窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

ブリの大きさと身の柔らかさは期待以上でしたーうお時(若葉町)

2021年05月31日 | 食べ歩きデータベース


 去る5月29日、ナカノ株式会社は第74期定時株主総会を開催しました。

 総会では株主の皆さんに懇談を兼ねてお弁当を用意するのですが、せっかくご近所でもあるので、長年の友人でもある渡邉清高さんの「うお時」にお願いすることにしました。

 うお時さんにしようと思ったのには、もう一つ訳があります。それは、「前から気になっていたお弁当があった」ということ。それは、「長崎九十九島産2年物ブリのこだわり味噌漬け御膳」。これは渡邉さんが数ヶ月前、自ら長崎県まで足を運んで誕生したメニューです。その話を彼から事前に聞いていましたし、帰ってきた後も「とても面白いことになりそうだ」と活き活き話していましたので、企画を楽しみにしていたのです。そして3月にこのお弁当が期間限定でリリース、その後お弁当デリバリーサイト「くるめし弁当」で「神奈川で一番売れている魚のお弁当」に選ばれたとも聞きました。とはいえ、そうお弁当を頼む機会のある仕事でもなく、今回の株主総会でようやくとなったわけです。



 レシピは、ブリの味噌焼き、梅ジャコ御飯、大根とガリの和え物、横浜産青菜と赤ピーマンのおひたし、レンコンとこんにゃく・いんげんの金平、煮物の炊き合わせ、頑固焼き(玉子の甘焼き)。まず、驚いたのがブリの厚みです。こんな大サービスしてしまっていいの?と思ったほど。それでいて、弁当にありがちな、冷えて固くなってしまった魚ではなく、普通にお店で食べるような柔らかさ。味噌も塩味が控えめで、脂の乗りと共にご飯がすすみます。その、ご飯も宮城県登米市産の「ひとめぼれ」を使用しているそうです。どうりで「飯が美味い!」と思いました。もちろん、創業以来の名物「頑固焼き」も存在感を放っています。僕はただいま減量中ながら、あっという間に2つ食べてしまいました。

 何より今回お願いして良かったと思ったのは、出席した皆さんから口々に「お弁当が美味しかった!」との声がいただけたことです。会社のイベントで弁当が自発的に話題に上るというのもなかなかあることではありません。「ブリが(本来苦手な)血合いまで美味しかった!」、「これお昼に買いに行けないんですか?」、「(脇役の)大根がとても美味しかった!」、「思わず食べ過ぎた」など様々なお声をいただきました。

 個人的には、裏メニューから誕生したという「豚肉のパイコー風幕の内弁当」も気になっています。今度彼に会ったら、その話も聞いてみようと思います。

繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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懐かしい感じが好評でした-ホルモン浜幸(馬車道)

2021年05月21日 | 食べ歩きデータベース


 出歩くのが難しいこんな時こそ、来る時のためブログで想像を膨らませておきたいです(とはいえ、ストックもだんだんなくなってきていますが)。横浜のど真ん中で、もくもくと煙に巻かれながらホルモンをつまむ。以前ご紹介した伊勢佐木町の「たまや」と同じく、どことなく懐かしさもあり落ち着ける「浜幸」さん。初めてお邪魔したのはもう8年前ですが、意外なことに今までブログに挙げていなかったことに気づきました。ひょっとすると、ホルモンのお店を取り上げるのも初めてかもしれません。



 この日はとある会で長年お世話になった先輩方の卒業記念だったと思います。僕より年上ですから、昭和な雰囲気が逆に居心地が良く、しかも新鮮なホルモンが安くて美味しく、とても喜んでいただけたのが良かったです。

 お店の黒板に「まずは『白』から」と書いてありましたので、素直に「白」(豚の大腸)から。見た目は味が濃そうですが、意外とさっぱりしていて、すいすいと喉を通っていきました。



 続いてシマチョウ(牛の大腸)。シマチョウは朝鮮語で「大腸」を意味する「テッチャン(대창)」とも言うらしいですが、ひょっとして「コテッチャン」は小腸だからコテッチャンと言うのでしょうか?ご存じの方いらしたら教えてください。

 それはそうと、軽く炙って柔らかい脂とコリっとした腸壁の食感が絶妙でした。しかもコクがあり、とても美味しかったです。脂の面を炙り過ぎると七輪が火事に…。



 サイコロ状にカットした、豚タン。豚のタンというのはあまり食べたことがないと思いますが、噛めば噛むほどうまみの出るタンですが、先ほどのシマチョウの濃さとコントラストをなすさっぱり感で、お皿の順序も良かったかなと思います。







 後半は鶏ぼんじり(尻尾)、特上ハラミ(牛の横隔膜)、豚バラと濃い肉系を三皿頼んだのですが、胃もたれすることもなく、あっさりとお腹に入ってしまいました。まだまだいけたと思います。ズームを使ってしまったのですが、肉質の良さが写真から伝わるでしょうか?

