルネットワーク(以下、FRN)さんの活動報告会および交流会に出席させていただきました。
当社は1989年の設立準備会の頃からお手伝いをさせていただき、今日に至っています。
FRNさん(服部孝子代表)は神奈川県下で古着の回収活動や古布を使った小物作り(当ブログでも何度かご紹介させていただいています)などを通じ、リサイクルについての情報発信、地域のコミュニティー作りや布を大切にする文化の普及にご活躍されています。
1992年設立で、来年で20年目を迎えるFRNさんは、当時古着や古布を集める仕組みなどなかった時代に日本で初めてファイバーリサイクルという名前を冠し、我が国で最初に古着・古布を集める活動を始められた団体であり、今や「ファイバーリサイクル」という言葉は全国に普及しています。
自立と自律をモットーに、自分たちの力で20年間も活動を続けてこられたこと自体、敬服の外はないのですが、そればかりでなく、今や風物詩ともなった年2回の着物フェアーなどを通じた収益を、世界の女性の地位向上のための支援や毎年のように起こる災害義援金に当てるなど、布を通じてその名が示すとおりの「つながり」を世界に広げていらっしゃいます。この18年間の活動で、それらの支援実績は何と1,000万円を超えています。
自分たちの思いを20年間保ち続け、実践するのは並大抵のことではないと思います。激しい時代の変化の中でも自分たちの立ち位置を見失わず、明るく元気に活動を続けておられるFRNさんから学ぶことの多かった一日でした。
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
よろしければクリックおねがいします!
↓