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以前から気になっていた、奈良にある現代スペイン料理のお店「アコルドゥ」へ行ってきました。前回は数日前に電話するも、ランチ・ディナー共に満員。そこで今回は1か月前に予約して臨みました。
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建物はかつて近鉄の変電所として使われていた、大正時代の煉瓦造りの建築。白を基調とした明るい店内は、若草色の椅子が映え、クラシカルで落ち着いた雰囲気です。
ただ非常に残念なことに、建物の老朽化に伴い、3月末を以て閉店されるのだそうです。
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さてランチ・メニューのご紹介です。食前酒に選んだのはコレット・ヴァテューアという、スペインのカヴァ(カタルーニャ地方で造られるスパークリングワイン)。"VATUA!"とは"SURPRISE!"という意味らしいですが、直前に閉店のお話を伺って本当に驚いてしまいました。ワインですが、青リンゴを思わせる爽やかな香りと酸味、スッキリとしていて食前酒にぴったりでした。
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ビーツ(赤ビート)のタルタル、タップナードクロケッタ(プロヴァンス地方発祥のペーストのコロッケ)。無農薬サラダとシェーブルクリームビネグレタ(ヤギのクリームのドレッシング)。ビーツのタルタルは砕いたナッツを思わせる食感がクロケッタとよく合い、シェーブルクリームはとても濃厚で美味しかったです。
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白ワインはドロンドン・シャルドネ2012。"DORONDON"とは「霜」という意味らしいです。辛口でスッキリとした飲み口ながら、シャルドネらしい華やかさもしっかり併せ持っているワインでした。
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サーモンのムースとマスのたまご、スモークサーモンとディル(セリ科のハーブ)サワークリームジェラート。サーモンのムースとマスのたまごをスモークサーモンに載せて食します。さらに、ディルサワークリームジェラートも加え、味の変化を楽しみます。サーモンのムースとマスのたまごの濃厚さに、ディルサワークリームジェラートが爽やかな香りと涼を添えます。
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黒豆とスパイスのクレモソ(チーズの名前)、塩漬けした大和豚、人参・大根。スパイスが効いた黒豆のスープ、そこにチーズを溶かすことでコクが加わります。さらに焼いた大和豚の香ばしさと塩気により味わいに厚みが増します。
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昼から飲みすぎてもいけないので、ハウスワインに切り替え。エラスリス・エステート・カベルネ・ソーヴィニョン2012。カベルネらしい、重厚感のあるチリのワイン。プルーン、バニラ、程よいタンニン、最後の肉料理に合わせました。
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丹波地鶏のアサード(ロースト)、ショウガとカルダモン(ショウガ科の多年草、「香りの王様」と呼ばれ、世界でもっとも古いスパイスの1つ)、冬ねぎのアロス(米=リゾットのようなもの)。セロリ・ウイキョウのサラダ。濃厚なアロスと香ばしい丹波地鶏に、僕の大好きなセロリ、ウイキョウ、ショウガ、カルダモンが爽やかな香りを添え、絶妙な味、香り、食感のバランスを作り出していました。
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デザート用の飲み物には、コーヒーと黒蜜のようにトロリとした超甘口のシェリー、ペドロ・ヒメネスを選びました。
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すると意図したわけではなかったのですが、出てきたのがペドロ・ヒメネスを加えたアコルドゥ風ティラミスとコーヒーエア(コーヒーの泡を乾燥させたもの)でした。
かえすがえすも、こんな素敵なお店が閉店とは残念でならないのですが、大阪に「バル・ドノスティア」という系列のバルがあると伺いました。機会があればぜひ、そちらにも伺いたいと思います。
アコルドゥ
奈良県奈良市富雄北1丁目1-1
Bar Asador Donostia
大阪府大阪市北区中之島3-6-32
ダイビル本館1F 108号室
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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