 若い店員さんアドバイスもとても上手で楽しかったです。

浜幸



神奈川県横浜市中区住吉町5-63



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久しぶりの「刑事塾」-第126回YMS

2021年05月13日 | YMS情報


 またいつものmass×mass関内フューチャーセンターに戻りました。引き続きお世話になります。

 4月12日、第126回YMS(ヨコハマ・マネージャーズ・セミナー)を開催しました。今回も残念ながら懇親会は中止です。

 今回は久しぶりの「刑事塾」。第58回YMS「刑事塾:ビジネスで役立つウソや人間心理の見抜き方」第94回YMS「元刑事が教えるウソ〔人間心理〕の見抜き方〜実践編 人狼ゲームで見抜く〜」は代表の森透匡さんにご登壇いただきましたが、今回は一般社団法人日本刑事技術協会理事、森雅人様より「サイバー犯罪担当元刑事が教える「SNS調査術」~ネット情報を駆使して人や会社の本質を見抜く」と題してお話しいただきました。

 もちろん今回は、サイバー犯罪のような高度なテクニックを要する捜査の話ではなく、意外と捜査でも活用されているオープン・インテリジェンス(Osint)、つまりネット等で入手可能な公開情報を犯罪捜査の経験から個人や企業にどう活かせるかというお話しでした。

 例えば、皆さんも普段から活用されていらっしゃると思いますが、SNSやGoogle map。一見何気ない情報でも、それらが蓄積されることと、視点を変えることによって、さまざまな行間情報が浮かび上がってきます。我々はそうして得られる情報をどのように生活に活かすことができるのか?逆に、その様な情報に溢れたネット時代を生きていく上で、どのようなリテラシーを身につける必要があるのか?そのようなことを実際に起こった犯罪事例を基に学びました。このように書くと、何やらネガティブなイメージが付きまといますが、単に情報から身を守ったり、二次的なリスクを未然に防いだりというばかりでなく、情報を建設的な方向に積極的に活用していくといった示唆も得られました。

 このブログも開設して14年になりますが、トップページを見ただけでも様々な僕自身の人物像を発信していることが分かります。

・性別
・顔
・出生年(年齢)
・会社
・酒や食べ物の嗜好
・趣味

などなど。これらの情報は直接意図しているわけではありませんが、情報として積みあがることによって窪田恭史という人間の人物像を浮かび上がらせているわけです。実際、ネットを活用した「ネットの履歴書」人物調査サービスがあり、それによるとプロフィールの詐称など、調査情報の内のおよそ28%が何らかの問題ありと判定されたそうです。



 断片的な情報の組み合わせから表に出ていない何らかの兆候を読み取るという意味では、このブログでご紹介している「表情分析」や「筆跡診断」にも通じるところがあります。「SNS投稿から見える心理」というのも勉強になりました。

 さらに、日頃感じていたことではあるのですが、これだけ膨大な情報がほとんどコストをかけずに入手できる時代に生きているにもかかわらず、それに対する備えであったり、自分の好意がどのような影響を及ぼすのかの配慮であったりといった意識や教育が追いつていないように思います。森さんは、そうした教育の部分にこれまでの知見を活かしていきたいとおっしゃっていました。

 なお、日本刑事技術協会には現在、警察組織で培われた様々なノウハウを民間に活かすことを目的として、9名の警察OB・OGがいらっしゃるそうです。いずれYMSでも「刑事塾シリーズ」を開催したいと思っております。


過去のセミナーレポートはこちら

繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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これがある日のランチでしたー横浜炸鶏排(弘明寺)

2021年05月12日 | 食べ歩きデータベース


 横浜中華街に本店があるという台湾唐揚げのお店、「横浜炸鶏排」。近所の弘明寺商店街にFC店があるというので、行ってきました。この日のランチは、唐揚げ2枚です。ただいま減量中につき、今年初めて唐揚げを食べました。

 鶏の胸肉を開いて薄くのばした、いわゆる草履カツのような大きな唐揚げ。上の写真だと伝わりにくいかもしれませんが、掌を広げたよりも少し大きいくらいです。タレにつけた鶏肉に衣をつけて揚げ、スパイスをかけます。好みにより、一味唐辛子もかけてくれます。これがスタンダードな炸鶏排。



 見た目は大きくとも、薄いので意外とぺろりといけてしまいます。少し物足りないので、気になった麻辣炸鶏排を追加しました。僕はこちらの方が、山椒が効いていて好みですね。



 全部おつまみみたいなものですが、つまみに台湾天ぷら(炸甜不辣)。魚のすり身を揚げたものですが、さつま揚げとも違う、ふわっとした不思議な食感です。「甜不辣」、よく見るとこれ「てんぷら」ですよね?「炸」は「揚げる」なので、日本語にすると「あげもの・あげもの」みたいな感じ。「甜(甘い)」、「不辣(辛くない)」という字を充てて天ぷら。ですが、甘くはありません。

 昼にハイカロリーを摂取したので、この日は夜プロテインを飲んで済ませました。

横浜炸鶏排 弘明寺支店



神奈川県横浜市南区弘明寺町154



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地元にできた本格ナポリピザのお店ーエルコリーノ横濱(南太田)

2021年05月11日 | 食べ歩きデータベース


 今年3月、地元にオープンした本格ナポリピザのお店、「エルコリーノ横濱」。京浜急行線南太田駅近くの富士スーパーと、僕が産まれたところでもある佐藤病院に挟まれた、以前お蕎麦屋さんだったところです。



 店内には薪を使って焼き上げる銅製の窯があります。窯で焼くところを目の前にしながら待つのも楽しみ。



 焼き上がるまで、「本日の野菜の窯焼き~バーニャカウダソース~」で待ちます。ちょうど旬の新玉ねぎや春キャベツなどをシンプルに焼いたもの。野菜のコクと旨味、焼いたスモーキーな香りが素晴らしい。今は無くなってしまいましたが、以前よく通った宮元町の「Verdura trattria Marc」でも野菜のオーブン焼きは必ず頼んでいました。

 初めに出てきたのは、冒頭写真のマルゲリータ。Wikipediaによれば、イタリア政府の指定するナポリピザとは、マルゲリータ、マリナーラ、マルゲリータ・エクストラの三種なのだそうで、いずれも好きなものばかり。個人的には特にマリナーラが好きですが、今回はチーズがないのが寂しい気がして、マルゲリータにしました。ナポリピザは直径35㎝以下ということなので、1人でも2、3枚いけると思います。ふっくらと厚い耳がありますが、生地自体は薄く、クリスピーな表面と重すぎない中のもっちりとした感じが、食べ応えの割に量が行けそうに感じます。何より、焼き立ての香りが良いですね。



 続いておすすめメニューにあった、「ピッポ」。トリュフペースト、ゴルゴンゾーラ、リコッタ、モッツアレラのピザです。これにゴルゴンゾーラやトリュフと相性の良いハチミツをかけて食べます。トリュフと薪の香りが相俟って、森の中でピザを焼いて食べているような、不思議な感じがしました。ここでふと思い出したのが、以前ご紹介したセンター北の「Ghibli」で出た、「海苔の佃煮のピザ」。あちらはより海苔が前面に出てきていましたが。



 最後は、イタリアンで定番のように頼んでいる気がする、クアトロ・フロマッジ。先ほどのピッポと似た系統のピザを選んでしまいましたが、ハチミツをかけていないので、甘くないバージョンだと思えば。トリュフペーストがない分、ゴルゴンゾーラの香りとピリッとした舌を突く感じがより強く出ます。



 デザートは、ナポリの豆で淹れたエスプレッソをバニラアイスにかけて食べる、アッフォガート。エスプレッソが非常に濃い分、バニラアイスとの相性がとても良かったです。

 他にもまだピザがありますので、またの機会に。

Ercolino Yokohama



神奈川県横浜市南区南太田1-11-13



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正常化を待ちわびてー牛たん炭火焼き仁(野毛)

2021年05月10日 | 食べ歩きデータベース


 先日8時ごろに仕事を終えて軽く夕食でもと思っていましたら、居酒屋だけでなくファーストフード店までもが一斉に閉まっていてびっくり。8時前に食事ができる時ばかりとは限らないので、こういう時は予め対策が必要でしょうね。5月11日までとされた緊急事態宣言の延長が決まり、大変な日々が続きますが、一日も早い正常化を待ちわびつつ、これまで投稿できずに溜まっていたお店を幾つかご紹介したいと思います。

 まずは、野毛にある「牛たん炭火焼き仁」。その名の通り、牛たんともつ鍋、お蕎麦のお店。軽く3品ほどでしたが、冒頭「牛たん焼き」の写真でもお分かりのように、厚切りで牛たんの旨味がたっぷりと味わえました。牛たん焼き、減量中なのでやめましたが、本当なら大盛のご飯が欲しいところです。



 「特上芯たんのたたき」。牛たんの根元の部分(たん元)の中でも特に脂がのって柔らかいという「芯たん」部分を使ったタタキ。以前、「伊達の牛たん本舗」の「厚切り芯たん定食」をご紹介しましたが、脂がのってとろけるだけに、たたきで食べるというのも良いですね。つるっと喉を通ります。



 今回の特にお勧めとしては、こちらの「茹でたん」。「ポトフ・ストアー」でご紹介した「牛タンのラビゴットソース」に負けないくらい分厚い茹でたタンを、塩コショウでシンプルに食べる。あんまり厚切りしてあるので、「ああ、牛の舌も人間と同じようなんだな」と実感してしまうほどです(こんなことを書くと美味しさを減じてしまいそうですが)。シンプルなのでかえってタンの旨味が堪能できる逸品です。

 もう少し色々味わってみたかったですが、またの機会を楽しみにしています。

牛たん炭火焼き仁 野毛分店



神奈川県横浜市中区野毛町1-48-2



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2021年4月アクセスランキング

2021年05月06日 | 人気記事ランキング


 5月になりました。衣類リサイクルの現場は、1年で一番忙しい時期を迎えます。皆さんの衣替えが滞りなく進み、爽やかに夏を迎えられるよう努めてまいります。

 さて、2021年4月にアクセスの多かった記事、トップ10です。

 まず、「2021年度入社式を行いました」が3位に入りました。初めてのオンラインによる入社式となりましたが、例年よりむしろ新入社員の皆さんとお話しできたような気がいたします。歓迎の懇親会ができないのは残念ですが。

 4位「鶴見でつるまず羊鶏猪肉-ツルイチ」、ブログにアップするや否や、「いいね」ボタンや「応援」ボタンを相次いでいただき、その反応に驚きました。写真を見ると行きたくなってしまいます。

 5位「素材・健康・地域を活かす塩×TSUBAKI食堂-第125回YMS」、地産地消で有名なTSUBAKI食堂さんと初のコラボレーションで実現した異色のYMS。身近でありながら意外と知らなかった塩の世界も興味深いものでした。

 6位「燮会オンラインが始まりました-第47回燮(やわらぎ)会」、こちらも初めての試みとなったオンラインのみの燮会。場所を選ばず参加できるとあって、沢山の方々にご参加いただきました。また、日ごろ感じていることについて、みなさん溢れるような思いをお持ちで、全く時間が足りないくらいでした。今後も開催を増やしていく予定です。

 8位「D.Matsumoto博士の第2回微表情分析入門セミナー」、表情分析の第一人者、D.Matsumoto博士によるオンライン講義の2回目。日本の朝10時もサンフランシスコでは前日の夜18時。16時間もの時差がある中、2時間にわたり貴重なお話を伺うことができました。博士も日本人の熱心さに驚かれているようでした。第1回も併せてご覧ください。

 最後は4月の定番3記事の結果です。

2位「エコノミーとエコロジーの語源」(49ヶ月連続)
7位:「久村俊英さんの超能力を目撃してきました」(12ヶ月連続)
9位「上田和男さんバーテンダー歴50年を祝う会」に参加してきました」(2ヶ月連続)

1 トップページ
2 エコノミーとエコロジーの語源
3 2021年度入社式を行いました
4 鶴見でつるまず羊鶏猪肉-ツルイチ
5 素材・健康・地域を活かす塩×TSUBAKI食堂-第125回YMS
6 燮会オンラインが始まりました-第47回燮(やわらぎ)会
7 久村俊英さんの超能力を目撃してきました
8 D.Matsumoto博士の第2回微表情分析入門セミナー
9 「上田和男さんバーテンダー歴50年を祝う会」に参加してきました
10 カテゴリー(リサイクル軍手の世界)

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